SS付き電子限定版
私の未散ソノオさんとの出会いの本です(*´∨`*)
某BLカフェにて手にした本でした。。
一気に最後まで読めたので自分でもビックリ(笑)
絵柄もなかなか他では見ないような印象、、
ラフなようで、でも惹かれる、、
AIって何??
から始まり、大学生とおじさんのゆる~~い、ほんわか&ほっこりラブ。。
おじさんが若者との恋愛に、ちょこっとしり込みしてしまう様がまた可愛い。。
背景をしっかり描きこむ作家さんではないし、むしろ、さらさらと描かかれた感じが素敵なんですけど、それにしてもこの作品は、主要人物以外は(ときには主人公でさえも)かなりラフに描かかれてはいるのですが(苦笑)それを差し引いても、すっごく、すっごくいい!オジ萌えの方には、ぜひぜひ読んで頂きたい1冊です!
開発途中のおしゃべりAIの「DD」に、インテリで枯れたオジ様が言葉を教えるための先生になるという設定なのですが、この先生の言葉のチョイスが本当にたまらなく素敵でツボにはまってしまって、きゅんきゅんしまくり、身悶えしてしまいました。
もちろん先生が魅力的なのは言葉選びだけでなく、落ち着いた外見や、ちょっと皮肉屋な内面もあったり、さらには能力があったがゆえにツラい過去を持っているというおいしい人物設定。
一方の「DD」の開発者の大学生ゆる君も長身、イケメンという外見からゼミの仲間からは敬遠されているちょっと切ない系。そんなゆる君が「DD」を通して、先生のかける一言一言に真っ赤になって照れてる姿に、わかる、わかると頷きまくりました(笑)
そして何より当て馬がAIというところも斬新で面白かったです。身体がないというハンデはあるものの、かなりのゆる君の好敵手で、随所でチクリと刺してみたり、くすっと笑わせてくれたりと、すごくいい味出してました!話もしっかり読みごたえがあったし、やっぱり未散さんいいなぁ~、大好き。オススメです!
やっぱり未散ソノオさんの作品面白いなぁ。
真中先生とDDの会話がオシャレ!
「いい子だね」「かわいいね」「good boy」などAIに対して口説くように接する先生と、学習し徐々に気の利いた返しをし始めるDD。
2人?の会話が段々と機知に富んだものに進化していく様子は流石の巧さでもっとたくさん読みたかった。
開発者のユルくんはそんな2人の会話を聞きながらまるで自分が口説かれているような気分に。それもそのはずでDDの元となったのは自分だから。
日々の濃密なコミニュケーションで「私の先生」と独占欲や嫉妬を露わにするDDのユルくんへの冷たい態度とか皮肉とか面白っっ!もはや開発者への忖度無しの三角関係!
ユルくんの恋心と持ち前の素直さは、再び先生を熱くさせる場所まで引っ張り上げちゃうんですねー。
「好きになっちゃうよ」は最初ユルくんの気持ちだと思っていたけど、真中先生からももう降参!って感じで同じ言葉が。
自分を高めてくれる人だからこそ恋におちたっていうのがめっちゃイイ!
さて三角関係はユルくんに軍配が上がった訳ですが、DD…起動してもシカト決め込むとかもう少し駄々こねるかと思いきや、2人の初夜にこそ「昨日はお楽しみでしたね」と皮肉を言うものの、ユルくんとの付き合いに口籠る先生をイケメンな言葉の数々で肯定し励ますのです。
私もDD欲しいなぁ。
これぞ、個人的に最高のBLファンタジー!
素敵なオジ様ですよ!年下攻め様もなかなかのナイスガイ!
それが、すごく自然にゆっくりと恋していく
その過程がとても素敵
末散さんの作品はいろいろ読みましたが、これも本当に素敵!絵が独特なので好みがわかれるところかと思います
けど、ちゃんとリアリティのあるストーリーで展開もとても心地よいです
エッチシーンはなくても良かったかなー
受けの覚悟としてあったのかなー、その辺も都合の良い妄想をさせてくれる含みのある作品でした