穢れを知らないオガサワラくんでオレはなんてことを――ッ! ! !

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表題作エロ夢アクアリウム

小笠原 南
高校生・海洋生物オタク
由利 紘人
隠れゲイの高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

学年一の海洋生物オタク×ゲイであることを隠す今どき男子

オレ、由利紘人はどうやら変態になってしまったようだ。
最近、海の生き物たちに弄ばれるエッチな夢を見る。
それも、海洋生物オタクのオガサワラくんに見られながらだ!
オガサワラくんのオタクすぎる言動に正直最初は引き気味だった。
けど…ゲイであることを隠し、“普通"を装うオレにとって、人の目を気にせず自分に正直な彼の姿はとても魅力的で――。
彼を好きだと自覚してから、夢の内容はさらに卑猥にエスカレートするし、水族館で欲情しちゃうし、いったいオレ、どーしちゃったの――! ?

作品情報

作品名
エロ夢アクアリウム
著者
non food 
媒体
漫画(コミック)
出版社
イースト・プレス
レーベル
Splushコミックス
発売日
ISBN
9784781618593
4.1

(48)

(21)

萌々

(15)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
201
評価数
48
平均
4.1 / 5
神率
43.8%

レビュー投稿数8

タイトルだけで判断しないで!

すごく好きなタイプの可愛らしいポップな雰囲気の作品でした。
私は攻め君の話し方がツボで、真面目な顔してちょっとずれてることを言うみたいなキャラクターが、とにかく可愛かったです。

全体的にコミカルな雰囲気なんですが、受け君が攻め君に告白するシーンは、ぐっときました。
今まで表に出せなかった自分の好きなものを1つ1つ噛み締めていく感じが好きです。

コミカル+かわいい+ちょいエロを求めている方にオススメだと思います。

0

No Title

すごくピュアでさわやかなお話でした。
お互いがお互いを尊重して関係作って発展していく感じ…。青春だ〜!
さらりと読めるけど、2人の気持ちのやり取りはちゃんと描かれていて読後感もよかったです。

2人の目がキラキラしている描写がよかったです。
電子で読んだのですが、収録されていたカラー絵が綺麗でした。

0

すごくほっこり

海洋生物オタクな小笠原くんと
女の子との恋愛が上手くいかない由利くん。
交わることがなさそうなふたりがひょんなことから仲良くなり、友達から恋人へ…
という、DK同士の素敵な恋のお話でした。

とにかく海洋生物が大好きな小笠原くんは
何でもかんでも海の生き物のことに話が繋がっていくようなちょっと変わり者でした。
授業中に標本を組み立てたり、教科書に隠して
教科書より大きな図鑑を読んだり(笑) 
でもすごくピュアなのが伝わってくるのです。
やっぱりそんなところに由利くんも惹かれたんでしょうね。
お互いが同じように、相手をキラキラ輝く存在として捉えていたのがすごく素敵でした。

そのふたりのキラキラっぷりにほっこりできる作品だったなと思いました。

0

ピカピカでキラキラ

海洋生物が好き過ぎなちょっと変わり者の小笠原と、人とは違う自分を抑えて普通を装っている由利。

好きなことに一直線な小笠原がキラキラしていて眩しくって、どんどん惹かれていき、由利が押し込んでいた感情をアウトプットできるようになる過程が丁寧に描かれていてむずきゅんさせられました。

爽やかでライトな絵のテイストで由利のエロ夢でにゅるっと触手が絡むのがまたギャップがあって良かったです。
夢の中でコブダイに曇りなきまなこで乗る小笠原の姿も、小笠原の部屋が意図せずもラブホ風になってしまっているのもなんとも言えず面白い。
海洋生物あれこれも楽しくて、カワテブクロとか速攻で調べてふう〜ってなりました(笑)←
エッチは少なめなんですけど小笠原の攻め方が小笠原らしくって、由利がんばって!ってかんじでした。

ピカピカでキラキラなDK、イイですね。

電子(Renta!)で、扉絵のカラーイラストも掲載されていて嬉しかったです。

0

この恋は魚たちからのプレゼント

 海の生物図鑑が好きだったので興味を持ちました。海洋生物オタクに触手プレイとなかなか奇抜な題材に見えますが、正反対な生き方の二人が水族館を通して近付いていく、気持ち先行の純愛ストーリーでした。

 愛嬌ある海洋生物たちがよく描けており、小笠原博士による海洋生物豆知識、と言うBL+αなお楽しみ付き<゜)))彡作中に出てくる生物達は実在するものばかりなので興味のある方は是非検索を。

 グロテスクな姿は個性でもあり、進化の過程で創られた自然の芸術。生態はその生物がより効率的に、または自分の望む生き方をする為、長い年月を掛けて創られていったものだと思うの。
 これらが人工的では無く自然に紡がれていく事自体が奇跡的なので、彼らにハマる小笠原くんの気持ちは共感出来るんですよね。
 
 好きな物に真っ直ぐだけれど、ちょっと変人扱いされ浮いている小笠原くんと、本当の自分を隠して「普通」を演じ、みんなに溶け込んでいる由利。反対の世界を生きて来た二人が共に時間を過ごす事により、お互い今までとは違う世界が見えてくる。

 小笠原くんは由利の仕草や彼とのやり取りを、魚の行動に例えてしまう所がありますが、同時に興味を持つきっかけにもなっているのです。
 単にオタクなだけでは無く、デートプランをきちんと考えて由利を楽しませようと頑張り、相手をよく見て気遣う、実はデキる攻め。

 そんな真っすぐで優しい相手に出会えたから、逃げてばかりで内面は孤独だった由利が、心を開いて本当の自分を伝える勇気を貰った…この二人が出会って幸せになれた事が嬉しいと思えました。

 Hシーンは控えめで、前半は夢の中での触手プレイ。白馬…では無く魚にまたがり登場する小笠原くんが、触手を操るでも言葉責めをするでも無く、ただ普段通り魚の知識を横で語りまくっていて、キャラがブレないほのぼのしい光景に安心します。

 両想いになった後にようやく本当のHシーン、のハズなのにボケとツッコミのような二人の掛け合いが笑える!エロコンテンツでもネットの情報でも無く「魚の生殖行為」を参考に挑もうとするカップルは、BL史上先にも後にもきっと居ないでしょう(笑)
 瞳の中に小さな♡を描く手法は好き嫌いがありそうですが、可愛いし楽しんでいるな~って感じがして私は好きですね。

 好きな物に正直でいい、みんなと同じ「普通」じゃなくてもいい。現実世界で好きな物を堂々とさらけ出して生きる事は難しいけれど、ほんの少しだけそういうメッセージが込められているような気がして、元気を貰う事が出来ました。

2

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