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表題作まるで、灼熱のキス。―Boxer the Molester

ボクサー/受様の実家が担当の宅配業者・ 柴賀慎
ボクサー/実家の喫茶店&花屋のバイト・木崎直哉

その他の収録作品

  • まるで、灼熱のキス。
  • まるで、服従のキス。
  • 番外編 まるで、熱病の恋。
  • あとがき
  • 付録まんが。

あらすじ

なにもかも平凡な木崎は、自分には「何かがたりない」と感じていた。そんな折り、取引先の相手で同階級のボクサー・柴賀にむりやり犯され、試合でも負けてしまう。「膝を折ったあの瞬間から、お前は俺のものなんだよ」と柴賀に宣告され、淫らな体の関係をつづける木崎だったが、その快楽に、激しさにしだいに溺れていき……。体は繋いでも、けっして唇だけは触れ合わせない、それが暗黙の契約。まるで、激しく燃え上がる二人の心を隠すかのように──。

作品情報

作品名
まるで、灼熱のキス。―Boxer the Molester
著者
鬼塚ツヤコ 
イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
シリーズ
不純なまなざし―Boxer the Molester
発売日
ISBN
9784829622100
3.5

(18)

(4)

萌々

(6)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
62
評価数
18
平均
3.5 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数7

厳しい勝負の世界

おちゃらけた雰囲気はありません。暗くはないけど、真面目にボクシングのことを書いています。だからあまりBLっぽくないかもd(エッチは濃いけどね…)

というか、言ってみれば「はじめの一歩」のパロです(^_^;)

1木崎(受け)=実家の花屋を手伝う、あまり才能のないボクサー=一歩だと木村

1柴賀(攻め)=施設で育った、強いが素行に問題ありのボクサー=一歩だと間柴

1高村=受けと同じジム。ミドル級チャンピオンの才能あるボクサー=一歩だと鷹村

ね!(^O^)/ それぞれの立場なかなか重なってるでしょd

でもね、一歩で間柴×木村じゃ私は全く萌えません。むしろ逆に嫌…‚

だからそこは良い具合に曖昧に、上手にマイルドにまとめられていて良かったと思います。どう良い具合なのかは読んでみて下さい(笑)まぁ門地さん挿絵なんで、それも良い理由の一つd

多分一歩をパロったのは間違いないと思うけど、本家の木村より八割増しでヘタレなので大丈夫。これなら男に抱かれてても不自然じよないと思えた。

冷静に考えると、この受けは勝負でも負けてセックスでも完全にいいようにされていてどうしようもない!
でも本人も自覚しているからそれがやりきれない!

切なく官能的、そして汗臭いお話でしたĂĂ

1

むーん

生い立ちや生き方云々相まってというところは
あるにせよ、攻が分かりにくすぎる(笑
不器用を通り越してもはや挙動がおかしい
全体を通じてそうなのだから
そこは読み手が推し量る部分なのかなというところ
好意があるからこそ周りをうろついて
突然突飛な行動を起こす
そっけないフリをして突き放すくせに
異常なほどの執着をみせる
ここの起因となるとこが読みたいかなぁという作品。
分かりにくすぎてサラッと読み飛ばしたやもだけど。

濡れ場は多め
過去に酔っていたとはいえ同性との性経験を持つ受の
感じ方や変化は面白かった
身体を重ねるほどに離れられなくなっていく感じも
嫌いじゃない。
好きになっていく過程が性以外によくわからんかったけど

最後に
中身は思うてたより真面目にボクシング話
ストーリー云々はさらっと読み飛ばしたが
門地センセの表紙が美しいのでコレクションとしてはいい作品かなと思いました。
続編でどのくらい感情の機微が見れるのかを期待する

0

ここまで喋らないのも

「不器用で、言葉の足りない攻め」ってのは、BLの設定としてよくあるけど、
ここまで喋らない攻めっていうのも珍しい。

木崎、お前ホントにそれでいいのか?!

全く口説きもせずに、好き勝手している柴賀よりも、
寧ろ、自分の気持ちに目をつぶったまま、自分から溺れていっている、木崎の方を詰りたくなる。
一応、柴賀のコミュニケーション欠如は、その生い立ちにある、的な事で、木崎はあっさり納得しちゃっているが、、、

巻末に門地さんのマンガが4ページ
門地さんの絵の木崎、いかにも快楽に弱そうって感じで、エロカワイイ

1

初キスまでのながーい道のり

なんというか「言葉が足らない」とかのレベルじゃないくらい
柴賀はしゃべらないし、強姦はするし、ストーカー一歩手前だし(笑)
このシリーズは鬼塚さんがノリノリで書いたお話のようだし(私的に見てだけどw)、
挿絵の門地さんも大絶賛。私もかなり好きな傾向の作品ですが
前述した柴賀の特徴と、受けの木崎の湿っぽさと女々しさに辟易して
しまう人は相当嫌いな作品かも。

車でらぶらぶするのはお約束として、おいおいやることやっといて
ペットボトル回し飲みでその反応・・・小学生かっ!(笑)
木崎は前にやらかしちゃったことをポロっと柴賀にしゃべっちゃうし、
柴賀はツンデレ属性を発揮してエロに突っ走るし・・(笑)
ようやくキスしてからはキス魔かっ!ってくらいキスしまくり。
加減を知らないらぶらぶぶり・・・(笑)

理解してるようでほとんど理解しあってないでこぼこな二人。
唯一共通するところがあって、それすらわかりあっているのかわからないけれど、
同じくらい弱い。でもだからこそ、弱すぎるから一緒にいる。
子供の初恋みたいで読んでるこっちが赤面させられるふたりです。
続編は柴賀視点のお話が入っているので是非ご一読を。

1

徐々に…。

正直、最初はなかなか話に入っていけませんでした。
あらすじに惹かれて買ったはずなのに、面白いと感じられなくて。
なので、表題の「まるで、灼熱のキス。」を読んだ時点では「?」みたいな感想しかなくて。
それが読み進めていくうちにだんだん面白くなってきた!

主人公の木崎の被虐的なところが見えてきたり、柴賀の生い立ちが見えてきたり。
少しずつ木崎の気持ちが傾いてというか、どっぷりハマってる?感じが見えてきたりして。
木崎が柴賀とどういう関係を本当は築いていきたいのかとかが見えてくると面白くなってきました。

ヤってることは終始変わりがなくて。
柴賀の一方的な攻め方も変わらないんだけども。
生い立ちがわかってからは、なんかその裏にある語らないけど弱い部分というか脆い部分というか、そんなのが強い形で表れてるのかなとも思ったりして。

番外編の「まるで、熱病の恋。」でようやく、セックス以外でも柴賀が木崎を必要としてるような部分が見えたりして嬉しくなりました。

あとは、門地さんのイラストが当然エロいのと、ラストに3ページのマンガがあって。
それもかわいかったー。

1

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