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表題作嫉妬は愛を曇らせる

桐野栞鳳,22歳,音大生
高瀬茎,音大生で桐野の後輩

その他の収録作品

  • Bonus Track

あらすじ

自分の才能に限界を感じる桐野は、目障りな後輩に懐かれイラついていた。
天真爛漫で誰からも愛され、才能を開花させていく高瀬。そんな後輩が、かけらも迷いなく「先輩が僕のすべて」だという…。
高瀬の言葉を信用できない桐野は憧れにつけこみ、困らせて遊んでやる…そんな気持ちを抱いてしまった。そばにいると目も合わせられず、仔犬のように期待に震える高瀬。いいなりな高瀬の好意にうぬぼれ、依存していく桐野だが――…!?

作品情報

作品名
嫉妬は愛を曇らせる
著者
汀えいじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526102
3.5

(171)

(40)

萌々

(53)

(42)

中立

(27)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
23
得点
565
評価数
171
平均
3.5 / 5
神率
23.4%

レビュー投稿数23

良さが理解できなかった

作家様買いです。天才と秀才って見ているとどうしても悲しくなります。ハッピーエンドなのは紛れもない事実ですが、私はモヤモヤしたまま終わってしまいました。滅茶苦茶な話ですが、私は桐野とずっと一緒にいるために高瀬がピアノを捨てる、もしくは2人に関係を完全に断ち切って欲しかったです。そして、展開が早過ぎて話がよく分からなかったです。この内容であれば2巻完結の方が綺麗にまとまったような気がします。私には理解できないような話でしたが、1部の人から絶大な評価を誇りそうだと思いました。

0

頭に入ってこなかった

発売日に、紙本で買ったのに
ずっと積んでてやっと読み始めました。
作家買いしたけど、歌舞伎町バッドトリップ2巻があんまりな内容だったからすぐ読む気しなくなってたのもあるかな。

ピアノが繋ぐお話なんだけど、どっちもの凄さが分かりにくい。コンテストで評価されてるシーンはあるけど、大学内では普通の学生っぽくない?音大漫画だと、のだめカンタービレみたいなみんなが一目置いてるみたいな描写が、欲しかったかな。

うじうじした攻めで顔がいい以外いいとこないのに。過去の憧れをずっと引きずって一途に思い続ける受け。そんな健気な受けの、ピアノの才能とピュアさに後ろめたさと才能への嫉妬で悶々としてた攻めが最後は好きだと気づいてハッピーエンド。


なんか、面白くなかった。
話の意外性もないし、説得力もないし、キャラの魅力も感じなかった。毎回思うけど、この作者さん背景描けないんかな?省略が多い。あと、小物も下手。ケーキ差し入れたのに箱のままでケーキ自体を見せなかったり、クラブ?と思わしきシーンでテーブルに置いてあるモノに違和感あったり。
あれはVIPルームって事なの?
私が、VIPルームあるようなディスコやクラブに行った事ないからこんな部屋あんのかもしれないけど、こいつらただの大学生でしょ?
じゃあ普通のフロアにいるんじゃない?フルーツ盛りがあったりするかね?
私が行ったことあるクラブではフードはナッツとか乾き物しかなかったよ?それとも大都会トーキョーは違うのか。
どこに居るのか、どんな関係性の仲間なのかが絵で伝えられてない。
そういうところが、読んでて混乱するし疲れてしまう。

人物の絵は綺麗だしエッチシーンのカラダの描き方も上手。でも、話が面白くないんだもん。もう読まないです。

紙本で購入。白抜き修正。
ところどころ薄トーン修正

2

はみ出し者同士の共依存

タイトル通り。

母に愛されるためにピアノを弾いた努力家な男と、そんな男に憧れてピアノをはじめた才能に恵まれた男の話。

嫉妬と愛、成功してほしいという思いと、自分だけのものであってほしいという思い。どんなエンドになるのかヒヤヒヤしましたが、結果的に桐野が自分の弱さを受け入れて高瀬との未来を選ぶことができて、本当に良かったです。

