白狼の賢王×一途な狸の忍者。初恋同士のじれじれ恋道中!

白狼王と愛され狸の恋道中

hakurouou to aisare tanuki no koidouchu

白狼王と愛され狸の恋道中
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

48

レビュー数
5
得点
49
評価数
12
平均
4.1 / 5
神率
33.3%
著者
小中大豆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784041115947

あらすじ

戦で家族を失い一人ぼっちの黒狸・宇太を拾ってくれたのは、国を治める若き白狼王・白夜。敬愛する彼の役に立つため忍びになった宇太は、隣国へ行く白夜の護衛役に抜擢され大奮起! 小部隊で出立するが、途中で敵襲を受け、仲間と分かれて白夜と二人きりで旅を続けることになってしまう。獣姿で寄り添って夜を明かしたり、一緒に温泉に浸かったり。憧れていた白夜と急激に親密になる僥倖に宇太は興奮するが、一方で白夜が花嫁を娶るかもしれないという噂が気になって…?

表題作白狼王と愛され狸の恋道中

白夜,白の国の王で白狼
宇太,19歳,白夜に拾われた黒狸,白夜を守る忍び

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

狸が可愛い

小中大豆先生の作品が大好きで、発売されると必ず購入しています。

沢山の引き出しを持っていてどれも安定した面白さで書ける、数少ない作家様の1人だと思っています。

今回は獣人の国のお話でしたが黒狸の宇太の獣姿の描写が可愛くて、彼の幼い時を語る白夜の思い出話にホッコリ来ました。

お話の内容ですが白夜の言動や行動から、直ぐにピンと来てしまうのです。知らぬは宇太ばかりと言ったところでしょうか?

なのでピンと来た内容が正しかったのかを確認しながら読むのですが、宇太の鈍感さとか白夜の思わずといった呟きとかが可笑しくて吹いてしまうんです。

特に宇太が白夜に拾われた辺りに現れた、黒犬族の間者を懲らしめた宇太のとんでもない行いには爆笑してしまいました。(本人は至って真面目です 笑)

そして終盤に待っている思わぬ事件が面白くて、彼等の活躍にハラハラドキドキするんです。
想像した通りだけどそれだけじゃ無い面白さがあって流石だと思いました。

欲を言えばもっと先の白夜と宇太を読みたかったので萌2です。

0

モフモフと王様と忍と

スラスラっと読めて、モフモフ、忍、捕物などなど盛りだくさんで楽しかったです。

表紙の白狼の首にしがみついてる黒狸の絵がとっても可愛いですね。お話を読んでから見るとひとしおです。

攻めが受けのために這い上がるお話はこれまで読みましたが、受けが攻めのために、攻めも俺のところまで登ってこい!みたいな話は初めてかもしれません。

キャラもみんな良かったです。
天才の白狼王の白夜、に拾われた黒狸の宇太、ライバルの狐の忍昆、師匠の薄雲、黒の国の王常闇。

宇太視点なので白夜がとてもカッコいいのですが、だんだん白夜の色んな面がわかってきて…。
天才であり孤独であり。そして…。

白夜が口説いてくるとは!そしてそんなにも深い愛情を持っていてくれてたなんて!
無垢な宇太を慮って薄雲や白夜が時間をくれようとするのも良かったです。

そして宇太も優秀な忍なのでしっかり戦い守ります。

ただなんというか、盛りだくさんで楽しいのですが、ギュンと萌えたりハラハラドキドキは少なかったかなあ。
白夜が意外とムッツリだとか、宇太が春本で白夜を想像してたとかは良かったです。

