悪癖 (2)

akuheki

悪癖 (2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神58
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
6
得点
339
評価数
74
平均
4.6 / 5
神率
78.4%
著者
イイモ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801972230

あらすじ

小島によって自分自身も知らなかった凶悪な本性を暴かれてしまった大門。自分を殺して永遠に支配して欲しいと願う小島に振り回されながらも2人の関係は深まっていった。小島に出会ったことにより過去と向き合えた大門は、本当の自分を受け入れ、死を望む小島の闇も受け止められると確信するがーー…。


【収録作品】
悪癖 #05~#11
おまけコーナー 大門のAV遍歴(描き下ろし)

表題作悪癖 (2)

大門燈弥,会社員,発部チーフ
小島楊平,会社員,営業課のエース

同時収録作品悪癖

曽我部・モブ
小島楊平,会社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数6

大門の本性と小島の過去

1巻のネタバレ無しレビューにも書きましたが、
万人に受ける作品ではありません。
本当に地雷の宝庫なので、苦手な方は手を出して低評価をつけるよりは、手を出さないほうが無難です。
私はまだ完結していないけど神をつけたいです。

1、2巻同時発売で良かった。
それくらい2巻は内容が濃いです。
1巻では二人の関係性と人物の紹介程度に留まっていましたが、
2巻ではそれぞれが過去と対峙します。

まずは大門が一時的に実家に帰ることにより、
1巻で暴かれた凶悪な本性の根源である、
自分のせいで祖母が帰らぬ人となるという(厳密には違いますが)過去と向き合います。
この描写がとても精神をえぐってきます。
家族を愛していた良い子だったからこその、心の傷と罪悪感が、大門の本性となって隠れていました。
ここで起きてしまった事件も、そこまで追い詰められた周囲も、どうすればよかったかが誰もわからないのも辛いです。
家族だからは免罪符じゃない。きつい…

余談ですが、大門が実家に帰ったときのテレフォン〇〇〇の大門のSっ気がすごく素敵です。

ラブラブな水族館の7話を挟んで、いよいよ2巻の後半戦は小島の過去に迫ります。
キレイな姿で大門のそばで標本としておいてほしいと願う小島ですが、小島を愛し、大門の中の怪物は落ち着いてしまったので、標本にしたくなくなっている大門。

もう!そりゃ、愛情が出てきたら生きていてほしいに決まってるでしょ!と、泣きながら怒りたくなりますが、小島には伝わりません。
過去の死に囚われている小島の意志は、変わらないのでしょうか。

命の権利を放棄して地下クラブのショーに出る小島を、今まで関わった岩蔵や担当医師などの尽力により、大門は命がけで助け出すことに成功します。
小島が周りに結構愛されていることがわかるここの描写が好きです。
この地下クラブが本当にひどくて、読みすすめるのも辛いのですが、大門の登場で一気に滾ります。
そしてセーフワードの伝達方法が秀逸。
読みながら、うわーーーと声が出ました。
大門かっこいいよ。泣けます。

少し落ち着き、きりのいいところで終わる2巻。
色々お互い乗り越えたあとも、結局は小島の死にたい意志は変わらないし、小島の全てを独占するために希望を叶える腹をくくったような大門。
表情は穏やかです。
一周回って振り出しに戻った感がありますが、
二人の気持ちが固く結ばれたように感じます。

もう、本当に面白い。最高です。
痛くて胸が苦しくて動機息切れがして、
脳汁がドバドバ出ます。

一旦は落ち着いてこのまま死エンドに向かってしまいそうな流れですが、
3巻で小島の過去の死を本当に乗り越えて、
どうか救いがほしいです。

続きが早く読みたいです。

7

2巻完結と思ったか?もうちょっと続くのじゃよ

2巻では各々のトラウマにスポットが当たります。

大門のおばあちゃん関係のエピソードは最初はよく判らなかった。小島と医師の会話で補完されてます。この微妙に引っかかるけど、気にしないで大人になる人も居そうなエピソードが大門らしい。

小島を腕に抱き思いを伝え、ひとまず決着。
ここもね、ドア越しなのがやっぱり微妙。これってちゃんと意図が伝わってるのか?やっぱり大門は甘いところがある。それでも充分魅力的で困ったキャラです。

その後のデートで小島に良い変化が起きたような甘い雰囲気。
ここのパズルのエピソードは2人のエロい関係性が現れてて良かった。

で、甘いピロートークからすれ違い。ここも絶妙に職場の面々が活躍してます。ナイスアシスト!これで甘々にシフトするよねとページをめくると、こいつら普通じゃなかったわ…。

見えない地雷を踏んじゃってからの小島の発言は大門も真意がわからないようで、そりゃあ演技力に定評ある小島だから掌の上だったら良かったんだけど、小島はサロンに復帰。
小島くん…。相手は大門じゃなくても良いのか?

ここの小島の真意が判らない。ヤケクソなのか計算なのか?
どちらにしても大門は覚悟が決まったようです。以下続刊を待て!

いやホントに小島が曲者。まだかくし球ありそうで、濡れ場はチャーミング。トリックスターめいている。
大門も平凡に見えて優秀でテクニシャンで小島の前だけ怪物が顔をだすのが魅力的。

結末がどうであれ3巻楽しみです。

3

痛い痛い痛い!

