セックスするよりはずかしいこと

sexsuru yori hazukashiikoto

セックスするよりはずかしいこと
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×234
  • 萌8
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

36

レビュー数
11
得点
315
評価数
78
平均
4.1 / 5
神率
38.5%
著者
鯛野ニッケ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
価格
¥679(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784801966413

あらすじ

人に騙されやすすぎる鴨鷹男で超がつくお人好しの晴良。
大病になった祖父の医療費の為に求職活動に勤しむ中、
公園で声をかけてきた不思議な雰囲気をもつ
青年・天から好条件バイトを紹介される。
――が、その内容は天とセックス(するフリをして)
生放送配信する、というとんでもない仕事だった!!!?


お人好しの爽やかイケメン×感情の乏しい美人アーティストの

フリだけどフリじゃない!? ナマ配信ラブ

表題作セックスするよりはずかしいこと

佐々木 晴良(23歳・求職中)
習志野 天(25歳・現代アートの作家)

その他の収録作品

  • 描き下ろし 番外編

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数11

なんだか心がやわらかくなるようなお話でした。

こちらは絵がかわいくて好みだったのと、紹介文等から「エロいの読みたい!!!」となって購入にいたりました。←
作者さんもIQを100くらい下げて読んでくれ等おっしゃってたので、頭からっぽにして読む感じでいいかな~~と読み始めたのですが、、、

こんなに胸がきゅーっとなる素敵なお話だとは…!!( ; _ ; )
天くんの感性と生い立ちからくるどうしようもない寂しさとか、そこになんの計算もなく一緒にいてくれる晴良くんの優しさとか。
いや晴良はお人好しがすぎるアホの子なんですけど、そのやわらかーい価値観に天くんと一緒に救われたような気持ちになりました。

いくらアーカイブ残さないとしてもネット上にそんな動画流したらいろいろまずいからね???とか、普段はもっと気になっちゃうタイプなんですが(笑)、この作品は特には気にならなかったです。
カバー下でその辺盛大に突っ込んでくれたうえで漫画だからね!っていうのも好き(笑)
それでいて感情の動きはしっかり感じられた作品だったなと思います。

あと、晴良くんは普段と芝居時で別人みたいになるけど、ないものは表現できないと思ってるので、芝居で見せてる部分も確かに晴良くんなんだろな~と思うと萌えます…^^
動画配信のときに彼自身の感情が出てきたときの表情とか最高でした。

そして!えろもとても満足でした!(当初の目的)
かわいいよ~~~となりつつ、最後にセックスしたいとむずがる天くんに、幸福感で泣きそうになりました。読んでよかったな~。
描かれてないことも沢山あると思うのでそのあたりも気になります。また読めたら嬉しいです。

3

ネット配信は危ないぞ!★

作者買い。
ニッケさんなら買わねばなるまい!
こんなタイトルでも\(//∇//)\こんな表紙でも/(//∇//)/
そしてやはり後悔は全くなかったのであります!

今回も全く私の頭では想像できない展開に、
どうなるの?どうなるの⁈と思いつつ、
あれよあれよという間に読破。
相変わらず謎なキャラクターと意表を突いたストーリー、
なのにそこにはきちんと理由があって、
キャラクターの葛藤がある。
今回も主人公の天の解放が胸に来ます。

晴良君の抜け加減もいい塩梅で、
天とバランスが取れている感じです。

強いて言うなら、天の縛られ具合と、
そこから解放される過程をもう少しじっくり読みたかった!

それにしても、今回はえろど増し増しでどきどきvvv
とにかく天の表情がえろくて参りました!

でもえろだけに特化してないところが流石です。
……ということで、ちょっと贔屓目入りつつも、
評価はやっぱり「神」で!

2

心を支配されるということ。

表紙やちるちるのインタビューを見る限り、ちょっとエッチな所謂「雌お兄さん」に翻弄されちゃう「攻め」のお話しかと思うよね。鯛野先生もご丁寧に『IQを100くらい下げて読んで頂きたい。』旨、扉に書かれており。最初はウッハウッハとアホの子全開な晴良くんの脳内お花畑風なテンションにニヤつきながら読み進めて行くのだが、そもそもの序盤で私たちは気付く。やはり鯛野先生は只者では無いと。

