おまけマンガ付き
幼馴染み同士の恋(年下→年上への片思い)が描かれる本作。
1巻では、子供の頃からの思いを告白し、期間限定でどうにかつきあってみるという約束を取り付けたまででしたが、2巻はもっと深く性愛について言及されています。
環は育ってきた環境から、潜在的に性への恐怖心と罪悪感に苛まれていて、できるだけそっち方面には関わらないように生きてきた経緯があります。中3のときに女子生徒とお付き合いを始めたものの女の子の方から誘惑された時に無理と思ってしまったエピソードもありますし、同級生の下ネタトークを苦手にしていたりしています。
ここで志井がぐいぐい環に迫っていく(H方面で)のは逆効果じゃないのかなと不安になりました。環にとって志井と志井家はずっと安全地帯だったから、志井まで性欲むき出しになったら、もう環の居場所は無くなってしまうと。
ただ、16歳の健全な男子なら、恋愛と性欲がどうしても切り離せないのは通常のことなので、志井を非難するつもりは無いです。仕方ないことなので。ただあまりに環が気の毒でした。
2巻では二人それぞれの性に対して1巻よりもっと赤裸々に描いていくのと同時に、新要素として環と環のお母さんとの関係に変容が見られる(悪い方に)というのもあり、環の性的虐待はまだ続いていることがわかりました。もうここまで来ると克服するのは環境改善とか専門家の治療とかが必須なのではと。志井との恋愛でどうにかなるようなことなのか、大変心配です。
それと、志井は環への気持ちを持て余し、中3のときにアプリで知り合った大学生と何回も会ってセックスしています。このときの1年間、環に彼女が出来たこともあって距離を置いている頃ですが、その大学生には環のことも相談しつつ、完全に環の代わりに彼を抱いて、してみたかったプレイもしています。ここだけみると志井の環への思いというのは、ヤリネタということでいいですか?とも思ってしまいます。1巻巻末描き下ろしの「おかずは一品だけ」もそうでした。健全な男子なら仕方ないと前述しましたが、詳らかにすることによって、恋心と性欲がよくわからなくなっていきます。次の展開に向けて、ここでセックスを経験することは必然ではあるけれど、顔射は余計だったかなあと思うなどしました。
志井は環のノートを盗み見て奥底にしまわれている闇を知り、俺のせいにしていいから、と環を抱くのですが、果たしてこの荒療治はどうなんだろうと。正直判断がつかず残りページ数がなくなっていく中で、これ本当に終わるの?と思っていたところに「つづく」の文字。私はてっきり全2冊だと完全に誤解しており本気で驚きました。2巻が発売されたのが2021年、3巻は出るのでしょうか? ここまで来たら志井の思いを成就してほしいとは思いますが、環の心の傷は深刻で、16歳の志井がどうにかできるような事柄なのかも分からず、この続きを読みたいようなこのままでもいいような、そんな気持ちです。
1つ年上の幼馴染環の事がずっと大切な存在の志井。小、中、高卒業しても環を追いかけて傍にいたくて。好きって気持ちに違いはあるの?ぎゅーとちゅーは特別なの?環の涙を見た日から少しずつ変わっていく二人の仲⋯。
心も体も近くて遠い、なかなか触れる事のできない距離のもどかしさ。でもお互いにとても特別な存在で。
環の潔癖なまでの頑なさの理由が切なかったし、強引にでも本音に触れていく志井がきっとこれからを変えてくれるはず。
環の母が生理的に受け付けられなくてまず子供のいるところで男とヤッてるのが信じられないし、成長した息子を男として見るのとか気持ち悪すぎる。母より女が前面に出ててゾッとする。
早くこの呪縛から逃れて環にはもっと楽に生きて欲しい。志井と幸せになって貰いたいけど、この先どうなるのか⋯あぁなぜ途中で止まったままなのでしょう?続きを読める日は来るのでしょうか??
志井の環が好きでたまらなくてもっと一緒にいたい、会いたい、触りたい、キスしたい、もっと進みたい!な焦りがすごいですね!
そんなに環に焦がれてたんだねえ(泣)
ギリギリ綱渡りな感じで。
環を追い詰めないであげて〜、もうそっとしといてあげなよ〜。なのと母の異常を知ると、環を救えるのは志井しかいない!と。
どうなんだろ。環の性欲を認めさせることが良いことなの?男相手でも?志井のせいにしても?
人生かけて環を追いかけてる志井が、頑張れ!と思うのと同時になんか見ていられない感情も芽生えます。
1巻終わりで1年限定で付き合う事になった環と志井。
物語の根幹とも言える環の「普通ではない」家庭環境とそこから生まれた環の「性」に関するトラウマに、志井なりの攻め方で踏み込んでいきます。
頭の中は環に対するエロが直結している志井ですが、環のトラウマを理解し受けいれて解放してあげようと考え行動する姿が、幼なじみだからこそわかってあげたい、守ってあげたいと思う志井なりの優しさが伝わりました。
(エロくておバカだけど笑笑)
志井が中学時代、環から意識を離すためにセフレ関係になった大学生のタクミさんも登場します。
環も志井もそれぞれが考える「普通じゃない」事に蓋をして無理やり自分は違うんだと「普通」であろうとする姿が見ていて切ないです。
2巻、ついに環のトラウマを取りのぞくべく、志井が動きます!
心情描写、作画、どれをとっても素晴らしかったです。
1学年差の志井と環。
幼少期からじっくり、ゆっくり描かれていて心の機微や心理描写がとても上手い。
1年間限定で付き合うことが出来た志井には拍手を送りたいですが、恋愛の好きと友達の好きでベクトルが違い、なかなか進まない。
それには相当の理由があり、歪みが見えます。
環の家庭環境は正直虐 待レベルだと思います。喘ぎ声の中、普通に家に帰るなんて感情が麻痺したのかと思いきや、まだ母親の味方をしようとしているのが切ない。小さい頃のノートに禁止事項、セ ックスはしない。を見付けた心中は想像を絶する状態だと思うのですが、やっと環から母さんが怖いを引き出せた。
さぁこれからどうなる?という最高の状態から 続く
です。くぅー、気になるよぅ。
性欲が無いわけではないけど、認めようとしない環が可哀相で。母さんの息子だよ でこの子物凄い色気を感じた。志井は離れられないだろうな。
シリアスでも有るけど重くならずコミカルもうまく入ってるので、テンポ良く読めました。志井の逆立ちとかパンツ洗う所とか、感情の流し方に感心した。これじゃ、嫌いなんて言えない。
なにより覆われた手の隙間が最上級にエロい。
タクミがこれからどう動くかな。かなりのキーパーソンですね。
こんな骨太なストーリーなのに更にBLも組み合わせて居るなんて私得過ぎる。追って行きたいと思います。
