イラスト付き
おれのためのオメガだ
あらすじに惹かれて購入しましたが大正解でした。
オメガバの自由度を生かした作品だと思います。
そして受けが痛い目や嫌な目に遭っていないので、そういうオメガバが苦手な方でも安心して読める作品だと思いました。
まず10年という間お互いに忘れられなかったというのがとても好みでした。日和の臆病過ぎる故の誤解と、それを追いかけ無かった章吾にモヤる方も居るかもしれません。
ただ一途さで言えば断トツに章吾の方だと思うので私は許せました。
あらすじや帯、そして作中にあるキーワードから、βである日和が最後にはどうなるかは想像出来ると思います。
それが人気俳優の章吾がお相手なので、「再会ドラマティックオメガバース」の文句に嘘無しだと思いました。
日和と一緒に働いているβ女子2人に章吾のマネージャーなどの主要人物が全て良い人だったこと。
また日和の入院している病棟への章吾が登場するシーン、日和の病室で最後に見せた章吾の素の姿がとても素敵でこの作品が大好きになりました。
感想。
「Mr. Right(理想の夫)」をもじって、「Mr.α」にしたそう。
変容するβ、というより遅咲きのΩ?
超人気α俳優・清住章吾:
日和の壱学年上の先輩。
日和の香と、日和の観葉系アレンジメントが好きで、交際を申し込む。
日和に出会うまで、公私の区切りが作れず素の自分になれなかった。
実はヘタレなα。日和が居ないとダメな分離不安症。
花問屋の息子・βの日和はしっかり者:
学生時代に華道部に所属する花問屋の息子。
清住の大ファンで大好き。
スランプ中の清住を「Mr.α」のイメトレで救い復調させた、賢い恋人。
「良い香がする」と清住に言われた頃から長期の体調不良、清住との交際は自然消滅。
βの日和に何故かフェロモンが出だす・・という場面で、先の展開が見えてくる・・コミックにはよくある設定のバース変容、
βの中には、未性徴のαやΩが混ざっている、
眠っていたΩ因子が、運命の番と出会って、性徴が現れ変容分化するという設定。
変容、バース転換に必要な四つの条件もSF的でユニーク。
β(未性徴のΩ)が、運命の番のαの執着愛に誘発されて変容して、第一子誕生とファンに公開するまでの物語。
それから、観葉系に限らず、日和が扱うアレンジメントの組み合わせが、楽しい。
花好きにも、読み応えある物語だと思います。
著者は体調不良中の執筆だったそうです。
αのヘタレっぷりが面白いラブコメだった、続編出ないかな?
素晴らしかった……。
ドタバタ誤解ストーリーみたいなのじゃなく、まじで大人の静かな恋愛、みたいな。
再会後の、清住の写真撮影終わったあとに、日和が誘惑したところ色っぽすぎて。
というか全体的に日和がえろい。
日和の入院先に清住が駆けつけたシーンめちゃくちゃ好きです。
ただ、子供が女なのが唯一の残念ポイントだったなー!
超人気俳優の章吾(α)と、元彼の日和(β)のお話です。
あらすじに惹かれてこちらを購入したのですが
すっっっっっごく面白くて一気に全部読んじゃいました。
なんで別れたのにこんなにより戻して欲しがるんだろう?と
章吾の気持ちがわからなくて???のまま読んでたのですが、
最後に別れの真相がわかって腑に落ちました。
だから今度は絶対日和を離したくなかったんだなぁと…。
最後の展開はあらすじを読んで、なんとなくそうなるだろうなぁと思ってたのですが、
何故そうなるのかまではわからなかったので、
そこはなるほどー!と思いました。
色々苦悩した章吾も日和もいいところに落ち着いてよかったです。
これからのお話が読みたいなぁと思ったのですが、
続きが出ることはないんだなと思うとすごく悲しくなりました。
まだまだ読んでいない作者様の作品があるので
そちらも読んでみようと思います。
ベータで自分は彼とは番ないから、と再会しても常に一歩引いている日和だけど章吾の想いが一途で強くて最高。強く強く求めているのがすごく伝わってくる。 ブレない男好きだわ…。ホワイトキングプロテアとセルリアのブーケとかカッコ良すぎるんだけど 作中、日和がお花屋さんで章吾が観葉植物が好きだということもあってグリーンを常に感じたのでアヒル森下先生のこの表紙がまた最高ーにフィットしてるんですよ!!!素晴らしい。ある香りも感じたけれど爽やかな柑橘系の香りどんなか気になるな…