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傭兵の男が女神と呼ばれる世界

youhei no otoko ga megami to yobareru sekai

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表題作傭兵の男が女神と呼ばれる世界

ノア
18歳,少年王 , テメレア,47歳
尾上雄一郎
37歳,傭兵

同時収録作品傭兵の男が女神と呼ばれる世界

ノア 18歳
正しき王
尾上雄一郎
37歳,傭兵

その他の収録作品

  • 番外編 女神に乾杯

あらすじ

フリーの傭兵として働く37歳の雄一郎はゲリラ戦中、手榴弾の爆撃に吹き飛ばされ意識を失い、気が付くと、見知らぬ世界にいた。その世界では現在、王位を争って王子達が内乱を起こしているという。どうやら雄一郎は、【正しき王】である少年を助け国を救うために【女神】として呼び出されたようだ。おっさんである自分が女神!?その上、元の世界に帰るためには、王の子供を産まなくてはならないって!? うんざりする雄一郎だったが、金銭を対価に異世界の戦争に加わることになり――

作品情報

作品名
傭兵の男が女神と呼ばれる世界
著者
野原耳子 
イラスト
ビリー・バリバリー 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
シリーズ
傭兵の男が女神と呼ばれる世界
発売日
電子発売日
ISBN
9784434278754
4.1

(122)

(78)

萌々

(16)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(16)

レビュー数
22
得点
482
評価数
122
平均
4.1 / 5
神率
63.9%

レビュー投稿数22

真ん中の目つき悪い子が受!

タイトルが全てを表してくれている親切な一冊。女神と呼ばれるのは真ん中の目つきの悪い37歳傭兵おじさん。

異世界に紛れ込んでなぜかいきなり理由もなくハーレム状態に陥るのかと思いきや、キャラクターが背負っている悩み、呪い、過去がきちんと書かれており、その理由によって各キャラの行動原理が見えてきます。
だからこそ主人公に惹かれる理由も様々でそのかき分けが素晴らしい。


綺麗な従者、子どもから大人へと成長途上の少年、暗い過去から本心を閉ざしヘラヘラと軽口を叩くひねくれた副官、などなど他にもたくさんのキャラクターが出てきますがそのどれもがモブとは呼べない魅力的さ。
きっとお気に入りの1人が見つかるのではないでしょうか。

注意して頂きたいのは真ん中の目つきの悪い子が受ということ。
続きものであるということ。(2巻が絶対読みたくなってしまうので注意)
3P表現があるというこ。

最後の注意については、この3Pの時の書き分けも(熟練の美人従者の手管と初体験の未熟な少年王のたどたどしさ)も見所だと思うので大丈夫な方はぜひ堪能して頂きたい。

イラストからも分かるように主人公の厳しいかっこよさは勿論ながら、本文を読んだ人にしか分からない主人公の意外とも言える一面をぜひ読んで確認して欲しいです。

27

とんでもなくハードボイルドだと思う

強く推したい。
何故なら続きが読みたいから。
ここでお終いなんて、読者が生殺しじゃないか!

掲載されていた投稿サイトのアルファポリスを覗いてみたら「ここまでで全編の1/3くらい」とのこと。今後の刊行は「売れ行き次第」らしいので、ハードボイルドBLがお好きな姐さま方、是非お読みください!

何と言っても、登場する男たちのすべてがクールなんですよ。
同時にどこか壊れている。
主人公なんか、転生して女神になったり、その女神は王の子を産む者とされているため犯されちゃったり、転生先の王位継承がらみの内戦では自軍が圧倒的に劣勢だったりetc.etc.と様々な理不尽とピンチに襲われるのですが、全くと言って良いくらい逡巡しないのですよ。
何故なら彼はこっちの世界にいた時からもう既に壊れちゃっているから。

今回の掲載分には壊れた理由がはっきりと書かれていません。
過去の仕事がらみで、大事なものをなくしてしまったみたいなのですが。
そのことによって彼が抱く喪失感、これが物語全体の空気を殺伐とさせています。
で、この殺伐さ、生半可なものじゃないんですよ。腰が入っている。
おまけに殺伐なだけじゃなくて投げやりなんです。生きることに対して。

主人公だけじゃないんですよね。
少年王も、女神付きの役割の美青年も、軍の副官も、登場人物の殆どが何かしらの暗い過去を持ち、そしてどこか壊れています。
全員が殺伐としていて、自分のことには投げやりです。

読んでいると苦しい。辛い。

だから、続きが読みたいんですよ。
お話のセオリーから考えれば、このままで終わるはずがないですもの。
おまけにこんな、BL(日本語訳はボーイズ・ラブですからね?)にあるまじき、甘さのかけらもないハードボイルドだ。
何がどんでん返って何が変わらないのか、主人公の鬱屈が昇華されるのか否か、知りたいじゃないですか!

