「イク時は、僕の中でね」硬派なDT大学生×天涯孤独のストリッパー

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表題作彷徨いスタァ

佐々木 翔太(相手を大事にしすぎてフられてしまう系童貞・大学4年生・22歳)
雨宮 彷徨(性に対してとてもオープンな浮世離れしたメンズストリッパー・23歳)

その他の収録作品

  • スタァの泣きどころ(描きおろし)
  • カバー裏2p(四コマ・ストリップ用語の復習)

あらすじ

卒業旅行で友人達と田舎の温泉街にきた童貞の翔太は、ストリップ劇場を訪れる。その舞台で美しくも猥雑なショーをしていたのは男ストリッパー・雨宮彷徨。気に入られた翔太は、公衆の面前でSEXを求められ!?

作品情報

作品名
彷徨いスタァ
著者
らうりー 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
ISBN
9784040658445
3.9

(24)

(9)

萌々

(8)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
91
評価数
24
平均
3.9 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数7

ビッチ

童貞くん×ビッチw
大学卒業旅行でやってきた温泉街。
果てしなく遠い展望台を目指して山を登る途中に見たのは男同士の怪しい事情。
逃げても逃げても離れられないって、結局運命って話((´∀`*))ヶラヶラ

攻が、どこにでもある温かな家庭で育ったゆえなのか
愛情ちゃんと受けてきたからなのか
家族からの無償の愛を知らない受との観点の差が面白かった。
幼い時分から大人の気配を読んでいきてきた受。
大衆の前で尻の穴まで広げて見せてきた受の
後半の照れた顔がなんだかおぼこくてひどく可愛かったですな。
その後とか、残された病カプの続きも見てみたい

4

ただのコミカルエロじゃなかった。

表紙とサンプルのイメージはコミカルエロでしたが、
ストリッパー受け彷徨の背景から、少しづつダーク色を帯びた内容になっていく展開。
全編通してコミカルありですが、彷徨の人間関係周辺で病み感強めの描写があります。

そして、ストリッパーのまな板ショーがけっこう濃い内容で、
彷徨は69に3Pやモブ客にコイン詰めされたり、同僚ストリッパーの逆さ緊縛あり。
描写はけっこうサラッとしてますが、かなり高めのエロ度でした。

大学卒業旅行に友人4人で一週間の温泉街へ来た童貞の翔太は、
ストリップ劇場でメンズストリッパー彷徨に見惚れ、
気付けばまな板ショーで騎乗位されそうになり逃げ出すも、以降頭から彷徨が離れない。

彷徨は天涯孤独のストリッパーで、幼い頃に両親に捨てられ、
ストリップ劇場をしているジイさんに引き取られますが、
中3でジイさんも亡くしストリッパーとなり、現在23歳。
劇場のまな板ショーだけでなく、普段から誰とでもねる天然ビッチ受け。

いつも笑顔で簡単に好意をカラダで返そうとする彷徨ですが、
誰かに必要とされ愛されたいと、願って生きてきた生育背景から身についた処施術でした。
努力しなければ自分なんか受け入れて貰えない…そんな境遇で、
翔太に自分を大事にしないとダメと忠告され、会う度に説教され何かと心配して世話を焼かれ、
翔太の言葉で自分の過去や行動について考え始める彷徨。

彷徨が贔屓の客に襲われたことで、兄と慕う劇場支配人の闇へ…
家族だと思っていた支配人は、実は彷徨をオモチャ扱いしていた事が分かりますが、
独りになることを恐れて依存する彷徨に、翔太の言葉は直ぐに届かない。

疑念を抱いたことで彷徨は支配人に向き合い、暴力を受けて本性を知りますが、
彷徨が本当にショックを受けたのは、翔太に本心を隠し媚びて笑顔を見せる彷徨に向けて放った
「嫌いなんだ、お前のその顔」という翔太の言葉。

翔太はほんとイイ子です。家族に愛され大事にされ苦労も知っている…
ただ真っ直ぐなだけでなくて、世話焼きで心配性な性格が彷徨にはピッタリです。

彷徨は翔太に出会った時は不幸だと思っておらず、境遇を受け入れて強く生きている感じでしたが、
翔太が不躾でも心配してぶつかってくることで、色々考えるようになる。
考えてやっと気付く状態なんですよね…この辺りの描写が意外とリアルに感じました。

同僚ストリッパー宵の助けで行動した彷徨、
再会はドラマティックすぎる展開ですが、個人的には嫌いじゃない…じんわりきました。
気持ちが通じてからやっと二人のH、翔太がしっかり攻めて脱童貞する展開がよかったです!

