身体の奥にまで触れられて…。

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表題作恋花は微熱に濡れる

井吹國仁 寿司屋見習い
藤緒礼人 高校生

その他の収録作品

  • あとがき(崎谷はるひ)
  • あとがき(冬乃郁也)

あらすじ

高校二年の藤緒礼人は、体が弱かった自分を兄のように気遣い守ってくれる幼馴染みの井吹國仁にずっと恋焦がれていた。 その想いを伝えられない礼人は、幼い頃に國仁が、ふざけて感じやすい躰に触れてきたのを忘れられずにいる。 そんな折、祖母が茶道の師範である礼人は、文化祭で野点の亭主を務める事に。 以前から礼人の冷たい美貌に誘われその躰を付け狙う輩がいたが、ついに…!
(出版社より)

作品情報

作品名
恋花は微熱に濡れる
著者
崎谷はるひ 
イラスト
冬乃郁也 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861341113
2.8

(15)

(0)

萌々

(1)

(11)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
40
評価数
15
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

アゴ髭萌え

高校二年の藤緒礼人は、体が弱かった自分を、兄のように気遣い守ってくれる幼馴染みの井吹國仁にずっと恋焦がれています。
見た目は冷たい印象の美人だけど中身はかわいこちゃんな礼人と、一見ワイルドだけど優しくて包容力のある國仁さん、実は両想いなのですが、お互いに気づいていません。
相手を思い遣るあまり、気持ちを伝えられないじれったい展開が続きます。
礼人は、自分が身内認定していない人間には結構辛辣で毒舌。それによってトラブルを招き…。

こちらの作品のいくつかのエピソード(子供だった礼人に國仁さんがイタズラとか、高校でレイプ未遂事件)は、正直言って好きな感じではなかったのですが、二人が結ばれた後のラブラブ、いちゃいちゃモードには満足、満腹です。
礼人の國仁さんだけに見せるかわいこちゃんっぷりにも、やられました…。
崎谷さん、相変わらずエロが濃いです…。

個人的な趣味ですが、冬乃さんの描かれるアゴ髭の國仁さんが、男っぽくてセクシーで、むちゃくちゃときめいてしまいました。
今まで、アゴ髭には全然興味無かったんですが、ちょっとハマりそうな予感です^^;

崎谷さんのサイトでは、このお話の後日談にあたる作品が、小説、漫画(冬乃さん作品)共に公開されていますので、ぜひ一緒にチェックしてみて下さい。

4

う~ん江戸っ子☆

とにかく礼人がエロい(笑)。病弱だからナヨナヨした受か?と思いきや、キレると江戸弁バリバリの冷たい美貌を持つ男の子でした。

攻の國仁も男前です。こちらは粋な男!という風体。10代の頃はブイブイ言わせて気合いの入った不良でした。現在は板前の修行中。多分この世で礼人が一番大事(笑)

二人は幼馴染みです。病弱な礼人を兄のように守ってきた國仁。
実は二人はとっくの昔に両想いだったんですが、お互いに相手を思い遣りすぎたせいで、くっつくのが遅れました(-_-)

ここだけなんかしっくり来ないです。だって國仁は幼い礼人に悪戯して精通させてるし、礼人も國仁のことが昔からずっと好きだったようです。
ならもう少し早くくっついてもよかったんじゃ…?もどかし過ぎるくらいもどかしい二人です。まぁ初恋がテーマだから良いのかな。

本当は礼人を抱きたいのに、大事過ぎて手を出せないから、他の女の人と付き合って熱を散らす國仁。う~ん焦れったい。

礼人は礼人で学校では絶大な人気。モテまくってます。礼人の美しい顔と色気となんかエロい身体(笑)目当てに、男たちが群がります。それが原因である事件が起こる…という流れです。

礼人は、自分に男が寄ってくる意味が分からないふりをして、その実ちゃんとわかってます。だけどそれを認めたくないし、國仁以外なら意味が無いと思っているのが良い。


エロ度は…高いかな?たぶん國仁より礼人の方がヤらしいです。なんか魔性。男を引きずり込んでドロドロにするタイプ。相手が男として強い國仁だから均衡が保ててます。

また礼人は茶道をたしなんでおり、身に付けてる着物がエロいエロい(笑)
着崩れる胸元とかいいですね~裾から覗く白い脚とか。とにかく礼人は全部がエロい。


…なんかエロしか語ってない気が…。でもとにかく面白かったんです。
キレる礼人の江戸弁とか、礼人を守る友達のキャラも、國仁VSあて馬役の水面下の争いとか、とにかく色々。

商業誌では二人が両想いになった所で終わってますが、同人誌番外編では礼人がまぁ淫猥になってます。確かこれは崎谷はるひさんの公式サイトで読めるのでは?

