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こちらのレビューを拝見して知ることが出来た作品。
嬉しい!
(敬愛する池玲文先生の電子短編作品はノーマークでした!)
祖母を看取った後の兄ちゃんの想いと恋人のななちゃんの関係に、この作品の深さを感じました。
私も親を介護する世代で、20年前に医療の現場にいたこともあるので、この作品の素晴らしさに涙が出ました。
現実はうまくいかない事がたくさんあります。
他人のせいにしてしまう事もありますが、
いろいろ経験してきて、現状を変えられるのは自分自身なのだと強く思います。
この様な作品に励まされ、癒され、希望をもって生きていきたいと思います。
図書館に置いてほしい名作です。
誤解されぬよう、これいわゆる「兄弟ものBL」じゃなくて、平眞ミツナガさんの「兄貴が恋を拾ってきました」(←ちなみにこれも超オススメ) みたいな「兄CPを見守る弟目線」です。
他のレビュワーさんも詳しく書いてくださってますが(しかも田亀源五郎さんの名作「弟の夫」にも言及してくださるなんて・・・!ありがとうございます!)、本作は2014年発表作なんですが、まだLGBTという用語も一般的に定着してなかった頃で、パートナーシップ制度(注1)もありませんでしたし、今でもその制度がない地域では養子縁組でしか法的に一緒になれません。
その時代にこんな作品を生み出すなんて、池センセすごいな?!
神作じゃった・・・めちゃくちゃえがったです。
泣いた。名作じゃ・・・。
(感動すると地元方言が出るタイプの腐女子)
このページ数でキュンもヒューマンドラマもえろも全部ある。
絵も全ページ美しい。
お値段も妥当。77ページ、330円。
ぜひぜひお読みください。
もっと他の著作も読もうと思います。
(注1):
パートナーシップ制度は現在なんと、255の自治体で導入されてるようです。(2023年1月1日時点)
人口カバー率はなんと65.2%、つまり望めば半分以上の日本国民が制度を利用できると・・・。
交付された累計カップル組数は4186組だそうです。
(破局したCP含む)(全てwiki調べ)
電子版。
家族愛がテーマのいい話。お手頃な価格だし、是非読んでもらいたいです。
母は看護師、夜勤がある。
両親が離婚した後、弟の面倒、寝たきりの祖母の介護、家事一切を兄が担当。
父親代わりでもある弟の目から見た兄は、ヒーロー。
兄が大好きな弟が、兄を偶像化して見ていた幼い頃を経て、
兄を一人の人として生き方を受け入れていく物語。弟は凄く包容力がある。
最初のハードルは、兄の恋人が同性だと知った時。
葛藤を経て、兄の考え方、生き方を理解しようと考える弟。
弟は、大好きな兄の笑顔をもっと見たい。
二番目のハードルは、祖母の死。
実は、兄は介護から解放されて嬉し泣き。その後、兄はそんな自分に嫌悪感を抱く。
恋人とも疎遠になり、その危機を回避したのは、弟。
三番目のハードルは、母へのカミングアウト。
弟が兄を涙の援護・・この場面はとても感動した。
四番目は、弟の恋人ヘ兄を紹介する場面。
弟の恋人も、兄たちを理解して抵抗が無い。
円満な家族を築けたのは、兄が大好きな弟が「鎹」になったから。
池先生が、こんなハートフルな作品をGeofront以外にも描いていたなんて、驚いた。
短編だけどよくまとまっていて、ぐっと涙が溢れる素敵なストーリーに仕上がってました。
良かったよー。
4人家族 父はいない
自分を育てたのは看護師の母でも 寝たきりの祖母でもない兄だった
タイトル通り 弟目線で進むお話
正直なところ子どもが出てくるお話が苦手です
寂しそうにしてたり 泣いてたりすると感情全部もってかれちゃうので
でもこれ ちがったわ
中学生になった兄がつれてきた友人になつくのを兄が嫌がる理由を知り 戸惑いながらも大好きな兄を理解していく
池さんの作品に出てくる受けって どこか幼い?と言うか おぼこい? 純粋? 健気?な感じなんだけど これは兄を思う弟がとにかく兄大好きで 健気っぽい雰囲気ではあるんだけど むちゃくちゃ芯が強い
しかも いつもならこの辺でギャグやらトンチキシーン突っ込んでくるよね?って所にもおふざけがなくて 中学・高校・社会人 と成長する兄を通し 母子家庭の大変さ 介護の辛さ 兄と兄の恋人の想い 兄と兄の恋人を守りたい弟の思い 受け入れられない母親と 受け入れてくれた婚約者 をいたって真面目に読まされる
もうなんならBLすっ飛ばして家族愛の話でいいくらい
最後の最後にちょろっとエロはあるけど どエロい訳でも 喘ぎ声もない 日常の営み的なさらっとしたもの
あ〜【媚の……】シリーズの次にすきだわ
短いながらも すごく優しくて穏やかで 池さんの作品とは思えないくらい 真剣に読んじゃった ←通常はギャグマンガの体で読んでます すみません
欲を言えば 大人になってからの兄と兄の恋人と弟の絡みをもう少し見たかったな.....
普段使いの【池玲文】さんが苦手な方がいたなら 尚更読んでいただきたいな って思っちゃう作品ではあるんだけど そこをゴリ押ししちゃうのが1番の欲深になっちゃうからしないよーーーーーーだw
池先生といえば安心感のあるデッサン力と巧みなストーリーが濃い世界にマッチしているという印象でした。もちろんこの作品も美しい作画と秀逸なストーリーは変わりませんが、介護というテーマを盛り込んだせいか普段の作品よりもより身近に感じました。
皆さんが仰るように涙が自然とこぼれる作品です。
BL作品というよりも家族愛が全面に出ている印象ですので、優しい気持ちになりたい時に読んで欲しいです。