セックス動画の生配信をやるので、竿役(生々しいな!)をやって欲しいと誘われ、ド天然の晴良くんは、まんまとお役を勤める事になる。読み手側としては、天然お人好しの晴良くんのモジモジっぷりから初めての事態でのジタバタを想像するのだが、どうした事か⁈ スイッチが入った晴良くんは、謎に「イケメン攻め」に成りきり、逆にそのエロさで天さんを翻弄する。のみならず、その後お酒の入った晴良くんは、「本番のときはしないから…っ、練習で入れていい?」などとグリグリ自分のモノを擦り付ける堂々とした攻めっぷり。え⁈ なんで⁈ 実は、晴良くんは小劇団のそこそこ有能な役者さんだった…。などと、少しずつ少しずつ、明かされて行く二人の背景。
ああこれは。さすがというべきか。IQを下げるべきでは無い事が解ってくる。
そして。天さんの方にも。そんなトンデモな事をおっぱじめた理由が明かされて行く…。

作者の趣味とかなのかなぁ。私は「キスしてシュガーくん」をこよなく愛してるんだけど。
役者とか、アートとか。そういったものに触れる「感情」の行方をテーマに描きたいのかもしれないって、思ったり。とかく芸術家はある意味で変人で。孤独。
芸術家としては、「変人」に成りきれてはいない、自分のこと、自分の限界を理解しているかの様な天さんの、その寂しさと優しさ。自分ではどうにもならない心を支配して行くもの、が描かれていて。やっぱり頭をカラにして楽しめる作品なんかじゃ無かったじゃん‼︎っていう、ある意味嬉しい誤算と。

天さんが苦しんだ分、もたらされた愛情は大きくて。ほのぼのと温かい読後感でした。
ただ、天さんを人気アーティストに押し上げたお兄さんはそこに彼なりの愛情があったかもしれなくて。実利的な事しか与えてやれない人だったかもしれないけど、どうやら悪い人では無さそうなので。心での和解みたいなシーンは欲しかったです。アーティストを育てるという仕事も並大抵では無いと思うので、彼にも成長の軌跡を見たかったかも。
あとですねぇ、やっぱりそこは御都合主義で良いので、晴良くんも役者として成功する兆し、みたいなハッピー感は欲しい‼︎ 欲しかったです‼︎ 彼の無欲さは分かるんです! 分かるんですけどね‼︎
彼の様な役者を育てる事で、お兄さんも影響されるかもしれないじゃないですかぁあ‼︎
あとあと‼︎(いっぱいあります!)そもそも晴良くんが支払おうとしていたお祖父さんの治療費はやはり詐欺だったのか? 決めつけてますけど⁈ 晴良くんの親戚縁者も皆んな悪い人たちなの⁈ っていう、やるせなさ。劇団員の仲間やタケさんは、ちゃんと掛け値無しに晴良くんを好きで、良い人たちだと思うけど。タケさんがハラハラしてるのも分かる気がします。彼は当て馬じゃなくて、気の良いお兄ちゃんなんですよね。なので、皆んなに幸せになって欲しい。そんな風に願います。

エチは作者が「チャレンジした!」と言うだけあって、鯛野先生史上最高にエッチ♡ だと思います。
お漏らしとか、産卵(‼︎)とか特殊プレイは、私はそんなに癖(ヘキ)では無いので、『えええ⁈ チャレンジってこういう事⁈』って、ちょっとビビりました。そ、それはエロでは無くて『変態』の領域では⁈ っていう。絵が可愛いので下品で無いところが良いです。

3

雨×天≠晴×天

私の中では、ちょっと評価が難しい作品でした。
あくまでも漫画として楽しめましたが、感情移入はできませんでした。

平成最後の流され侍・晴良は、祖父の高額医療費を稼ぐため仕事を探していた。
そこに声をかけてきたのが不思議な雰囲気の美人・天であり、破格の条件でバイトを提示される。
バイト内容は、月額会費制の生放送でセックス動画を配信して収益を得るというもので…。

とにかく晴良がお人好しという範疇を超えており、ほとんどバカです。
医療費の件も御察しの通り、騙されています。
天もつかみ所がなく、何かのルールに縛られて生きている面倒くさい人です。
主要キャラはこの2人の擬似動画配信を受け入れてしまうので、そこらへんも引っかからずに読めるかに、この作品を楽しめるかどうかがかかっていると思います。

セックスはフリだけですが、実は晴良は役者なのでリアルに入り込み演じます。
だんだん本物の感情が入り込む晴良だが、天の中にはセックスをしてはいけないというルールがある。
そのルールを決めたのは義理の兄の顯であり、当て馬?調教?とか思いましたがなんてことはない、ただの出資者でした。
天は芸術家であり。作品作りのために羞恥心を体験する手段として生配信という方法を取っていたのです。
まぁ、このあたりも??というところではあるのですが、天は本能では羞恥に燃えるタイプだと思います。