興味がある方はぜひ☆

2

たまにあるよね、崎谷さんの健気守られ姫受け はじめてなのにしょっぱなから淫乱全開~vなノリ。

あぁー。ごめんなさい、あんまり好きじゃないでつ。

BLにありがちな男子校設定。
無意識に男を惹きつける凛とした和風美人姫受け。

ご近所のお兄さんに大事に守られ育った受けは
まわりの心配をよそに無防備・・・
あわやっ!姫受け危機一髪!?
で、ナイト攻め登場で地固まる。

うぅーん。まあBLセオリーどおりだった。
たまにあるよね、崎谷さんの健気守られ姫受け
はじめてなのにしょっぱなから淫乱全開~vなノリ。

初恋成就でハッピーエンド。
まあ・・・オチもヤマもセオリーどおりでした。
前後のエロさはさすが崎谷節。

1

意外と積極的な姫

うーん。エロ以外の部分は正直いらなかった…?すいません、読み飛ばしてました。ななめ読みでも問題なし。

一応学園もので、アイドル的存在の受けなんですが、それをカバーしてくれている周りの人たちの思惑が解せませんでした。守りたくなるタイプってことを言いたかったのかな?

礼人が國仁に対してはデレデレに甘ったれるのがかわいかったです。特に、助けに来た國仁に縋り付くところなんかは最高にかわいく、これ周りのギャラリーは全員赤面だったんじゃないかと(笑)完全に二人の世界で、そういう意味でも早いとこ 帰すしかなかったんじゃないかと思うほどでした。そんな中、冷静に國仁と相対してた千足先輩はさすがでした。

周りのキャラも突っ込んだり掘り下げたり、いくらでも学園シリーズとして展開できそうな設定。シリーズ化はしてないので脳内補完なんですかね。千足の過去のお話が読んでみたかったです。

淫乱美人受け大好物なので、濡れ場では節堪能しました♪和服設定もよかったです。


0

中途半端だなあ・・・

幼馴染みものは(例外はありますが)結構好きですし、キャラクターも別に悪くないんです。

ただ、礼人(受)のキャラクター自体は別に苦手というわけじゃないんですが、モノローグがしつこくて鬱陶しかったんですよね。いかにも自分に酔っちゃってるような感じがしてしまって。

それにしても、これは所謂『学園もの』になるんでしょうか?

読んでてなぜか違和感がすごかったんですが、たぶん『王道学園(男子高)もの』と崎谷さんというのが自分の中で上手く結び付かなかったのかもしれません。

ホントに、思い返してみればまさしく『王道学園もの』の面もあるんですよね。礼人が男子高でモテモテで狙われちゃってるあたりとか。

まあ、國仁(攻)がその範疇からはまるまる外れてるんですけどね。だからこそ、あまりにも『学園もの』に重点を置き過ぎな気がして、必然的に國仁(と彼とのラブ)の存在が薄くなっちゃって勿体なかったかな~。國仁、いいキャラクターだと思うから余計に。

これが紛うことなき『学園もの』なら(ラブも学園内で展開するなら)、私の好みから外れてはいないんですよ。なんだかんだ言って王道好きなので。
ただ、そうじゃないからなんとなくアンバランスな気がしました。

年の差・幼馴染みのラブ自体はよかったんです。だから、どうにも中途半端な感じが否めなかったんですよね。

しかし、何よりも崎谷さん作品だなあと感じたのはHの濃さ!いや、このキャラクターでここまでやるんですか!?というくらいにスゴかった。

あとはイラスト。冬乃さんは挿絵としては正直言って苦手なんです。
絵柄自体はすごくダメってわけじゃないんですけどね。あとがき(ダリア文庫はイラスト作家さんのあとがきもある)の1Pコミックは面白かったし。

0

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