心のなかに卵がひとつ

心のなかに卵がひとつ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
4
評価数
2件
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
集英社
シリーズ
コバルト文庫(小説・集英社)
発売日
価格
¥419(税抜)  ¥453(税込)
ISBN
9784086001960

あらすじ

自転車事故を起こした慶理に手を貸してくれた男、東。彼は偶然、兄のデザイン事務所のクライアントだった。東が気に入っている作品のデザイナーは、実は慶理だったのだが…。青春ボーイズ・ラブ!

表題作心のなかに卵がひとつ

商社マン 東紘一郎
高校生覆面デザイナー

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レビュー投稿数2

このピュアさが…

社会人×高校生という、歳の差のカップルは大大大好きなんですが、この作品は何だかしっくりきませんでした。

男同士で大人と子供って、本当に現実で考えるとリアリティがないですよね。でもそれも関係なく読めるのがBLマジックというか、萌えの力なのかなぁと思うのですが、何だかこのお話は「リアリティがないな」というのを強く感じてしまいました。

兄の働くデザイン事務所で覆面デザイナーをしている高校生の慶理。
たまたま自転車事故に遭ったところを、その事務所のクライアントである東に助けられ、知り合いになります。

慶理のデザイナー名である「JRH」のファンだという東は、そのデザイナーの正体が誰だか教えて欲しいと言っているのですが、それは実は慶理で・・・という設定がちょっとよくある漫画っぽいなぁと思ったのもその一つ。

恋愛部分においての感想では、レーベルがコバルト文庫さんなので、ティーンズ寄りにしてるのかな?という印象でした。
よく言えば純粋、無垢、綺麗。別の言い方をすれば初心者向きでしょうか。
ピュアなストーリーは好きなのですが、片方が大人なのに「本当に初めてのお付き合い」のよ続きうな作風だったのが私にはどうも…。

無駄に甘い言葉を吐かないとか、セックスしないとか、そういうピュアな作品は他にもあると思うのですが、それとはちょっと違う、恋愛ってなんだろう?というこの感覚は、小学生の女の子が感じるようなピュアさに似ていて、それがこの年齢でする恋愛ものとしては私にはちょっと疑問が…。
決して作品が悪いわけではありません。私には合わなかったという結論でした。

綺麗過ぎてちょっと逆にこんなピュアなことってあるかな?という感じに・・・廃れててすみません。本当にすいません。
この2人、ゲイではないんですよね。なのに知り合ってすぐ互いにドキドキして…っていうのもなんだかしっくりこなかったんです。

ただ、こういう初心者でもきつくない優しい雰囲気のお話って、きっとそういう所は問題じゃないんだろうなとは思います。
文章も裏がなく非常に読みやすいです。

内容も出会って、デートして、お付き合いすることになって、キスして、最後は「今日は泊まっていこうかな・・・」というようなまさに恋愛の教科書!のようなお話です。(続編がありますが)
だから私は教科書を読んでいるようで物足りなかったのですよね^^;
これがBLでなく男女のカップルなら、小中学生向けのお話かな、という感じでした。

それと、東があまりにもリアルでなくてそこが一番合わないと感じたかも。
知り会って二回目で慶理の寝顔にキスしそうになり、何してるんだ自分!ってなって、それから必死でデートに誘い、年甲斐もなくドキドキしてる自分に「うわー!」てなる。

大人は「子供」ってだけで最初から恋愛対象にしていない場合が多いはずです。子供が大人に惚れるのはわかるけど、東が一回しか会っていない高校生のにすぐ惚れたというのがもともとそういう趣味でないのなら、東はノンケだと言ってるんでちょっと戸惑いました。

ほんとにBLを初めて読む方にオススメ・・・というような過激さは一切ないお話なので、逆に言うと、誰にでも安心して読めるかもしれません。

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年の差カプの青春ラブ!

