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運命よりも好きだと言って

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表題作運命よりも好きだと言って

八重蔵勇威
α、高校生
沢南稀壱
β、大学生

同時収録作品花の生態

犀川稚那
大学生、α
宏頼
Ω

その他の収録作品

  • 2話目直後の勇威(描き下ろし)
  • 同棲してます!(描き下ろし)
  • 花の生態 -その後-(描き下ろし)
  • カバー下:人物設定

あらすじ

βで陰キャの大学生、沢南 稀壱(さわなみきいち)には2つ年下の幼馴染がいる。
八重蔵 勇威(やえくらゆい)、陽キャのαで稀壱が幼い頃から密かに想いを寄せている相手。
でも、高校生の頃にふとした流れで「抜き合いっこ」をしてからというもの、
今では「幼馴染」というより「セフレ」という感じになっていて…

年下幼馴染α×地味なβの、焦れったくてエッチな両片想いオメガバースBL。

作品情報

作品名
運命よりも好きだと言って
著者
由元千子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815501983
3.8

(49)

(13)

萌々

(17)

(18)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
188
評価数
49
平均
3.8 / 5
神率
26.5%

レビュー投稿数10

変則系オメガバース

オメガバース2作品収録。

「運命よりも好きだと言って」
由元先生はエロおじ作品多め?というイメージがあったけど、本作は大学生同士。
冒頭は、イケメンが隠キャのオドオドくんの事をいじめていていいように使ってる、という雰囲気で始まるんだけど、読んでいくうちにαイケメンの勇威(実は年下の幼馴染)はフツメンβの稀壱を小さい時から大好きだった、どんどん好きが高まってる、というのが分かってきます。
逆に…
稀壱の方は勇威の気持ちに全く気づいてません。
鈍感というのもあるし、αはΩと付き合うものだ、という価値観があるため。
また、勇威も何も言葉にせず「誰でもする」なんて言い訳してHな事を仕掛けていくんだもの。
稀壱は勇威が飽きるまででいいから、なんて思ってるし。
ああすれ違い。
しかし、ある日勇威がΩのヒートに当てられて発情しかかったことで事態は動きます。
結果的に「番」とか「運命」には当てはまらない2人だけど、恋人になった後の勇威が思いの外可愛い。意外とこれからはワンコ攻めになったりして。

「花の生態」
「運命の番」に出会った大学生でαの稚那。
しかし、相手のΩ・宏頼は相手が一人では満足できないから番わない、と言う。そして平気で他の男ともホテルに…
我慢できない稚那は宏頼を監禁し、無理矢理うなじに…!
…と、どんな薄暗い話かと思いきや。
えっここで終わり?これで良かったの?というラストでした。イヤまあ良かったんですけどね。

さて、私としては表題作の稀壱のバイト先にいるαの美堂が気になってる。スピンオフ来ないかな…

1

ながーーーーい両片想いが成就するオメガバ

運命よりも・・・というタイトルですが、運命の番は出てきません。もはやアルファとオメガの絡みすらほぼなし。火力強目の両片想いが成就する話です。くっつく前からめちゃくちゃセックスしてます。

個人的には受ちゃんのキャラがあまりハマらず・・・陰キャなのは別にイイんですが、友達一人もいないほどって、、!性格に難があるわけでも無さそうなので、『攻くんの策略か?』と思って読み進めていたのですが、特に触れられていませんでした。

受ちゃんのバイト先のアルファくんとオメガくんが絶対番ってると思うので!スピンオフが読みたいです!

同時収録作は残念ながら関係性が好みじゃなかったです。

1

ベータ主人公のオメガバース

表題作はオメガバースで2歳差幼馴染み、アルファの年下美形攻め×ベータの平凡受け、ベータは妊娠できない設定です。
同作家さんの『運命じゃなくても』が好きで、あちらはベータ×オメガでした。今回もベータを主人公にした作品。両片想いですが、攻めの受けへの溺愛ぶりがひしひしと感じられたので、そこまで切ない感じではなかったです。二人ともまだ学生、若さに任せた行動で青春を感じました。想いを確認し合ってからは甘々です。

2つ目は運命の番に憧れ、ようやく相手を見つけたアルファと、わりとろくでなしの遊び人オメガ。遊ぶために番を作らないというオメガに対して、執着の強いアルファがいい子を辞めるのが見所です。

今回は登場人物が若いこともあってか、若干ストライクゾーンから外れていました。エロは汁だくでしたが、私がこちらの作家さんに求めているのはエロではなかったんだなと認識(笑)

1

久々に良いオメガバースを読んだ

由元先生は典型的なα×Ωのカップルよりも、βがメインになる作品が多くて好きです。
今作もα×β。
運命に左右されない、「人を好きになる」ことに主軸を置いていて、でも好きだからこそ「運命」や「性別」「番」などの特別な関係性にコンプレックスを持ってしまう人間臭さがすごく良かった。

