ソラのひと

sora no hito

ソラのひと
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

10

レビュー数
8
得点
105
評価数
29
平均
3.9 / 5
神率
58.6%
著者
朝丘戻 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
苑生 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778131517

あらすじ

唯愛には忘れられない人がいる。高校のワンゲル部の先輩・宇来学。誰とでもつきあう遊び人のくせに、孤独を纏っていた人。学と再会した唯愛は、十年ごしの告白をし辛辣にふられた。だがレジン作家である学の作る美しい“空"は、部活で唯愛と見た景色を忘れていないと伝えてくる。諦められない唯愛に、意外にも学が恋人になるチャンスをくれた。“嫌い"から始まる仮初めの関係でも嬉しくて、両想いになるため頑張る唯愛だが――。唯一の愛を探しにきた宙(そら)の人の、これは恋の記録。

表題作ソラのひと

宇来学,29歳,高校2年生→占い師兼レジン作家
白谷唯愛,28歳,高校1年生→リーマン

レビュー投稿数8

先生の挑戦を感じました

作家買いです。
元々浅丘先生の作品はページ数が多めかつ丁寧に描写をされているので、その点に関しては全く苦痛ではなかったのですが、申し訳ないことに私はあまり浸れなかった側です。
それでも萌評価にしたのは、学と唯愛の暴力的なまでの無垢さといいましょうか、頑なとも取れる揺るぎない想いに萌えました。異星人という人間とは全く違う価値観の生物をどう描くかにもすごく挑戦されていると思えました。
唯一、不変、絶対…そんなものはない。だけどあるかもしれないから信じてみたい。そういう感情を先生は一貫して書かれているように思います。今作もそれは随所に感じました。
メインのカプより脇キャラの関係の方が萌えるので、スピンオフが出ないかなと期待しています。

0

お腹いっぱいです

朝丘先生はあめの帰るところから追いかけていて直近の何冊かから薄々思っていたんですが、読むのが最近すごくしんどいことに気付いてしまいました。

特に毎回受けの性格が悪く感じてしまって、それはなんでだろと今回よく考えたら、受けの話し方がすごく強くて、言葉遣いが悪いわけではないのに、思ったことを我慢せずに言葉にしてぶつけてぶつけまくるのが歳を重ねた読者側のわたしが受け止めきれないんだとわかりました。
あめ〜のころはわたしもまだ若くてそれが良かったのですが。


受けと攻めが言葉を尽くしてお互いを褒めて褒めまくるのも、先生の特徴的な表現の一部だと思うので、そこにもついて行けなくなった時点でちょっと合わなくなってきたのかなと思いました。



2

SFではない異星人との恋

朝丘先生は”星を泳ぐサカナ”、”窓辺のヒナタ”が好きです。イラストが苑生先生ということもあり購入しました。全体的に糖度は高めで、宇宙人独特の愛の表現とか事件も起こらないので設定以外は日常系と言える気がします。真面目に毎晩愛を語り合うCPを優しく見守りたい人向けかもしれません。宇宙規模の設定だけど、2人の世界はめっちゃ狭いです。(←嫌いじゃないんですが…)
”ソラの人”というタイトルも含めて、朝丘先生独特の詩情あふれる表現は素敵だなと思いました。

わりとボリューミーな作品です。物語の背景や設定、出来事について、全部2人の会話のなかで語られてしまってる印象で、そこがちょっと私には読みづらかったです。(途中から2人の会話が禅問答のように思えてきた…。)個々の言葉はキレイなんですが、お互いがお互いをどんなに好きかということや、”地球人とは”、”俺の星って”を繰り返されるのは、意外としんどかったです。逆に言えば、描写の丁寧さを好む方にはマッチすると思います。

2人のイベント(出会い、同棲、別離、再会)の背景にあまり説得力が感じられなかったのと(汗)、後輩や先輩らの恋愛事情を蛇足に感じてしまったのが、いまひとつ萌えきれなかった私の敗因かもしれません。

ちょっと時間おいてから再読してみよう、と思ってます。
あと、スピンオフの予感(孤月とか異星からの調査員とか…)があったのですが、こんなに敗因抱えていても、そっちはイケる気がします…。