芸術家としての成功を期待されてきた天は、その期待に応えるため決められたルールを守りながら制作に尽力してきた。
顕は自分の結果にしか興味がないと思い込み、天は自分が何をしたいのか分からなくなっていていた。
そんな時に出会ったのが晴良であり、晴良の優しさによって1人で頑張ることの淋しさに気付いていく。
成功することにとらわれていた天のカチカチな心を溶かし、明日も笑えていれば大成功だと言い切る晴良に満たされていく天。
天は決められたルールを破り、自分で歩き出します。
その1つが晴良とセックスすることであり、そして「好き」という気持ちを自覚していく。
配信もやめ、それでも創作意欲が湧き起こる天が作った作品は、晴良への愛に溢れていて…。
天の作品は、ちょっと怖いけどタイトルといい解釈といい、とても素敵な作品でした。
それに顕はちゃんと天の作品をみてくれており、それが嬉しかったです。
劇団への出資を約束してくれたのも顕ですよね?
実は、とてもいい人でした!

天は可愛く、役に入った晴良は驚くほど別人ですし、主要キャラの顕と晴良の先輩・竹内に今後何かあったり?という期待もしてしまいます。
まともな倫理観を持った人が出てこない作品ですが、それなりに楽しめました。

1

読んでるこっちも恥ずかしくなっちゃう

面白かった! 今まで読んだ鯛野ニッケ先生の作品の中で、いちばんよかったです!

男の子同士、カメラの前でセックスをしてそれを配信する…という、実際にあったら腐女子が脳死で課金しちゃいそうなチャンネル開設のため、スカウトされた晴良。
受け役の天くんは立派な家にひとりで住んでるけど、部屋は散らかってるし、生活感もなくて謎めいてる。
そんな天を不審に思いながらも、たかられやすくカモにされやすい性格の晴良は、どうしてもお金が必要な状況になってしまい、お金目当てでセックス配信を承諾しちゃいます。

とは言え、実際にエッチをするわけではなく、あくまで「フリをするだけ」。晴良に求められたのは演技力。でも、そこは無問題でした。
見るからに朴訥でいいひとオーラ溢れてる晴良ですが、実は潰れてしまった劇団に所属していた元俳優さん。
スイッチが入ると痴漢モノAVっぽいのも、恋人同士のラブラブ演技もなんでもござれだったんです。

カメラの前ではふたりとも演技するだけ、エッチはしない。だけど、スイッチの入った晴良に天はドキドキして、本当に恥ずかしくなっちゃう。
晴良も、いつもミステリアスな天が、恥じらいながら見せる色っぽい姿にドキドキムラムラ。ある日酔った勢いで本当にセックスしよう、と押し倒してしまいますが、「セックスはしちゃだめ…」と天に拒絶されます。

そんなふたりに絡んでくるのが、晴良と同じ劇団にいたタケさんと、天くんの兄の顕さん。
タケさんは俳優としての晴良の大ファンで、ふたりのセックス配信を見て自らカメラマンを志願(そこまでのやりとりがなんだか笑えます! 本当に晴良に惚れ込んでる!)。
顕さんは、天くんの正体(本業や過去、孤独の理由)にがっつり関わっています。

セックス生配信がどうして本業のために必要だったのかは、感覚的すぎて、凡人の私には正直ピンと来ませんでした。が、本来「恥ずかしいこと」を「しちゃいけないこと」だとちゃんと認識しているちゃんとした人間が、「恥ずかしいことして気持ちよくなってしまう」シチュエーションには激しく萌えました!

そしてこのお話が素敵なのは、自分を追い詰めながら孤独とたたかってきた天くんが、「圧倒的光属性」と呼ばれる晴良くんにどんどん惹かれ、本当に抱かれたくなってしまうまでの気持ちが伝わってくるところ。

「しちゃだめ」だと言われていたセックスを、したいと言って泣く姿(可愛い!)には、こっちもウルウル…。そんな天を「うんうん、しようね」と優しく抱いてあげる晴良がすっごくよかった! 
見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうような、甘くってラブラブな初エッチで、もう大満足。ご馳走さまでした~。

配信中に致していた裸エプロン&おもらし、後日談の産卵プレイ、電子限定の手首拘束(と受けちゃんの天然煽り)などの特殊プレイもよかったです。鯛野先生は絵柄がキレイなので、エグさがまったくない! 
晴良は演技しなくてもちょっとSっぽくて、羞恥プレイで輝くなかなか良い攻め君だと思います。
なんども言いますが、恥ずかしがってる天くんが、めっちゃ可愛いかった!

1

さるさるはちるちる?

