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表題作よつもじ。~今日も、明日も~

岡村康彦
小説家,42才
中井優誠(ゆうせい)
担当編集,40才

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下:イラスト・4コマ漫画

あらすじ

大人の日常ラブがたっぷりつまった珠玉のおじさんBL—――

編集者として働く中井は、担当作家の岡村先生と恋人同士だ。
早めに帰宅できる日は、通い慣れた先生の家へ少し浮かれて向かい、仕事ではない2人きりの甘い時間を過ごしている。
歳を重ねた者同士ゆえの安堵感や充足感に満たされる日々。
けれど、急に甘えてくる先生にドキドキしたり、同じ銘柄の煙草を吸って欲情したり、まだまだ甘酸っぱい刺激的な日もあったりして…?

作品情報

作品名
よつもじ。~今日も、明日も~
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
ISBN
9784866533773
4.2

(128)

(67)

萌々

(38)

(19)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
546
評価数
128
平均
4.2 / 5
神率
52.3%

レビュー投稿数18

一番好きな作家×担当編集作品かもしれない!!!

42歳と40歳のおじさん同士とはいえ、おじさん感はわりと薄いので
今までおじさんかーとお思いの方々にも楽しんでいただけそうです。
むしろがっつりおじさんスキーの方々も、
大人の落ち着きさとお互いを想う優しさとときめきが詰まっているので
特に大きい出来事がなくても存分に萌えられると思います。
“大人の日常ラブがたっぷりつまった珠玉のおじさんBL”と書いてあるとおり、
各話にきゅんきゅんさせていただきました!!

作家の岡村康彦を「先生」と呼ぶ担当編集の中井は顔に感情があまり出ないタイプなので同僚や上司は彼の気持ちをなかなか推し量れなかったりするのですが
先生だけはふとした瞬間にわかってくれたり
行為の前はちゃんと爪を切ってくれたり
とぉにかく中井に優しい!!!!!
中井は甘やかされてるって言ってましたけど愛以外のなにものでもないでしょうよもう!!

対して中井は表情に乏しいし料理は出来ないんですが
先生の希望をあれこれ叶えてあげたいと思ってるし
自分が仕事で遅くなって疲れていても先生の部屋へ会いに行ったり
先生のちょっとぬけたようなところもまるっと好きだし
この幸せそうな二人を見てるだけでなんだか泣けてきます。

個人的に煙草は好きではないのですが事後に先生から煙草をもらって吸った時と
後日先生と同じ銘柄の煙草を吸った時の『くすぶる』という回がめちゃくちゃ好き!!!!!
先生の飼い猫視点の『ねこより』も可愛らしい♡
食パンにジャム塗ってマシュマロのせてトーストしても美味しいですよ。カロリーが怖くてしょっちゅうは食べられませんけども。

よつもじ。は各話のタイトルが四文字だからと読み終わってから気づきましたが
ひらがなが妙にじんわりくるんですよねぇ…。
いくらでも二人のエピソードを読みたいし、
どういう経緯で付き合うようになったのかも知りたいです。
あああ!!大好き!!!

10

ほのぼの幸せBL

表紙と裏のあらすじで買いました。
初作家さま。
アラフォー世代BLですがカッコいい人は何歳になってもカッコいいし、可愛い人は可愛い!の見本のような素敵なカプです。
作家×担当編集の日常を短いページでうまくまとめてあって【こいびと】【ねぶそく】などという四文字の副題で描かれている。全体的にほのぼの・Hは少ないけど濃度で勝負←別に勝負はしていないけど(笑)
大人カプは安心してみてられる反面、ほんの少しの子供っぽさがものすごく可愛らしく感じるのです。
仕事や日常で辛い事やイヤな事があっても、お互いの存在がとても励みになる。
読んでいてあったかくなるような素敵なBLでした。

7

も・え・し・ぬ

じっくりじっくり、タバコの火が夜にぽっとともってるような。小さく微かなのに触れると熱い二人の日々がどの日もどの日も大切です。

四十路の恋なんですけども、じわじわと灯される幸せとその四倍くらいの萌が襲います。
中井くんはオジさんてよりはくたびれています。でも可愛い。可愛いひとです。先生は少しだけ上ですがそんな中井くんよりかなり上に見えます。垢抜けてるのは先生の方なんですけども中井くんが可愛過ぎるのです。中身が。くたびれたクマもチャームポイントにしか見えません。先生が中井くんにわりとぐいぐいいくところもドキドキします。

タバコに妬くくらい中井くんが好きな先生はお猿と中井くん間違えちゃうひとで、そういうとこも好きとしか…
これまで好きな人との過ごし方っていうのをしてこなかった、て先生が何気なく言う場面がきりきりするほど切なかった。
描き下ろしの「ゆびさき」は、ふ、ふたりの、こんなトコロを目に出来るなんて…!!!という、自分の脳内叫びがうるさくて読み進められないくらいなご褒美でした。熱を帯びて火照るふたりの表情にも身体にもやられました。中井くんを気遣いつつも自分のペースな先生、攻様だ…!!好きにされてるのかと思えば、中井くんが最後指先でしたことに転がり回りました。書籍で手元におけるのに電子でいつでもどこでも見られるのにさらにご褒美とは?いいの?ていう。

三十路越えても老けるのでも枯れるのでもなく、好きな人といる社会人の日常があるんだよ、て。とても幸せになれます。三四郎になりたい。
なんのレビューにもなってませんが好きだとひたすら言い続けたい。
web連載…といいますか某●ixivから大好きで…この「よつもじ」が書籍化してうれしくてうれしくて…
引っ張り出しては眺めている好き過ぎる作品です。

6

年齢設定がいい

40代の小説家と編集者の、既に恋人同士になっている二人のお話。

今日は、たまたま、作家と編集者のお話の本を2冊続けて読んじゃったんだが、こういう地味なお話の方が断然好み!
お互いに40代で、それぞれのお仕事をちゃんとこなしつつ、今の二人の関係を大事にしていて、この先もそんな関係がずっと続いていきそうな感じ。
岡村が中井を甘やかしながら甘えている感じも、中井のそっけなさそうにしながらも甘えている感じも、この、40代になったばかりっていう、微妙な若さの残るおじさん具合が、とってもいい。
おまけの50代妄想にも、すごく萌える。

5

今日も、明日も、続く穏やかな日々を

表情があまり変わらないと言われるクーデレ系編集者の中井さん(40歳・受)と中井さんの担当している作家でちょっと甘えたがりの岡村先生(42歳・攻)の、とても静かで穏やかな日常BLです。もう出来上がってる「おじ×おじ」且つ「作家×担当編集」カップルの日常を切り取ったエピソード集でした。

新刊が発売されるので復習がてら読み返してたらしっかり再燃してしまいました。
ひとつひとつが短編でそこに萌えがギュッと込められていて各話ごとに読んで幸せな気持ちになりました。

同僚には「感情が表にでない人」だと思われてる中井さんが、先生の前ではちょっとかわいかったり色んな表情をするところがたまりません。先生も中井さんのことはお見通しだし。

私的には冒頭の「こいびと」での二人のやり取りの時点で先生はカッコいいし中井さんはちょっとセクシーだしでノックアウトでしたね…

まったりしたいとき、ほっこりしたいときに、読みたい一冊です。
「この後二人はどうなっちゃうの!?」といったドキドキハラハラが一切ないBLもいいものだなぁと思えました。

ちなみに…
新刊ではどうやら二人のなれそめが描かれているそうなので、これから早速読んでこようと思います。

1

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