一般的にオメガバース作品で苦悩するのはΩやβの受けであることが多いですが、αである攻めが苦悩するところも由元先生らしさだなぁと。

α攻めがモブΩに故意にヒートを当てられて、それを助けたいと思った受けのβが「オレでよければしてもいいよ」のような発言を攻めにするのですが、
そのときの攻めの拒否の言葉がすごくすごーく刺さってじーんとしました。
攻め泣きが好きな人にもぜひオススメしたいです。

ちょこっとだけ出てくる受けのバイト先の脇役である典型的圧力系のαと、Ωだけどカラっと「あいつ苦手だわ〜」と言える陽キャな子の絡みも良くて、この2人のスピンオフはどこだ?!と探してしまいました笑(見つけられなかった)

全体的に悲壮感が無く、エロエロなのにほわっとした作風なのが、理不尽不憫系オメガバースが苦手な私にはとても良かったです。

7

α×βの恋愛が大好き!

個人的にオメガバースなのにα×Ωよりもそうじゃないカップリングが好きです。
運命に抗う、第二の性に囚われない、そんなふたりの恋愛がいいんですよね。

近頃は王道や運命の番のα×Ωによるオメガバース作品ばかりで、健気なβの恋愛を応援したいわたしはずっと待っていました!!

しかも幼馴染でイケメン陽キャ年下α攻めと地味で陰キャ無自覚βとは最高です。
小さい頃から好きだったαがとにかく攻めまくり、あっという間に流されてしまうチョロい受け。ふたりの気持ちの噛み合わなくて焦る攻めが空回りするのを見るのもよかったです。
やっぱりΩか女の子がいいよね、と距離を置こうとする受けの健気さも可愛かったです。

だんだんとふたりの想いが近づいて、両想いになってからのエッチはやっぱりふたりとも幸せそうでとってもエロエロだし、安心した攻めが年下ならではの甘えを出すギャップも幼馴染ならではの良さもありました。

βの項を何度も跡が残るくらいに噛んだり、孕ませたいと思ったりする執着ぶりがαならではで、まるで運命やΩに対するようでした。ある意味、ふたりはバース性に囚われない運命の相手なのかもしれませんね。

由元千子先生の描かれる丁寧できれいな絵柄とエチエチなシーンもいいですよ。
シャルルコミックスさんは大人向けのエッチな作品を量産してくれます。


バイト先の当て馬かも??と思われたαとΩの関係性とその後が気になるので、ぜひつづきを描いてほしいなぁと思っています。

あと短編で、運命の番の真面目な年下α×ダメおやじΩが収録されています。

1

表題作の攻めのキャラが好き

↓ネタバレ含みます!

表題作α×β(運命よりも好きだと言って)と1話のみの短編α×Ω(花の生態)と書き下ろしのそれぞれの後日談が入っていました。どちらもオメガバースですがスピンオフ等世界線が繋がっているわけではなさそうです。

○運命よりも好きだと言って(萌×2)
攻めの勇威がとても良かったです。読者から見ると好意も執着もダダ漏れなのですがなかなか受けに対してハッキリ好意を示せないのが可愛かったです。不器用な年下らしさが感じられました。そしていざ両想いになってみると甘々の溺愛っぷりを素直に見せているのも可愛かったです。
攻めのキャラがとても良く、受けにも特に不満はなかったのですが他の方も言っているようにストーリーがあっさりとして感じられました。他のΩのヒートに当てられてもかなり理性保っていられるし、受けに対してもそのまま理性を抑えられず押し倒すわけでもなく比較的普通に想い伝えてラブラブエッチで結ばれる形でした。途中でドキッとする展開を好む私からするともう少し何か山場が欲しかったなぁと思いました。

○花の生態(中立〜萌)
受けが堂々と色んな人と関係を持っているクズ受けです。最初攻めに嫉妬して欲しくて嘘ついたりしているのかと思いましたが、おそらく普通にクズ受けでした。運命の番なのでなかなか離れるのも難しいのでしょうが主に攻めはこの先の人生苦労が多そうだなぁと思いました。ただ攻めは攻めで手錠で抵抗させないようにして無理矢理番になっているのでどっちもどっちなとこはあると思います。

萌と萌×2で迷いましたが表題作の攻めである勇威君がかなり好きだったので萌×2にしました。彼が幸せそうなので良かったです。

1

もう一声ほしい。

作家買い。
由元さんの新刊はオメガバースもの。2CPのお話が収録されていますがどちらもオメガバものです。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





表題作『運命よりも好きだと言って』
幼馴染の勇威と稀壱。稀壱視点のお話です。

子どもの時から仲が良く一緒に遊ぶことが多かった勇威と稀壱。けれど勇威がアルファと分かって以降、なんとなくお互いに顔を合わせづらくなってしまう。が、稀壱の通う高校に新入生として勇威が入学し、再びともに過ごす時間が増えていく。そしてある日、身体を重ねてしまうが―。

