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オメガバースというのは非常に柔軟性のある設定で、作者さんがどれだけ斬新な発想で展開できるのか、というのも読みどころの一つだと思うわけですが。
本作にもまた独自の設定あり。
それは「Δ」(デルタ)。
主人公・壮一郎は、自分はβ。
しかし、ΩとセックスをするとそのΩがβに変化する、という能力を持っていた。
Ωという階級を消し去る(デリート)する者…それがΔ。
…というわけで、このΔという設定は独創的で着眼は良いと思いました。
そこに幼馴染との再会や、バース性が変わることの弊害などが絡んで骨太な作品になる…かと思いきや?
施設出身でαとわかったアラタ(幼馴染)は名家に引き取られ、とか。
その名家は名家のくせに政治家にΩの娼夫をアテンドしてたり、とか。
壮一郎の仕事の相棒が壮一郎を売って、↑の娼夫にさせられそうになったり、とか。
危機一髪のところにアラタが助けに来たり、とか。
色々とお決まりすぎるというか古い(?)展開が残念に感じました。
絵柄はきれいで壮一郎も魅力的。ただ、Ωとする時は攻めですがアラタとする時は受けなので、そういうのがダメな人は注意。
結末は暖かくて読後感は良い。
総合「萌」で。
性交渉で性転換できる新たな能力?という新要素を加えたオメガバース作品。設定が凝ってて惹かれましたが、山場があまりに古いベタ展開で新しさを帳消しにしてしまってました。お話は全体的に凝り過ぎて手に負えなくなった印象です。
設定抜きに読むと、お互い初恋だった相手との再会もの。早い段階で明かして即両思いな雰囲気で、今の相手のことはどうなの?と思わなくもないです。
BL以外のところでもいろいろ起こりますが、重要なことも重要じゃないこともセリフで長々と説明されて、ただでさえ設定説明が多いのにまた始まった…とクドく感じてしまいました。そのわりに肝心なところでツメが甘いのも気になります。
山場は受けがエロおやじに発情させられて襲われて、攻めが\ばばーん/と登場して返せ~っていつの時代の少女漫画?え、今出てるのでもまだこんなことやってんの!?
最後のまとめはあっさりしてて、長尺の説明聞かせたわりに終わらせ方は雑。ふわっと読むには説明が多すぎて、ちゃんと読むとツッコミどころが多すぎる。
でも何よりキャラに魅力を感じなかったのが私の敗因かなあと思いました。
オメガバース好きでリツイートからこの作品を知り購入しました。
Δという設定にワクワクしながら読み始めましたが、もう切なくて…(´;ω;`)
ですがハッピーエンドは確定ですので、安心して手に取ってみてください!
素敵なお話に後悔はないでしょう。
新しいΔの登場でわくわく読みました。
が、不完全燃焼、、まだ続いているのかな?
コミック派なのでわからないのですが、続いていると信じて今は低めの評価にしておきます。
3人が過ごしてきた時間やΔの体の事、まだまだ読みたいです。