高瀬への想いを通して憎んでいた父親の心を理解するようになる場面は、、抉られますね。

共依存関係とか、メンタル↓な展開はあまり得意じゃないのですが、高瀬の自信に救われました。一生離れることはなさそうな二人です。

高瀬×桐野っぽいのに、夜は逆なところも見どころかと思いますが、個人的には逆が好きそうでした。

1

天才への嫉妬

タイトルや全作からもっとどろどろしたものを期待されていた方が多く、物足りないという感想が多いのだと思いますが個人的にはちょうどよかったし満足です、、、、!!(光の腐女子)
最初犯す時や酷いことを言う時も攻めが罪悪感をしっかり感じていてあとからきちんと受けに謝るのが好感度高かったです
ただ攻めに流されるままの自立してない受けはとても苦手ですがこの作品は受けが男前でただ流されるだけではなく、きちんと先輩の状況を考えた上で行動しているところが好きでした…
受けは後ろじゃなくて先輩の隣にたちたいと思っていたので、最後笑顔で隣でピアノを引いている所を見れてほんとに良かったなぁと感じました

0

ワンコ受けが可愛い( ◜ω◝ )


ていじ先生は『歌舞伎町バッドトリップ』でハマった先生で、ていじ先生の本を読むのは2作品目。
なんといっても、高瀬(受)がワンコでかわゆすでした。癒し。
.
.
桐野(攻)は最初は自分を尊敬している高瀬を「遊んでやろう」とか「どうせこいつも離れていく」くらいに思っていたけど、いつのまにか高瀬の人の良さや自分に真っ直ぐに思ってくれる姿勢に次第に心をひらき始め、好きになっていく。でも、それと同時に自分にはなれなかったピアニストとしての道をどんどん切り拓いていく事に嫉妬し、閉じ込めてしまいたくなる。それが、自分の母を捨てた父と同じ事をしていると思い、高瀬を遠ざけるはじまる。
.
ここまでの描写は桐野の過去や、ピアノをひく意味、高瀬に惹かれてる部分と、閉じ込めてしまいたくなる気持ち、全てが凄く丁寧に描かれているなと思いました。
.
面白かったけど個人的にはなんかイマイチ足りなかった。ストーリーはしっかりしてると客観的にも思ったので好みの問題かな。アニメイト限定版の小冊子、とらのあな特典リーフレットが甘々で好きでした。

1

絵柄は可愛いが

萌えるところは絵柄とキャラ 特に絵は本当に魅力的です、味があります
ただ、ストーリー中モノローグ多すぎ。半分モノローグになってない?!
個人的な意見ですがモノローグメインで物語を進めたり心情を語ってしまうのはあまり良くないかな。キャラ同士の会話や行動で見せるのが腕の見せ所です。
もう少し掘り下げて二人の関係性を描いて欲しかったです。他の方のレビューで詳細に書かれていますが

それよりピアノの鍵盤に置く手のフォルムや指の位置が気になって気になって仕方なかったですw
黒鍵の間に指置いて白鍵弾いてない?!とかw
ピアノを20年以上やってきた身としてはそこが気になって仕方なかったです、すみません笑笑
あと純粋にハイドンとショパンの名前だけ出てましたが…他に色々な作曲家や曲ありますしあまりにも有名どころだけだと逆に深みが出ないというか
もう少し調べて欲しかったと思いました。

6

マザコン拗らせただけの攻

一冊丸々表題です。
前作の歌舞伎町~の時から絵柄は滅茶苦茶眼福な作者様です。


才能の限界で過去にワケ有な美形の秀才攻×遅咲きで幼少期から攻のファンな天才受というカプです。


お話は桐野(攻)はピアニストとしての才能に限界を感じていた。
コンクールでも奮わない成績で鬱屈していたら幼少期に自分がインタビューで好きだと答えた花の花束を持ってファンだという高瀬(受)が現れ………という感じで始まります。



