一人でいるほうが楽だ。 誰かに否定されることもない――。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作となりの男

上久保侑葵(ユキ),21歳,大学生
須藤広隆,27歳,隠れゲイのサラリーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし①②
  • カバー下

あらすじ

ゲイであることを隠している須藤は
最近、となりに引っ越してきた男・ユキが
女と修羅場になっている場面を目撃する。

せっかく見ないふりをしたのに、
飄々とした態度のユキに流されて、
彼を家にあげることになり――、一線を越えてしまう。

「相手がいないなら、
 丁度いいと思わねぇ?」

"欲求不満解消の相手"として関係が始まり
それ以上になることはないと思っていたが…。

作品情報

作品名
となりの男
著者
hagi 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
ISBN
9784041110294
4

(88)

(29)

萌々

(37)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
348
評価数
88
平均
4 / 5
神率
33%

レビュー投稿数10

かわいい

隣に住むチャラ男くんといい仲に、というお話。
まあ、BLでよくある設定ではあるのです。
はじめてご挨拶した日が彼が降られた日で、いきなり自分のうちにずかずかと入り込んできてのH,という現実にはあり得ない幸運(?)が降ってくるという。
この辺りがすっと入り込めるなら大丈夫。

チャラ男くんが以外に優しくてまじめとか、割と何の変哲もなさそうな地味リーマンが抱いたらかわいいとか、そういうやつです。
絵がきれいなので読んでいて目が潤うし、出会いなくやさぐれつつあった主人公がハッピーになるのは、お約束とはいえ嬉しいものですね。

チャラ男くんの過去がもう少し本当は掘り下げられたような気がしますが、1巻分だと入らない感じかなあ。
その人の歴史を知って今があると、二人の関係を理解するのにさらに良かった気がします。

色々書きましたが読み終えてほっこりするような二人でした~

0

となりの。

ちょっぴり冷たさを感じるようなタイトルで、無機質な関係を表しているのかと思いきや。
隣の部屋に住む男たちの話というストレートさが新鮮だなと感じました。

チャラくて軽そうな大学生のユキとゲイを隠しているサラリーマンの須藤がひょんなことから身体の関係をもつ…というBLらしい展開ではあるのだけど。
そんな偶然の出会いすら運命的だったのかも、と思えるくらいあたたかいお話で
激しく惹かれ合ったり求め合ったりはないけれど、少しずつ気持ちが変化して彼ら自身も変わっていくのを見守れて良かったなと思いました。

幸せそうな本編のラストシーンにほっこりし、描き下ろしの須藤の笑顔にはキュンとして。
最後まで穏やかで優しいお話だったなと思いました。

0

須藤さんが可愛い!

何となく手に取って読んだ作品だったけど、めちゃくちゃ良かった!
須藤さんとユキが出会えて良かった

ユキとゆっくり幸せになって欲しい

0

お隣以上の

隣人BL。
ひとりが角部屋ならそこでいたせばあまり音漏れを気にしなくてもいい。
ご飯を一緒に食べる機会が増える。
出先で気まずい雰囲気になっても帰る場所は同じ。
なんて、改めてお隣ならではのメリットデメリットを感じながら読ませていただきました(笑)

距離の詰め方がちょっと強引なユキと周りに一線を引くように過ごすクールな須藤は隣人同士。

ある日、ユキの修羅場を須藤が目撃したことから、一気に物理的距離が縮まり、さらには人肌が恋しいと迫ってくるユキに流されるまま抱かれてしまう須藤。

ユキがあの見た目でチャラそうなのにバイトがスーパー店員というギャップ。
クズそうなのに中身はいうほどクズくない、実は寂しがりやな無自覚天然人たらし。
ユキの人の良さは須藤への態度や抱き方で現れていて、須藤はそんなユキと身体を重ねるたびに徐々に強張っていた態度が解れていき、セフレや隣人といった関係以上の感情が芽生えて…

大半は隣同士のふたりの部屋の中でお話しは展開していき、ユキと須藤のどこかぽかんと空いていた心の隙間がお互いの存在で埋められていく過程がゆるやかに描かれていて、エッチシーンも適度なエロみで、読後は気持ちがほっこり温かくなる作品でした。

3

うっかり始まった関係は

ゲイを自覚してから、他人と深くかかわることを避けていた主人公が、女性と修羅場を繰り広げていたアパートの隣室のチャラい大学生と、なりゆきで、つい、うっかりセックスしてしまい、、、。

身体から始まった関係が、ちゃんとした両想いに落ち着くお話。

主人公が、自分がゲイだと自覚するきっかけとなった高校生時代の話や、隣室の大学生(ユキ)の人格形成と母親との関係の話など、エピソードもバランスよく加過不足ないし、スッキリした品のある絵柄とサッパリ目なエロ描写とのバランスもいい。
オマケマンガの、寝ぼけてしてしまう癖のお話も可愛かったです。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP