「がっつきすぎだって」「……それはあんたもだろ…」

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ミッドナイト・コンフリクト ACO

midnight conflict

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表題作ミッドナイト・コンフリクト ACO

比嘉恒介,24歳,コンビニバイト
建村 篤,26歳,営業マン

その他の収録作品

  • 嵐のあとに(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

大人気ケンカップルラブコメ☆第3弾!

コンビニ店員の比嘉恒介とリーマンの建村篤は、
“喧嘩するほど仲がいい”を地で行くケンカップル。
ある日、篤の母・寿恵が突如来訪!!
潔癖な恒介のおかげで、見事に片付けられた部屋を見て、
女の影を感じ、紹介してほしいと言い出して!?
「“彼女”いるんじゃん!!」
カミングアウトするつもりがない篤は、
恒介との関係をどう伝えるか悩むが……?

描きおろし後日談付き!!

作品情報

作品名
ミッドナイト・コンフリクト ACO
著者
犬井ナオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
ミッドナイト・コンフリクト
発売日
ISBN
9784040645254
4.3

(84)

(47)

萌々

(24)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
367
評価数
84
平均
4.3 / 5
神率
56%

レビュー投稿数12

たまんないね!ACO!

とうとうシリーズ3作目です。
ほんと、恒介と篤のケンカップル大好きです!シリーズを追う毎にラブ度増していて嬉しい限りですよね。犬井先生の薄い本も好きすぎて買っていますが、やっぱり本編で新しい展開を見れることは幸せです。

とにかく、ACOのサブタイトルがメインテーマでした。と、同時に2人の絆が強くなっているじゃん…相手を見る目線、行動も言葉も自分ファーストじゃなくて、常に『あいつは…』と互いの事を考えていますもんね。

すっかり両親公認のラブラブカップルになった2人。恒介の実家旅館のエピソードは、たまらない。篤の出来る男っ振りに恒介が惚れ直していたり。ここで篤の小さい頃のエピソードも明かされます。

篤のお母様登場してからは、ゲイであること、恒介と恋人同士で有ることを告白できず悩む2人。でも、恋人だからこそ一緒に性について互いのために考えることが出来るんだろうな。

篤のお母様に対する気持ちと恋人の恒介に対する気持ちが素直で良かった。
恒介に嘘つかせたり、お母様に嘘つく事の自己嫌悪など篤の心情が丁寧に描かれています。

そして篤のお母様も、素敵な人で良かった。カバー下での母心が見れて、ちょっとホロリときます。ぜひ、カバー下も忘れず見ていただきたいです。

そして…私のお気に入りは、恒介と篤のえっち。(みなさん、2人のえっちお嫌いじゃないですよね?私は、積極的に好きです!)
んも~篤は、なんであんなに可愛くエロくなるんでしょ?最早定番化した恒介の実家旅館のお布団ラブデコ。恒介のお母様、腕上げてますからね!
実家旅館で、アパートで、ラブホで!
見つめ有ったり、手をぎゅっと握り有ったり…
う~照れちゃう~でも、見たい~!と、見事に悶えることが出来ますよ。

あ、ケンカップルでも有りますけど、痴話喧嘩かな。2人の周りのみちこ、ゴウさん、真生も元気そうでなにより。みちこ、頑張ってました。

何だか、まだまだ続きそうな感じも有ります。まだまだ、落ち着かないこれからの2人の日々を楽しみに待ってます!

7

私史上最高ケンカッぷる!(三度登場)

大好き!
電子で単話売りから読んでますが
そりゃあ紙でも買うよね!!って作品。
ここまで活きのいい(笑)喧嘩っぷるはいない!

今回の副題は
A(篤)
C(カミング)
O(アウト)
母子家庭の篤が海外赴任している母親にカミングアウトするまでのお話です。

恒介と篤は相変わらずケンカしたり濃厚ラブラブHしたり。
そんな二人の前に篤の母が息子の顔を見るために帰国…
さて。カミングアウトはどうする??って事でひと騒動ありますが、結果二人の気持ちは深まるし、笑顔の篤が可愛いし…もう面白いし尊いしHだし…最の高♥

今回も恒介の実家にお手伝いに行っている篤ですが、営業職のハイスペックぶりを披露。ホントもう若旦那でいいじゃん(笑)

5

世界一のケンカップル

大好きなシリーズの3作目。今までの2作品では、恒介が家族、特に父親とのわだかまりがなくなったり、恒介と篤の理解者で友人となった真生くんが登場しましたが、今作は敦が家族の寿恵さんへカミングアウトするお話がメインです。

