――バラしたりしないよ? 君が"俺のモノ"になるなら

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表題作ゴーストライター

和泉修一,書店員
樹田光,,23歳,小説家「光田樹」

その他の収録作品

  • ひとりぼっちだったあなたに(描き下ろし)

あらすじ

スランプに悩み、偶然出会ったファンを名乗る男・和泉修一に
ゴーストライターを頼むことになった孤高の小説家
「光田樹」こと樹田光。
受賞をきっかけに力関係は逆転し、修一から
「おしおき」として体の関係を迫られるように…。

初めての友人、そして初めての快感に振り回されながらも
強引なのにどこか優しい眼差しの修一に
身も心も満たされていく光。
しかし二人の"共犯"も長くは続かなくて…?

【腹黒なゴーストライター×うぶな天才作家】の嘘と才能をめぐる執着依存BL!
コミックス描き下ろしも収録!!

作品情報

作品名
ゴーストライター
著者
ひつじま羊 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
comic marginal &h
発売日
電子発売日
ISBN
9784575380743
3.7

(65)

(20)

萌々

(16)

(22)

中立

(7)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
237
評価数
65
平均
3.7 / 5
神率
30.8%

レビュー投稿数7

乳首がこぼれそうと思ったら、あとからゾワってきた

勧められて読みました。
あとからゾワってくるのはわたしだけでしょうか?

もう3年も書けずにいる小説家 光田樹こと樹田光は、書店で倒れ、介抱してくれた和泉修一から2人で世界を欺こうとゴーストライターを使うこと持ちかけられる。その作品が権威ある賞を受賞してしまうというところからお話が進んでいきます。

表紙が乳首がこぼれそう、、、で買ってよかった!!

体も心も浸食されていく光。
罪悪感に苛まれながらも快楽には弱くて、その抱かれてる姿がどのページも官能的。畳の上で開かれたシャツから覗くおちくび!!!ここ乳首好きなひと絶対みてほしい!!

修一は実は作家を夢見ながら書店で働いていて、ゴーストライターとして光の代わり作品を発表。光が不正をしていることを暴くメールを出版社に送ってるんですよ。

お互いが苦しみながら、でも離れない関係性。ストックホルム症候群要素もありつつ、ラストはハッピーエンドなのですが、読み終わったあとすごーく考えた一冊でした。

お乳首大好きっ子と普通のBLには飽きたひとにおすすめです!

1

ページをめくる手が止まらなかった!

「執着」と「依存」という仄暗い関係性がなんとも甘美に響く1冊でした。

重く、ドロドロには違いないのですが、
先の展開が気になりすぎて最後まで一気読みでした。
ともかくストーリーが魅力的!
結末は予想外に優しく、しんどい話が苦手という方にもぜひおすすめです。

スランプに悩む売れっ子小説家「光田樹」こと樹田光は
ある日、偶然出会った光のファンだという和泉修一から
ある提案をされます。

それは修一が光に代わり、ゴーストライターとして小説を書くこと。

藁にもすがる思いでその申し出を受け容れてしまった光。
罪の意識に苛まれながらも、ずっと独りぼっちだった光は修一と
過ごす時間に生まれて初めて人肌の居心地の良さを感じてゆきます。

けれど、二人の本が受賞すると事態は一変する。
「君がオレのモノになるならバラしたりしないよ」と
秘密を守ることを条件に修一は光に身体の関係を求め、
抗う術もない光は身も心も翻弄されてゆきます。

光に執着し、じわじわと追い詰めてゆく修一。
追い詰められるほどに、修一へ依存してゆく光。
次第に深みから抜け出せなくなってゆく二人の行き着いた結末は…

若くしてデビューを果たし、作家として成功を収めてきた光ですが、
複雑な生い立ちから家族や友人に恵まれず、繊細で、精神的な脆さがあります。

周囲にいる人間といえば編集担当くらいで、その孤独さゆえに
人馴れしておらず、あらゆることに対して年相応の経験が不足しています。

光にとっては友人ができるのも、性的経験も
全てが初めてで、その全部を修一が奪ってゆく。

その度、光の素直すぎる反応がまた修一の嗜虐心をそそり、
ある意味ではドSを喜ばせるツボを押さえています(笑)
初めてのはずなのにすごく敏感で、いやらしくて、
いい表情をしてくれるんですよね♥

修一は爽やかすぎる笑顔がどこか胡散臭コワイとは
思っていたけれど、やはりなかなかの腹黒攻めでした。

そもそも光に近づいたのも好意などからではなく、
己の野望のためで嫉妬心から純粋な光を利用しようとする
狡猾さは攻めの風上にもおけません!