すみません。
以下激辛口です。


歌舞伎町~の時から絵柄は大好きだったのですがどうもお話が好みでないので今回も悩んだのですが…
黒髪受でしかも帯には狂愛箱庭BLとの煽り文句…
これは買ってみるしかない!と購入を決意したのですが……
歌舞伎町~の時以上に話が無理でした…
どこが狂愛?何が箱庭?
桐野の母親への異常なまでの執着心と愛情は良く伝わってきました。
しかも1巻完結だからか兎に角エピを端折られていて桐野が高瀬に好意を寄せたのが説明しか無いので…いや…強◎した相手を好きになる…漫画でもご都合主義が過ぎると一気に読む気が削がれました。
というかピアノを弾く理由が亡き母の為だけで結局高瀬の為に桐野が最後に何かするかといったらそんなことは一切無く。
部屋に集めた高瀬お気に入りの物をぐちゃぐちゃにするだけ……
もう桐野が本当に無理過ぎた。
攻としてのカッコ良さや執着心ではなくただただ女々しい受みたいでずっと萎え……
ぶっちゃけbonustrackでは高瀬が桐野を抱いてるのかと思ったぐらいでしたし…
挿入しているのは桐野だったので何とか地雷回避でしたが……「え…リバったよ…嘘でしょ……」と思ってしまうぐらいには桐野が攻として魅力が無いし受くさい……
高瀬も天才、天才言うだけで読者に納得させるエピが無いのでふーん。高瀬は天才で献身的なんだねーとしか思えない。
個人的には天才で尽くし系の健気受に嫉妬している話ではなくひたすらマザコンを成人してもなお拗らせた女々しい攻(?)が母親の面影を永遠と探しているようにしか感じませんでした。
帯の狂愛箱庭BLは何故その煽りを入れたの?と疑問しかありません。

個人的にはもう再読は無いですね。

5

心のバトルが見たかった

作家様買いです
歌舞伎町〜がすごく好きで今作はどうかなと読んだんですが、申し訳ないけど全体的にとっちらかっていて中途半端感が否めなかったです。
嫉妬によって受けを徹底的に陥れるわけでもなく、音楽で対決するわけでもなく、音楽という芸術を題材にしているのに、どこかもったいない使い方をしているように感じられてすごく残念。絵がうまいから余計に話の構成が辛い。
私の感覚だと嫉妬って心が剥き出しになる感情だと思っていたので、お上品すぎる嫉妬は私には合いませんでした。

3

威嚇する猫

汀えいじ先生の絵が大変好きなので絵に萌評価つけようかと思いましたが、お話の物足りなさが上回ってしまった…
二人の、特に桐野のモノローグが展開の半分以上をしめます。これでキャラクターやストーリーに個性があったらそんな手法もありかと思いますが、平凡も平凡。BL作品であろうと無かろうとよく見る、親の死、愛情不足、才能の枯渇、天才の登場、天才からの執着…うーん100万回見た。絵は好みですけどコマ割りや演出、構図なんかに特別さがあるかというとそうでもないので、やはり物足りない一冊どまりです。

シーモア漫画1枚 可愛いパジャマ
 桐野って受けだよなぁ
協力者店漫画1枚 威嚇する猫
 桐野ってネコだよなぁ

中立〜萌

5

嫉妬とは•••

作者買い。

うーん。タイトルに嫉妬と付く割にはあんまり嫉妬心が感じられなかったかな。
もっと読み手が辛くなって、あー読めない!ってなる感じかと思いましたが、結構あっさり終わり少し残念です。
攻めが受けを体で征服欲を満たすみたいなもっと酷い描写があっても良かったと思います。
攻めが見た目に反して良い子ちゃんなんですよね。すぐ後悔するし。
嫉妬から来る八つ当たりセックスは最初の一回だけ、もっとあっても良かった気がします。
 

期待値が高かった為辛口になってしまいましたが、絵は本当にお上手で大好きです。
受けの高瀬くんの表情はどれも感情豊かで心が優しい才能がある子なのが伝わります。
致している時の表情もどれも普段とは違い、凄く色っぽくて可愛いです。
ピアノを弾いている時の表情もセクシーでした。
眉毛太め受け大好きです。

