おまけ漫画付きRenta!限定版
この人が、僕の過去(せかい)を壊してくれる――
前回は白鹿のユルールが何故が狼族のゼスではなくその嫁となったルーイを気に入ってしまうという展開でしたが、今回更にユルールの育ってきた環境や何故ルーイに興味を持ったのか?が分かりました。
ルーイ、そしてユルールの子供の頃の育った環境等がよく見えてきました。
ルーイとは真逆で周囲から大切にされて育ったユルールですが自分の人生を何一つ自分の意思で決められないという高貴であるからこその閉塞した環境がありました。そして、見知らぬ場所に何も分からないまま連れてこられて生活を始めたルーイに強く興味と憧れを持ったというのは、恋愛とは違うけど自分に無いものを求めてそしていつか自分も手に入れたい物をルーイに感じていたんでしょうね。美しい顔には出ないユルールの苦悩が感じられました。
そして、ゼスとルーイの関係もユルールとの交流や一緒に生活する事でだんだんお互いに興味が湧いて目が離せ無くなって来ているのが良かったです。
そして、ルーイの異母兄が登場した事で、何故誰にも知られない部屋にルーイと母親は監禁されて育ったのかその経緯がわかって来ました。両性具有でなければ、もしかしたらルーイの立場ももっと違ったものだったかもしれませんね。人間扱いされないのが本当に可哀想でした。しかし、ゼスは直ぐには口に出来ない程辛い事情があるって察してくれていたのが本当に優しいし心が広い人だなぁと思いました。ルーイの大粒の涙も可愛い顔でした。あんなふうに優しくされたら好きになりますよ。
それにしても、異母兄のアズラクの目的はなんでしょうね?続きが楽しみです。
その家に伝わると言われる、刺繍を覚えようとするルーイ。
日々怯えながら、少しこの国やゼスの優しさに触れて、嫁らしい事を始めます。
国から持って来た服よりも、ゼスのお古を着る方が心地良いというのもいじらしい。
しかし、地味です!ルーイ、地味‼︎ これは作者の意図している事なんですが。
地味ながらもその心根の優しさ、可愛らしさに気付くのはゼスだけでは無くて。
ゼスの親友であり、元番候補のユルールも、ルーイを愛しく思い始めている。
これはいい!心細いルーイの味方は少しでも増えて欲しい。
さて。ルーイの幼ない頃、怖い目にあわせた兄・アズラクが来訪します。
ルーイは一目見るなりガタガタと怯え、異変に気付いたゼスはさり気無く守ります。
その事で、ルーイは押し隠して来た自身の身の上を少しずつゼスに話せる様に。
アズラクの来訪の目的は何か?というところで次巻へ。
ルーイはそもそも父王のお手付きにされた侍女の子供。身分違いから城では冷遇されていました。
どうやらアズラクは、そんな事になる前からルーイの母であるザフラに思慕を寄せていた様子。なので、生まれたルーイが憎い。殺そうとした事さえあります。
父の愛妾に横恋慕するなんて、光源氏が父の後妻、藤壺に横恋慕した様な趣き。
ルーイはそんなこと、何も知らない。
後に悪夢として見るばかりの恐怖の出来事。アズラクはルーイを殺そうとしたし、
描写によっては、その後レイプしようとした風にも見えます。
ルーイの髪の色や、見た目は母では無く、父王に似てるという設定なんですが。
とにかく不穏を抱えて、終わり。私は3巻まで一気に買って読み進めているところですが、
2巻はあまり進んでいる感じがしないので、おまとめするのがお勧めです。
一族が崇める自然神のトーテムは、極東アジアの部族に色々沢山ありますから、この物語の設定は受け入れやすい。架空の世界のチベット風の背景と衣装、狼と白鹿の童話のようなお話は、とてもエキゾチックで魅力的。郷愁をそそられます。
アジアではこのシリーズの白鹿のようにアルビノは神秘的な存在で、神の使いといった風に大事にされてます。
アフリカのアルビノは気の毒で、神秘すぎる存在=魔法の薬として食べられてしまう。アフリカの「アルビノ狩り」アルビノの拉致と人身売買、殺人事件が後を絶たないので気の毒。
この物語のアルビノは「白鹿」の生まれ変わりとして、大事にされています。
--
狼と白鹿の婚姻が伝承されている王族へ、両性具有の王子ルーイが嫁ぐ話。
ルーイは、生まれた国では半陰陽の奇形児として忌まれて、地下で育てられていた。身分が低いけれど美しい生母は、奇形を生んだストレスで病気になる。
半陰陽がバレたら、国に返送されると怯えるルーイ。でも夫のゼスは、ルーイを庇う。
嫁いだ国は子供を産むことさえできれば問題ないし、同性婚も慣習として認められているので、ゼスはルーイを受け入れる。
居場所を見つけることが出来て暫く穏やかに新婚生活を送って居たら、ルーイの母に懸想していた兄がルーイを訪問する。兄にルーイは暴行未遂された過去がある。
兄の訪問目的を訝るルーイ。
もう一人、気になるキャラは、ゼスのもと番相手だった白鹿。
続きの展開が楽しみなのですが、まだ次号は発刊予定なし。
ルーイは、美人の母に似ている設定なのに、作者の好みでユルい顔に崩されています。残念。
状況的には1巻からあまり進まなかった2巻。
ゼス以外には体の事は秘密だし、未だにそれ以外はゼスにも秘密の状況で、ルーイの兄が様子をうかがいにっっっ!
ルーイの回想でチョイチョイ出てくる不穏分子。。。
勿論なにもゼスには話していないのに~察するよね♡
ゼスの優しさがたまらないっ!!!
兄を前にしたルーイを心配し話を聞こうとするゼス。
ルーイが泣きながら「聞いて欲しい」と告げるところで終わったぁぁぁぁ!
3巻!!早く読みたすぎる!!
続きものにはつきものだと思うんですが、早くその先が知りたい!!ともだもだしてしまいます。
しかも良いところで終わるんですよね。1巻でもそうでしたが。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
1巻で謎だった、ルーイの過剰な臆病さと自信のなさが解明されて納得しました。
とはいえ、幼いルーイが虐げられて、幼子に対する扱いがされていない過去が描写されているので、苦手な方は注意が必要だと思います。
両性具有だから確認されるところといえば下半身。
年の離れた兄弟たちから無理やりに開かされて、未遂とはいえ弄ばれる姿は心が痛みます。
味方だと思っていたアズラクにも傷つけられて。
こういう経緯があったからこその今のルーイ。早くゼスと甘い雰囲気になって、幸せなルーイが見たいです。
ゼスは冷たいけれど決して非情な人間ではないところがポイントだと感じます。
1巻でルーイに興味を持ったユルールの本心、訪ねてきたアズラクの腹の中。
まだまだ分からないことがたくさんなので、続刊を楽しみにしています。