絵も綺麗でお話も面白かったです。
主人公の二人も色々個性的で大変魅力的でした。

ところで、お話の中で「どこぞの情報サイト」のさるさるとは
ここ、ちるちるのことでは?
私もここのBLニュースで紹介されたThe Wineholicsにどハマりして
「どこぞの界隈でプチバズりしたっぽい」うちの一人になってしまい
今かなりバカになっているので、そ〜そ〜あるある!と思って
読んでしまいました。

0

演技スイッチ入った晴良かっこよすぎぃ♡

お人好しで騙されやすい晴良が休職中、声をかけてバイト話を持ち掛けてきた天。
内容は「天と配信の為の擬似セックスをする」というバイト。

法律的に局部は映せないから本番は必要ないからと
卵白や片栗粉で偽精子作るの可愛かった(笑)

普段はアホっぽいおバカちゃんなのに
元劇団員という事もありスイッチが入れば
エーブイ男優のようにエロく言葉攻めする雄になる晴良が超かっこよかった!!!!
ギャップがたまりません♡

配信の時のエロ可愛い天とは違って
制作で悩む姿は胸がキューってなっちゃいました。
兄の顕が天の事を考えていてくれているようだったのに
天が「この人は僕の作品を見ていない」と感じたのは切なかった!!
だからこそ
ラストで展覧会に仕事を抜け出して見に来ていたのはめちゃくちゃ嬉しかったです!

0

表に出てこない部分が重い

ニッケさんはバックボーンをしっかり描かれるのが好印象。
どんな設定でも裏付けがシッカリあって魅せてくれて好きです。

しかし今回はその部分が少々裏目に出てた気がします。
ノリで振り切りたいんだろうけど振り切れていない;
私感ではIQ100ぐらい下げて読むような内容じゃないと思うのですが
ニッケさんはそう読んでと前置きをしているので、ここから既に温度差が…。

セックス生配信をしている"フリ"で稼ぐというインパクトは面白かったけれど
個人的には読んでてしんどかったです。
救われるお話だしハピエンなのに胸の中に溜まった重いモノだけが残りました。

攻めも受けも共感しがたいキャラクターだった事も大きいかもしれません。

攻めは善人が服を着て歩いてるような人です。
ニコニコと朗らかで力が抜ける雰囲気がとても良い。
演技力があってスイッチひとつで性格が切り替わるギャップもカッコイイです。
でもドがすぎるおバカっぷりがなんとも言えない…。
悪い人から鴨にされる所はなぜか私が落ち込みました;
もうちょっとシッカリして!世間を知って!!と渇を入れたくなる…(;ω;)

受けはミステリアスでした。
内面が見えれば見えるほど余計に謎が深まった気がします。

お兄さんとの関係や、家庭のこと。
空虚な気持ちを抱えてたときに声をかけてきた顔が見えぬ男性。
きっと深いバックボーンがあるのはチラリと見えるのに作中に現われてこない。
その見えなさが妙に落ち着かなくて安心して読めないのですね…。
ハッピーエンドと言われても謎が謎のままなので不安が残るのですよ。
私が感じた余韻の重さの大半はここに起因してる気がします。

そんな中で脇役のタケさんは吹っ切ってて良かったです…!
攻めが芝居してるところが好きで好きでモンペ化してるのが萌える!!!
恋愛感情じゃなくて攻めの芝居の大ファン兼保護者の立ち位置です♪
タケさんは安心感があって楽しめました(﹡´◡`﹡ )

攻めが酔っ払った時は色々とダダ漏れで可愛かったです♪
エッチしてる時の受けは表情がえっちで可愛かったです♡

6

もう一声ほしい

作家買い。

鯛野さん作品を読むといつも思うのですが、この方の引き出しの多さにはいつもびっくりします。シリアスな作品も、ほっこりな作品も、切なく哀しい作品も、どれも素晴らしい。

で、この新刊で、また鯛野作品の新たな一面を見た気がします。

タイトル、表紙。
そして疑似セックスを生配信するという題材。
リアル書店で手に取るには若干腰が引けてしまう。

が、中身はエロに特化した作品ではありません。
特化した作品ではないのですが、でもじゃあどんな作品か、と問われると、説明が非常に難しい。

何か抱えているのであろう、受けの天。
そして、天真爛漫で、お人好しで、底抜けに明るい攻めの晴良。
この二人が全く正反対で、所々笑いもあり、でも蓋を開けたら何やらどす黒いものが詰まっていそうな部分もある。

揺れ幅が大きく、どのスタンスで読んでいいのか若干悩む作品でした。

攻めの晴良くん視点でストーリーは進みます。
お人好しが過ぎて詐欺には遭う、借金は押し付けられる。
そんな晴良くんは、今度はお祖父ちゃんの入院費・500万円を工面する必要に迫られている。
お金はない、でもお祖父ちゃんのためにお金は工面してあげたい。

