底辺人生だった青年が、玉の輿街道まっしぐら!? キャラ文庫の大人気シリーズの完全コミカライズ、 完結巻!!

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表題作玉の輿ご用意しました(2)

印南高嶺,会社社長
江鳩青依,元当たり屋

その他の収録作品

  • 番外編小説「家庭内カレー戦争」(書き下ろし)

あらすじ

印南はただの金持ちではなく、大企業の若社長だった!!
驚く青依だったけれど、自分を信用して素性を明かしてくれたことが何より嬉しかった。
そんなある日、会議に必要な書類を印南が家に忘れてしまい届けることに。
ところが会社に行っても取り次いでもらえず、焦るあまり騒ぎを起こしてしまう。
社長である印南に恥をかかせてしまったことを嘆き、己の情けなさに落ち込む青依。
ところが印南は「俺がお前に恥ずかしい思いをさせた、信じなくてすまなかった」と抱きしめてくれた。その後、出会った時のような険悪さはなくなり、だんだんと距離が縮まる二人。
それと同時に、「恋人役」の契約期限であるクリマスの日は、どんどん近づいてくる…。
そんなある日、一緒に食事に出かけたレストランで、今回の諸悪の根源である印南の元カレ・星と遭遇してしまい!?

作品情報

作品名
玉の輿ご用意しました(2)
著者
高緒拾 
原作
栗城偲 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
玉の輿ご用意しました
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608636
4.6

(81)

(55)

萌々

(22)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
375
評価数
81
平均
4.6 / 5
神率
67.9%

レビュー投稿数9

笑えるようになった印南

色々な事件を経て、信頼関係を築く二人が描かれる2巻でした。これで完結です。

どうもあおいには特殊な才能があるようで、一度みたものは忘れない。それを活かして印南の役に立とうとするが、誤解から、訪問した印南の会社を追い返され。。

不幸というか、きちんとした教育を受けていないという設定のあおい。玉の輿というだけに、社長の印南さんとのラブストーリーではありますが、あたりやまでしていたあおいが、自分に出来ることを見つけ、社会の中で自立する方向に行くという成長物語でもありました。

印南の右腕、酒匂さんが、実は当て馬では?と半ば期待しながら読みましたが結局色恋の絡みはなく、よき相談役でした~

0

紙版絵師のコミカライズだから違和感ない

文字より絵のほうが場面の情報量が多いので、コミカライズの読書は少し疲れる。
それに、ノベルのシリーズを読了した後で、コミカライズを読む必要あるかな?
・・と敬遠してました。

一巻は、アタリ屋を止めて同居を始めた青衣君が、忘れ物の資料を会社に届けるまで。
二巻は、カメラアイに気づき、偽装恋人から本物の恋人となり、就職先が決まるまで。番外編は「家庭内カレー戦争」

コミカライズを読了後にノベル版を再読。
ノベルの挿絵絵師のコミカライズだけあって、ノベルの肝の部分を上手に拾って描かれていました、凄く楽しめた。
無音のダイジェスト版アニメのような感じ。
ノベルを読んだファンにお薦めしたい、面白いです。

青衣君は、親兄弟が蒸発して自立自活を社会の底辺で始めたけれど、
親から愛されて育っていたせいか、人の好意を返そうと思う、すれていない気性。
自覚ない異能「カメラアイ」など、長所を伸ばす人と知り合って、底辺から這い出る。
青衣君は、可愛い容姿に加えて、周りが支援したくなる性格が魅力的。
前向きに努力をして生きる姿勢が凄く素敵。

些末なことですけど、
青衣君の頭部の描写について。眉から頭頂部までの寸が短くて、気になった。
潰れたようで、バランスが悪い。

0

楽しませていただきました!

原作シリーズ(小説)既読。1・2巻トータルでの感想。
原作の良いところをきっちりと描いてくださっていらっしゃるし、漫画でしか出せないところでは大いに萌えさせていただきました。(謝罪シーンやレストランの対決シーンは必見!)青依くんの可愛いところが余すところなく描かれていて大満足です。ラストの着衣エッチはご褒美以外の何物でもないです。印南さんのお尻が最高だった……思わず天を拝みました。終始スーツを美しく描いてくださっているのにも萌えました。高緒先生に拍手!続編も手がけてくださるとのことで、楽しみにしています。
原作をご覧になっている方はご存知の例のカレーの話が書き下ろしで収録されています。原作でもここのくだりがすごく好きだったので嬉しかったです。
(脱線ですがこの作品、実写化して欲しいと切に願っています)

4

格差と高級スーツをしっかり描くコミカライズ

割引になっていた1巻読後、面白くて直ぐ2巻購入しました!
小説みたいな設定と絵だなと思っていたら小説原作&挿絵タッグのコミカライズだったのですね。木原音瀬さんの「FRAGILE」の挿絵も描かれた方で。
絵がとにかく、どのコマも挿絵に見えるくらい丁寧で綺麗。主人公の黒目が白いのが気になりますが、殆ど表情の変わらない陰険な印南が見ていられるのは高緒さんの絵だからこそ。
それでも息が結構詰まってしまうので、もし続きがあれば甘い雰囲気増しで読みたいです。(そしたら新入社員と社長でおいしい!)