箸休めや休憩や気分転換に読むと楽しめるのでは。

白夜へ一途に生きる宇太、両思いで良かったね!
モフモフの毛皮に包まれて眠るの最高でした。

2

変わる思い、変らぬ想い

今回は白の国王である白狼と忍びである黒狸のお話です。

受様が攻様の忍びとなり、伴侶である花となるまで。

受様の最初の記憶は一面の焼け野原です。

黒狸の受様が1人ぼっちで荒れた戦場に
呆然と立ち尽くしているところに

そんな受様に声を掛けてきたのが
幼い受様などいち髪で殺せそうな巨大な白狼でした。
この白狼が今回の攻様です♪

受様は震えながら目をつぶり死を覚悟しますが
再び声を掛けられて恐る恐る目を開くと
白狼は尖った耳と真っ白な髪の若い男に変わります。

攻様の大きな手に抱き上げられた受様は
高くなった視界に声を上げます。
そんな受様を見て攻様は愉快そうに笑い、
その日から受様の心は攻様で占められるのです。

攻様は先王の13番目の息子で誰もが
攻様が頂上に立つ存在とは思っていませんでした。

先王が死ぬと先王の兄弟や子供達は激しい内争を起こし
他国もそれに乗じて次々と争いを仕掛けてきました。

城の国の最後の砦である山城が黒の国の兵に攻め落ち、
誰もが城の国の終わりを覚悟した時、
攻様は疾風のごとく現れて瞬く間に城を奪還したのです。

しかも攻様は城主となって内争を収めると
黒の国と和平交渉を行って同盟を結び
長い戦を終わらせさえしたのです。

攻様は白の国を豊かにすることに注力し
人々が飢えることの無い、豊かな国へと成長させます。

攻様に連れ帰られた受様は
攻様の参謀でもあった狼族を師匠として
辛い修行を耐えて王の私兵である忍びとなります。

そして異例の速さで一から四まである組の中で
最も優秀とされる一の組に昇進します。

そして本日、
受様は同じ師匠を持ちながら全く反りの合わない
一の組の同輩である茶狐とともに
攻様に呼び出されます。

そこで受様達に下された役目は
黒の国に向かう攻様の護衛だったのです。

目的は黒の国の王に会う事と言われますが
和睦を結んだ国王との対談に向かうのに
護衛がたった3人と言うのは不可解です。

受様は無事に任務を果たせす事ができるのか!?

群雄割拠する獣人の世界で
並みいる兄達を押しのけて白の国の王となった攻様と
命を救ってくれた攻様を一途に慕う受様の
もふもふラブコメディになります♪

表紙カバーイラストを見ただけで
ノックダウンされました ヾ(≧▽≦)ノ

人姿で攻様に抱き着く受様もいいのですが
白狼にひしっとしがみついている狸が可愛すぎる♡

タイトルから受様の任務には
何やら秘密があるのは明らかですが
若干18才で一国の主となったほど
天才的な策士である攻様なので

唯一攻様の旅の目的を知る長老の師匠さえも
攻様の言動に頭を痛めるほどなので
受様はついていくだけで精一杯です。

旅の本当の目的とは何なのか、
受様と攻様の関係は恋となるのか、

読み進めていくと2人の恋路だけでなく
白の国の獅子身中の虫、黒の国の反乱予備軍など
あやしい存在が絡んできてワクワク増し増し、
2人の恋が実るまでとても楽しく読ませて頂きました♪

もふもふ好きなので
2人が白狼と黒狸になって引っ付いてるシーンが
とっても萌ツボでした (^O^)/

1

たぬたぬ

先生買い。陵クミコ先生の絵がぴったりだなあと思うほんわかお話でした。攻め受けともキャラにめっちゃ入れ込まなかったので、萌にしました。本編220P弱+あとがき。王様が自由人なお話がお好きな方だったらいいのかも。

一面の焼け野原で一人いたところを拾われた黒狸の耳シッポをもつ宇太(うた)。拾ってくれた白狼王、白夜の側で仕えたいと一生懸命学び、忍び隊一の組まで出世したある日、城へ呼び出され・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
薄雲(受けの師匠、旅に同行)、昆(こん、茶狐、受けと同じ組の忍)、常闇(和睦を結んでいる黒の国の王)、初雪(宿の女将)ぐらいかな、昆とのケンカシーンは楽しかったです!

++攻め受けについて

攻めさんは前王の13番目の息子で、跡目争いで滅亡寸前までいった国を建て直した方。強い方なんですけど、13番目だったことがあって行動はフリーダム!あっちこっちへすたこら出かけちゃうようで、きっと部下は大変だと思います。ラフな感じの王様なので、城の中の雰囲気はきっといいと思うし、良い国を作ってます。

受けさんは攻めさん大好き、小さい時に助けてもらってからずっと攻めさん一筋、お側でお役に立ちたい!と思っている、一生懸命な方。どじっこじゃないですが、ぽんぽこ狸なので、愛らしいという印象。

4人で出かけたはずなんだけど、途中から二人旅になって・・という王道話だと思います。受けは可愛いし、攻めはカッコいいですが、これだ!という強烈なアピールを感じなかったかな。さらっと読み終えてしまったお話でした。もふもふ部分は好きだったんですけど。

2

萌えツボ刺激されまくりの神作品。

作家買い。
小中先生はドシリアスな作品もコミカルな作品も書かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品は甘々・コミカル寄りなお話。小中先生の作品はどれも好きですが、今作品のように甘々なお話は、特に萌えツボをダイレクトに刺激されてしまいます。

はー、めっちゃ良かった…!