そんな彼に、高額な時給で働かないかと声をかけてきたのが天。
時給につられ天の家へ赴く晴良くんですが、そんな彼に天が提示してきた「仕事の中身」は、セックスの生配信の相手をしろというものだった―。

晴良くんは一貫して天然ちゃんです。
人の悪意とか、そういったものに鈍感で底抜けのお人好しでもある。
彼の思考回路は竹を割ったようで、手に取るように見えてくるんですね。

対して一方の天は、なんとも難解な青年でした。
何を生業としている人なのか。
広すぎる家を維持できているのはなぜなのか。
何故、セックスの生配信をするのか―。

棲み進めるうちに、序盤、謎だったところが少しずつ見えてくる。

見えてくるんですが、もう一声ほしかったな、というのが正直なところ。
彼の過去、枕営業をしていたのかいなかったのか、彼が求める「モノ」はいったい何なのか。

漠然とは読み取れるんです。
でも、彼の「過去」だったり、彼の兄との関係だったり、そういったところが彼の本質を作り出したものなはず。そこがきちんと描かれていないためにストーリーに締まりがなく全体的にぼやけてしまったような気がしました。

天は孤独を感じていますが、でも、今までに彼に向けられた視線は好意的なものもあった。それを受け入れられなかったのは彼自身であり、それが彼の本質なのでしょう。

そこを、晴良の明るさでもってこじ開けていった、という展開になっていて、それはすごく面白かったし萌えツボを刺激されたのですが、それゆえにもう一声ほしかったな、という。

濡れ場は非常に良かったです。
「俳優」としての素質にあふれている晴良くんの、スイッチが入ったシーンはすごくカッコ良かったし、疑似セックスが天の仮面をはいでいったツールであることは間違いなく、エロく、そして綺麗でした。

晴良くんの劇団の先輩・竹内くん。
天の義兄の顕さん。
脇役も皆さんとても魅力的で、彼らのスピンオフも読んでみたいなと思います。

5

268ページの分厚さですが、途中では止まらない!

倫理観をおき忘れた設定とどエロに振りまわされ、どっぷり鯛野先生の世界観に浸りました!

そして、カバー下「正座させられるメインキャラたち」によって、倫理観を戒める…
全てを集約した的確なツッコミとボケ…これありきで最後までめいっぱい羽目を外して作品を楽めます。


お金を稼ぐ為の疑似SEX生動画配信…疑似で終わらないだろうなぁという希望?は意外な結果でしたが、
あらすじにあるように、本番と変わらない…もしかしたらそれ以上のどエロ。
しかも、それぞれのキャラが途中でバケすぎです。

動画配信バイト雇い主の美人 天…
実は有名な芸術家ですが、創作評価の結果に自分を見失い中の闇の人。
しかもこの作品のダーク担当というくらい、創作活動に対する薄暗さがすごかった…。

この作品の一番の魅力は、騙された事に気付かない超お人よし鴨鷹男のイケメン晴良…
元劇団員で役が降りて来るタイプの演技力の持ち主です。
ギャップがありすぎて、役に入り込んでいる晴良に至っては、誰にでも化けられる恐ろしさ…。
普段はおバカな天然キャラに思えるんですが、軸のしっかりした芯のある人でした。
圧倒的光属性で、良くも悪くも人を引き寄せる魅力を放っている、かなりの最強キャラ!

鯛野先生はキャラの作り込みがスゴイです。
脇キャラである、晴良の元劇団仲間タケさんに、パトロン疑惑の顕さん。
二人とも意外性を持たせた展開が、すこし強引な感じはもったいないような気はしましたが…。

天と晴良の組み合わせはしっくりくる…二人合わせて割ってちょうどいい感じ。
芸術と演劇ですが同じアーティストなので、通じる部分が多いのも解りやすい描写でした。

この作品の一番のウリはもちろん、疑似SEX生動画配信…もちろんエロエロです。
ビックリまさかの強制お漏らしシーンが…しかも裸エプロンなんて!一回で二度オイシイ。
エロがエロすぎて話が入ってこないくらい、撮影シーンに惹きつけられてしまいました。
晴良が役に入ると基本Sっ気を強める傾向になるので、個人的には素晴らしい展開。
ありがとうございます…鯛野先生。

倫理観のあるキャラがいたら進まないお話なので、倫理観は横に置いて楽しむのが秘訣です。

※Renta:修正は白い斜線。濡れ場はもちろん多いですが、局部は少ないので修正は気になりません。

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