エリートサラリーマンと不憫男子というキャラクターは小説でよくある設定だなと思いました。当て馬の元恋人も。ちょっと古い感じが否めません。
けれども堅物陰険なエリート印南が青依によって人間関係を学んだり、手玉に取られたりするのが面白いし、格差に悩む青依が可愛い。
最後に収録の短編小説も、夕食のカレーから派生した格差についての考え方が描かれていてとても良かったです。格差に目が行き過ぎてそれを理由にしてしまいがちですが、違いなら誰とでもあることで、互いを擦り合わせたり楽しむことが大事ですよね。

印南の元恋人に、「この人以外の男の人なんて知らないし…」と演技でやり返した青依が堪らなく可愛かった〜!演技に乗ってきた印南に「旨かった」と筑前煮が挙がったことに内心驚いてるのも面白い。これから大事にしてあげてほしい…

キスが唐突強引で、そこからの展開も駆け足なんですが、2巻にエロを収めなくてはという気概を感じました(笑)
スーツがとにかく凄くカッコよく描かれているのですが、肉体の描き方もカッコいい!
しかもスーツを少しずつ脱ぎつ脱がせつしていくの(高級スーツだから途中汚れないか心配になるけど)燃えます。
人によって異なるスーツや体型、部屋の生活感がしっかり描かれていて目に嬉しいです。
青依にピンクのネクタイ選ぶ印南は可愛い。

2

祝♡完結

今回はゲイの会社社長と中卒の当たり屋のお話です。

偽ものだった2人の関係が本物の恋人関係に変わるまでと
恋人になってからの出来事を描いた番外小説を収録。

受様は両親の借金により中卒で働き始めますが
就職後の怪我で退職、まともな職につけず
友人と当たり屋をして生活費を稼いていました。

ある日、攻様の乗る高級車に目を付けますが
受様は仲間達に捨てられて遁走され
受様は警察には突き出さない条件として
「攻様の恋人」役を引き受ける事となります。

攻様は自分を手ひどく振った恋人を見返すためにと
受様を期間限定で恋人に仕上げるのですが

当初、セレブな攻様と貧乏人の受様の
同居生活は喧嘩ばかりでしたが
互いを理解し、歩み寄る事で少しづつ
2人の距離も近づいていきます。

しかし、
攻様の忘れ物を届けにいった受様の態度の悪さが
攻様や彼の秘書の不評を買ってしまうのです。

その後、その出来事は攻様達に非が有り
受様は攻様達に謝罪をされまる事となりますが
受様は自分と攻様の違いをまざまざと感じる
事となるのです。

そんな中、
攻様との買い物の後に立ち寄ったレストランで
2人は思いがけず攻様の元彼に声を掛けらるのです!!

予想外の邂逅は吉となるのか!? それとも・・・

小説 「玉の輿ご用意しました」のコミカライズ化2巻目は
最悪の出会い方をした2人が偏見や誤解を乗り越えて
結ばれるまでの完結巻となります♪

1巻カバーと2巻のカバー、
配置は同じなのに2人の表情がまるで違っているに
ニマニマしてしまいました (^O^)/

攻様が受様に望んだのは
元彼をギャフンと言わせる(笑)恋人役でした。

たぶん攻様にとって受様への期待はそれほどではなく
受様へ当てつけも多分にあったのではと思います。

しかも受様は態度もマナーもなっておらず
およそ攻様の理解を超えた存在だったのですよね。

攻様に対しても物怖じしない受様という存在は
今まで攻様の周りにいなかった存在であり
まっすぐな受様の実直な優しさは
凝り固まっていた攻様の心にも浸透していき

変っていく攻様に受様もまた惹かれていくのですが
お互いに素直じゃないので
攻様の元彼を撃退=偽の恋人関係の解消であり
受様は攻様から離れる道を選びます。

攻様の秘書氏と読者はそんな2人にハラハラですが
最後は攻様がモダモダを一掃して頑張り
大団円まで楽しく読ませて頂きました。

栗城さんの小説は完全読破しているので
結末は判っているのですが

イラストを担当された高緒さんのコミカライズで
小説世界のイメージをそのままで読めたのも
とても良かったです。

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