2

何度も読み返したい作品

日常なのに非日常。
高校の頃、好きになった人を忘れられず10年。占いをしているという彼に会いにいくが、ひどく拒絶された唯愛。
まどろっこしくじゃなくて、言いたいことは伝えていこうと、再度先輩である学に会い告白をする。「嫌い」と言われて落ち込むが、学の作ったレジン作品を介して連絡を取り合い、学から付き合うという返事をもらう。

最初は学の性格や素行の悪さに、何でこんな人に唯愛は惹かれるのか不思議でした。
でも、唯愛と付き合うようになり、学が人を愛すると言うことを知り、まるで別人になる様や、唯愛が自分を隠さず学と向き合う姿勢を見ていると、愛が溢れすぎて幸せでした。
ポエムやキスをする為のちょっとした約束。
二人だけの密かな楽しみを垣間見られて、心が温かくなり、朝丘先生らしい日常の素晴らしさが伝わる作品です。
その中での非日常。学が宇宙人であること。
これを明かされた時の唯愛が、学を愛している上で不安や彼の今後が心配でいっぱいになりながらも、自分の意思をしっかり持っていて、強さを感じました。
そして、その後に訪れる別れ。
一気に読んでいれば良かったのですが、限られた時間で少しずつ読み見進める私は、学が去った後の学の嘘を読んだ所で本を閉じなければならず、それぞれの気持ちを考えながら1日過ごすのは、本当に辛かった。その分、その先を読んだ時に、涙が溢れました。

こんなにも素晴らしく、難解な設定を思考し執筆できる朝丘先生に敬服しました。
何度も読み返したい作品です。

6

私にはハマりました!

年に何回か号泣する作品に出会うのですが、今期初めての作品がこちらでした。

読み終わるまでにタオルハンカチがぐしょぐしょになって、顔中いろんなもので大変になっていて朝に瞼が腫れてました。笑

あらすじや帯の惹句、宇来の言動から彼の正体は何となく察せられます。
そして序盤の辛辣なまでの唯愛(いちか)への拒絶に、唯愛と一緒になって胸がキリキリと痛く切なくなりました。

そして2人が恋人になってからの人が変わったような宇来の溺愛ぶりと唯愛の幸せそうな様子が淡々と進む中、時折り挟まれる唯愛の不安な心情に不気味な予感がしてページを捲る手が止まらないんです。
思いもよらない事がキッカケで起こるあっけない2人の別離に、ショックで胸が張り裂けそうになりました。

終盤の宇来視点の出会いから別れまでの唯愛への気持ちの変化と愛情に涙が止まりませんでした。
あの時の宇来の言動や行動が全て理解出来た時点で更に号泣してしまいました。

宇来を失って損失感の中でギリギリ生きている唯愛に更に涙です。そして、そんな唯愛を支え続けた唯一の共犯者であるまだ若い孤月の気持ちを思うと胸がグッと来るんです。

でも号泣はしましたがスッキリした気持ちで就寝することが出来ました。

唯愛と出会った事で愛を知り、初めて生きる事の意味を知った宇来。宇宙一相思相愛なカップルの恋のお話でした。
読んで良かったです。

4

丁寧

苑生先生の挿絵を見てみたくて購入。朝丘先生のご本は何冊か読ませていただき、丁寧にお話を進める先生だなと思っていたのですが、今回もめっちゃ丁寧に感じました。やっぱりぎゃはぎゃは笑えるお話の方が今は自分に合うみたいで、申し訳ないです、中立にさせていただきました。ゆっくり長い丁寧なお話をじっくり読む方には良いのでは。本編370P弱+後日談9P+あとがき。

高校時代の先輩への想いが原因で、誰かと付き合ってもなかなか仲が深まらない唯愛(いちか)。高校時代の後輩からの情報で、その先輩が近くのショッピングモールで占い師をやっていると聞き、出かけてみたけれど・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
夏希、星野、瀬見(高校時代の部活仲間)、流星(攻めバイト先店長)、狐月(こげつ、流星love)ぐらいかな。

++より内容に触れる感想

冒頭、今まで読んだ本の中でもっとも性格悪いのではと思うぐらい、攻めが凄く感じ悪い方でした。ええええどうしよう、これ最後まで読めるかしら?どこに向かうの?と疑問符一杯のまま読み進め、結局最後まで不思議な感覚のままだったお話でした。前半は心情を丁寧にあぶりだしてくれるお話なんだわ、と思ってたんですけど、真ん中あたりで、まさかの展開。最初の方から、ぽろぽろ謎ワードがあって、?とは思っていたものの、ホントにそのワードが効いてくるとは。

