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あらすじ

岡っ引きの仁兵衛の健気な相棒はとがった耳とふたつに分かれた尻尾をもっていて…
一軒に一匹憑いています。人々を優しく見守る“ねこまた”たちが持っている各々の物語。
彼らの想いに耳を傾けてみませんか?

作品情報

作品名
ねこまた。 3
著者
琥狗ハヤテ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
シリーズ
ねこまた。
発売日
ISBN
9784832235144
4.5

(4)

(2)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
18
評価数
4
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

2人のねこまた憑きは白と黒、或いは光と闇…

琥狗ハヤテ先生による人外非BL作品。そして江戸時代もの。
「ねこまた。」3巻です。

1・2巻に引き続き、あやかしが視える心優しき岡っ引き・仁兵衛と、仁兵衛憑きの黒いねこまた、家で待っているねこまた達のほのぼのとした日常が描かれます。
そしてこの3巻では大きな展開があります。

京の町を見廻っている仁兵衛は、ある日、ねこまたのついた人を見る。
それは浪人でねこまたは彼の旅笠についているのだが、仁兵衛は胸騒ぎをおぼえる。
浪人の名は三好。
三好にはねこまたは視えていないが、ねこまたは三好を守っているのだろうか⁇
…このように、訳ありの浪人が登場します。
三好は賞金稼ぎをしているようで、お尋ね者を斬ることもためらわない。
三好の登場はこの作品にどんな影響を及ぼすんだろう?
このほのぼのしいねこまたの世界に、血の臭いが混じっていくの?

それとは別に、仁兵衛の家についているねこまた達の事も。
幼い水玉のねこまたが、どうやって仁兵衛にくっついてきたのか。
一度は立てた大黒柱。生まれたてのねこまたがやっとよじ登ったその時に、家主が急に方角が悪いからと柱を下ろさせる。
泣いて震えているそのねこまたに、咄嗟に笠をかぶり『この笠は、俺の軒や!』と呼びかける仁兵衛。
また、縞ねこまたと灰ねこまたも仁兵衛が連れてきたようだけど…
彼らのエピソードも読みたいですね。

ねこまた…可愛らしさに悶絶なんだけど、どんどん泣かせる方に寄っているようです。特に3巻から訳あり浪人が出てきて、可愛いだけの話じゃなくなってきました。

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