攻めの桐野先輩も目つき悪くて格好良くていちいち美しいです。
7話の空港に迎えに行き2人で笑顔になるシーンが特に好きです。



紙修正
薄いトーン、白抜き

カバー下無し


アニメイト20P冊子は高瀬くんがベルリンで生活し先輩が訪れる話です。
ずっとイチャイチャしています。

6

思ったよりも

さらっとしていました。

最初こそ無理矢理だったものの割とすぐに攻めが受けを好きになる。

桐野くんはサイコパスなのかと思いきや正常な判断出来る人だったなと。
本当に才能に嫉妬していたらもっとドロドロしたんじゃないかと考えてしまいました。
高瀬くんに恋をするまでが早く感じます。

高瀬くんは最後までふわっとしていました。先輩が好きでたまらないのは分かったのだけど、なにかもうひとつ欲しかった。

ピアノ、天才と秀才、先輩と後輩、小さい頃から憧れて…と題材はめちゃくちゃ良いと思うんですけどね。。

才能に嫉妬する題材でいうと昨年新書館から出たO先生の作品と比べてしまいました。
とするとちょっと物足りないかなと思います…!

6

嫉妬とは

桐野のピアノへの情熱はピアノに対してというよりピアノを愛している母への愛を表す手段のようなもので
それでも小さい時はそんな自分を疑うことなくピアノを楽しむことができていたんだと思います。
母の死後、ピアノへの愛や情熱を見失い、才能にも限界を感じていたところに
小さい時の桐野を見てピアノを始めたという高瀬と出会うわけですね。
それこそ高瀬がピアノに向ける情熱もその先に居る桐野へとつながっているわけで、ふたりの境遇は似ていたのかもしれない。
真っ直ぐに受け止め合えていたら遠回りしない幸せがあったのでは、と思ったけど
その歪みこそがこのお話の良いところなんでしょう。

読み終えて、遠いところから話の流れを見てみれば面白かったかなと思うんですが
読んでいるときは脈絡のない展開やそれぞれの気持ちが汲み取れない部分があって戸惑いました。
彼ら自身はツラいんでしょうが、それが伝わってこないというか…
そういうのが残念だったかなと思います。

2

箱庭

前作が良かったので、作家買いです。

狂愛箱庭と書いてあったので楽しみに読みました!
が、わりとライトな感じのお話でした。もっと、最初にヤる時痛めつけてても良いのになぁーとか思ったり。
二人しか見ていない感じは良かったです。
受けが、もっとヤンデレな方が好みですが可愛い良い子な受けでした。
画力は相変わらず凄いです!表情が本当に良いなぁと思います。
最後は、二人で仲良く海外生活ですが、やっぱり攻めがヒモなのかは私も気になりました…。



















紙本購入
修正はトーンと白抜きです。

4

期待値が高すぎただけ?

前作がとてもよかったので、新作がでたら必ず読もうと思っていました。
毎話新しい話の予告から垣間見える、独特の感情表現や雰囲気に期待は高まりに高まっていました。

この予告だけなら、本当におもしろそうで楽しみだったんです。
ところが1冊にまとまった話を読むと、薄っぺらく上辺だけで話が進んでしまい...
何が言いたかったのかが理解できない間に、最終ページにたどり着く始末。

受けの執着具合がすさまじいさや、攻めのクズからの執着という変わり身。
要素としては面白いのに、それらが全て設定として活かされていませんでした。

個人的には、攻めの過去の話は必要だったのか疑問に思ってしまいました。
これが出てきた辺りから、急な路線変更に感じてしまいます。
純度の高い執着に、不純物が一つ迷い込んだ感覚のよう。

前作の満足度が高かったせいもあるとは思うのですが、今回は期待していたほどの面白さは得られませんでした。

5

うーん…?

作家様買いです。

元天才ピアニストの桐野と
天才ピアニストの高瀬のお話です。

感想を書くのがすごく難しいなぁと感じた作品なのですが、
高瀬はひたすら健気に見せかけて
実は欲をちゃんと持っていてそこが個人的に安心しました。
最初の感想が【高瀬は桐野を崇拝しすぎててやばいな】だったので。
桐野は母の死をきっかけに落ちぶれていき(言い方が悪い)
ドロドロした感情がすごかったのですが
なんとか高瀬に中和してもらえた…のか…?

