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表題作最速ラヴァーズ

御代礼一郎
諌早速見

あらすじ

諌早速見はF1レーサーを目指す21歳。
レース資金を手に入れるため、ひょんなことから一日だけ高額なバイトをすることになった。
その内容は「恋人同士になること」。
相手は、企業投資家で美貌の男・御代礼一郎。
彼は金で買える遊びをほぼやりつくし、日々を退屈に過ごしていた。
そんな彼とセックスをすることになって…!カラダから始まる、熱き男たちのデンジャラス・ラヴ。

作品情報

作品名
最速ラヴァーズ
著者
剛しいら 
イラスト
小笠原宇紀 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
ISBN
9784883027095
4

(4)

(0)

萌々

(4)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

まさかの展開が続いた

 剛しいら先生は、さまざまなテイストの作品を書かれると聞いていましたが、本当ですね。

裸でリボンを巻いてサプライズプレゼントにされるとか、出会いからして無茶なんですが、高速を車で走りながらのHとか、本当にツッコミどころ満載で、勢いがありました。
大金持ちの攻めに見初められて夢を叶える、いわゆるシンデレラストーリーかと思いましたが、主人公(受けと書くより、この表現が合います)の速見が前向きで熱く男前なため、サクセスストーリーと言ったほうがしっくりきます。
ラストのオチまでしっかり楽しめました!

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トンデモきわもの

イラスト買い。
剛しいらさんはあたりはずれがあるので警戒しながら読みましたが、こころがまえをして取りかかったせいか、バカバカしくて突飛でも、かなり楽しく読めました。

イラストの小笠原さんも、この頃のほうが好みの絵柄だったかも。
今も大変にお上手なんですが、この当時は、お上手すぎてキワモノになってしまう手前で踏みとどまっている気がします。

内容も、好き嫌いはあると思いますが、これくらい突き抜けているほうが自分は好きかも、と思いました。主人公の受けが愛すべきアホの子で、ボーイズラブらしいトンデモ具合も、ちょうどいいサジ加減。

こういったバカバカしさが突き抜けていて、なんちゃってBLとして、いい意味で読み捨てできる作品は貴重だと再確認しました。
やっぱり剛しいらさんはうまいなと。

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