けれど、そんな修一も想定外のことがありました。
それは光の無垢さと脆さ。
光の一途なまでの信頼は修一を戸惑わせます。
そのまっさらな天使っぷりと庇護欲をそそるか弱さに
修一の覚悟は鈍り、冷酷になりきることもできません。

光が追い詰められていればつい手を差し伸べ、優しくしてしまう。
修一もまた幾度も挫折し、絶望し、人の弱さも孤独も知る人間で、
決して根っからの悪人ではなく、どうにも憎めない複雑さを抱えていました。

はじめは修一の人の良さそうな上っ面から惹かれた光でしたが、
その下にあるドロドロした感情や自分と同じ脆さを抱える
本当の修一を知ったとき、光は初めて恐怖と向き合います。

そして、修一のために全てを受け容れる覚悟を決めます。
まさかこんなドラマチックでセンシセーショナルな展開が待っていようとは。
これが現実で起きたら結構衝撃だと思うんですよね。まさに前代未聞。

ずっと修一に守られ、怯えるだけだった光が自業自得とはいえ、
世間から罵倒されようと、それでも修一を諦めようとせず、
自ら矢面に立つ姿は変化を感じられ、感動的でした。
修一を想う気持ちが光を強くしたんだなぁと。

秘密の共有という歪な形ではあるけれど、
二人の絆がしっかり結ばれていたことを感じる場面でした。

執着や依存といったダーク成分多めで先の読めない展開でしたが
光と修一が辿り着いた終着点は案外穏やかで幸せなものでした。

すっかり甘い新(婚)生活を送る二人に幸せホルモンの分泌がとまりません。
あの苦しみはこのためにあったのか、と今なら思える…

もちろんそれは二人の想いの強さによるところもあるけれど、
編集担当の多岐さんのおかげでもあるのかなって思ってます。
多岐さん、顔は怖そうだけど、光のよき理解者でいい人でした。
ぜひ、多岐さんにも幸せになってほしいなぁ♬

5

光が純粋すぎる…

エロ多めかなっと思って購入したのですが、エロ重視というよりはストーリー…特に光の心情重視な作品でした。
程よく、エロはありますが最後までするのはラストのみ。
でも、アニメイト特典リーフレットはエロかったです。

とにかく、光が可愛いし天然だし健気で純粋(良い意味でも悪い意味でも)です。
攻めが絆されちゃうのも納得の可愛さです。
ひつじま先生は受けのトロトロな感じがお上手ですが、今作も良いですね!
可愛かったです。












紙本購入
修正は白抜きです。

2

表紙のイメージよりずっとピュア

ひつじま先生の『業界疲れちゃった系』を読むのは2作目です。

1作目はキッズ時代から際どい撮影もこなしていたモデルくんのお話、今作は、16歳でデビューした早熟の小説家の話。どちらも、若くして成功した人の苦労がガッツリ描かれてます。

こちらの本は、そんな受ちゃんと、小説家になる夢を燻らせ書店で働く攻くんが、互いに救われていくストーリー。そこに至るまでの道のりは、辛いこともいっぱいですが、、ハピエンで良かった。

芸能人と違って、顔を出さなくてもいい職業だと、こんなふうにやり直しがきくんだなあ、としんみりしました。

個人的にはもっとハイテンションな作品・キャラクターが好きですが、心で結ばれる感じのすてきな作品です。

1

愛はあるんだけど

タイトルの通りですね。
少々暗めの展開。シリアス・・というより暗いという印象。
ひつじまサンの作品はもう少し明るい展開のもののほうが好みだな。

スランプから抜け出せない小説家受。
紋々とするなかであったのは、自分の代わりに本を書いてくれるという青年。
まるで自分が書いてるかのように文章を彼が書き、自らの作品として発表をする。
しかし、やはり心のもやは晴れぬまま~

そこから二人の間に生まれた気持ちとかもろもろとか
BL要素としてはありなんだけど、ストーリーが端的で正直
あんまり感情移入できなかったのが残念。
心に余裕があるときにもう一度読み返したら感想も変わるのかしら。

0

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