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表題作かいじゅう

城・曽母の用心棒
曽母・ヤクザ

その他の収録作品

  • 懐柔
  • あとがき

あらすじ

組長を見舞った帰り道、曽母がゴミ捨て場で見つけたのは顔に火傷の痕がある不気味な男・城だった。
その面影から、曽母は過去を思い出し、贖罪のつもりで面倒を見ることにする。
暴れるわ噛み付くわ、獣のような城が次第に自分に慣れてくると、
曽母は嬉しいような、後ろめたいような複雑な感情を抱いていた…。
そんな時、曽母の兄弟分の南無が現れ――!?
「お前、本当に怪獣みたいだ。」
不器用ヤクザと一家心中の生き残り、情が混じり合う時羽兼成のビターラブ!!

作品情報

作品名
かいじゅう
著者
時羽兼成 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
ISBN
9784799752081
3.9

(51)

(23)

萌々

(11)

(11)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
197
評価数
51
平均
3.9 / 5
神率
45.1%

レビュー投稿数8

果たして、「かいじゅう」の漢字変換は読後にどうなる、、、??

借金返済できず両親が○され、そのせいで独りとなり、見た目もなにもかもが普通の生活を送れなくなってしまった城。

その城の親をタヒに追いやった取り立て側の曽母と城の、決して甘いとはいえない、けれど特別な感情が生まれていくドラマティックでアウトローな世界のお話。


タイトルが「かいじゅう」だけあって、城そのものがまさに粗野、、
というより、生い立ちのせいで孤独に生きてきたこともあり、人との摩擦が起こると怪獣みたいに暴れる大男でした。

曽母は、そんな怪獣である城のことを違う視点から見ている男で、城への罪滅ぼしもあって手元へ置いていました。

反発されながらも、城を大切にする曽母。

やがて城は、怪獣のような自分にこんなふうに接してくる人物は他にいないことを自覚しますが、そんなふたりの関係を悪いほうへ利用しようとするヤツもいて、、、


出逢いが出逢いでしたが、着実に城のなかで芽生えていた曽母への特別な感情が尊かったです。

「怪獣」が「懐柔」されていく過程。(そこに愛はあり)

ストーリーテラーな時羽先生ならではの、独特な世界観と愛を描いた作品でした。

好きな人は、絶対好きと思う1冊です!

0

手名付け系

インパクトあるタイトルですが、バケモノという意味ではないです。
なかなか情緒教育を受けることが難しかった男を自分の懐にいれ、かみつかれても優しく抱擁することで新たな関係、人生を紡ぎ出していくというお話。
お互いがお互いを必要としてたのでしょうね。

かいじゅうくんの方は、初めて見たものを親と思う、という感じで、もうこの人がなくてはならぬと思うんだと思います。でも感情表現が下手で無骨。
一方、自分をどこまでも慕う、損得勘定抜きで家族と呼ぶことが出来る人間、そんな人間を受けヤクザさんは探していたのかもしれません。

受けヤクザがおいしい作品。

0

表紙買い

2人がくっつくまでの感情の揺れとか距離感をもっとゆっくり読みたかったなぁ.......1巻じゃ足りない感
冒頭の事件が重すぎて全部消化出来ずに終わってしまった感があるので補完のために続編出ないかなぁ。出たら読む。

せくす描写がなんかいやらしくないというかサラッと読めてしまうのはなんでなんだろうか……
あんあんしてる受けじゃないから……?

タイトルの通り表紙の口輪がついてる=噛みグセネタ!!!!と思い購入したのだけどあんまり堪能できなかったのがもにょポイント
しかし書き下ろしのエピソードはめっちゃ好きだった。

0

かいじゅう

ガツンガツンにエロ本期待して読んだら
ちょっと切ないいい話だった( ノД`)シクシク…
よこしまでごめんなさい。

取り立て屋の男(受)の過去の贖罪
取り立てに行った先で死んだ男の子供。
幼いあの頃の姿が心に残ったまま年月が経ち
目の前に現れるという展開。
やけどの傷と強面の顔。
贖罪の気持ちもあってそばに置くことにしたのだが~というところですね。
この人が育てるのかなとちょっと冒頭お持ってたgあ違いましたね。
それはそれでも面白かったんだとおもいますが
懐かない猫が懐くように少しずつ距離をつめていく
二人の関係が好きです。
というか、オッサン・・・経験者なん?
ガッツガツの若い野獣に喰われるハジメテのオッサンとかでもよかったな。
と、思うのはよこしま故です、すみません
「怪獣、おれは好きだぜ」 が好き

1

受けがママやん

タイトル馬鹿みたいだと思います?いえ、これはマジです.......ガチです...!!!!!!
曽母さん(受け)は母のような人です。攻めも懐柔されてました、ホントです!!!ママの力には抗えないんです。ヘヘ...................

表紙と試し読みの時点でどっちが受けか攻めか分からなくて、中間くらいまで読んでもまだどっちが受けか攻めか分からず...
「髭が受けがいいな〜」って思いました?
そうです。受けは髭の生えた方です。髭生えた方が受け。これは偉い人が決めたので、間違いないです。正直、曽母さんが受けじゃなかったら発狂してました。

登場人物はヤのつく人達。
簡単にストーリーの大筋を言うと、訳ありで誰にでも威嚇する怪獣みたいな攻めを拾った受けが、攻めを懐柔する話です。(タイトルのかいじゅうは、怪獣と懐柔をかけているんですね〜!?IQ3の私でも分かった!)
受けと攻めはちょっとした因縁がありますが、まあ〜〜〜〜〜曽母さんの母の力の前では誰もが無力なので...........
893の人達の話と言っても、そういった要素もあんまり無いんじゃないでしょうか?龍〇如〇を1ミリも知らない私でも入り込みやすい内容です。
893系のBLってずっと暗い雰囲気で難しい話が続くイメージありませんか?
「かいじゅう」では曽母さんの母パワーで気分が沈むことなく、最後までニコニコしながら読めました。(私だけかもしれない)

ほんの少し気になったのが、受けと攻めの関係で、どっちかと言うと、受け→攻めの感情が親の愛情みたいなものに近く感じてしまい...
でも、くっついた時に違和感はどこかへ消え去ったので万事オッケーです!
城(攻め)の真正面からぶつけた気持ちを受け入れる曽母さんのシーンが特に良かったですね。城はきっと曽母さんの右腕として、これから2人でしっぽりとやっていくことでしょう...

セッ...シーンは2回。絵が上手ですし、登場人物のガタイがよく、等身高めの絵柄も好みストライクでした。
髭の生えた男受けが好き!
攻めが受けに絆される話が好き!
曽母さんの母パワーを感じてみたい!(?)という方は是非検討してみてはいかがですか?
当たり前ですが、感じ方には個人差がありますので注意して下さいね...!!(あまりにもママ力をアピールしすぎて、恥ずかしくなってきた人)

4

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