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






獣達が住まう国、が舞台。
彼らは主に同種族の仲間たちと暮らしていますが、人型にもなれる。そして、その国、あるいは種族間での戦が頻発し国が混乱を極めている。

その戦のさなかに、両親を殺され、そして独りぼっちになってしまった黒狸の男の子が主人公です。

まだ幼い時に両親を亡くした狸ちゃん。
食べるものもなく、守ってくれる人もなく、独りぼっちでいた彼を救ってくれたのは白狼の白夜。白夜は狸に「宇太」と名付け、引き取り、育ててくれた。白夜に救われたその日から、宇太にとって白夜がすべてになった。

白夜は彼らが住まう「白の国」の王で、だから宇太は白夜の傍にいるために厳しい訓練を潜り抜け王を守る忍びの一員として彼に尽くしている。

そんなある日宇太はライバルの狐の昆と共に王に呼ばれる。そこで彼が言われたのは、白夜、昆、そして忍びの師匠の薄雲と共に旅に出るというもので―。

というお話。

戦で両親を亡くした孤児・宇太。
もうその時点でシリアス寄りなお話になるんだろうなと思いつつ読み進めました。が、その予想を裏切り、ストーリーとしてはかなりコミカル寄りな展開です。

その理由の一つに白夜という人物像があります。

白夜という王は非常に型破り、っていうのかな。
跡継ぎ問題を潜り抜け(何しろ彼は十三番目の王子という王位継承者の順番でいうとかなり下の方にいた王子だ)、他国から攻め込まれたときに傭兵たちと共に前線で闘い、そして戦によって混乱した国をまとめ豊かな国へと成長させた、そんな「王」の鑑のような人物。

もちろんイケメンで、宇太を助けたように人情味に溢れるナイスガイで、と非の打ちどころのないスパダリ。でありながら、彼自身はめちゃめちゃお茶目なんです。そして、その彼の手綱を握るのが家老であり、かつて白夜の忍びの師匠も務めていた薄雲。白夜と薄雲の掛け合いが非常にコミカルで笑いを誘います。

そんな白夜がほんの数名のお供を引き連れ出かけていく。
白夜の意図は何なのかー。

という部分を軸にストーリーは展開していきます。

宇太の、白夜に向ける思慕の想いがとにかく一途なのも良い。
子どもの時に拾われ、彼の白夜への想いは、親を慕う思いなのか、はたまた恋心なのか。その宇太の感情を描くツールとして登場するのが白夜の妻の存在。

王という立場上お世継ぎ問題は切り離せないものですが、もうさすが小中さん。素晴らしいストーリー展開です。ほほう、そう来るか…、みたいな感じ。

二人の恋愛の軸も良いですが、そこにコミカルさをプラスするのが宇太の良きライバルの昆の存在。この二人のやり取りがまあ可愛いのなんのって。

シリアスさとか、切なさとか、はたまた爆笑必至なやり取りとか。
そのどれもが凄くバランスがいい。

白夜×宇太の2人も良いですが、さらに良いのが彼らを取り巻くサブキャラたち。
白夜の傍でいつも彼を支える薄雲、宇太の良きライバルの昆。そしてー。
みんな等しく魅力的。白夜がナイスガイだからこそ、彼の周りに集まる人たちもみんないい人たちなんだな、という感じで心がほっこりします。

特に薄雲。
めっちゃ好き。彼のスピンオフを描いてほしいと絶賛切望中であります。

彼らが一丸となって敵と戦うシーンはカッコよく、ちょびっとシリアスで、かと思うと笑いもついてくる。このストーリー展開は小中さんならではだなとしみじみ思いました。

白夜は狼だし、宇太は狸なんですが、二人ともワンコちゃんです。
お互いにお互いが大好きで、一生懸命シッポを振って相手に尽くす。

めっちゃ可愛らしく、温かく、そしてカッコ良い、そんな作品。萌えツボドストライクな、そんな神作品でした。

6

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