王道のオメガバものと一線を画すのは稀壱がオメガではなくベータである点かと思われます。
ベータであるがゆえに二人は運命の番ではない。
オメガではないから、勇威の子を成すことはできない。
自分の身体に飽きるまででいい、それまで勇威と一緒にいられたら―。

そんな稀壱の一途な片想いで紡がれていくストーリーです。
めちゃめちゃ萌える設定にストーリー展開。

が、うーん。
なんて言うのかな。
非常にあっさりしてる、っていうのか。

勇威が稀壱に惚れている、というのは序盤から結構がっつり見えています。それに気づかないのは稀壱だけ、という感じ。なのであれだけモダモダと進む序盤でありながら、くっつくその過程はあっさり。肩透かしを食らった感が否めない。

そして終盤にもう1CPのお話が。タイトルは『花の生態』。
こちらも、うーん、もう一声ほしいなと。
アルファの、年下の一途な攻めくん×ビッチなオメガ、というお話ですが、由元さんならもっとドロンドロンの恋のお話が描けたんじゃないかなあ…。

ビッチな恋人を、監禁まがいに囲い込み抱きつぶす攻め。

という非常に美味しい展開を見せますが、え、それだけ?という感じで終わっていて個人的には不完全燃焼という感がぬぐえない。

それぞれを長編(というか丸1冊使って)で、もう少し深いところまで描いてくれたなら、あるいはもっと萌える作品になった気がします。萌えないわけでは決してないのですが、個人的にはもう一声ほしかったなあ、と。完全に好みの問題ですが。反対に言うとドロドロな展開ではないので痛いお話が苦手な方にはお勧めな1冊かと思います。

2

設定に惹かれ

幼馴染、年下攻め、‪α‬×β!!
設定とタイトルからは切なそうな雰囲気、表紙と帯からはエロそうな雰囲気のまま、勇威に流され受け入れる稀壱のなんで勇威は自分に構うのか、いつか離れてしまう、でも今だけは…な想いが切なくて、好きな分えっちの時の気持ちよさそ~な表情は色っぽい!!

勇威の方は横柄すぎて、稀壱はこんなやつにされるがままなのなんで?と思ってしまったけど、高校生時代の話や時折見せる想いが可愛くみえてくる!!

好きだけどαとβのしがらみを抱えて素直になれない、両片思いなのに~じれじれします。そこを乗り越える告白シーン!!すんなりくっつきました。どんな状況でも受け入れようとする稀壱、本能に振り回されたままじゃ嫌だ抗う勇威って、それぞれの想いの深さは感じれるんですけど!今までの通じあわなさはなんだったの~~~稀壱は自己肯定感低すぎるから戸惑ったり否定するかと思ったんですけど、嬉しさが勝った?きっかけ1つで変わるってことですかね。付き合ってからの新たな面を見れるのも可愛いけれど、重厚感も欲しかったです。

もう一遍は運命だけど1人に絞りたくない受け(Ω)に素直に従ってたけど…コンパクトにまとまってました。こちらもドラマティックな展開になりそうだと思ったんで、じっくり見たかったです。

5

こういう設定大好物です

由元千子先生の作品を読むのは「ロマンティックマリッジ」に続いて2作目になります。

まず幼馴染同士で受はとくに可愛くもないβで、攻は人気者の年下αの高校生って面白くない訳ないです。

もう二人のセックスシーンが凄く色っぽいんですよ。感じてる稀壱の表情もですが、上になって必死な勇威の表情が堪らないです。

勇威の稀壱に対する執着具合とかに萌えまくりでした。
一番は勇威が自分がαだと判明した時の気持ちにジワジワ来ました。そして好きでもないΩにヒートで迫られて、その場を必死になって立ち去る勇威にグッとくる事間違いなしです。


同時収録作の「花の生態」は番に夢を見ていたαの稚那と、Ωでクズ設定って面白いと思った宏頼のお話でした。宏頼に振り回されて我慢する稚那がとにかく可哀想で気の毒でした。
こちらのお話は好き嫌いが分かれると思います。

6

深い悩みもあっさり解決

表題作の他に短編が1話収録されております。
2作品共年下攻めで、思い込み激しい系の青年です。

表題作の方は真っ直ぐ表現する術を見い出せずこじらしており、そこが受け攻め二人のすれ違い・・と言う展開なんですが、あっという間に解決してしまいます。今までのあれやこれやは若気の至りでした、という事なのでしょう。受けが何でも受け入れてくれるタイプ(懐が深いというより自己主張があまり無い)というのもあっさり解決の要因でしょうね。

短編の方は猪突猛進過ぎで「こんなんで解決して良いのですか?」と驚いてしまいます。でも短編漫画ならアリなのかな。

5

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