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オメガバースの大変な有名作ですが、ずっと積んでいました。とうとう読んだのでレビューしてみます。こちらは上巻のみのレビューです。以下ネタバレあります。
一番初めのαとΩの話ということだけは知っていました。その発想から独創的ですね。
攻めは真面目で秀才で地味な眼鏡の喬織人(たかいしきと)。
受けは男前で陽キャな感じの西央凛々斗(にしおりりと)。西央は下巻の表紙からもっと美人寄りかと思っていたけど、個人的には男前に見えます。
同級生で普通の日常を過ごしていた二人が、ある日突然西央の様子がおかしくなり(Ωのヒートになり)、西央の匂いに発情した喬が巻き込まれていくお話。
それまでαもΩもいなかった世界で、突然原因不明の止まらない発情が始まり、訳もわからず同性同士でセッしてしまうとは‼︎
西央と喬の困惑、混乱が大変リアルに、またエロティックに、美しい作画で描かれていて、とても迫力のある作品で惹き込まれました‼︎
一ノ瀬先生は以前『gift』を拝読して、正直好みの作風・作画ではなかったのですが、本作を読んで、発想・ストーリー・作画…全てにおいて第一級というか、これぞオメガバースの代表的とも言える作品で、神作品としか言いようがないなと…作品の迫力に横っ面を引っ叩かれたような、ちょっと衝撃的な読書体験でした。
細かい部分では、αの喬がΩの西央の心の声や感情、記憶の映像を感じとれるという独自設定が面白いです。
喬は頭でっかちでゴチャゴチャと考えすぎるヘタレな部分があるけど、徐々にαとして覚醒するというか、オスとしての力強さが出てくる変化が格好良いです。
西央は元々はイケメンで男前ですが、発情してからは非常に色気があって、なるほどこれは美人ですね。
上巻はヒート3日目まで。
初めは訳も分からず盛ってセッしていた二人が、少し冷静さを取り戻し、お互いを意識してくるあたりでおしまい。
下巻もレビューします。
紙本 白抜き修正
Ωのヒート1日目〜3日目を描いているので、かなり濡れ場が多いですが、個人的にはエロを楽しむ作品とは感じなかったので、白抜き修正は作風にマッチしていると感じました。
『gift』シリーズを読んで、とても気に入ったので、一ノ瀬先生の他の作品も読み続けました。
設定が本当に新鮮でした!「オメガバース前夜譚」という世界観は今まで読んだことがなくて、オメガバースの新境地(?)を開いたように感じました。
これまで読んだオメガバースでは、ABOの存在はすでに「既定」のものとして存在していましたが、もしABOが最初から存在していたのではなく、私たちが生きる「普通の世界」から移行してきたとしたら、みんなはどうなるのだろう?どのようにABOという存在を受け入れ、どのようにこの生き方に慣れていくのだろう?ということは想像したことがありませんでした。
一之瀬先生がそんな世界を見せてくださって、本当に面白いです。
それに、エロい場面は本当にたまらなく美味しい…堪能しました。
でも、西央が一週間も家に帰らず、学校にも行かず、先生と母親の両方でバレなかったのは、ある意味すごい……学校と保護者の連絡がそんなに疎通していないのだろうか(笑)。
人類初めてのαとΩの話なんて、面白そう
SNSでたまたま見つけて絵に惹かれ、あらすじと1話を試し読みした率直な感想です
αとΩがまだ認知されていない世界
そんな世界で出会った同級生の2人
そして迎えた発情期
発情したΩとその時にそばにいたα
お互い初めて体験する症状と体調の変化
戸惑いながらも繋がる2人にこの後の展開がどうなるのか、ページを進める手が止まりません
αである 喬織人の最初の印象は定型化されたαとは異なるものだったのですが、話が進むにすれてαの特性が見え隠れし戸惑う様子を見ると、”そうか、聡明期のαはどの様な特性を持っているか解明されていないから戸惑うのか”と読者として気が付かされました
Ωである西央凛々斗は、誰からも好かれる見目麗しい人という意味ではしっかりΩの要素を持っています
ただ、体型は身長もそれなりにありこちらも完全に定型化されたものとは違うのかなという印象です
そう考えると、ここからどんどん進化して定型化されたαとΩが作られて来るのかなと、想像が膨らみます
基本はストーリーテラーとしての役割も喬織人が担う様な形で話が進んでいきます
織人のどんどん分析していき対策を取ろうとしているのが、まさしく上巻の役割が「起」と「承」なのだなと、最後まで一気に読みました
始まりの物語、絶対上下巻続けて読むことをおすすめしたい作品です
世界線がマジで神すぎる。
これは上下巻セットで買って欲しい…
続きも買って欲しい…
ネタバレ注意
あらすじ
男子高校生の2人が、ある日、世界で初めてのαとΩになってしまった。初めてのヒート、初めての欲情。何が何だかわからないまま隠れるように入った体育館倉庫から出られず、ヒートの1週間そこで過ごすことになってしまった…。
αになってしまった子→たかいくん(上巻表紙)
Ωになってしまった子→にしおくん(下巻表紙)の
流れるように進む物語。
他のオメガバース作品を見た時に読み返したくなる本です。この作品だけのDomSubのグレアのような(知らない方は調べてください…)言うことを聞かせる設定もいい!これがオメガバースの始まりか…!と思わせてくれるストーリーです。破壊力あふれる美しい絵もみどころ。間違いなく買って損はしません。
実際読んだのは去年の6月。私も腐友人の猛布教に遭い、陥落です。
特にオメガバース好きな人や、私みたいに普段オメガバをあまり好んで読まない人に読んでほしいなぁ。
素晴らしかったです。
一般的なオメガバ作品に描かれるあからさまな劣勢・優性遺伝子設定や、Ωへの社会的迫害描写が私は全く好きじゃないのですんなり読めたし、Ωがカースト上位生徒なのも嬉しかった。
人類初のΩとαが誕生する話は私が知る限り本作が初めてですし、まずその着眼点が斬新ですごい!
アダム&イブ的というよりは、人類が種を存続させるうえで危機を感じ、同時多発的に起こった進化のうちの2人の物語と考えるべきなのかな?
2022 BL AWARD、BESTコミック3位を受賞してたのでずっと気にはなってましたが、文句なしの神作でした。
絵もほんっっっとうに美麗。特に体の美しさは個人的には過去イチ。
しかもギャグもおもろいなんてどんだけすごいんだ一ノ瀬さん…。
腐友人いわく、本作は今まで相当数読んできた全BL作品を押しのけて、揺るがぬ歴代No.1に輝いたそうです。
その気持ちもんんんのすごいわかる。
ただし、一般家庭で普通の高校生で、何日間もバレずに倉庫に…という展開が現実的にはかなり難しいので(まぁそもそもファンタジーなんですけどね)、一泊ぐらいならまだ現実味があったかも?とも思いましたが(いろんな販売サイトのマイナスレビューもそこがネックのようですね)、それではあの現象を描写するのも難しいので仕方ないのかな。
上下巻+2巻+3巻=計4冊、どれも読んでてあっという間でした。
「は?!もうこんなに読んだの?!」というスピード感。
でも全ページすうっと胸に心に染み入る。超絶おすすめです。
Pixivでなんと1巻(上下巻)と2巻、計143ページぐらい試し読みできるんです。
気になる方はぜひ行ってみてください。
