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僕等に名前をつけるなら 上

bokura ni namae wo tsukerunara

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表題作僕等に名前をつけるなら 上

矢野馨
高1、和泉の弟
遠坂和泉
高3、馨の兄

その他の収録作品

  • 僕はおとうと

あらすじ

…弟だなんて、知りたくなかったな

高校3年の春、遠坂和泉は弟・矢野馨と再会した。
両親の離婚で離ればなれになって7年、
寮の相部屋で再び一緒に生活することに。
低くなった声、赤く染まった髪、大人びた表情、知らない名字……
何もかも変わってしまった彼に
最初は弟だと気づかず惹かれていく和泉。
兄弟同士のはずなのに、胸に芽生えたこの感情は…?

作品情報

作品名
僕等に名前をつけるなら 上
著者
あがた愛 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813032373
4

(254)

(99)

萌々

(94)

(40)

中立

(12)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
27
得点
1003
評価数
254
平均
4 / 5
神率
39%

レビュー投稿数27

閉塞感ある兄弟愛がたまらん

親の離婚で小学校くらいの歳に別れた兄弟が高校の寮で再会する話です。

兄の和泉は真面目で几帳面、黒髪美人。弟の馨は髪を染めてちょっとやんちゃな雰囲気のあるモテそうなイケメン。どちらも見た目と性格が解釈一致なキャラクターになっていて絵柄も好みでとても好きでした。
兄弟だから昔の仲良かった関係に戻れるかと思いきや、和泉には過去に男の恋人が居た事が馨に知られ、そして馨も和泉に兄弟以上に近づいては離れたりと、兄弟以上の気持ちが見え隠れしながらお互いにどれだけ親密になって良いのか戸惑っている所が萌でした。和泉は真面目な性格からなかなか馨への気持ち決まらなそうだけど、元彼の体は全く受け入れられなかったのに、馨に対してはちゃんと反応していたのがエロかったし、何よりも和泉の心の中を表しているなと思いました。馨は最初から和泉に対してかなり執着してる様な感じがそこかしこに出ていて二人が再会した経緯が気になります。
途中に入る子供の頃の回想は可愛らしい子供時代の二人は切ないながらも癒しでした。
全体的にじっとりした軽くシリアスな雰囲気の中で、優しさを感じて心が段々と近づいていくのと、お互いの身体にもじわじわと興味を持って行く様子がエロかったです。
ラストに凄く親密な場面を遮るかのような、母親からの連絡はとても気になりました。

0

切ない兄弟愛

学生寮で寮長を務める和泉は新入生の馨と同室になり面倒をみる事に。どこか懐かしい匂いのした馨は実は両親の離婚で7年前に離れた弟で、すっかり変わってしまった彼の様子に気づかなかった和泉。男らしく格好良く成長した馨に惹かれていた和泉は、弟だって知りたくなかったという想いに。
好きだけど好きになってはいけない兄弟愛。馨もまた離れてからずっと和泉の事を想い続けていて、そんな2人が惹かれ合うのを止められる訳もなく…。
上巻の終わり方が秀逸でなだれ込むように下巻を読まずにはいられない!そして初めてのセッが、それは愛しくてエロすぎてもう大変〜。他の人とはどうしても最後まで出来なかった和泉なのに、馨だと体が反応してしまうのは愛しかない!

0

ガチ兄弟×再会愛

親の離婚で離れ離れになった兄弟の再会愛。義兄弟ではなく、ガチ兄弟ものです。

寮で同室になり再会した兄弟ですが、兄・和泉は最初は実の弟だと気付かないまま、恋心を抱きーと続くお話。

実の兄弟ならではの”禁断の恋”の背徳感と、受けである兄・和泉の恋心と葛藤が丁寧に綴られていて、ストーリーが進むにつれ、ドキドキ感が高まります。
和泉の口元のほくろが、なんとも言えずセクシー。

攻めの弟・馨は犬歯?が出てて、グイグイ来る感じ。
わざわざ京都から横浜の兄の学校に来たり、校内での和泉との絡みなど、漂う執着感が良かった◎

ついに馨(攻)から手を出され体から籠絡されそうな兄ですが、これからどうするどうなるー!?と気になるところで終わっている上巻でした。

0

じっとりジワジワ

あがた先生の作品って、しっとりというよりはじっとり〜…って感じがするんですよね。登場人物の雰囲気(髪の毛のツヤすら)も、絵もストーリーも全部がそんな印象。
それが身体の中から込み上げてくるゾワゾワ感に繋がり、妙にクセになります^^


禁断の兄弟愛。
この設定が、あがた先生の絵と見事にマッチ。仄暗さを醸し出す陰の部分を感じにいられません。邦画のスクリーンの画質みたいだなと思ってしまいました。
小さい頃に親の離婚で離ればになってしまった兄弟が再会し、弟から告白されてしまう上巻。わざわざ遠い京都から横浜の学校に進学したことに理由があるなぁと思っていたら、もしや…でした。BLなんでね、これくらいは予想済みでしたけども(笑)

弟の馨の方が執着心ありありなのが垣間見えて、固く閉ざした兄・和泉の心を開いていくんだろうという期待に下巻を早く読みたくなりました(≧∀≦)

0

執着臭がプンプンする…!!


離婚してバラバラになった兄弟が高校生になって再会。
ガチ兄弟なので同性と血縁の葛藤が見どころです。

寮暮らし同室同士なので、お話の規模は狭め。
物事が激しく動くというよりは、じんわり進んでいく感覚でした。
使用しているトーンも暗めのものなので、ちょっとダークな雰囲気。

そしてゲイの兄の片思いかと思いきや―――!?
弟の執着臭がプンプンします。
互いが兄弟なのを周りに隠して他人のように接する二人はどうなるのか…。
上巻ではまだまだ甘さが少なく、今後の展開に期待大です。

0

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