どちらもドロドロしてお互いに執着しているので
行き着く先は共依存なのかなぁ…?と思いました。

ダークっぽい内容の割に中身があまり感じ取れず
うーん…?となってしまいました。
多分私の理解力のなさが原因です。

0

作者買い

歌舞伎町バッドトリップがとても好きだったので、今作も楽しみにしていました。

思ったより暗くしんどい展開はなく、ライトな苦しみだったので、もう少し闇を抱えてる部分だったり、離れる理由の内容がしっかりあるといいかな...と感じました。
離れた後にくっつくまでの展開が早かったりと、心情がよくわからなくなってしまいました。

ですが、全体的に物語や絵がとても綺麗で読んでいて楽しかったです。

3

期待しすぎた

前作が良かったので期待し過ぎました…。
何が言いたいのか、丁寧な心理描写にも関わらず全然伝わってこない。

桐野の寂しや鬱屈を、高瀬の愛が癒やしていくハートフルな内容で、思っていたよりも全然ダークじゃない。
その割に、高瀬の愛が倒錯的というか偏愛というか…光には見えなかった。
なので、闇から光へという、一番大事な変化を巧く表せていないかったと思います。
高瀬の爽やかさをもっと強調するか、逆に闇堕ち狙いにするか、どっちかにしっかり振り切って欲しかった。

作者様も前作を意識しすぎたのかなという印象。
心理描写に重点を置いたが故に、才能同士のぶつかり合いや、一番大事な嫉妬を描き切れていなかったと思う。
桐野が何をしたいという結論に達したのかも分からなかった。
男女の恋愛なら、女性がひたすらついて行きますというスタンスもありかもしれないけど、男同士の恋愛でそれはないでしょと言いたい。

ほっこりする場面や、可愛いと思うセリフや表情もあったので、魅せる力は感じました。
次回作に期待ですね。

8

作者買い

歌舞伎町バッドトリップで大ハマりした汀えいじ先生、今回も大期待で読みました。
タイトルに嫉妬とついてるようにお話通して薄暗い雰囲気で、終盤まで二人とも心中していくような感じでしたが素晴らしかったです。

5

あーーーーー!!!!!!

あーーーー大好き!!!!とにかく大好き!!
わたしなよなよ系嫌いなんですけど人格形成されてるっていうか信念貫いてるこの受け大好きだわ。
この攻めと受けって逆転されやすい設定?だけどそう!!まじでこういうの求めてた!!
表紙で分かると思うけど落ちぶれた天才が攻めなんですね大好きです。
前作と攻め似てる?ってなったけど最初だけで気のせいだった。気にならない。というかこの2人のかぷがまじで大好きすぎるのでぜひ読んで、いやもう人気にならないで欲しい隠しておきたい(おい)

7

作者買いです

前作「歌舞伎町バッドトリップ」でハマりました。
今作は前に比べて大人しい印象でした。

刺激的な内容ではない分、桐野の内向きなドロドロした気持ちが真に迫っていて、これはこれで好きでした。
あんまり深入りする前に冷静になると言うか、高瀬の才能を潰さないよう手放そうとするところが、狂気をあまり感じない、大人しい印象の原因かな?と思いました。