そのまさかの展開がない方が個人的好みだったかもな・・と思いました、先生ごめんなさい。

受けさんの粘りに応えて、攻めさんもめっちゃ頑張って、二人の未来を勝ち取った!という感じのお話です。多少のびっくり展開はok!という方、ゆっくり展開大丈夫!という方でしたら是非。エデン関係しか読んでなかったのですが、他にもこんな驚き展開あるのかな?

1

え、そうくる?

作家買い。
朝丘先生はスピンオフものとか続編とか好んで書かれる作家さまですが、今作品はシリーズものではなく単体のお話。





主人公は唯愛。
28歳のリーマンの彼は恋が長続きしない。それには理由がある。
高校生の時に所属していたワンゲル部の1つ先輩の宇来の存在だ。彼に恋し、以来彼の存在をずっと引きずっているから。恋人ができても身体の関係を結ぶことができずに破局してしまう。

が、ある日、10年ぶりに宇来と意外なところで再会し、そして再び唯愛の恋心に火がついて―。

というお話。

人懐っこくワンコのような唯愛に対し、宇来という青年は非常にミステリアス。もてるがゆえに、くるもの拒まずで誰とでも関係を持ってしまう。かと思うと他人と慣れあうことを良しとせず一歩引いたところにいつもいる。

そんな宇来が、占い師をしていると聞いて居ても立っても居られず彼のもとを訪れる唯愛だけれど。

読んでいて、すごくちぐはぐな感じがするんですよね。

宇来が誰彼構わず関係を持つ青年であること。
人と慣れあうことを良しとしなかった彼が、「占い師」をしていること(しかも彼が言い当てることがビンゴで当たっていること)。
歯に衣着せぬ言動で、高校時代にあっさりと唯愛を切り捨てた彼が、再会後はあっさり唯愛の求愛を受け入れてラブラブな恋人になること―。

特に宇来が唯愛の求愛を受け入れるシーンは急展開過ぎて頭の中に?マークが飛び交いました。

んー。
んんー。
とか思いつつ読み進めたのですが。

いやはや。
こういう展開?

予想の遥か斜め上を行く展開でした。
凄く突拍子もないんです。
え?なんて?
っていう感じ。

が。
ああ、だからこその、あの宇来の言動なのか。
と、点と点が繋がって線になる感じ。

人と関わることを良しとせず孤独に生きてきた宇来が、唯愛と出会い世界に色がついていく。その彼の想いにめっちゃ萌えが滾りました。もう、最後の彼の唯愛を思うが故の行動に、思わず落涙しました。

宇来×唯愛の2人の恋の行方にもハラハラしつつ読み進めましたが、今作品にはもう二人の男性が登場します。宇来の仕事仲間の流星と、彼が育てているDKの孤月。

流星が愛した今は亡き女性の一人息子の孤月。
この二人にもめちゃ萌えた…。
孤月の、流星への想いが成就しますように。

うん。ぜひともスピンオフを書いていただきたいなーと所望しています。

朝丘作品は、「人」を美化した描き方はしない。
誰にでもどす黒いところがあって、ドロドロした部分があって、そこから目をそらさず描いているところが素晴らしい。だからこそ、人を愛することの素晴らしさが浮き立ってくる。

読み始めたとき、このお話は唯愛の宇来との恋の成就のお話なんだと思ったんです。でも違いました。

唯愛を得たことで、宇来が救われていく。
まさに魂の片割れ、といった感じか。

読後、あらすじを拝見して納得。
なるほど、そういう意味か、と。恋愛というだけのお話ではなく、非常に面白かったです。

苑生先生の描かれた挿絵も非常に素晴らしかった。
序盤、表情のなかった宇来の、最後の笑顔に、彼の覚悟を決めた表情に、涙腺崩壊しました。

8

途中の展開が平坦で読むのが辛かった

表紙につられて購入しました。
表紙、挿絵ともに良かっただけになんだか勿体ないなーと思いました。
途中までは面白かったんですが、中盤の展開が面白くなくて読むのが辛かったです。

8

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