1巻で少し甘い雰囲気になってからの2巻です。

2巻はまず大門の子供時代が明らかになりました。
歪んだ原因のおばあちゃんのエピソード。
優しそうな母親の闇
まあ大門歪むよね。
笑ってる母親が怖い~

そして小島の子供時代も強烈でした。

過去の話は悲惨だけど二人のプレイは甘々だったんですが、最後に強烈なのが来ました。
会員制クラブでの命を捨てるようなプレイを、小島が望んでしているとのことで、小島が知らないセーフワードを伝える為に、大門が潜入するのです。
痛いプレイは苦手なのでここは辛かったのですが、大門の覚悟や愛の重さが分かってグッと来ました。

綺麗に終わっているように見えましたが、次巻もあるそうなので楽しみに待ちます。



2

2巻に全てが詰まっている

1巻で謎のままだったことが大体2巻で明らかになっています。

まず「大門は善人の皮を被った怪物なのか」という疑問。
人を殺めた事があるのかどうかは端的に言うとNOでした。
記憶を失いつつあり人格も崩壊しかけている祖母を周りの無言の圧力で危険な目に遭わせた事が彼の心の翳りになっているんですね。
優しいいい子であることを強いられる家庭にも問題があって。一見人の良さそうな母親…このタイプ1番タチが悪いやつ。

小島は「大門に何故殺されたいのか」。
これも幼少時のトラウマのせいであり、唯一の味方で友人のはずだった"山男"の考えていた事が分からず、苦しんでいる小島。人を信じられず、人の本性を暴かずにはいらない。
死ぬ間際に山男の気持ちが分かるのでは、と思っているから殺して欲しい…なのですね。
思考が複雑過ぎて、凡人の脳では共感は無理だなぁ。

大門に殺してもらえないと悟った小島がとった行動もまた常軌を逸しています。
大門の救出が痛々しいやり方でしたけど、まあ無事で良かったよ…。

「俺のために死んでくれ」とはなんと甘美な響きの告白なんでしょうか。
1巻から散々振り回される内容でしたが、最後のシーンに全て持っていかれました。

地雷源の多いお話なので、あらすじやレビューは要チェックですね。
ヘビーなトラウマや紆余曲折の後にハッピーが待っている、そんなお話が好きな地雷少なめの方にオススメな作品です。

3

終わったようで続く?

すごく痛かった……
シークレットクラブ半端ないわ。
合意とはいえ、モブによる輪姦・SMプレイ・暴力……多々あるので、苦手な方はご注意下さい。

大門の背負っているものが明らかになるところから展開して行く2巻です。
善良ぶってる人ほど怖いですね。
「家族なんだから」は免罪符じゃないし、それでなんでも許されると思ったら大間違いですよ。
「良い子」を強要し、「普通」を求めるのは誰のため?
家族が大門に背負わせようとしたものが大きすぎて驚愕しました。
おばあちゃんの死を願ったのが大門のトラウマであり罪であるのかと思っていましたが、その逆。
おばあちゃんの「生」を願ったのが大門でした。
いい子なんだよ、本当に。

素の自分を受け入れてくれる小島に出会い、家族やトラウマと向き合えた大門。
次は小島の番だと思ったら、こちらはより一層闇が深かった。

大門は小島を殺さず、そばにいたいと思うようになります。
だけど、小島が「山男」を知るために大門は「怪物」でなくてはならなくて……
すれ違う2人の気持ちが痛かったです。

小島は怪物を生んだ自分を忌み嫌っていて、大門を自分の人生に巻き込みたくなかったのかもしれない。
愛する人を失う怖さや置いていかれる寂しさを知っているからこそ、自身の死を望んだのかもしれない。
それとも、都合の良い人間を演じる事に疲れたのか?
だからといって、シークレットクラブはないと思うけど;

1巻に登場した岩蔵は、すっかり憑物が落ちたみたいですね。
全てを失って目が覚めたってやつですかね。

本性を暴くことがいい事だとは思わないし、知らない方が良いこともあると思う。
だけど、本当の自分を曝け出せる相手は必要なのかなと思います。そのままの自分を愛してくれる人も。

大門はずっと小島の死に向き合い続け、小島は大門のために死ぬのでしょう。大門の言葉は、小島にとっては最高のプロポーズだったと思う。

ハッピーエンド?と思ったら、どうやら続きがありそう;
これはこれで完結してるので、2冊だけ読んでもいいと思います。
続編は、美久里と岩蔵も登場するのでしょうか?
この2人、気になる。

本編は萌え不足でしたが、描き下ろしは可愛くて良かったです。

2

設定の割に響かない

 1巻で期待が高まっただけに、2巻は少し肩透かしな感じが否めませんでした。結論を一言で言うと、2人ともごくごく普通の人間だったんだ、というところ。もちろん、それぞれ重い過去は抱えていますが、結局その過去によって自身が歪められたように錯覚していただけであって、その誤解が解ければ中身は普通に人を思いやったり人の気持ちを推し量ったりすることができる人間なんですよね。

 そもそも救済がゴールの作品だから、本気で狂っている人間の話を求めるのが間違っているのでしょうし、私が痛い作品に慣れてしまっていて響かなかったというのもあると思います。たくさん読んだからといって、他作品と一緒くたにして評価すべきではないのも承知しています。純粋にこの作品だけを思い浮かべて評価できないのは、私の力量不足です。ただ、救済の話だとしても2巻の展開は王道で予想がつき、ぐっと感情が高ぶるようなことはありませんでした。せっかくあんなに分かり合えなかった2人なのだから、設定を大掛かりにするのは程々にして、もう少し心情の変化の描写に重きを置いても良かったのかなと思いました。

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