電子限定描き下ろし付き
優しくて真面目な獣人(ライオン)×一途で麗しい獣人(蛇)が織りなす、幼馴染同士の秘められた甘美な恋。
ちょっと厳しめに評価してしまいました。★2.5ぐらいです。
全体にモフモフな短編集です。
やっぱりメインカプの、おじさん先生と元気な少年が一番良かったかなあ。
若者の勢いに押されてしまう、落ち着いて大人なおじさんっていうのがいいですね。
未散さんのマンガにもありましたね。何だっけ。
他に、蛇とライオンとか2カプありました。
蛇が、カマトトな感じ含めて乙女であまり好きになれず。この辺が厳しめ評価につながってしまいました。
陸上ものの、チャラっとした人間と、クールな豹はなかなか良かった。こちらは最初からカプ。
やっぱり冷静な獣人ってなんかいいですね。抑制効いてる中に激しい欲情を隠しているみたいな。
3つのカップルが描かれています!
どのカップルもそれぞれ個性的でとても可愛かったです。
獣人も人も互いに理性があり、故に葛藤する場面がありました。かなりときめきました。
獣×人、人×獣、獣×獣でいたしているシーンがそれぞれあるのですが、個人的には獣人がいける人は大抵いけるレベルの獣感なのではないかと思います!
私はどのカップルも好きすぎて、何度も読み直してます笑
獣人は特に好きじゃないけどジミっ子が脱皮してのあらすじかめちゃ気になって。
表題が最後に出てくる同じ高校3カップル。
獣人や体の絵がとても上手い。
俊介先輩がタイプ♪
表題作の二人が見目麗しくて、修羅場ろうがイチャコラしようが目の保養になって最高でした…。
受けの自信のなさの表れのような顔を覆う前髪から覗く熱っぽい瞳や、古き良きという感じのボリューミーな一つ括りの攻めの髪型(あと太眉)とか、とにかく見た目がいい。
受けも攻めもお互いが好きなのを隠し切れていない感じや、攻めの受けへの愛情、受けの好きすぎて持て余す感じも何もかも可愛くて可愛くて…。できたら丸々一冊この二人で読みたかったです。
他にも「見た目ほぼ獣×人間CP」や「人間×見た目ほぼ獣CP」などでてきます。
前者は年上攻めが年下攻めの求愛をはねつけるので、年下攻めがヤキモキする話。かなり受けが子供っぽくて「そりゃあ攻めも手を出すのは怖かろうな…」と思いました。若い恋人、というよりもショタに狼藉を働くような気分なのでは…。
後者は同じ陸上部の先輩と後輩CPです。先輩受けがクールビューティなのに自分の情緒にさえ鈍くて、攻めはチャラそうに見えて実は……的なギャップが楽しいです。
ちょっとだけですが、愉快犯的な年上受けと、そんな受けに達観しつつもついていく年下攻めとかも出てきます。こちらはどちらも大人なCPですが、最後にはやはり…。
ケモノ萌えなどが大丈夫なら、気負うことなく読める感じのお話だと思います。
続編とか出たら買いたいですね…。
どの獣人のお話も良かったです。
狼×人間(年の差)
人間×黒豹(先輩後輩)
ライオン×蛇(幼なじみ)
の3カップルです。
私は幼なじみカップルが1番好きでした。
先輩後輩のお話にも巳國は登場しますが、蛇なので脱皮する事によって別人の様に美しくなりました。
脱皮したばかりはホルモンの調節が上手くいかなくて、他の獣人に追いかけられたりしていました。そんな巳國を助けるのが幼なじみの那智なのです。
那智は1/4だけライオンの獣人なので半端者と呼ばれています。巳國は小さい時から優しく自分を綺麗だと言ってくれた那智の事が好きです。
でも脱皮した姿を見ても態度の変わらない那智に焦れて、巳國は腕を噛んでしまいます。蛇の毒には催淫作用があるのです。
翌日に巳國は那智に謝ろうとしますが、途中で匂いに誘惑された先輩に襲われているところに那智が助けに来るのです。那智は獣人に変化していました。たまに獣人の姿に変化してしまうのを巳國に隠していたのですが、巳國はどちらの姿も好きだと告げます。
脱皮して自分の感情に素直になった巳國に振り回されている那智が微笑ましかったです。
全てのカップルが大学を中心にして知り合いで関わっていました。
番外編は巳神クリニックの先生と助手(人間×蛇)で登場人物が通う獣人専用のクリニックのお話でした。