電子限定描き下ろし付き
Ωに密かに想いを寄せるβ×運命のαを捜すΩ、希求と切望のオメガバース!
約2年前に読破。初読み作家さんでした。
まず「うわ~表紙がキレイだな〜」と惹かれたので試し読み
→ちるちるなどでチェック
→レビューが軒並み号泣、etc. とある
→たまたま、全然関係ない作品で同様に絶賛されてて買ってもウルリともこなかった経験が直前にあったので、悩む
→やはり表紙の美しさに負けて、ポチリ
私オメガバ苦手なのに、まんまと陥落ですよ。
それぐらい表紙が印象的だった。
皆さんおっしゃるとおり、素晴らしかったです…。
これ一体ラストどっちなんー?!とハラハラドキドキしながら一気に読みました。
この作品に出会えて大変感謝しています。
ARUKUさんの「ほんとは好きだ」でも泣きましたが、感動の種類が違うというか…
本作と同じくらい感動したのは、数年前に読んだ常倉三矢さんの「Life線上の僕ら」ですね。
「運命は絶対なのか、抗うことができるのか」をテーマに、シンクロニシティを上手に使われて表現されています。
(実際「世田谷シンクロニシティ」という著作もあるのでそちらもぜひ)
それに「あのシーンとあのシーンの場所が同じやんーーー!!!」って気づいたときのア◯体験。
(突如あらわる頭モジャモジャ○科学者)
読み始めた時は「いやぁ~もともと絵柄が好みでは…顔パーツのバランス…」と思ってたんですが(本当に個人の好みの問題です)、そんな記憶もうないわってぐらいふっとびました。
最初の数話を読む自分:「ホントにこの調子で号泣くるんか~?」
→後半の数話:「ぐあぁあああ!!!(号泣」
あとがきまでもが素晴らしい。
まぁあんまりハードル上げて煽っても逆効果かもなんで…以上、本郷さん著作はどれも試し読みページが多めみたいですし(本作は55ページもあります)、ぜひご一読ください。
ものすごくオススメです。
私のように絵柄で躊躇してらっしゃる方にも読んでいただきたいです。
泣いた旨を書いてくださったレビュワーの皆さん、本当にありがとう!
大好きで作家さまとして心底信頼している本郷地下先生
そんな先生の作品ですが、オメガバ回避時期が長かった偏り読者だったので拝読出来ていなかったこちらをやっと…やっと…読みました(>ω<)!!!
280ページ弱の大ボリューム作品なのに、読後にそんなにページ数があった事に驚いてしまう位にドンドン読んでしまえる1冊でした
スゴイなぁ。。。
お話し内容などは今更レビューなので詳細は省いて感想レビューで失礼します
所謂オメガバ作品の中に於いての「運命の番論」と「βの存在」を上手く組み合わせた作品です
すごく斬新で惹き込まれる「感情が動く」作品でした
❝オメガバだから❞でありながら❝オメガバなのに❞の<矛盾>を「人間らしい感情」という作品のぶっとい軸を頼りに証明して行く展開にはお見事!としか言えない読後感に包まれました(*˘︶˘*)
そして先生のあとがきを読み、この読後感に深く納得してしまう、、、
最後の最後まで本当に響く1冊!!!
私自身はオメガバ作品自体への拘りが無い方なので、こんな運命の番の描かれ方もあるんだな~、、、と、本当に驚いたと同時に切なさも凄くて、、、( ;∀;)
拘りが無かった筈なのに蓮さんとまほろの重ならなかった運命に心が切なくなったのは、きっとすれ違った恋の苦さが蘇ったのかな…?なんて懐古と追想でエモさに覆われてしまいました
殆どBLを読んでいて自己投影はしないのですが「人間の感情描写」の浸透具合が今作品はすごく人肌だったんでしょうね、、、気付いたら心が持って行かれてました
蓮さんとまほろの重ならなかったけれども、それでもお互いの生きる糧となっていたその存在
「いつだって思い出せる けれど忘れる事を許して欲しい」
この言葉は凄く響きました
そんな2人の運命の行方を見届けた東馬
彼が2つの「運命の番」を見届ける事によって、あくまでも「運命」はきっかけに過ぎない事、恋のカタチは人の数だけある事を伝えられたと思います
そしてあのクリスマスの街角で偶然出会ったまほろさんと東馬だって「運命の出会い」だったんだ、「運命の出会いにした」んだなって思えるのがとても素敵でした
特に友達から始め直して、恋をして、その恋に苦しむ姿にはこの2人、どうなってしまうんだろうか?まほろさんはどうするんだろうか?とハラハラとしてしまい…ページを進みたいと逸る気持ちとちょっと落ち着かないと、、、と思う気持ちで情緒を乱されまくりでした(。・_・。)(;´・ω・)( ゚Д゚)( ;∀;)
出会いを運命に変えて、2人で共有した時間で相手を知って恋をしていく、、、
その時間と思い出が2人を結び付けていく過程と「これから」を信じられる素敵な恋のお話しを読みました
私の積み本癖解消の為に早く今作を読んだ方がいい!と背中を押し続けてくれたとあるユーザーさまにこの場を借りて心からの感謝を…!!!
「感情」の部分はホント、文句ナシです!!