お気に入り♡麻生先生の古いコバルト作品再び!
シリーズもの全3巻です。

あとがきにも書いてありましたけど、本当に地味なお話でした(笑)
でもそこが麻生先生の良さだと思うので、今回も日常を舞台に、ごく普通に恋していくお話に、ホッと穏やかな気持ちにさせられながら、まったりと読ませて頂きました。
再読してみて、一昔前の展開やセリフに「わ〜‼︎」と思ったりもするんですけど(笑)
派手さも、エロさも少ないにも関わらず、疲れた体や心にはとっても癒されるお話です。

商社マン•東 × 高校生•慶理の年の差11歳&年上攻もの。

自転車事故を起こした慶理に、偶然目撃して手を貸した人が東でした。
そんなひょんな出会いから始まる2人。
偶然は重なっいくもので、東は慶理の兄のデザイン事務所のクライアントでした。
しかも、東がお気に入りで仕事をお願いするデザイナーは…実は慶理なんです。
未成年で、まだごく普通の生活を送りたい希望から、デザイナーの正体は隠しています。

偶然が続いて行く中で、最初からお互いに気になる存在の2人。
年も離れているのに、何故か構ってくる東の意味不続き明な行動や言葉に、ドキドキ振り回されている慶理が、純粋過ぎるから可愛いいんです。

東も構いたくなる自分の行動に戸惑いながら、無意識にも慶理との関係を特別なものにしたいと…
実は下心ありありで、つい「おつきあい」なんて言葉を言っちゃったりする、血の迷い方が可笑しくて憎めない男でした(笑)
大人で、仕事も出来て、人望もあって、優しくて、何でもスマートにこなしてしまうクールな男!
突然年下の男の子に恋をして、その気持ちをもてあますくらいハマっていく様が読んでいて楽しかったです。
冷静になってから…「多分、おつきあいで正解なんだろうなあ」と自分に言い聞かせている、大人の男の戸惑いが、リアルに伝わってきました。

2人は自然と兄に内緒で、映画友達から始まり→おつきあいして下さいになって→デートして→お家に遊びに行っていいですか?…と
今時の高校生以上に、段階を踏んだ清らかなおつきあいの仕方をしていきます。

でも少しだけすれ違う2人。
覆面デザイナーの慶理を表舞台出せと、クライアントに言われ、板挟みにあい仕事に行き詰まる東。
自分が名乗って助けてあげたいとは思っていても、どうすることも出来ずにいる慶理。
でも、大切な人だから気遣いたいと慶理は東の元へ…
そしてとうとう、色んな焦りが一気に爆発する東と、心の準備がなかったものだから、怯えて逃げる慶理。
お互いに好きで大事な存在だと思っているのに、すれ違ってしまう気持ちがせつなくなるシーンでした。

でも最後は逆転するんです。しかも麻生作品には珍しく急展開です‼︎
今度は慶理の方から乗り込んで行きます。
しかもヘタレ東に拒絶されながらも、ぶつかっていく慶理が爽快です。
どんなに押しても逃げ腰の東に、「欲しいもんは欲しい」とストレートなセリフで訴える慶理。
これは完敗ですよね(笑)
若さっていいな〜青春だなあ〜と、言ってみたいし、言われてもみたい⁉︎なんてついつい思ってしまいました(笑)
2人の溢れてくる想いにドキドキさせられます。

恋人なんだから慶理正体を明かしても…と思ったりもするんですけど、麻生作品なので、シリーズを最後まで読めば、正体を明かさなかった理由がなんとなく分かります。

脇キャラも魅力満載。
今後の2人にどう絡んでくるのか…今からワクワクしてしまう印象でした。

穏やかに進んでいく恋路でした。
地味〜な展開も結構好きなのでいいんですけど、今回は珍しく2人の距離の縮まり方が急展開だったので、ややビックリ‼︎
逆に、想いが通じ合う展開は、もう少しじっくりと読み進めていきたかったかなあとも思えます。

このシリーズは、タイトルに心と卵を文字っている通り、慶理の成長期でもあります。
高校生で、その傍らデザインの仕事もしているので、今後はデザインの事や進路関係の悩みも出てきます。
もちろんそこに恋路も絡ませながら、徐々に慶理が成長していく姿を見ていくのも、このシリーズの見所かなあと思います。

甘酸っぱい、年の差カプの青春ラブ系を読みたい方にはオススメです!

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