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 むちゃくちゃかわいい話
                    むちゃくちゃかわいい話
				予想に反して、むちゃくちゃかわいい話でした。
本屋であらすじを見た時は、なんかただ、体の関係を描くだけかな~みたいに想像してて。
でも三角関係っぽいのが好きなので、他に気になったのなかったし、とりあえずと買って来たんですが。
なにこれ、陽くん純粋すぎるww
心のすれ違いを進めちゃうセリフのセンスが絶妙だと思いました。
読者から見ると、若干(ほんの若干、ねw)先が読めちゃう感じなんですけど、陽くんの脳内回路がいちいち純粋で、素直なので、彼の天然ピュアハートに気がついたら取り込まれちゃってました、はい^^
まあとりあえず(はいとりあえずです)三角関係なので、最終的にあまっちゃう人が出て来るわけですが、微妙にほのぼのしてて(←ほめことば)、思わずくすっと笑っちゃいました~。
ラストの陽くんが泣きじゃくるシーンとか、ほんとキュンキュン来ますよー。
私はあまりHシーンは重要視しないので、そういうものが何度も出てくる小説は躊躇するんですけど、本屋でぱらぱらっとめくった時の印象とは違って、いざじっくりと読んでみると、なんだかほのぼのしてるなあって感想を持ちました。
Hシーン、思ったほど多くなかったし。
BL初心者にもおすすめです~。
っていうか私も初心者です^^
 誤解と三角関係と身代わりと。
                    誤解と三角関係と身代わりと。
				鹿住さんではかなり上位に入る好き作品です。
 
私は受一人称がものすごく苦手なので、鹿住さんには珍しい(別に唯一じゃないけど)三人称だというだけでも評価アップしてもいいと思うくらいなんですが、それを避けてもなぜかすごく好き。
 
メインキャラクターはよかったですね。崇匡(攻)も陽(受)も結構好みのタイプでした。
 
タイトル通り、兄(佑)とその親友(崇匡)と兄の親友を好きになった弟(陽)との三角関係です。誤解による気持ちのすれ違いとそこから始まる身代わり。
 
こうして並べても設定は王道そのままです。そして鹿住さんのお得意設定・展開でもあります。ストーリーもまさに王道ド真ん中で謂わばすべてが想定内です。読み始めてすぐに展開もオチも見えます。
 
ミスリードの方法もさせようとする方向もセオリーのままです。←読み手に対してはミスリードにもなってないとは思うんだけど、ラブストーリーだしキャラクター相互に関してならこんなものかな。
 まあ、誤解の元について言うなら、崇匡が陽のことを誤解するというのは台詞の取り違いというのか、こういう設定ではまず思いつくようないかにもありがちなものですがそこはいいんです。
 その分わかりやすいし、そもそもこの作品はその誤解から来るすれ違い・行き違いを楽しむストーリーでしょう。
 
ただ、その前に陽が崇匡のことを誤解するあたりの描写はかなり無理があるんじゃないかと感じました。アレでなんでそんな風に思っちゃうの?高校生で視野の狭いまっすぐなキャラクターならではの思い込みの激しさというにも苦しい気がしました。
 
ストーリーの根幹に関わる部分なんだから、ここはもうちょっと説得力が欲しかったですね。多少わざとらしくてもいいから。
 
それでも、いろいろ言ってはいますがやっぱり好きで何度も繰り返し読んでます。
 
特に、鹿住さんのどうしようもない高校生攻(でも好きな作品も意外とある・・・)のあとでこれ読むとなんかホッとするわ。優しいキャラクターのピュアで健気なラブが。切なさもちょうどいい感じ。
 
まあ浅いと言えばそうなんですが、安心して読めます。
 
そして、イラストがピッタリでした。爽やかで綺麗で可愛くて、とてもよかったです。 
 読みやすいぜ、鹿住小説
                    読みやすいぜ、鹿住小説
				兄とその親友、二人に思われる弟くんが主役です。
親友が相手役になるので、近親相姦はありません。
お兄ちゃんが最強の当て馬になってました。
兄ちゃんが超かわいそうでした。
お互いに誤解からはじまる関係。
自分は身代わりだと思ってる者同士で身体を重ねるのだ。
心がないと勘違いしたままのセックスは切ないんですよねー。
するする読めて面白く、ちょっとだけ物足りない、いつもの鹿住ワールドでした。
 ちょっと、三角関係!
                    ちょっと、三角関係!
				兄と比べられ、普通な陽が、恋をしたのが、
兄の親友の、嵩匡でも、陽の誤解で、二人の仲を恋愛と思ってしまう。
そんな中、兄に彼女ができ、陽は嵩匡のことが気になる、
失恋かと、しかし兄と嵩匡が好きなのは、陽のこと。
そこでまた、誤解が始まる、陽は兄の代わりに抱いてほしいと、
そして嵩匡は、陽が兄恋しさに、嵩匡を代わりにすると、
でも、誤解でも陽も嵩匡も、求めるのは同じお互い、
兄に隠し事をしている、後ろめたさから、
話したことから、突然訪ねてきた兄に、ばれてしまい。
誤解が解ける、そしたら、急に恥ずかしい陽は逃げるが、
追いかける嵩匡と、後はハッピーエンド。
ほんと、兄って素敵な脇役、ぜひ兄でもう一本、
書いてほしい。
このお話、私は好きです。
ほのぼのしていて、読みやすかった。
 兄ちゃんの嫌な予感的中(笑)
                    兄ちゃんの嫌な予感的中(笑)
				高校生の陽(ひなた)、大学生の兄の佑(たすく)と親友の崇匡(たかまさ)の三人が織り成す恋物語。
陽が片想いしている匡に近づく為に、まずは同じ大学を目指そうと予備校通いを始めた夏休みに、偶然にも接近するチャンスがあって…って展開でさくさくと話が進んでいく。
読んでいて引っ掛かりを覚えたのは、陽が高2って割には中学生っぽくて、年齢よりも少し幼く感じた位かな。
元々、鹿住さんの小説は読み易いしラブシーンもあっさりしているから読む分には安心なのだが、淡白で物足りなさも感じる。
まぁこの二人、波風立てずにすんなりくっつくんだろうなって想像していたら、事を終えた後の二人と兄ちゃんが鉢合わせした場面には吹き出しそうになって、思わぬところで不意打ちをくらった。
真面目なシーンのはずなのに、三人が揃って本当のことを知った瞬間に”すわ、修羅場か!?”ってなっちゃうんだもの(笑)。
陽も崇匡も、一体どこで三角関係と勘違いしてたんだって誤解が面白かった。
三人の中では顔良し頭良しな兄の佑がいまいち活躍しきれていなかったのが惜しい。
まぁ、兄ちゃんとしては、密かに危惧していた親友と弟があっという間にくっついちゃった訳だから、泣きっ面に蜂って心境だろうな~。
もうこの二人の事は吹っ切ってしまって、さっさと恋人作っちゃいなよ!!