"彼女"と思い込んでいる母親へ、不安や心配をさせたくない。だから、恒介と付き合っていること、つまり自分はゲイであることは言いたくない…その気持ちはすごく分かります。でも同時に、恒介の存在を隠すことは、恒介を傷つけることになるのではないか、隠す=やましい事だと言う捉え方にはならないだろうか、私はそう思いました。篤の気持ちも分かる一方、もし私が自分の存在を隠されたら、正直辛いです。それから嘘をつかれたことについて、寿恵さんは幸せなのかなって、疑問にも感じました。誰かを思う嘘は、嘘を突き通すことができれば、もしかしたら嘘は真実に変わるかもしれません。しかし今回は寿恵さんと篤だけの問題ではなく、そこには恒介という、篤にとってかけがえのない存在がいます。恒介を傷つける嘘だとしたら、寿恵さんを思ってついた嘘は、結果的に篤を苦しめたり、寿恵さんにとっても良いことにはならないんじゃないかと思いました。恒介は篤を思って、篤の嘘に対して理解を示しましたが、恒介や篤の中にモヤモヤした感情があるように感じました。
そんな篤、恒介の心を動かしたのは、真生くんでした。篤の彼氏は恒介だ、家族には素直になれって教えてくれたのは篤達だと、2人に喝を入れます。真生くんは前作で、素直に祖父に寂しいと言えないことや、本音を伝えられないことについて、篤や恒介に救われました。真生くんにとって、篤や恒介の問題は、他人事ではなかったんだと思います。その真っ直ぐな言葉の数々に、号泣しました。
真生くんの言葉に対して、恒介は篤を庇いますが、篤は、自分の嘘は、寿恵を騙し、恒介にも嘘をつかせてしまい、結果的に2人を傷つけているんじゃないかと考えるようになりました。寿恵さんに本当のことを言いに行くときに、恒介に"一緒にいてくれたら嬉しい"と伝えたこと、恒介がそれを"いいに決まってる"と伝えたことに、また涙しました。
いざ寿恵さんに真実を伝えるとき、なかなか一歩を踏み出せず、言えない篤。その背中を押し、きっかけをくれたのは恒介でした。自分(恒介)はゲイで、篤に付き合ってもらっていると。篤は驚いたと同時に、"付き合ってもらってる"発言に怒り、寿恵さんの前でお約束のケンカを始めます。寿恵さんは薄々気がついていて、その事実を、2人から伝えてくれたことに喜び、帰って行きました。"良い人と出会えてよかったね"そう寿恵さんが2人に伝えたシーンで大号泣しました。
篤は、恒介がいてくれたから、恒介だから、寿恵さんに真実を伝えられたんだと、感謝の気持ちを恒介に伝えます。胸がいっぱいになった2人は、このあと濃厚なエチチをします(*^▽^*)可愛いんですよ篤がー!!!ぜひここ篤の可愛さを感じてほしいです(#^.^#)
お互いに、お互いだから幸せなんだって思える2人が凄く素敵だなと思いました。

2人を心配してくれたゴウさん、彼女のフリをしてくれたみちこちゃん、そして2人の心を動かした真生くん、彼ら3人の、恒介と篤への愛が凄く感じられました(*^▽^*)

描き下ろしも微笑ましいです( ◠‿◠ )篤宅に片づけに行ったのにエチチしちゃって片づけられられなかった自分に落ち込む恒介が可愛いです笑。

世界一のケンカップル、おすすめです!!!

5

寄り添っていく

待ってました!シリーズ3作目です。
今回はサブタイトルのACO
篤カミングアウト編でした
海外で仕事をしている篤のお母様が恒介との旅館の写真を見て「彼女がいるのでは!?」とうきうき気味で帰国。

2人の関係をどう伝えれば傷つかないのかと悩んだ末に、みちこを彼女と紹介することに。
いつもはハイテンションでぶっ飛び気味のみちこですが、今回は頑張った…!
移動途中で、篤と恒介のやり取りを「いつも喧嘩してるんですよ」と優しい顔でお母様に語るみちこが印象的でした。

無事に紹介は終わったのですが、お母様に嘘を付いてること、恒介に嘘を付かせていることにモヤモヤと違和感を感じる篤。
2人で相談の末、本当のことを話そうと決意した信頼の深さが素敵でした。
いざ、話そうとしてもなかなか言えずにいた篤でしたが、恒介が「俺が!」を主張しつつ篤を想いやりながらカミングアウトをする姿にうるっとしてしまいました。
お母様もとてもいい人で「良かったね」と心から祝福と喜んでいて温かい気持ちになりました。

少しずつ、お互いを想いあって寄り添っていく2人をまだまだ見ていたいです。

4

喧嘩しつつも、ラブラブ健在

大好きなシリーズの3冊目!
ケンカップルの比嘉恒介と建村篤が、付き合いだして3ヶ月のお話。

恒介の両親にも認められ、実家に遊びがてら手伝いにとの声がかかり2人は恒介の実家へ。
喧嘩しつつもラブラブな2人を堪能できます!
篤はまるで若旦那の様にテキパキと仕事をこなし、あれ?このまま二人共この旅館を継いじゃうんじゃない?!と思っちゃうくらい、みんなから認められる2人です。
そんな中、海外で働く篤の母親が帰国するとの知らせが来て、カミングアウトしてない篤は恒介を恋人として紹介せず。。。
同性カップルが付き合っていく上で、親へのカミングアウトは難しい事。
この作品ならではの乗り越え方で、良かったね〜と思える締めくくりでした。
色々あるし、喧嘩も多いけど、自分にない所を互いに補い合って付き合う2人が、本当に好きです。
絵柄的に、受の篤が可愛いわけではないし、恒介だってスパダリではないけれど、2人を見守りたくなるんです。
だから、大好きなシリーズです!!

3

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