特典付
題名と表紙で葬儀屋さんの話かと思いました。それか殺し屋。
まさかの学生。色気エグい。憂いからくる色気なのか…そうだったら切ない…。
酔い潰れからの出会いってよくある展開ですが、放置は新しいwだいたいお持ち帰りされてますが、放置か警察呼ぶかが現実的ですよねw
義父がクソ過ぎてイライラしちゃいましたけど、あんな小さな頃からなら依存してしまっても仕方ないのか…大学の教授も『義父の接待客のよくないネットワーク』で?息子を売って自作品を売ってるのにそれを気付かないフリして、更に息子の作品盗作してって…病んでいたからは言い訳にならない。当然の報いを受けたと思います。
雪刀の後藤に対する『他人の大人に少しだけ丁寧にあつかってもらえる 会話の舵取りを任せておけば傷つかない』というモノローグが悲し過ぎます。当たり前のことなのに、クズな大人しか周りにいなかった雪刀は不憫…。
後藤も自殺した生徒への対応は最善ではなくとも間違ったわけではないと思います。その結果が最悪なのはやり切れない。
生徒の親御さんからの手紙は誠実だったと思います。理解できず、縁を切ることも。元々同性愛に否定的ならそのことで息子が自殺したなら更に否定的になってしまっても仕方ないことだと…感謝を述べ許し、拒絶し縁を切ることは、縛られる必要はないと言われたように感じます。
雪刀と後藤どちらともお互いが救いになって良かったです。
義父と身体の関係があって、義父の指示で売りのようなこともしていて、かわいそうで読みきれるか不安でしたが、暴力とか傷害とか痛すぎそうな描写はなかったので読み切れました。
作家の義父がとにかく病んでるし執着してるし束縛してるし、挙句には仕事すらうまくいってないのでだいぶ嫌いです。
そのお陰もあって、攻めである元教師のタクシー運転手が、とても立派な大人で、かっこいいです。
攻め、というより良心。
キャラクターに性格の明暗があるので読みやすかったです。
ラスト、もっとどっろどろになっても良さそうなところ、意外とあっさりと幕引きになったので少し拍子抜けです。
実はこうなのかなーとか、大学の名前だけ登場の講師にも関係持っとるんかい、とか考えたりツッコんだりする余白のある作品なので、一気に面白く読みました。
いろは先生久々に読みました。
やっぱり絵がいいですね。
味わいがあるし色っぽい。目がいい。
いろは先生作品の中でいちばん好きです。
後藤さんが渋い。かっこいい。
雪刀が最初どれだけこじらせてエロいのかと思いましたが、そこまでではなく。
淡々と自分と義父や周囲のことを受け止め、恐れを感じ、後藤さんに惹かれていく過程がよかったです。
後藤さんの過去がわかるところも自然だったし。
手紙の内容も理解できた。
後藤さんは何も悪くないけど、後悔や責任を感じるのもわかる。誠実な人。
裏の顔と言ってたけど、ひどい奴じゃなくてよかった。まろやか仕上げ最高ですw
後藤さんが自分の過去を悔いていたからこそ、雪刀への接し方なのも説得力があるし、
雪刀の存在によって後藤さんが救われた面もある。
もちろん雪刀にとっても。
お互いが救いになり、大切な存在、関係性になっていく。
好みのお話が、スリリングにとてもおもしろく描かれていて大満足です。
描き下ろしが最高でした。
「甘やかして」「どーぞ(無表情)」「……こっち向き?」からのハグが萌え〜!!
もちろんそこからの流れも。
無理かとは思いますが、この2人の続きがめっっちゃ見たい〜となりました。
タイトル、表紙ともにダークな匂いがプンプンとしていて、どんな恐怖や嫌悪・痛みを伴う読後感になるのかと、期待半分不安半分で読みました。
構え過ぎてたからなのか、私の感覚が麻痺してるのか分かりませんが、案外サラッとした読み応えだったな、という感想です。
義父からの過干渉・性的虐待、モブへの性接待、自殺などヘビーな設定満載な割にはライトな感じだったのは雪刀にあまり悲壮感がなかったからかも知れません。
こんな父親でも作家として尊敬していて、守りたいとも思っていた雪刀は割とタフでしたからね。
義父の元を離れてから、さらに義父が追っかけて来たりしたらなおホラーで良かったかなと思います。
後藤との絆も深まりそうですし。
時間が止まったままだった後藤も、一歩踏み出せて良かったです。
個人的に後藤がめっちゃタイプだったので、もっと見ていたかった気分です。
描き下ろしの甘え雪刀と甘えさせ後藤には萌えました。
青くて苦いが大好きなので、他の作品も読んでみようと購入。
義父(パパ)と関係している受けが、パパの作家としての名誉を守るために、自分のカラダをパパに言われるがままオッサン達に差し出しているという出だしからビックリ。
このお話、めちゃくちゃダークだった・・・!パパ怖い!
可哀想な受けを偶然助けた攻めが、過去の自分の行動への後悔からか受けに深入りしていくうちに、それぞれがお互いの救いになっていく。ここは王道展開で、読んでいてギュッとなった。
そして病みに病んだパパが、呆気なく亡くなってしまうのに更にビックリ。
もっとパパが暴れてぐちゃぐちゃになるかと思ったら・・・
ドライバーの攻めが大人の色気があって素敵。
そんな攻めに愛されて受けがこれからは幸せに暮らせることを願うばかり。
パパが強烈過ぎて、表紙を見るたびにパパの顔が浮かぶ・・・怖い。