疵と蜜

kizu tomitsu

疵と蜜
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神10
  • 萌×211
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
121
評価数
30件
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784199007897

あらすじ

幼い頃に両親を強盗に殺害された過去を持ち、いまでは派遣会社の若き青年社長となった
里村。その陰には、里村の身体を担保に、無利子の貸し付けを引き受けた金融ローン会社の
社長・長谷の存在があった。里村の美貌と身体に魅せられ、取り引きを始めて半年──
ある夜、二人は政治家のパーティーを訪れる。そこで里村は、両親を殺害した犯人と思しき
男と衝撃の再会を果たし…!?

表題作疵と蜜

長谷亮司,金融ローン会社社長,32歳
里村靖祐,長谷から融資を受ける派遣会社社長,27歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数6

責任とれよ!

笠井先生の挿絵狙いでget。
萌2にしたかったんだけど、やっぱ萌。
受けさんに「あほか、お前」的怒りがあって、それで萌。
おんなじように考えた攻めさん(いやマジで怒ったと思うよ)から
お仕置き(じょりじょり)されてますが(笑)
そんだけですんで、ラッキーだったと思え、このバカたれ!と
おばさんは怒ってます。
まあ小説で、大切な要素ではあるんですが、
危ないからするなと言われていることを
すんなよなーとつい思うわけ。

大好きツンデレさんですが、ちっとお利口じゃなかった分、
萌がへっちゃいました。
ツンデレといっても、スーパーツンデレまではいかず、
割と早い段階から、あんた好きなんじゃーん と読者には
ばればれで、こっちは くふくふ楽しませていただけるレベルでした。
責任とってもらってからのラブラブ話がもうちょっとあると、なおうれしかったんだけどなあ。

それより、ツンデレの横にいる クール美人秘書
(眼鏡ちゃん、スーパーSEさん)がいい感じー!
こっちは、なかなかハイスペック(=手ごわそう)そう(笑)
手こずる攻めを是非見てみたいーっ
もちろ続きん攻めさんは今回ご登場された警察関係の方でお願いします。
出していただけますよねー、先生?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
期待させた読者のために、責任とってください! ですね(笑)

1

表意買い!

​遠野さんの作品は最近ではシリーズ物の新しいものが出たときくらいしか読んでませんでした。
以前は作家買いするくらいに好きだったのに、読みたいと思う作品に出会えなくて…
イラストが笠井さんだったので衝動買いしてしまいました。

予備知識なしにあらすじも読まずに読み始めたのですが、カバー絵の殺伐とした雰囲気から事件ものかヤクザ関係か熾烈なビジネスかなどと思いました。
実際はそれらをミックスした感じでした。

里村は子供の頃に親が強盗に殺され事件は未解決のままという過去に苦しめられていました。
経営している会社の資金繰りのため体を担保にするという出会いは、よくある話と言えばそうなんですが、この設定でビッチな受けというのは珍しくてどんな展開になるのか興味が惹かれました。

処理のため呼び出すといった感じの長谷も義務だから来たという里村もちっとも甘くないエッチだけれど実は相手が気になってしょうがない、恋に鈍感&好きな子をいじめちゃう小学生並みの恋物語です。

長谷の友人の野上と里村の右腕である青柳の関係も気になるので是非スピンオフを希望します。
ガタイが良くてかっこいい続き美形のキャリア警察官の野上も、訳ありそうな眼鏡美人の青柳もいいなあと思います。

1

言ってくれなきゃわからない

 遠野作品に時々見受けられる、不器用な攻めと察しの悪い受け。思わず、往年の大瀧詠一氏の名曲「さらばシベリア鉄道」を思い出しちゃいました。
「ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしをよみとれない」
 ーある意味恋愛モノの王道なのかもしれませんが、両想いというゴールにたどり着くまで、えらく難儀する組み合わせではあります。

 受けの里村は、派遣会社社長、27歳。攻めの金融会社社長・長谷(32歳)とは半年前、融資の見返りに「いつでもどこでも足を開く」という契約を結んだ、愛人と呼ぶのもはばかられるようなきわめて殺伐とした関係にある。里村から見た長谷は「ヤクザまがいの悪徳高利貸し」で、自分を抱くのは単に綺麗なみてくれが気に入っただけだと思っている。
 
 里村は19年前の強盗殺人事件で両親を殺され、以来独りで懸命に生きてはきたが、心のどこかに大きな空洞を抱えていて、自分自身に対して酷く投げやりな部分がある。だから仕事上必要なら身売りも平気だし、行きずりの男を手当たり次第オフィスで咥えこむのもやめられない。その現場を長谷に見られても「いまさら恥ずかしくも申し訳なくもない」と続き開き直る。長谷の方も「返済さえ滞らせなければ何をしようがお前の勝手だ」と突き放す。少々威圧感のありすぎる風貌だが、金も力もある男前で女も放っておかないだろうに、わざわざこんな可愛げも、貞操観念のカケラもない自分を愛人にしておく長谷の気が知れないと、里村は本気で思っている。