ただ「設定」では少しばかりフィクション効果は強めかな?と思う部分もありました…(´・ω・`)
火事でお家燃えるとか、蓮さんの実父の話しとか、、、
少しだけ「ん?」って思う所はありますが、、、創作の中にあるリアルを感じる作品としての満足度は私には高かったので、そんな矛盾と違和感も込みでも神評価したい1冊でした٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
修正|ケバケバライトセーバー系白抜きの萎える修正~。。。
オメガバース。
かつて「運命」に好きな人を奪われたβ(東馬)と、幼い頃会ったきりの「運命の人」を探すΩ(まほろ)
ひょんな出会いから、まほろの勤める風俗店の常連となった東馬は、スケッチブックと氏名しか手がかりのないα(蓮)を共に探すことになる。
あとがきを読むと、作者が「こういうものを描きたい」という信念を持ってこの作品を描いたことがわかるし、実際そういう物語になっていると思う。
ただ、その着地点ありきでそこを目指しすぎているような、登場人物が都合よく動かされているように思えてしまって感情移入が難しかった。
まず、東馬がまほろの人探しに協力し始めてからも、風俗店を介して料金の発生するカタチで会っていたのがすごく不思議だった。
東馬が協力する理由は建前上は、自分が運命に敗れたからそれを昇華したくて、せめて運命同士幸せでいてほしい…みたいな感じだと思うのだけど、それって支払うお金に見合うほど重要なのか疑問。
もちろん、この時点で東馬はまほろに惚れていたのだろうけど、それは無自覚だし…東馬の中でどう折り合いがつけられていたのかなと思ってしまう。
あと、どうしても突っ込まずにいられなかったのが、蓮を探すための聞き込みシーン。
テレビ番組だと嘘をつかれた近所の人が話をしてくれるのはまぁ、こういうもんかなと思ったのだけど、
中学や高校の関係者に事情を説明して話を聞く場面は恐怖を覚えたし、
高校に蓮の作品を引き取りにいく場面に至ってはあり得ないと感じてしまって冷めてしまった。
(なんの縁もない赤の他人が「この人は自分の運命の人なので探してます」と訪ねてきたら家に上げて卒アルを見せ、母校が本人の許可なく作品をあげちゃうって…この世界で「運命」がよほど重要視されているのか、単に防犯意識が薄いのか…
「運命」を騙ればストーカーも詐欺もやりたい放題の世界観に思えてこわい)
気持ちが冷めてしまったせいか、
蓮の手紙も特に感情が動かず、東馬が泣いてるからつられてちょっと泣きそうになったけど実際泣くほどではなかった。
作者の信念を感じるだけに、色々とケチのつく作劇は残念。
ハッピーエンドなんだけど、
違う道があったのに…!と思わずにいられない
やるせなさがあるんですよ。それがまたこの話の、というより先生らしさの魅力。。
なので、やるせなさを感じながらも、満足感とも幸福感ともいえる複雑な感情を噛み締めております。
先生の作品や、オメガバものを話題にする時に
必ずと言っていいほど、このお話が出てくるんですけど
天邪鬼、というかタイミングの悪い私は
今のいままで読んだことがなくて、
世田谷シンクロニシティ、メトロに続いて
3冊目の御本になったわけなんです。
実際は様々レビューがあって、迷った時もありましたが、でも正直読んで良かったです〜
先生の本を読んでると、
ふつうってなんだろうね。って
言いたくなります。
マイノリティだろうと
トラウマを持っていようと
辛い境遇で育ってきた身の上だろうと
それを無かったことにはできない
抱えて生きていくしかない
そして、幸せも不幸せも、
ラッキーもアンラッキーも
出会いも別れも
全員もれなく平等に降りかかるけど
それでも、その現実を生きていくしかない。
なんだか現実にある
日常の縮図みたいだなぁと
思えて切なくなってきました。
でも読んでる時はそんなことは
気付かないんですよね。
作中であんまり核心的なことを
言われなくて、あとから思い返して
みたくなる。名作だよなぁ
この本にはあとがきがあって、
作品を書くにあたって先生の気持ちが
書かれていたんですけど、
それを読んでなんか上で書いたような気持ちになった気がします。
運命なのか、自分の心の声なのか
どちらの選択をしても、
その後もラベリングされていない
どこにでもある日常というものが
訪れて、2人はそれに生かされていくんだろうな。
そして選択がどうだったのかの答えは
2人だけの秘密みたいになるのかな。
是非、あとがきも読んで
しみじみと余韻を味わってもらいたいです❤︎
βの攻めも受けも突然最後に沢山語りがでてきたαもどれにもあまり共感が出来ず、なかなか読み進められない作品でした。
βとΩなのでどうなんだろう?と思ってたけどそれ以前に、Ωが人探しをするのにお金をとってβに会いに来てもらっていることが疑問でした…
性的なことやそれに近いことするならまだしも人探しを協力してもらう時点で店でじゃなくて普通に会おうってならないのかな?、Ωは図々しい感じがして、βは金持ちという設定でも無いし違和感がありました
分厚い割に丁寧に恋愛感情が描かれてると言うより、人探しのくだりが長く、最後に突然α(探していた人)の人生を書いた手紙が登場して冷めてしまいました
突然αとβのふたりが恋愛感情に気づき、くっ付く流れも唐突で私には理解できませんでした…