高瀬はなんだかブレてるような気がしました。前半は明るい後輩の殻を被った狂気の人のような印象があったのに、後半になるにつれて太陽のような陽の人になっていきました。

凄く丁寧に表情を描き込んで下さるので、感情移入しやすいのですが、高瀬の顔がブレてる気がして、所々誰?となりました。

表情を見ただけでセリフがなくても気持ちが分かるような所とか、凄いなと思います。本当に画力凄いです。

前作のような振り切れたような内容ではなかったですが、今作も好きでした。

3

狂愛箱庭はしてないかも

タイトルが演歌ぽいね
ドラマチックBLと
タイトルが期待させる汀先生の
二冊目の単行本「嫉妬は愛を曇らせる」
狂愛箱庭BL、、 
まではいかないですね。
煽りすぎじゃないか?
作画は最強です。超画力。
攻めとかもうド攻めな感じで
傷ついて嫌なやつで素敵。
しかし狂ってないラブストーリーで
さらっと読めてしまいました。
汀先生がインタビューでもともとは
太陽受け?の後輩くんがヤンデレっぽかったと
書いていましたが
そちらの路線の方が読みたかった気がする、、
だってもっと好きな子めためたにいじめちゃったり
閉じ込めちゃったり
そんな痛い表現絶対上手な先生じゃん?
デビュー作の歌舞伎町〜に寄ってしまう?
他の方にもありましたが
嫉妬に狂ってないし
思ったよりライトに感じました。
てか先輩はドイツまで一緒ついてってハピエンですが
ピアノ辞めたら何もないって言ってて辞めちゃって
ドイツで何をしてるんだろ。ヒモ的な?
いるだけでいいやつ?
愛は見つけたけど
立ち直り再出発までは描けてない感じがして
ちょっと残念。

5

痛い話かとおもいきや

『歌舞伎町バッドトリップ』で鮮烈なデビューを飾った汀さんの新刊。
前作は結構激しいシーンもあったりしたので今作品も痛めのお話かな?と思いつつ手に取りました。






音大でピアノを専攻している桐野は子どものころから神童と呼ばれ期待されていた青年。が、最近はコンクールに出ても結果が残せず、練習にも身が入らず、先生からも、友人や後輩たちからも一歩距離を置かれている。

練習もせず遊び歩いている桐野のもとに、一人の後輩がやってくる。自分に憧れてピアノを始めたというその好青年・高瀬を、半ば八つ当たりのように組み敷く桐野だったが―。

というお話。

桐野がピアノを始めたきっかけ、そして今現在、ピアノから距離をおこうと思っている理由。その辺りがきちんと描かれていて、序盤嫌な奴として描かれている「桐野」という青年の中身がぐっと読者に迫ってくる。

桐野の過去、そして高瀬が桐野に憧れピアノの才能を開花していく様。
んー、王道って言うんですかね、既視感のあるストーリー展開ではあるんです。

が、タイトルにもついている「嫉妬」の意味。
そこが他の作品とは一線を画す、そんな作品だったように思います。

桐野自身の才能の欠如、彼が失った大切な人。
それを高瀬という男の子は難なく手に入れ、いかんなく発揮している。高瀬の持つ才能や人間性に、桐野は嫉妬し、そして複雑な感情を育てていったのかなー、と。そう、私は思いました。

ちるちるさんの作家インタビューで汀さんが答えていらっしゃいますが、これ、桐野がもっと腹黒くダークな人物であったならこの作品の孕むイメージもまたもっとどす黒かっただろうな。それも面白いというか、汀さん作品、と聞いてイメージするのはそういう作品だったかも。

が、桐野は高瀬と出会ったからこそ日の当たる道を歩くことができたんじゃないかな。己をきちんと知り、受け入れ、そして過去の哀しみを昇華していく、それは高瀬という桐野を一身に愛し求めた人物がいたからこそ。

桐野のダークな部分を、彼の父親を介して見せているところも良かった。愛しているから閉じ込めたい、誰の目にも触れさせたくない、自分の目の届くところに置いておきたい。

けれどそれが本当の愛なのか。それを、桐野は高瀬の才能を目の当たりにして、そして高瀬からの愛情を信じることができたからこそ知ることができたんだな、と。

まさに割れ鍋に綴じ蓋な2人。
序盤、めちゃめちゃ痛い話だったらどうしようかと思いましたが、全体的に甘く「愛」が前面に打ち出された、そんな作品でした。痛い話とかドロドロの話を読みたいときにはもしかしたら若干肩透かしを食らう作品かもしれませんが、甘さとシリアスさが程よくミックスされた、そんな素敵な作品でした。

7

タイトルほど

嫉妬に狂ってないです
正直期待しすぎたかなぁ
落ちぶれた早熟な天才と遅咲きの天才…
めちゃくちゃ感情揺さぶられそうなシュチュエーションだし愛憎っぽいの勝手に期待しちゃったけれど
思いの外、あっさりで肩透かしだった
悪くはないです
絵は綺麗だしまぁまぁ嫉妬も愛もありますけれど
期待よりはライトだった
自分は、ですがもっと狂ってるのを求めてました
さらっと読みたい方にはよいかと

17

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