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私のタマゴを産んでくれ!
小説

魔王でケモ耳で獣体もあり?!と表紙とタイトルだけでテンションが上がりました。
好きな設定がこれでもかと!!♡
扉絵にちびっ子の姿があったので無事タマゴを生むんだろうなとは思っていたのですが、
まぁなかなか身ごもるまでにに時間がかかりました。
魔王がすごく忍耐強い紳士なんですもの。
発情期だしガーッと行って、
律もさっさと絆されるかと思いきや、
とてもじっくり育まれました♡
井上先生の言葉のチョイスがおもしろくて
あっという間に読み終わってしまいました。
特別版で職務質問を受けている時に
"仕事は魔王”と正直に話しちゃうくだりが特にお気に入りです!
Kindle Unlimited
出だしは、子供の頃に助けた子犬が、15年後に人間の姿になって現れたところから始まる。
今は繁殖期で、伴侶となる律にタマゴを産んでもらいたくて魔界からはるばる会いに来た。しかも魔王。
律の拒否り方が異常。
ツンデレや気が強い受けはまあまあ好き寄りですが、律はそれにプラスで、否定・拒否特性持ちだったので好感が持てなかった。
「一瞬でもゴンタが欲しい、抱かれてもいいと思ってしまった自分の浅ましさが嫌になった」……? そう思うことって浅ましい……のか?
そのあとも、自分は同性愛者じゃない、とめっちゃ否定する。
タマゴの件も、試しもしないのに頑なに否定するのが理解不能でイライラ。
ゴンタはタマゴが産めなくてもいいから伴侶になってくれとお願いレベルを下げる。それでも律は、魔界でタマゴを産んでくれる人と〜とか、でもタマゴが産めなきゃ〜、タマゴ産めないけど〜って半端なくしつこい。頭老人か。
読めてたけど結局タマゴはできる。
律のキャラがあまりにもタイプじゃなかったから、エロシーンは流し読み。
攻めの属性が「執着」「俺様」とあるので傲慢なイメージを抱きがちだけど、「天然」が入ってるのがツボでした。
ナチュラルに大真面目に頭が痛い発言を繰り広げちゃうところが、なんだか憎めなくてかわいかった。
というのも魔界育ちの魔王様なので、人間世界との常識とは大いにズレてしまってる。
例えば「首輪」。
律が犬姿の魔王にあげた首輪を「律からの愛の証」とし、人型に変身した時ですら「愛の証を外せるわけがない」と絶対に外さないんですね。
だから、黒づくめのスーツ姿に真っ赤な首輪という見た目やばい男になってしまう。
おまけに口を開けば周囲に誤解を与えかねない発言をし、渋々連れていったコンビニでも珍問答を繰り広げる。
律にとっては、頭イタタタ……で勘弁してくれよの連続なんだけど、読んでるこっちは大いにおもしろい。
個人的には魔王にはワンコ属性も大いにあると思います。
めーっちゃくちゃ健気で実は純情で、受け一筋まっしぐらで、受けが絶対。
魔王は繁殖期を迎えてるので、ことあるごとに「交わりたい」と囁きかけてはくるんですよ。
だけど、けっして一線を超えてこない。
繁殖期の発情ってオメガバースものでしか読んだことがないけど、オメガバースの発情期のあの苛烈さからすると随分おとなしいというか、実はそんな大したことないんでは??と思いながら読んでたんだけど、それはひとえに強固な魔王の自制心のたまものであって、魔王すげーー!!と。
受けをめーーーーっっっちゃくちゃ死ぬほど抱きたいけど、ひたすら我慢してる攻めというのが好物なので、ここがとても萌えました。
そして、大正時代の乙女か?というくらいに超純情。
魔界には魔王のタマゴを産みたい人が大勢いるので、繁殖期の余りある性欲をそのまま発散してヤリチンになったとしても無問題なんですね。
なのに、魔王ときたら「初めては、永久の伴侶としかしたくない、そして一生その相手のみ」と決めていた。
で、15年前に律を「永久の伴侶」認定して以来、繁殖期なのにその性欲をひたすら我慢して15年間も童貞のまま律を探し続けてきたとか、かわいすぎ。
律が「タマゴを産めない自分が魔王の伴侶となっていいのか」と悩むシーン。
「タマゴ」という字面は新鮮だけど、「女性と結婚して子供を授かる事もできるあいつの〜」云々で、身を引こうとするゲイ受けものの超変化形だなーと思いました。
俺様なのに、受け一筋の純情健気な攻めというキャラが凄くツボで萌えたし、なかなか面白かったです。