それにしても、宵の真意が気になる…支配人目当て?どちらにしても彷徨にとっては有難いですが。
宵がかなり印象的なキャラで、個人的に宵のショーをもっと見たかった!

初読み作家さんなんですが、エロ描写がお上手…雰囲気がかなり好み。
テンポのいい会話やコミカル描写も見応えありなので、既刊作品を読むのが楽しみです。

※シーモア:修正はライトセーバー。かなり発光して修正大きめですが、シチュエーションがエロい。

8

純心なのに貞操観念は崩壊

卒業旅行で訪れた温泉街のストリッパー彷徨と
出逢って懐かれた翔太のお話。

翔太を気に入って1週間の旅行中、
何かと絡んでくる彷徨が可愛かったです♪
その中で、”お兄ちゃん気質”で面倒見のいい翔太の優しさに
”お礼”を返そうとする彷徨。
過ごしてきた境遇の為
「優しさには見返りが当然」という考えの彷徨が切なかったですね。
そんな彷徨が翔太の『無償の愛』に
変えられていく彷徨…尊いぃぃ♡
今までは平気で口から出ていたエロイ誘い文句も
翔太に言った途端自分で赤面しちゃう彷徨。かわいすぎかよ!!!

彷徨にはこれからも翔太の愛にどっぷり癒されまくって欲しい♡

6

少しモヤモヤが残る

1話だけ読んだことがあり、ずっと続きが気になっていた作品。
ストリップをしている彷徨。卒業旅行で温泉街にやってきた翔太。
旅行の期間だけの出会いだけど、まるで友だちのようで、彷徨にとっては今までにない付き合いだったのかなぁ。
幼い頃から人の顔色ばかり見てきた彷徨が、何の見返りも求めない関係を理解出来ず、一人ぼっちにならないために、嘘の笑顔を振りまいてきた。そんな彷徨に心が締め付けられました。
翔太とは、一つしか年の差がないのに、生きる世界があまりにも違って、普通なら見て見ぬふりをするところ。でも翔太は普通に接するし、説教だってする。
出会えて良かった!

ハッピーエンドなんだけど、どうしてもその先が気になってしまいます。就職決まったばかりの翔太が、彷徨とどう付き合っていくのかとか、生活は?
通じあえて良かったね。で、終わるのは良いのですが、先が気になってしまい、どうしても神評価までは付けられませんでした。心にモヤモヤが残る感じ。
話の展開、再会の描写など凄く良いです。

2

淫靡でピュアな星

煌びやかではなくどこか仄暗い独特の雰囲気のある
メンズストリップショーに出演している彷徨。
まな板ショーでは客と本番もこなし、
田舎の観光地の狭く閉じた地域でそうせざるを
得ない環境で過ごし、見返りを求める大人達を相手に
してきたため対人感覚が麻痺しているかんじで性には
淫らだけれど心は純真な子供のような。

そんな彷徨と卒業旅行先でなかなか衝撃的な
出会いを果たした大学生の翔太。
ごく普通の青年ですが、父親が体調を崩したため母の負担を
減らそうと幼い兄弟を養うために頑張っています。
無意識の世話焼きを発動させるオカン気質。

彷徨も翔太も普通に生活していたら出逢わないであろうなという
環境差のあるふたり。
翔太にとって彷徨はかなり刺激的な存在で、ストリップで魅せる
淫靡さに心を掴まれ、無邪気に見えて時折見せる儚さに
気持ちを揺り動かされて。
彷徨にとって翔太の見返りを求めない考え方が今まで自分を
縛りつけようとしていた周りの人間とは全く違うことに
戸惑いながらも惹かれて…

劇場支配人の涼の彷徨に対する執着が結構ヘビーでした。
暴力的で粘着質で独占欲が強い。
彷徨と同じ踊り子の宵もミステリアスで、
こちらは涼に執着している様子。
脇のダーク色が強めだったので翔太の陽な感じが
際立っていました。

翔太と彷徨、お互いの想いが伝わり身体も繋がりましたが
まだまだ未熟さも目立ちます。
これから前途洋々とはいかないかもですが支え合っていく
ふたりを見守りたいなと思いました。

4

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