可愛いね セックスしたくなっちゃった ダメ?

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表題作蛍は明日死ぬ

浅田実篤
本の中の人物に恋する高校生
二宮奈央
浅田の好きな人物にソックリな高校生

その他の収録作品

  • 俺は明日恋をする
  • 描き下ろし

あらすじ

聴色の髪 赤いピアス 猫目で口元にホクロ──浅田は本の登場人物「蛍」に恋していた。
ある放課後、図書室で居眠りしていた浅田が目を覚ますと、恋い焦がれた「蛍」に似た人・二宮がいた。
二宮は、ちょっとビッチな「蛍」ままな行動をする。
「蛍」に似た二宮に心を奪われていく浅田だが、「二宮くん」については何も知らないことに気づいて……?

作品情報

作品名
蛍は明日死ぬ
著者
斉川冬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813032243
4.1

(225)

(113)

萌々

(57)

(33)

中立

(12)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
27
得点
904
評価数
225
平均
4.1 / 5
神率
50.2%

レビュー投稿数27

攻めがキモチワルイね…

高校生同級生。
小説の登場人物「蛍」に恋する浅田と、「蛍」にそっくりな二宮。


仕事が忙しい両親がくれた本に出てきた、ちょっとビッチな女の子に惚れちゃうって…
そもそも親が幼い子に与える本として適切だったのかとか、「蛍」への気持ちは親に構ってもらえなかった反動じゃないのかとか…色々思うところはあるのだけど、

一番思ったのは、浅田くんキモチワルイよね…

本の登場人物にガチ恋とか、そっくりな子に惚れちゃう(たとえ性別が違っても)とかはまだ許せる…思春期だし…
でも、「蛍」が好きな食べ物、二宮くんもきっと好きなはず!だって「蛍」に似てるから!…まで行くともうムリ。キモチワル…引いちゃう。


そんな感じだから、この浅田くんを好きで頑張る二宮くんにもあんまり好感持てないかな…
二人で勝手に自分等の世界を構築してる分には構わないけど、幼馴染を巻き込んじゃってるしね。
大野くんは本当に損な役回りだな…


後半の、浅田くんが「蛍」離れしていく過程とか、二宮くんの「蛍は明日死ぬよ」のセリフは良かった。
(冒頭でも女の子が「蛍は死んだ」って言ってたけど、「蛍」って本の中で死ぬキャラなのかな?もしそうじゃないなら、この女の子のセリフは作者に言わされた感あって嫌い)

0

気づかないで読めればなおよし

※このレビューにはネタバレがありますがネタバレなしで読むことをお勧めします

幼い頃読んだ小説の主人公【蛍】に恋をしている浅田のに現れた、彼女によく似た男・二宮。外見だけでなく、好みや行動まで【蛍】に似ている二宮にどんどん惹かれていく浅田であったが、彼(彼女)と友人の戯れを見て、彼女(ビッチ)との違いを求めるようになり・・・という話。

個人的には早々に、『これは二宮くん寄せてるよなぁ』と思ってしまい、そのスタンスで読み進めていたので、展開にあまり意外性がなくてすんなり読んでしまいました。ここが不明確なまま読み進められていれば萌2だったかと。

それと、大野の存在。浅田と大野、どちらが二宮をより幸せにしてくれそうか?と考えてしまいました・・・大野くんもいい奴で、報われてほしい・・・_(:3 」∠)_

そんな感じで、自分の中で少しモヤモヤが残ってしまったので、良い作品ですが萌評価です。

0

すれ違いの魅せ方

すれ違いであり両片想いであり思い違いでもある
でもその発端となるきっかけがおもしろい!
この作品でしか表現されない演出方法がステキです
「図書室」って学生ならではの空気感があって好きだなぁ♪

見所は一途さ全開の受けさんのかわいらしさと
盲目の恋から目覚めた攻めさんの溺愛具合
この2つってBLの萌え所の醍醐味の代表格♡
ここに至るまでを分かっていながらもドキドキして読んで、
分かっていても「その時」が訪れるときゅ~んってしちゃう!
はぁ~いい萌を摂取させてもらえます!

こちらは番外編もあるので是非ご一緒に!おススメです

0

ネタバレレビューは後で読んでくださいね

今夜ベッドで待っていろ の作者様のデビューコミックスということで読み進めましたが、上記作とはかなり異なる雰囲気で最初はちょっと後悔もしました。

小説の中のヒロインにマジ恋するだなんて大正時代の文学青年かよー
としか思えない、浮世離れした設定なんですがまぁちょっと前の時代なら村上春樹のベストセラーとかならそういう読者もいたかもしれないと思い直しました。

で読み進めるうちにあの今夜ベッドで待っていろの同じ作者様なんだとだんだん違和感もなくなってきました。
ミステリアスな不可思議な霧のようなものが徐々に晴れてきて陽が差し込んでくるかのようです。
お話の謎の部分も明かされ、腑に落ちるのです。
上手いですね。
三角関係についても分かりますので是非読んでみてください。

0

受けが健気一途…。


浅田くん(攻め)は本の登場人物「蛍」に恋していた。
「蛍」は両親がくれた本の主人公で、
聴色の髪、赤いピアス、猫目で口元にホクロ、
ちょっとビッチで高校の先生と寝て、そのせいで女友達は少ない。
でも本当はすごく寂しがりという性格の女の子です。
浅田くんはそんな蛍を自分と同じだと思い強く惹かれています。
そして相手に蛍を求めすぎていつも振られます。

そんなある日図書館で寝てると起こされます。
聴色の髪、赤いピアス、猫目で口元にホクロのある男の子に。
その男の子を見て浅田くんはキスをして付き合って欲しいと言います。
普通なら初対面でキスされて告白されて付き合うなんて有り得ないのですが
なんと付き合ってもらうことが出来ます。
その相手が二宮くん(受け)なのですが
どうして付き合ったのか等は読むと全てわかります。

初体験の時もすごく慣れているような二宮くんなのですが
実際はすごく健気でここに至るまでの彼のお話を読むと
ほんとに浅田くんのことが大好きで
だからここまで…。と健気で泣きそうになりました。
(大事なことなので健気と2回言いました。)


途中で当て馬感のある大野くんが出てくるのですが
彼もすごく良い子で二宮くんが傷ついて欲しくないから
あえて浅田くんに酷いことを言います。
でも、彼が居たから「蛍」と浅田くんではなく
「二宮くん」と浅田くんがくっついたと私は思いました。
大野くんと二宮くんのお話も大野くん視点であるのですが
これもこれですごく切なかったです。


二宮くんも健気だし、大野くんも健気なので
健気な人が好きな方には是非読んでもらいたいです。

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