 そんな2人の「愛人エッチ」は、神楽坂の料亭といういかにもなシチュエーションで、濃厚に繰り広げられる。金を貸した側の長谷は立場的に強いのは当然、普段の言動からしてどんだけゴーマンでえげつない攻めぶりかと思えば、意外とそうでもない。里村の身体をとても大事に扱っているし、自分の快感優先でなく里村にもそれ以上に感じさせてる。絶倫の長谷に毎度抱きつぶされて気を失ったように眠る里村。事件以来、睡眠薬が手放せなかった里村だが、長谷と付き合いだして必要なくなった。でも眠ると必ず事件の夢を見てしまう。泣きながら眠る里村の貌をせつなげに見つめる長谷。この場面、笠井あゆみさんの挿絵が秀逸で、うまく口にはできない長谷の想いが伝わってくるようでした。

 2人の関係が動くのは、事件の犯人と思しき男、塚本が現れてから。自分を餌にしても真相を暴こうとする里村を案じる長谷。高校時代からの友人である警視庁捜査一課のキャリア・野上の力も借り、里村が暴走しないよう陰であれこれ手を尽くす。でも相変わらずふたりきりで向かい合うとお互い素直になれない。嫌みの応酬の挙げ句、里村は長谷の金、長谷は里村の顔と身体が目当てみたいな言わずもがなのことを言ってしまってなんとも気まず~い雰囲気に。まったくもう、これが27と32のいいオトナで、しかも双方会社経営者という立派な肩書を持ち、色事に関しても人並み以上に経験値は積んでるはずのひとたちのやることか、とじれったいを通り越して少々呆れてました。性技はさておいて、おそろしく恋愛のスキルが低い。中学生の初恋でも、まず自分の気持ちを正直に伝えて、相手のもちゃんと聞いて、そこからお付き合いって始まるものでしょうに。そこすっ飛ばしていきなりお布団シーンから始めちゃったから、後々こじれるんですよ。(そもそも長谷はどの時点から里村を恋愛的な意味で意識してたのか? 初対面でいきなり愛人契約を持ち掛けるくらいだから、それ以前に萌芽はあったってこと? まさか会社HPに載った里村の顔写真に一目惚れ!?)

 なので本当の意味での告白は、ラスト近く、塚本に殺されそうになる里村を間一髪、長谷が救い出すまでお預けです。最近では王道を通り越して些か陳腐になってしまった感もある「壁ドン」ですが、ガタイがよくて俺様の長谷がやると憎いくらいサマになってます。言われた里村の方の反応は・・・これまた、口下手な当人の代わりに、笠井さんの挿絵が全てを物語ってくれてます。剃毛シーンでうつむく里村の貌が恥じらってるんだけどなんとも幸せそうで・・・ツンツンキリリが通常モードなのに、この時ばかりはホワワンとしちゃってまるで別人です。長谷は見かけによらずお世話体質で(救出の時、どさくさにまぎれて弱った里村の洟をかんでやったりシートベルトをつけさせたりとそれはそれはまめまめしかった)実は料理もうまかったりするので、晴れて愛人から恋人に昇格した今後は結構受けをおおっぴらに甘やかす攻めになるのかも。作中のイラストはいずれも見事な出来でしたが、特に表紙! 不機嫌にタバコをふかす里村のつりあがった眦にやられました。

4

表紙に釣られ

買おうかなあ、どうしようかなあと思ってたのですが、はい、笠井さんの表紙に釣られました。カッコいい…!思わずがん見してしまうカッコよさです。

初っ端から受けの里村が行きずりの男を職場に連れ込んで情事に耽っているというシーンから始まっていて、個人的にビッチ受けが苦手なので最後まで読めるか危惧したのですが。イヤ、面白かった。

派遣会社を経営している里村は、経営難に陥りローン会社を経営している長谷から個人的に無利子で融資を受けている。融資を受ける条件として長谷が里村に突き付けた条件は「いつでも脚を開くこと」。
金貸しと愛人の話かと思いきや、ミステリの展開もあり中々に読みごたえがありました。

里村は8歳の時に強盗に遭い、家族を失っています。その事件は自分のせいだったのでは、という懺悔の気持ちから事件から19年が経った今も犯人を捜し続けています。
行きずりの男と寝るとかお金のために長谷と関係を持つとか、ビッチさんの要素は持ち合わせていはいますが、それでも根底に幼少期からのトラウマによるところも大きく、根本のところは非常に可愛らしいキャラでした。
それでいて、自分の信念はしっ続きかり持っているところとか、長谷と同じ立場で立っていたいという男気も持ち合わせていてかっこよかったです。

対して攻めの長谷ですが、彼も非常に分かりづらい男でした。何しろ口数が少ない。傍から見ると里村を大事にしているのがもろ分かりなのですが、それが里村には伝わってないんですよね。
というか、むしろ里村にはばれないように裏で助けてるんです。表面的にはお金で言うことを聞かせてるというポーズをとりつつ、実は里村にメロメロな長谷にキュンときました。

それと里村の部下の青柳さん。いい味出してました。長谷の大学時代の友達の野上さんと幸せにして上げてほしいです☆

里村の両親の事件の犯人探しは若干ご都合主義なところがあったり、長谷がそこまで里村に執着した理由って他にもっと何かあったんじゃないの?と思ったり、長谷の過去に何があったのか、とか色々突き詰めてほしいところもありましたが、何とも言えない大人の男の色香にあふれた作品でした。

4

男らしいふたり

イラストがとても素敵です。表紙が一番好きですが、どのイラストもいいです。
特典のクリアファイルは実用としてはどう使おうか迷うところですが、あまりにも素敵なので眺めて楽しむことにします♪

さて、お話の方は、よくある借金の為仕方なく愛人に的なお話なのかくらいの認識で読み始めて、予想外の展開を楽しみました。

派遣会社を経営する里村は融資を受けるために融資会社社長の長谷にいつでも脚を開けと言われたら開くという屈辱的な関係を続けていた。
そんなある日、ある代議士の資金集めのパーティで里村は両親を殺した犯人の特徴と良く似た男と出会う。
その男を探る為腹心の部下をその男の会社へ派遣社員として送るが…

長谷は冷酷に見えて実はとても里村を想っているんだろうとわかります。なのに肝心の里村は反発するように他のオトコと遊んだりとちょっと淫乱な面をわざわざみせつけたりします。
でも両親を殺した犯人をつかまえるなら命も惜しくないくらいの気骨ある一途な面もあり、後半はちょっとシリアスに。
かなりのピンチを迎えますが、そこはもちろん助けにいくのはあの人。

お互いの気持ちがわかればもう続きらぶらぶですが、淫乱な里村に浮気をさせない為に長谷がすることに笑っちゃいます。もちろんもう浮気はしないでしょうけれどね?
そんなふたりの物語りを読んだあとでまたイラストを見るとさらに萌えます。
かっこいいふたりです。

脇で出てくる、里村の部下の青柳と長谷の大学時代の同級生で警視庁勤務の野上のスピンオフ読みたいです。ぜひ。

5

意外にも純愛だった!!!

IT専門の派遣会社社長・里村(受け)は
業績不振からローン会社社長・長谷(攻め)に
融資を受けており、その見返りに愛人として
いつでもどこでも抱かれることを受け入れている。

里村は、強盗殺人犯に両親を殺され
養父母に育てられた苦労人。
他人に頼るのが苦手な不器用な性格で
一人で犯人を探していたり、
辛いことを忘れるためセックスに
溺れたりと、危なっかしさもあり
ほっとけない美人さんです。

長谷は、傲慢で強面で絶倫…と威圧感たっぷりですが
意外と真面目で不器用な一面も。
里村のことを心配して
犯人探しにさりげなく力を貸したり
愛人契約と言いつつかなり情熱的な抱き方をしたりと
何だかんだ愛がダダ漏れなところが良いです。
最後の壁ドン告白も決まってます☆

遠野作品なので、エロシーンは安定のねちっこさ。
息を吹きかけられただけで感じるほど
乳首を腫らしたり、ラストの剃毛プレイだったり
(この剃毛プレイのシーン、
 笠井あゆみさん絵の、裸で向かい合って
 恥ずかしそうに俯く里村が可愛すぎましたw )
エロシーンの一回一回が濃厚です。
続き
里村は業績不振の会社をこれからどうにか出来るのか?とか、
強盗殺人犯に自首を勧めるなんて流石に甘ちゃんすぎないか?とか、
気になる点もありましたが、全体に漂う色気と
不器用な攻め受けの可愛らしさを評価して
星3つです☆

10

Krovopizza

あやちゅけさま

こんばんは!コメありがとうございます(*^O^*)

そうなんです。表紙はクールな感じですが、中身は意外と濃厚なんですよ~w
遠野春日さんの作品はわりとエロシーンがねちっこくて、毎回何かしらのマニアックプレイに挑戦されていることが多い気がします。

拙いレビューをいつもお読み下さりありがとうございます!!!すごく励みになっております☆

あやちゅけ

Krovopizzaさま

いつも愉しくレビューを拝読させて頂いております。
この作品は、表紙・挿絵が笠井あゆみさんにも関わらず、
表紙の二人は絡みも全くなく、エロくもなく、寡黙な感じで
逆に気になっていました。
レビューを読みましたら、濃厚なエロだったのですね……/////
とても参考になりました。
いつも有難うございます。

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