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出会って20年、付き合って15年。付き合ったその後が読めるとは。
ストーリーに引き込まれて、一気に読み終わりました。
とても、とても面白かった。
当時家庭教師だった藤島に、グイグイせまり、5年間粘って藤島を落とした一心。
やっと一心の気持ちを受け入れて付き合うも、一心は自由気ままな放浪を繰り返し、藤島の不安を煽る。
藤島の一心に対するイライラや、やるせなさ、自分とは全く違うタイプの人間と同居する疲れ、期待をした後に裏切られた時の喪失感、なんだか読んでると手に取るようにわかって、読んでてだんだん苦しくなった。
リアルで、気持ちが手に取るようにわかった。
藤島は理性的で、真面目で、一般人だから、気持ちや行動も理解しやすいし、ほんとに好感がもてる。
でもこのストーリーで魅力が爆発していたのは、私にとっては一心。
自由な生き方に羨ましさがある。甘え上手で、掴みどころがない。
でもかわいい年下ワンコで、魅力的だった!
途中登場した中垣内も、当て馬としていい働きでした。
煮詰まってしまった藤島の心を、ほぐしたのはやっぱり一心。
一心も5年間、粘って落とした藤島のことは変わらず大好きだった。
普段の生活に流され、お互いの気持ちをきちんと伝えられず、すれ違い拗れてしまった。そこからの盛り返しが良かったです。
アフターストーリーがとても良かったです!
一心の藤島に対する「かわいい」が溢れていて、幸せが伝わってきました。
表紙絵も、一心の藤島に甘えて、愛している雰囲気がとても感じられて、好きです。
作者の夕映先生が逝去されたとのこと、大変残念でなりません。
素晴らしい作品をありがとうございました。
パートナーとの付き合いが長くなると
ぶち当たる人も多いであろう"倦怠期"。
いくら悩んでも答えは出なくて、
ぐるぐるしているうちにスッと気持ちが冷めたり
考えていることすらバカバカしく思えたり…
そんな言い表しようのないモヤモヤが
すごくリアルに描かれていたお話でした。
最初は堂々巡りを繰り返す藤島の思考を
同情半分呆れ半分な気持ちで
眺めていたところがあったけれど、
なぜ藤島がそんなに面倒くさくなっているのか?
という部分が見えてくると
面倒くさいところも丸ごと愛おしく思えてくる不思議。
15年も付き合っているのに愛を伝え慣れていないとか
むしろ美味しすぎる展開では…?と、
妙にソワソワしてしまいました(笑)
一心も藤島を通して見ているとハチャメチャな人っぽく映ったけれど、
どの言動にもしっかり藤島への愛があふれていて
彼の気持ちは昔と変わらぬままなんですよね。
藤島のことをどれだけ想っているのかがわかるたびにその深刻さは薄れて、
『犬も食わない夫夫喧嘩』を見せつけられているだけなんだな、となんだかほっこりしてしまったのでした。
言わなくても伝わるだろうとか
少しくらいのことなら許してくれるだろうとか
付き合いが長くなったゆえの安心感が
心の綻びに繋がると知ったふたりは
きっともう無敵だろうなと感じます。
何度ぶつかりあっても今回のことを思い出して
また絆を深めていくふたりの未来までが
見えるようでした。
モヤモヤぐるぐるするところがたくさんありましたが、
ものすごくスッキリした気持ちで読み終えることができました。
15年付き合っている藤島と一心、6歳下の一心はふらふらとしていて数日で帰るはずが1ヶ月も帰ってこない。そういえばキスもも……みたいな。藤島の年上ならではの悩み、アラフォーだしもう自分には魅力はないのかも……とぐるぐるしてしまうの切ない。
一心はワンコ!って感じの年下攻めでしたねぇ。彼の自由さ、おおらかさもいいんだけどだからこそ不安になるのわかる気がするなぁ特にふたりの始まりを考えると余計にね
対話って大事だよなぁとつくづく感じるお話でした
長くお付き合いをしている大人カップルのストーリーです。
読みやすく良かったのですが、どうにも登場人物に魅力を感じられず…。
特に攻めが子供っぽいというか、キュンキュンすることも、切なく感じることも、逞しく感じることもなくなく、なんというんでしょうか…いまひとつなんですよね。子供の時からのストーリーなので、そこが特徴といえばそうなのかもしれませんが。受けが攻めに「大人になったなぁ」と思うところがあるようなんですけど、読者である私にはそうは思えずでした。残念。
はあ…良かった。。
15年連れ添っている歳の差カップル(性格、正反対!)の、”倦怠期”のお話。
付き合いが長くなったカップル。
止まったら死んでしまうマグロのように、フラっと出かけて10日の予定が1ヶ月半、連絡もなしに帰ってこない恋人(!!)
そんな攻めの(いつもの)行動により我慢の限界を迎え、本気で別れたいと思っているわけではないけど、「一緒にいる理由って?」「理由が特にないなら別れた方がいいんじゃないか?」とあらためて考え込んでしまう…
恋が成就するまで、ではなく”その後の二人”にフォーカスした作品のため、派手さはない、かもしれない。
でも、特に年上受けの藤島の心情が「分かるなあ…」と沁みて沁みて共感できて、たまらなくグッときました。
こんな自由人な攻めを受け止められるのは、藤島しかいないわ…
言えなくて飲み込んで、妥協して…でも消化しきれない思いがあって爆発して。
それを口に出して二人で共有して、譲り合って納得して仲直りして…
そんなカップルの「付き合ってからのお話」が本当にじんわり沁みる物語なんですが、恋のドキドキを感じさせてくれる描写もちゃんとあって。
二人の出会いから、攻めの想いが通じ恋が実るまでのお話ですね。
”家庭教師とその生徒”としての出会いにもなんだかドキワクしたし、なんといっても、5年に渡る一心(攻)の一途な猛烈アタック!!
もーーー最高に胸が高鳴りました。
こんな年下ワンコに5年も想われたら、ほだされちゃうよね。
そして。切れ切れのセリフを言いながら「許さないから」と嫉妬心を隠さず、奥まで攻めてくれるセッッも最高でした◎
個人的にとても素敵で好きだなあ…と思ったのが、藤島の”年齢”に対する考え方。
”人には年齢ごとの魅力がある。四十なら四十らしい自分でいればいい”
くぅ〜。格好いいわ…年齢も考え方も良い意味で大人で落ち着いていて、でも可愛いところがある藤島に、攻め様がメロメロになっちゃうのも納得だよ!
と、一人ガクガク頷いてしまいました(*ᵕᴗᵕ)⁾⁾
