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表題作陽だまりのオレンジ

七海鷹鴇
高校1年生,成績の悪い後輩
小鳥遊 慧
高校3年生,優等生の先輩

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「またここに来てもいいですか?」
成績がふるわず追試が決まった高校一年生の七海は、美術準備室で全国模試三位の実力者・小鳥遊先輩と出会い、半ば強引に勉強を教えてもらう事に。容姿端麗で人を寄せつけない雰囲気を持つ先輩に、最初は苦手意識を持っていた七海。
しかし、優しく面倒見の良い本当の姿や、人前では見せない笑顔に心惹かれていく。
──この関係は期限つき。
先輩の心の中をもっと知りたいと逸る七海は…?

作品情報

作品名
陽だまりのオレンジ
著者
悠ちとせ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796413602
3.7

(69)

(13)

萌々

(32)

(17)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
250
評価数
69
平均
3.7 / 5
神率
18.8%

レビュー投稿数11

恋に変わるまでの日々を

ふんわり温かくてドキドキそわそわする
この気持ちって恋なのかな…?みたいな、
『恋未満』な気持ちを持て余しながら進むふたりがとにかく尊かった…!

元気いっぱいでちょっぴりおバカな七海と
頭は良いけれどどこか影のある小鳥遊との日々に
最初に恋愛要素なんてまったくなくて、 
恋が始まりそうな気配すらなかったのに。
ほんの少し心が動いたのをキッカケに
これまでのことが繋がって、
急激に気持ちを自覚していく感じ、すごく好きでした。

高校生の若さあふれる衝動的な部分もなく
わりとライトなお話ではあるんですが、
そこがまた青春の甘酸っぱさを引き立てていて
なんとも言えず満たされて。
ふわーっと心が洗われるような作品でした。

0

大好きな先輩の心の隙間

 小鳥遊慧は成績優秀な高校3年生です。一方、七海は追試の対象になってしまうほど学業が振るわない高校1年生です。七海は慧に勉強を教えてもらうことになり、七海は赤点の危機を回避します。
 試験も終わり夏休みになり、小鳥遊と七海の接点がなくなるかと思いきや、二人の関係は続いていきます。
 私は何でもできてしまう小鳥遊先輩が、自分の中に心の隙間を抱えていて、将来への迷いがあるのが意外でした。七海を通して将来への迷いに向かい合っていくところはどこにでもいる等身大の高校生だと思いました。

0

高校生のキュンキュンした恋

はつらつとして元気な七海(ちょっとおバカ)と、賢いけど人をよせつけない先輩、小鳥遊のカップル。
現実世界でもそうですが、こういう正反対なキャラがお互いに惹かれ合うというのはすんなり入ってきますね。

最初は、クールすぎる小鳥遊のキャラがちょっと入り込めないかな、と思ったのですが、いったん懐に入ってしまうと、純情で柔らかい核心が見えてきてかわいい。七海が好きになってしまうのもうなずけます。

その後の成長した二人の話もよかったです。

0

あたたかい青春物語

たまにはゆっくり進んでいくようなお話が読みたいと思い購入。


おバカで能天気でだけどちょっと羨ましくなるような存在の後輩
×
誰もが羨ましがる存在でありながら人生にはとても不器用な先輩


という正反対な2人の話。
始まりはひょんなことから成績優秀な先輩にお勉強を教えてもらうことになった。という至ってシンプルなもので、それをきっかけに後輩の七海が先輩を気になり出し、先輩の小鳥遊もそんな七海のことが嫌いではなくて──とストーリーが進んでいきます。

胸きゅんだったり、小鳥遊先輩の実は…な家庭事情だったり、それによってすれ違う2人だったり、基本的にはストーリー性満載で神作確定な作品なのですが、七海が先輩を好きになった時つい「え、そうなの?」と声が出てしまうほど急に感じました。そしてそんな七海の好きをアッサリ受け入れた小鳥遊先輩にもびっくり。
この作品が全体的に丁寧で綺麗だからこそもっとゆっくりでもいいんじゃないかなと個人的には思いました。
でもそれを忘れてしまうほど後半にかけて素敵なお話になっていくので読み終わったあとモヤッとすることはなかったです。

なんと言っても見どころは最終話の最後の最後。
小鳥遊先輩によかったねと声をかけてあげたくなるシーン。最高です。

重すぎないいい話が読みたい時に凄くおすすめです。

0

ピュアな青春!!

悠ちとせさんの絵が大好きで、この漫画にたどり着きました。
なんといっても、絵がとてもきれいです!!
イラスト重視の方は絶対に気にいると思います。

そして、とてつもなくピュアです!青春!DK最高! 3年生と一年生というのがまた、堪らなくきゅんきゅんします!
性描写も全然激しくないです!最後に載っている番外編でちゅーとバニラ(挿入なし)するぐらいなので、心が清らかになりました。
めちゃくちゃ素敵な作品です!

