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表題作茅花かす陽

千陽
27歳,郵便配達員
24歳,ヒバナ症の花屋店主

その他の収録作品

  • 芽花さく love bite flower(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:キャラ設定

あらすじ

月に数回、道端に不定期に開く小さな花屋。
季節を問わず様々な花を置くこの店の店主・茅の花にも勝る
不思議な魅力にすっかり心射抜かれてしまった郵便配達員の千陽は、
片思いをしてもうすぐ二年になる。

そろそろ想いを伝える覚悟を決めようと思っていた頃、
配達に訪ねた茅の家で、花を栽培してる形跡がない庭に違和感を抱く。
そんな矢先、家の奥からの尋常じゃない物音に慌てて向かうと、
そこにはおびただしい数の花を身体に纏った茅がいて――…。

「"ヒバナ症"っていってね…
花が生えてきちゃう、ビョーキ」


ナカに出して、花に殺される前に――

片恋を募らせる、人のいい郵便配達員×"身体に"秘密を纏う花屋店主
"花の病と秘密"が紡ぐ至極の純愛譚。

作品情報

作品名
茅花かす陽
著者
ミギノヤギ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801971455
4.3

(130)

(71)

萌々

(39)

(14)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
558
評価数
130
平均
4.3 / 5
神率
54.6%

レビュー投稿数13

郵便配達員✕花屋店主

花を売っているメイに片思いしているチアキのお話です。
メイはヒバナ症という病気で体に花が咲いてしまいます。ファンタジーな設定ですが医療は現代的でした。
流血シーンがありますので苦手な方はお気を付けください。

ヒバナ症の設定が上手く飲み込めなかったので、もう少し解説が欲しかったです。
メイの母がヒバナ症でメイを産む前に完治していたなら、メイの母の弟で医者でもある美樹が完治した理由を知らないはずがないのでは……?と疑問が残る展開でした。

シーモアはぐしゃぐしゃ白線の上に白抜き修正でした。
描き下ろしの普段怒らないチアキの怒った顔が見たいメイが可愛かったです。

1

キレイだけど…

シュールっていうか、もう完全にファンタジーでした。
内容がユニークだし、不信の自発的停止を必要とする物語になっております。
しかし同時に変なところに現実性が混ざってて、それが設定と上手く噛み合ってない感じが凄くしました。

あそこまで科学的な事とか医療の話をしておいて、最後の解決法が「愛の力」ってのもちょっとねぇ…
それだったらさぁ、時代設定が現代の必要なくね?
どっぷりファンタジーな世界観の方が個人的に良かった気がします。

ですが、ヒバナ症の描写が非常に綺麗でした。
サブキャラの美樹さんも面白くって好き。

0

不思議で美しい

体から花が生えてしまうという"ヒバナ病"。すごく不思議で美しくて、でもそれによってメイは苦しい思いをしていて。
メイのことが好きなチアキはなんとかしてあげたい!と純粋に思っているところに、花が増えるのを抑えるためにセックスをしようと誘うメイ…。
ふたりの温度差がすごくて戸惑うところはありましたが、メイもチアキを求めていく展開になるのでハラハラすることなく読むことができました。

ヒバナ病を発症する原因が明かされるとメイの心がどれだけ傷ついていたのかがわかって切なさが増すのですが、どんな状況でもチアキはメイをとても大切に想っていて、一緒にいることがふたりにとっての幸せなんだなと伝わってくる結末に救われました。

ふたりのすごくほのぼのしたやり取りから始まるお話でしたが、その後メイの奇病が発覚してからは切なかったり重めな展開もあったりして。
ファンタジーな展開の中に様々な表情のある作品だったなと思いました。

1

その花の毒を期待したんです

夜中のあたしの表紙買いです

花みるの好きなんですよ
土手っぷちや 家の周り のっぱらに咲いてるようなやつほど気になる
 

ヒバナ症

恋をすると花のアザができるお話は読んだんだけど ふつうに生活する中で花が生えるのははじめて てか どんな奇病だよ艶かしい ←え

季節を問わず身体のいたるところに咲き乱れるその花たち 摘むか枯らさない限り成長をつづけ 患い主の命を蝕む

花の成長を遅らせるには睡眠が有効
他にも抑制する方法はあるものの速効性はない だから試してみたいその行為


医療行為と恋心
これ重なると振り回されますよね

郵便屋さんが良識ある人でよかったwww


綺麗です 綺麗なんですよ
命を蝕まれているその姿が 花に飾られ 埋もれ 
それがコミカルなふたりのやりとりのせいか 妙に儚くもあり

ただ 妖艶さにはかけるというか
人を惑わすまでの何かがないおかげで 受けがビッチちゃんに見えてしまう


あたしの悪いクセなんですが
見慣れたお花見ると その意味を深掘りしたくなるのもいかんのですかね?

ここで出てくる ナガミヒナゲシ

春に道端でよく見かけるこの花 実は毒もち
素手で触ったり折ったりするとカブれるときがある しかも他の植物の育成を邪魔したり

そんな風に見はじめると 受けの名前に 茅の字を使ってるのにも 胸に咲く花に たぶんこの花あれで この花はあのこ っていろんな意味をくっつけたくなる

哀しみ 孤独 愛情 離別


正直 見せ場のインパクトが弱くて盛り上がりに欠けるし だいたい予想通りの展開
ただ 少し年上っぽいのにワンコな敬語使いの攻めが好きなら 穏やかで優しいこのお話 おおいに読む価値アリ


はじめましての作家さまだったけどほんとに絵がお綺麗で
病のわりに明るく感じるのって やっぱりお花がいっぱいで終始優しい雰囲気だからなんですかね? お話に華はあるんだし だから余計にもう一声ほしかったな

0

不思議な体質

体に花が生えるという不思議な病気の受けさん。
始まりが、街の郵便屋さんというほのぼの感があっただけに、ちょっとファンタジーな設定だったのがびっくり。
ですが、全体にはきゅんとするようなラブストーリーでした。

無骨そうな郵便配達の攻めさんですが、不定期に店を出すきれいなお花屋さんの受けさんに一目惚れ。秘めた想いを頂きつつ、いつかは、と思っています。
しかしお花やさんのピンチに遭遇し、その不思議な体質を知ることに。。

Hすると治るなど色々ご都合設定はあるものの、基本的にはお互い純粋で、実質的な面で助け合いながらも惹かれ合うというお話でした。

明るくさらっと読める作品です。

2

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