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  • 虎人と亀人のある愛の詩~天虎界異聞~

虎人と亀人のある愛の詩~天虎界異聞~

torabito to kamebito no aru ai no uta

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あらすじ

「……馬鹿か、おまえは」
「自分でもそう想いますが……好きになってしまったものは仕方ない」

虎王アーリレディンの寵妃ジュダルは、後宮の庭で薄い本を拾う。これは、虎王の側近ドライド・ナジャブと、王室特別顧問ワン・シーハンのある愛の物語――。

虎王アーリレディンの寵妃ジュダル・イスハークは、後宮の奥庭で一冊の「薄い本」を拾う。書き人知らずとある本のタイトルは『虎王一の側近ドライド・ナジャブと王室特別顧問ワン・シーハンの真実の愛』。そこには想像を超える世界が広がっていた――。天亀界から遣わされたワン・シーハン、その人は溜息をつくほどに美しく、しかし瞳は空っぽだった。物を見るような目で見られ苛立ちをおぼえるドライド。けれどやがて、ワン・シーハンを巡る不穏な噂を聞きつけ……『虎王の秘め事~天虎界綺譚~』番外編! 本編キャララフを特別収録。

作品情報

作品名
虎人と亀人のある愛の詩~天虎界異聞~
著者
楠田雅紀 
イラスト
羽純ハナ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレードパール文庫
電子発売日
3.8

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萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
23
評価数
6
平均
3.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

薄い本の物語

真実か創作か?そこが大事!

アンリの生誕祭も終わった頃、ジュダルは中庭のベンチの下に薄い本を見つける。

ドライドとシーハンのお話のようですが、過激なタイトルと変わった表紙や装丁に、これはフィクションだとか書き人知らずとあり…。

読んでみると…シーハンが虎の国に来るところから始まり。ていうかドライド視点でドライドの気持ちが細かに書いてあり。これは一体誰が書いたの?と不思議がりながらも夢中になって読むジュダル。

シーハンはその美しく妖しく艶めかしい体と色気で近衛隊の兵士達を次々と。しかも兵士同士でシーハンを巡って決闘まで起きて。

ドライドはシーハンに近付くのですが、最初からシーハンにモヤモヤした気持ちだったのが、段々恋情だと気が付いて…。

シーハンの亀界での王子との歪んだ暮らし、信じられない扱いに胸が痛みます。そんなシーハンを大切に甘く優しく抱くドライドにシーハンは…。

あとがきによると著者はドライドの妹だそうですが。
事実か創作か?とっても気になります。
でもいつも亀の姿なシーハンと辻褄が合うし。

私もシーハンは攻めもいいなと思ってたのですが、この組み合わせならシーハンは受けでしょうか。

シーハンのことをシーハン以上に大切にしてね、ドライド。ってもし真実だとしたらね!

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