――奏介さんを独占したい。 私だけを見ていてほしい。

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さよなら、ナナシのバイオリン

sayonara nanashi no violin

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表題作さよなら、ナナシのバイオリン

人型になれるバイオリン
音無奏介
音大生

その他の収録作品

  • Coda(描き下ろし)

あらすじ

物に名前をつけると“名持ち"として命が宿り、意思を持った生物になる世界。
音大生の奏介は、楽器店で人型の名持ちバイオリンに出会う。
奏介の演奏姿に一目惚れしたバイオリンは「自分を買ってほしい」と言い出し、
奏介は彼を購入することに…
パートナーになった二人。
しかし、いくら練習してもまともな音が出ない!
悩む二人が見つけた解決策は、楽器と奏者の「ちゅっちゅいちゃいちゃ」!?
純粋無垢なバイオリン×ワケあり音大生のドラマチック音楽BL!

作品情報

作品名
さよなら、ナナシのバイオリン
著者
うめーち 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799754061
4.3

(94)

(57)

萌々

(24)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
16
得点
408
評価数
94
平均
4.3 / 5
神率
60.6%

レビュー投稿数16

唯一無二の設定と、高い画力に裏打ちされた 異色クラシックBL

ちょうど2年前に読破。
着眼点が非常に独創的で面白い!そこに目を付けたか〜!という感じ。
クラシック奏者のBLは山のようにあれど、私が知る限りこの設定で描かれた作品は本作だけです。

大量に楽器を所有するミュージシャンももちろんいますが、楽器奏者と一楽器との唯一無二の関係性って確かにミュージシャンあるあるなんですよ。
楽器奏者にこの作品の話をしたら
「あーそういう(本作の主人公のような)ミュージシャンいるいる!」
って言ってました。

個人的には付喪神(つくもがみ)のようなものだと思えばすんなりと受け入れられました。
さらに実際にはLGBTQ+の中にも対物性愛(object sexuality)というのがあって、有名どころではエッフェル塔と結婚した女性ですね。
(彼女はレズビアンで、エッフェル塔を女性とみなしているそうです。ちなみに二次元性愛とは別物です)
なので本作のキャラたちにはそんな風に見えているのかな、と腑に落ちました。

絵柄はあの先生の影響をかなり受けてらっしゃる感じで美麗、なおかつ○○ジョのように幻想的です。
☆1つ減らしたのは、今回たまたまキャラたちのビジュアルがあまり好みではなかったため、個人的に本作をBLとしてでなくブロマンスものとして見たかったな、と思った点です。
(好みならもちろんBLで見たかった)
でも一ミュージシャンとして、本作を生み出してくださったことに心から感謝の意を述べたいです。
この独創性を生かして今後も素晴らしい作品を生み出してほしいものです。

ていうかオチー!ww その名前だったかw

0

連続3回読みました

すごい!すごく面白買ったです。人と楽器が楽しそうに演奏してる表現方法が独特。こんなお話読んだことないです。
相変わらずしっかりした線で描かれる絵が素晴らしい。
「伏線回収」ってこういう事をいうんだよなぁと絵だけでなく、ストーリーにもたいへん感服いたしました。
主人公達の性格は可愛らしく途中吹き出して笑っちゃう箇所もありますし、ここでこれ来るのかぁと読みながら泣いてしまうシーンもあります。
1冊の中で色々な気持ちを味わえました。読み返す度にパワーを貰える作品です。

1

最高(ㅠ ̫ ㅠ)

めちゃくちゃ面白かったです!!!絵自体に迫力があり、すごく線が綺麗でした!!特に2人の体が男性らしいのに綺麗で見蕩れてしまいます。すらっとしつつ内側にかなりの筋肉感がある感じ、なかなか書かれる方居ないのでありがたい
攻めの洋風な顔立ちもすごく雰囲気があって良いです︎^_^
音楽にあまり詳しくないのですが、引き込まれる音の表現で話としてもすごく面白かったです!!!二人の関係性も懐き方もドンピシャで、良いBLに出会えてうれしい…︎^_^♡

1

名前を付けた物に命が宿る

しっかりした絵柄と他にはない設定に惹かれました。実際に名前を付けた物体が生物になるというのは、かなり大変そうな世界です(笑)

【過去に名持ちのバイオリンを失ったことがある奏介。名持ちは持たないと決めていたが、成り行きで名前を忘れた名持ちの人型バイオリンを持つことになる。】

この人型バイオリン、Gaが純粋で不思議ちゃんキャラ。持ち前の強引さで奏介の心にどんどん入り込み、かたくなな心を溶かし、癒し、愛を植え付ける役目です。
子どもっぽいのに、攻めるときには雄臭くもなる見目のよさ…ありがたい(?)
名前が見つかって良かった。思わぬ名前だったけど(笑)ちょっと『千と千尋の神隠し』を思い出しました。

奏介のトラウマへのこだわりの割りにはすんなりと進んでいくので、BLとしての葛藤をあまり感じられませんでした。物体が命を持つというテーマが単行本一冊に対して大きすぎるのかもしれませんね。キャラクターもビジュアルも明るく、深刻さが伝わりにくかったのではと思います。

また不思議な設定や、画力を活かした作品を見てみたいです。

1

よくある音楽BLかと思っていたら…

モノに名前をつけたら命が宿る、なんてファンタジー作品でしたすごく珍しい設定!つくも神みたい
絵もきれいだし、ストーリーもしっかりしています
初めての作家様なのですが、他ジャンルで書かれているのでしょうか?またすごい新人さんが…
特にバイオリンの子が変化していく表現?とても美しくて好きです
絵の表現力が素晴らしい
ナナシのバイオリンの名前には伏線が張られてあって、昔飼ってたバイオリンのねこちゃんの名前とナナシのバイオリンが同じだったとは~ナナシのバイオリン君はねこちゃんの生まれ変わりだったのでしょうか?
名前がちょっとあれで感動したのに笑えてしまいました。
あと奏介がホントに美人で、女神のようでした。
作者様の次回作に期待が高まります。

1

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