色仕掛けするんなら自分が溺れてんじゃねえよ

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作イノセントの剥製

磯崎、婚約者を捜すために店に通うサラリーマン
純、ホスト

同時収録作品研究室の主

行本、サラリーマン(攻め受けなし)
葛西、学生助手の先輩(攻め受けなし)

その他の収録作品

  • 真夜中のレッドライン
  • ラインオーバー(描き下ろし)

あらすじ

ホストの純は婚約者を捜すために店に通うサラリーマンの磯崎に惹かれている。
そして磯崎の目的は婚約者が純に預けたある物だと気づく。
謎めいた男にますます夢中になった純はそれをネタに身体の関係を迫った。
紳士的な様子を一変させた磯崎に乱暴に抱かれるが、純は手荒に扱われることに快感を覚えて――!? 大人の駆け引きラブ・アフェア。

作品情報

作品名
イノセントの剥製
著者
有木映子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047355538
3.6

(25)

(8)

萌々

(5)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
88
評価数
25
平均
3.6 / 5
神率
32%

レビュー投稿数7

最高な大人の駆け引き

めちゃくちゃ好みの作品でした
まず騙された!?って感じ…リーマンとホストだと思っていた彼らが違う仮面をお互いに被っている。
ある「指輪」で関わりを持つようになる2人…純くんの磯崎さんに対して『大人な駆け引き』をするけども、自分が返り打ちに合っている純くんの描写が、たまらなく可愛い☺️
磯崎さんの冷めた目や口調の変化に堕ちている純くん…。
子供っぽいし生意気で相手を挑発することしかできない純くんを磯崎さんは見抜いていて…どうしようもない彼を冷たく突き放すことをしないで、それに応えているのが狡い大人だなぁ✨
磯崎さんは生意気なガキだと純くんのこと思っていても、彼の優秀さを認めている。少なからず気になっている存在だと思う…好きなのかは分からないけれど。
大人の駆け引きを、手の描写や彼らの性格や口調から伝わってきてドキドキが止まらなかったです

1

サスペンスとして80点!

おもしろかったー!BLとしてじゃなくサスペンスとして(笑)

エロは少なめですが、もうすこ読みたかった!続きは?
えちシーンは2回かな?

1

重要なネタバレ無しの感想

そうですね、この作品はネタバレ無しで読んだ方が絶対いい作品です。
私は運良く全く何も知らずに読んだので、サスペンス的な部分はとても楽しめたと思います。

大人で自分の気持ちをストレートに表現したり、口にしたりしない2人なのでLOVE的な部分では"駆け引き"を楽しむ作品なのかもです。
よって、キュン度はちょっと低めだったかな?
ラブラブでイチャイチャみたいなストーリーの作品ではなかったですね。

同録の短編も結構好きでした。
美人先輩がツンデレなのが良かったです。
これからってところで終わりなのが非常にもったいない。
その後どうなるの?激しく求め合う2人が見たかったのは私だけなのかな?
少し物足りなさを感じつつも、後ろ髪を引かれるくらいの方が趣きがあっていいのかも、とも思います。

0

ひんやりビターなアダルトサスペンス

これははっきりと、ネタバレなしで読まれることをオススメ致します。
あらすじを書こうにも、話の流れ全体が少しずつミステリアスな真相に触れていくタイプのものであるため、やはりせっかく読むなら「作者様インタビューに書いてある程度の前情報」くらいの知識で読むのが一番楽しめるように思うのです。

以下は物語のさわり程度のあらすじになります。


◆表題作『イノセントの剥製 前後編』
「婚約者に渡した指輪を返して欲しい」
と、婚約者の女性が金品を貢いでいたホスト“純”の元へ通う“磯崎”。
どことなくミステリアスな雰囲気を持つ磯崎に惹かれていく純ですが、その指輪を巡って事件に巻き込まれることになります。
そして、指輪を渡すことと引き換えに、自分を抱いて欲しいと迫る純でしたが…

あっと驚く大どんでん返し!というような劇的な展開…とまでは行きませんが、淡々とした空気の中、ハッとさせられる驚きのある、アダルトでミステリアスなラブサスペンスといった雰囲気の作品です。
セックス描写はありますが、ここまで恋愛要素は薄め。


◆真夜中のレッドライン
表題作のその後。
2人の関係がグッとエロティックに。
磯崎のS化にゾクゾク♡
優しく紳士的な敬語を使う磯崎が一転、セックス時には強気な命令口調になるんです。
逆に普段勝気な純の方は、S化した磯崎にグズグズにさせられちゃう。
そんな対比がよかった!
最後まで甘さはなく、恋愛的には「大人の駆け引きが始まった」という感じのラスト。

◆研究室の主
出会い最悪の、厳しく美人な学生助手と大学の後輩のお話。不思議なテイストのラブストーリー?でした。
服脱いで寝てる被験体を5年間…
って、一体なんのバイトだったんだろう。
めちゃくちゃ気になるんですが〜〜!
エロに繋がると思いきや繋がらなかったのも、絶妙な不思議感を醸し出していたように思います。

初読み作家様ですが、人物の顔がすごく好みでした!
絵、ストーリー共に温度低めな読感で、落ち着いて読むことが出来ました。
甘さやラブ少なめの、ひんやりビターな一冊です。

5

レビューを読まないことをお勧めします

敢えて今回は「ネタバレ無し」レビューで行きたいなぁ
とか思ったけど無理そうなので・・・

【この作品を楽しむ予定ならレビューは読まないことをお勧めします】



ある日ホストの純の所にリーマン客(磯崎)が来て、純の客であるアヤが磯崎が渡した婚約指輪を他に貢いだお金とともに純に渡したはずなので返して欲しいと頼み込んでくる。
いつも軽くあしらい指輪を返さず磯崎を店に通わせていたが、店側から「羽振りも良くないし悪目立ちしてるから出禁にする」とお達しがあり、最後のチャンスに「指輪を返す代わりに抱いて欲しい」と磯崎に交換条件を出した純。


まぁ、、、、後々「んお??」「のぉぉぉ??」となりました。
予想外な展開とかがお好きな方には向いている作品だと思います。

でも、個人的にはちょっと本人たちの”本心”がわかりずらかったので萌えずらい作品でもありました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP