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表題作冷たい砂を濡らす夜

シン/中東某国の王族 王位継承争いの渦中にいる
三田村佳威/シンの恋人兼ボディーガード 

その他の収録作品

  • コミック「冷たい砂の甘いまどろみ」
  • 冷たい砂は愛を囁く
  • 作家インタビュー
  • イラストレーターインタビュー
  • キャララフ画集
  • マル秘設定集

あらすじ

中東の王子シンと彼の護衛で恋人の佳威は、病気の国王を見舞うため砂漠の離宮へ赴く。そこで見た一枚の肖像画から、佳威はシンと父・サイードの確執の理由を知るのだった。そして、国王崩御によって王位継承をめぐる内紛が始まり…。伯父のマジュディーに捕らえられたシン奪還のため、武器と資金調達の必要に迫られた佳威は、米国企業の重役のユージーンに一晩、身を任せることを決意するが―。

作品情報

作品名
冷たい砂を濡らす夜
著者
水月真兎 
イラスト
DUO BRAND. 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434064401
3

(2)

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萌々

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(2)

中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

オマケが盛りだくさん!

髭オヤジ攻めアラブ、第3弾ですv


シンの祖父である現国王が重篤な状態となり、シンは母国へ戻る。
毎日のように祖父が静養している離宮を訪ねている。もちろん、佳威も付き従っているのだが、ある日、とある部屋へ迷い込んでしまう。
その部屋には、シンに瓜二つな男の肖像画が掲げてあった。その人物こそが、砂漠で父王を庇い、行方不明になった元王太子のアリーだった。

現国王がついに亡くなり、第2王子のマジュディーが自分が王の地位に就くために、シンとシンの父・サイードを国家反逆罪の疑いで拘束する。
護衛してきた佳威たちは離宮を脱出し、シンを救出するための武器を手に入れようと武器商人・ダウブの元へ向かう。が、佳威たちに金がないことを知っているダウブは、ある儲け話を佳威に持ちかける。

儲け話とは、コスモスウェブ重役で以前から佳威に目をつけていたユージーンと一晩、共にすることだった。
佳威は承諾するのだが、ユージーンに快楽を与えられれば与えられるほど、シンを裏切るとはどういうことなのかを思い知らされていく。
仲間の助けで間一髪、佳威の貞操は無事守られ、シンを救出するため王宮へ向かう。

王宮でシンとサイードを激しい攻防の末に救い出し、ヘリコプターで離宮に向かい、サイードが王位継承を宣言する。


王位継承については、これで一応カタが着きます。
シンと佳威の今回の試練は、やはり何といってもユージーンとの一件でしょう。
シンは、自分のために佳威を苦しませてしまったことを案じ、佳威は、絶望的な孤独から自分を救ってくれたシンを失う恐ろしさを、身をもって体験することになったわけです。
本の帯にも出ていましたが、「俺をあんたに繋いで!」ですから…
オビ文だけで、お代わりできそうです。

次巻に向けての下準備もされているので、これがどのようになっていくのか楽しみです^^

本編はここまで。
いつものおまけコミックが今回は24ページ!今より少し若い頃の2人が拝めます。
内容は、シンと佳威が出会ったSAS訓練所でのお話です。
シンの額に佳威が傷を負わせてしまったあとから、始まります。
ベッドで、お風呂でとシンが何とか佳威をモノにしようと、肌色満載です^^b

そして、短編が1本。これまた、SAS訓練所でのお話ですが、コミックと対比するような作りで、シンが訓練に参加し始めてから~額に傷を負い、佳威がシンの宿泊先へお見舞いに行くまでが書かれています。
訓練仲間のアラン(現 ユージーンボディーガード)や名前だけは出てきていたクリス、武田も出ています。
シンの佳威への執着ぶりは、怪我をする前からだというのがよーく解ります^_^;
実は、シンの一目惚れだったとか?

 

0

本筋に戻って良かった

シン・ビン・サイード(父親が国王を継承したことで王太子となる)×三田村佳威(シンの恋人兼ボディーガード)

※この作品は「冷たい砂(砂漠もの)」シリーズ3作目です。

前作ではイギリスに滞在していた二人は、シンの祖父である国王の容体が悪化したことを受けて帰国しますが、その後国王の崩御により王位継承をめぐる内紛が起こり、シンは国家反逆罪の名目で身柄を拘束されてしまいます。

イギリス滞在中の佳威はシンの結婚話が気になりグダグダでちょっと情けなかったのですが、今作ではシンを救出するという展開ゆえに佳威の戦闘能力が本領発揮という感じになっていて良かったです。やっぱり強い部分があることで、人が変わったようにメロメロになるエロシーンが生きるってもんです。

しかもシンの救出に必要な武器を調達するため、佳威は資金提供をする事をエサに一晩身を任せるという条件をのみ、シン以外の男に挿入ギリギリのところまで色々な行為をされてしまうのですが、シンの為なら…と、嫌悪感でいっぱいながらもそれを隠して言いなりになる健気な姿が痛かったです。その事がシンにバレてお仕置きかなと思ったら、それはさすがにお咎めなしでしたね。良かった良かった。

とりあえずピンチを脱してシンを救出し、新たな国王(シンの父親)が決まって一安心といったところですが、クライマックスに向けてでしょうか、シンの実の父親!?と思われるような人物の話が出てきたりしていたので、その伏線(!?)が今後どういう風に展開していくのか楽しみです。

巻末のコミックスと短編はイギリスのSAS留学時代(シンと佳威が初めて出会った頃)の話で、今までちょっと気になっていた内容だけに、こういう事があったのね…と楽しませてもらいました。

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