投稿サイトから出版された小説は自分にあまり合わないと思ってきましたが、いやいやいやいや、そんなことないですね。
奥深い。
奥深いですよ。
騙されたと思ってご購読ください(そして続刊に貢献しましょう)。

18

続編を……!

表紙オビのインパクトとビリー・バリバリーさんの絵に惹かれて購入。
結果、大当たりでした。
お話は表紙の絵柄の通り受けの主人公は本当にオッサンで、攻め2人が美青年です(しかもどちらもけっこうな巨根…!)

異世界に迷い込んで戦いに巻き込まれていくというのはよくあるパターンですが、こちらの作品は妙なリアルさが必ず入っていて、ゾクッとすると同時にそこに面白みを感じました。(過去にこの世界に迷い込んだ人のことが分かるくだりが出てくるんですけど、みんながみんな異世界で幸せになっているわけではないんですよ)
残酷・流血表現が多めですが、気にならないくらい世界に引き込まれました。

それに、キャラクターがみんな魅力的。
受けの尾上も辛い過去があるし、特に攻めのノアとテメレアは悲しい因縁があって目が離せません。
エッチなシーンも、回を重ねるごとに情や心の機微が見えて魅せ方がうまいなーと感心してしまいました。

めちゃくちゃ強い受けの尾上雄一郎がどんどん可愛らしく見えてくるのは作者さんマジックでしょうか。とにかく一気読みしてしまいました。
この本だけでは完結ではありません。続きが楽しみです。

15

やっぱり最高だった・・・

ビリー先生の表紙とレビューに惹かれ、絶対面白いと思って電子化を待ち望んでました。結果…最高でした。

BLの異世界転生ものは初めて読みましたが、ご都合主義に展開していく訳ではなく、むしろ険しい道を主人公(表紙真ん中)がこじあけていかなければならないストーリー(割と物理で)。私は強い受けが大好物なので、この作品の主人公にドはまりしました。しかも、強いと言っても物理的な戦闘が強いのであって、精神的にも完璧に強いかというと実はそうでもなさそう……というのがストーリーを読み進めていくと見えてきます。また、攻めの2人(表紙両端)も一筋縄ではいかない関係。それぞれが抱える過去や感情が複雑なので、これからどんな風に発展していくのか楽しみです。他にも様々なキャラクターが登場しますが、それぞれがキャラ立ちしていて、きっともっと掘り下げられるであろう各々のストーリー背景を知りたくて、早くも続編が待ち遠しいです。

エロについては、強い受けが肉体を支配されつつも精神的に易々と屈服しない…でも快楽には翻弄されちゃう…そういった趣向が好きな方は必見です(精神的な即オチはないです)。ただ他のレビュアー様が既におっしゃられていますが、3pのシーンがあるので、行為は想いあっている2人きりのシチュエーションじゃないと嫌だ!って方にはお勧めし辛いです。個人的には、一応合意のうえの行為ですし難易度が高そうに見える3p描写が丁寧なので抵抗感がなければ読んでいただきたい…。


エロも素晴らしいし、とにかく世界観やキャラクター背景がしっかり書き込まれているから物語にどんどん引き込まれます。ストーリー重視な方でもエロ重視な方でも、刺さる方であればとことん楽しめると思います。

14

タイトルはコメディっぽいけれど

異世界へと飛ばされた傭兵(37歳)が女神と崇められ、しかも元の世界へ戻るためには王の子供を産まなくてはならない―――タイトルとあらすじだけ見るとコメディかと思うでしょ。いやいや、これがなんと、めちゃめちゃシリアスなんです。

登場人物がほとんど壊れてる。心に空虚な穴や闇を抱えて生きている。生きたいと渇望して生きている人間がほとんどいない。
それを伝える描写に引き込まれました。正直に言って私の好みドストライクでした。
これだけの心理描写に加えて、SEX描写もがっつりエロい。
セリフとしての喘ぎ声が少ないのも私個人的には良かったです。
そして、セリフとしての受けの喘ぎ声が全然色っぽくない。なのに!セリフ外で描写される受けの様子がめちゃめちゃ色っぽいんです!!声にならない嬌声や吐く息の熱さが想像できる。まじエロい。大満足でした。

3Pが大丈夫で、小説好きな方は是非一読して欲しいです。受けが37歳・職業傭兵という部分がちょっとニッチな気もするけれど、私はこの小説をオススメしていきたい。
設定で引っかかるところが無いとは言わないけれど、それを補う心理描写だと思います。
テメレア(攻)+ノア(攻)×雄一郎(受)の愛憎絡まった関係にぐいぐい引き込まれました。私個人的な希望を言えば、他の人もこの関係に絡まってくれてもいいんだよ・・・もっともっとぐちゃぐちゃに人間関係が絡まってみんなで谷底に落ちていってほしい気もします。
最終的にどういう結末になるのかは分からないけれど、それも含めて続編を楽しみに待ちたいと思います。

14

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