子供の頃助けた仔犬が実は魔界の魔王で、伴侶になる約束をしたといって迫られ、魔物が視えるが故孤独だった受けが半身を得る話。
この作者様のお話は痛いことも多いので他の方のレビューを見てからにするのですが、今回は受けにとても甘い溺愛もので安心して読めました。
律(受け)は幼い頃から魔物が視えることで異質な存在として孤独でした。
孤独であることに慣れ、魔物が視え意思疎通できる能力を使って祓魔師になった律は逆に視える力があってよかったと思いこむようにまでなりました。
そんなある日、異国情緒たっぷりな美丈夫が「私を覚えているか」と律の前に現れます。
伴侶になる約束をしたと言い張る男は自分は昔律が助けた仔犬のゴンタ(律が命名)だというのです。
魔王だと名乗るゴンタ(真名は教えてもらえない)は律を伴侶にしてタマゴを産ませようと律の家に居座ります。
オールブラックシェパードにしか見えないゴンタの獣化した姿は美しく、昔から犬を飼いたかった律は喜びます。
が、困ったことが一つ。
繁殖期だというゴンタは事あるごとにセックスに雪崩れ込もうとするのです。
そして、人型になったゴンタが傍にいると性欲に乏しいはずの自分の身体が反応するのです。拒み続ける自信もなく、さりとて受け入れるのは恐ろしく、人間の男である自分がタマゴを産めるはずもなく、困ってしまうのでした。
何故、性に興味のなかった律がゴンタを前にすると性衝動を覚えるのか。
魔物を視たり意思疎通できるのは何故なのか。
長らく海外出張に行っているとうい父親とは。
と謎もありましたが、ひとえに一途なゴンタには脱帽です。
魔界出身なだけあって人間の理が全く通じず本能に忠実なため、言動もおかしなものでしたが、それでも律が大好きとういのはすごく伝わってきて、不遜な態度なのに可愛いです。
繁殖期だから常に律を欲しているはずなのに、律が拒めば脅威の自制心でもって耐えるし、人間の男だからタマゴは産めないかもということに衝撃を受けながらもタマゴは諦める、律以外はいらないというゴンタの愛には感動ものです。
ただ、口絵がネタバレなのはちょっと残念でした。
タマゴがうめないかもしれないことがゴンタを受け入れることへの最後の障害になっていたはずなのに、口絵でばれてしまっているのですから。
繁殖期が終わるとタマゴは望めないから急がないとという話だったので、読んでいて焦りがあったのですが、繁殖期ながっ!
律にはたくさんのタマゴを産んでもらいたいものです。
そして、面白かったのは魔王と元魔王の嫌味の応酬です。よくもそれほど言葉が紡げるなというほど様々なバリエーションでお互いをディする二人の会話が楽しくて・・・。魔王と元魔王なのにレベルが高いのか低いのか・・・
律はうんざりかもしれませんが、これからも二人で元気に嫌味を言いあってほしいです。
「溺愛神官王の運命の番」が面白かったので購入。今回も受けがさっぱりした男前な方で良かったのですが、さらっと読めて今一つ萌え上がらなかったので萌と中立の間です。一途なイケメンがお好きな方には良いかなと思います。本編230P弱+あとがき。
鈴村不動産からの依頼を受け、問題の物件へ出かけた律。小さい頃から視える体質で、祓魔師となったため何がいるのか状況確認、場合によっては対応するのです。今回クローゼットにいたのは下級魔。「こんなとこにいたらダメだろ」と諭していたのに、玄関に新たに登場したイケメンによって下級魔はあっさり霧散してしまい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受け母(女手一つで律を育てた)、攻めの家臣(攻めに惚れてるっぽい)、バルナバス(魔物)ぐらいかな。
**攻め受けについて
受けはさっぱりした男前。視える体質だったため、普通の人間とはなかなか良い関係を築けず孤立しがち。幼い時にわずかな時間、一緒にいたワンコが攻めさんというお話でした。
攻めさんは一途だなあ、ひたすら受けを想って再び訪ねてくるのですが、人間界では時間たち過ぎていたので、なかなか受けさんに受け入れてもらえず、ちょっと進んでも俺タマゴ産めないし・・とぐるぐる。ぐるぐるはそんなに長くなく、飽くことも無かったのですが、そもそもこういう構図を読みすぎているからかな、今一つ萌え上がれなかったです。
受けさんの父親問題については、わーそう来たか!とちょっと驚きましたし、攻めさんが赤い首輪をもらって超嬉しそうにしている健気な様子は良かったですが、めっちゃびびっとくるものを発見できませんでした・・残念。
