不自由な夏が恋を教えた

fujiyu na natsu ga koi wo oshieta

不自由な夏が恋を教えた
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
20
評価数
4
平均
5 / 5
神率
100%
著者
無理薫 

作家さんの新作発表
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イラスト
岡舘いまり 
媒体
小説
出版社
くるみ舎
レーベル
スピカ文庫
電子発売日
ISBN

あらすじ

駆け出しの映画監督・太一は絶賛、スランプ中。気持ちを切り替えるため、2ヶ月の休暇を作り田舎に帰ったまでは良かったが、とあることに気を取られた拍子に、春原という男にぶつかってしまう。荒々しい言動と強面の割に、根は真面目で情に厚い質らしい春原と、彼の友人である無表情な男・環に付き添い病院に行くと、春原は全治2ヶ月と診断される。
クラブのセキュリティとして働く春原が「仕事に穴を開ける訳にはいかない」と悩む姿を見て、太一は春原の仕事を2ヶ月の間、引き継ぐことを申し出る。学生時代からずっと映画漬けだった太一にとって、クラブのセキュリティという仕事は新鮮だった。なかでも、クラブの常連でもある春原の友人、環の存在が妙に気になる。第一印象は最悪で、これ以上関わり合いたくないと思うのに、環の方は太一に興味があるようで……。

138ページ

表題作不自由な夏が恋を教えた

鏑木太一,26歳,映画監督
東環,22歳

レビュー投稿数2

書きなれていると思ったら、他名義で受賞歴ある作家だった

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書きなれていると思ったら、「森かおる」名義で受賞歴ある作家だった。 

★「攻の顔が好きすぎて逃げまくる受と追っかける攻の攻防」
★「うまくいきそうにない二人がど田舎で出会い 閉鎖的な環境を抜け出したくてもがく話 ⚠️攻め視点⚠️ 」
・・の著者自身による説明を読み、読んでみた。 
著者初めての長編。「読後感を大事に書いた」のだそう。

長編というより、長めの短編といった感じ。
息がつまるような詰将棋のような心理描写。
伏線回収は、かなり後半にある。表紙の「プールでの濡れ場」まで、我慢して読めば苦しい焦れから解放される。

サンプル➡https://privatter.net/p/8295773

次作に更なる期待。

2

寄る辺となる恋を

映画監督の太一はこのところスランプ気味で
もがくほどにハマっていく沼のごとく、そこから抜け出せずにいた。
思い切って2ヶ月間の休養を取ることに決め
処女作データを回収するため帰省した太一が地元で出会った、掴みどころがなくどこか不思議な雰囲気を持つ青年・環とのお話。

太一の地元「みさき町」は、かつての思い出を探すことさえ難しいほど再開発が進み、亡き父とよく通った映画館もパン屋もなくなっていて。
記憶が曖昧になったような切なさを感じていた太一は、その感情をまさか環と共有できるなんて思わなかったんだろうな、と。
思い出を共有できるということはどんなドラマチックな出会いよりも
ふたりの距離を近付けるものなのだなとしみじみ思いました。

環の家族との確執は簡単に解消されるものではなく、想い合うようになったふたりには大きな障害となり…涙ながらにプールで抱き合うシーンは本当に苦しかった。
でも解決しないまま逃げ出すことを選ばなかった環の決意は離ればなれを選ぶものではなかったのだと知らせてくれるラストには心が震えました。

ふたりの出会いは本当に偶然だったのに
全てが組み込まれていたように感じる展開に
運命ってこういうことをいうのかなと思いました。流れに無理矢理感がないからこそ、そう思えたのでしょう。
情景が目に浮かぶような描写も素敵で、読み終わる頃にはみさき町が
私の頭の中ではひとつの町としてしっかり完成していました(笑)

あらすじを読み、気になっていた作品で
普段あまり小説は読まないのですが、購入してみて本当に良かったと思える素敵な作品でした!

1

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