0

年下ワンコぉぉぉおーーー(悶

表紙の雰囲気と帯の文句に惹かれて読みました。
男子高校生ものは同級生のものを読むことが多かったので、DKで年下ワンコが同時に読める幸せを噛み締めながら…。

ちょっとおバカで、真っ直ぐな七海。

「先輩のこともっと知りたい!」
「もっと仲良くなりたい」

というピュアで直球な心情の吐露が良かったです。
そこにはヨコシマな気持ちなど無く、小鳥遊先輩をただ好きだという一心だけが読み取れて、久々にこんな純粋なの読んだなぁ、とこちらまで浄化されるようでした。

先輩に孤独を意識させたのも七海だったけど、その孤独を埋めるのもまた七海で、その陽だまりのような温かさにこちらも胸がジーンと熱くなりました。

番外編の先輩の学生マンションにおよばれが非常に萌えでした。
ウブい!ウブすぎてかえって悶絶しました。
ゆっくりゆっくりが似合う2人の素敵なお話でした。

1

この表紙のこの表情に

絵が可愛い。表紙に一目惚れ。
最近序盤読んで、この二人の関係性がいずれ表紙になるの?この表情に?ひょー!ってテンションの上げ方を学んだので、今回も険悪な始まり方にワクワクが止まらない。

ストーリーは爽やかでした。学生らしい悩みに、学生らしい解決で、明るく朗らか。BL漫画的深みは正直薄いけれど、こんな作品もあり。男同士であることにもなんとも思ってない風だし、ほんと、高校生同士の恋愛でした。一般漫画基準で見ちゃうと、絵はとーってもうまいながら、この作品だけの何かは薄い。最近こんな感想よく書いてる気がしてきたな。

全国模試3位の生徒が就職するなんて、普通に考えたら高校がうんというはずがないよ。七海の言う通り選び放題なんだよ先輩。勉強できるのだから賢く生きてくれよ。

先輩ファッジ好きなのか…わたしも好きだったなぁ。
萌〜萌2 画力と、もっと読まれて欲しい気持ちをこめて萌2

0

あ~可愛い…ほんと可愛い…

悠ちとせ先生のこちらの作品。
ずっと、連載追っていました!
まとまって読むのが楽しみでした~!

2人の正反対な男子高校生。
二個上の優等生な小鳥遊と、お勉強が得意じゃない後輩の七海。

この七海のキャラが、無邪気な感じなんですね、初めは。
でも小鳥遊と知り合って、交流を深めるに連れて一途に相手を思いやったり、自分の小鳥遊に対する恋心に気がついて考える場面が増えるに連れて成長してるのがね…

もう、なんと言うか萌えるんですね~
可愛いじゃないか、小鳥遊にときめく七海。

対する小鳥遊も、全くタイプの違う七海に半ば強引に引っ張られつつ、彼の寂しさとかが引き出され。また、七海の一途に思う気持ちに包まれて小鳥遊の世界も変わって行くのが、良いですね。

決して派手な展開は有りません。だけど、惹かれる彼らの日常と、ときめく気持ちが素晴らしいのです。

ちゃんとえろい展開も、最後に御座いますが七海と小鳥遊の初なカップル感~っ!
いいの、これくらい萌えながら読み終えるくらいがこのキャラとお話にベストマッチですからね!

いや、心が洗われる(個人的にですよ~)
気持ちを鎮める何が出てる作品です。おすすめです。

2

青春っていいねえ✨

The!青春。甘酸っぱい~♥
という爽やかな作品。

成績がふるわず追試次第では留年の危機の高校一年生七海くん。
とあるきっかけで美術準備室の主(放課後をそこで過ごす理由あり)みたいな三年生の先輩・小鳥遊くんに出会い、勉強をみてもらううちに芽生える感情。

…あああ甘酸っぱい。

素直でまっすぐな七海くんに、頑なだった小鳥遊くんも素直になっていく過程での笑顔とか、夏祭りを楽しむ姿とか、近づいていく二人が可愛らしかったです。

高校を卒業する先輩と見送る後輩。
そして、それからの二人が描きおろしで少し読めます。
Hは描きおろしで少しだけ♥

物語の雰囲気に馴染んでいて、最後まで素敵でした。

2

あたたかい

2人の距離感がすごく穏やかで温かい。しっとりしすぎず、ギャグっぽいやりとりが随所にあるのが良い。中だるみせずに読めた。
1年を通して、二人の成長を少しずつ追いかけられたのが良かった。

1

ゆっくり流れる時間が素敵な作品

あー、あったかい。
陽だまりみたいなお話でした。
主人公の高校生二人を中心に進むストーリーなのですが、
恋敵もいないし、大きなトラブルもありません。
Hも番外編でちょこっとだけ。
もしかしたら物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ラストは自然に笑顔になれるーー
そんな、可愛くてキラキラした青春ラブです。


進級危機の七海は、超優秀な先輩・小鳥遊に勉強を見てもらうことにーー…

偶然知り合った二人が、時間をかけてゆっくり距離を縮めていきます。
美術準備室というシチュエーションが、とてもドキドキさせてくれます。
でも、何もエロいことはしない。
ただただ、ゆっくり時間が流れていきます。

はじめに意識し始めたのは七海なのですが、小鳥遊も七海といると心地よいと感じるようになっていくのです。
人付き合いを避けてきた小鳥遊にとって、一人でいることは慣れっこだし、当たり前のことでした。
小鳥遊の当たり前を壊してしまったのが、七海です。

とにかく、七海が大らかで優しい子でした。
自分の気持ちを押し付けないし、ザ・年下わんこ攻めって感じ。
読んでると、耳としっぽが見えてきます^^

ツンデレの小鳥遊は、実は寂しがり。
離婚した母親に心配をかけたくなくて、物分かりのいい子どもでいなければならなかった……
その寂しい気持ちに気付くのも七海なんです。

特段変わったことはないストーリーなのですが、性欲も駆け引きも感じさせない、純粋に人を想う、ピュアな気持ちに胸打たれます。
表裏がなく、まんま、素のままって感じ。
そこがとても良かった。

周りの友だちも先生も、無関心に思えた小鳥遊の母親も、
実はみんな味方でした。
夏祭り、受験、卒業式ーー
季節を感じさせる流れが気持ち良い、素敵な作品です。

エロは、キスと兜合わせだけ。

2

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