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肉食獣のテーブルマナー

nikushokujuu no able manners

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表題作肉食獣のテーブルマナー

水沢聡司,大学生,双子の弟
安藤,大学生,ゼミの後輩

同時収録作品キス・シロップ

岸田,406号室在住,会社員
水沢亮司,19歳,506号室在住,双子の兄

同時収録作品ここだけの話

大河内,デザイナー
三田,管財管理課所属

同時収録作品春の指先

達也,幼馴染で現在はマルチの営業(無自覚)
真琴,作曲家兼ピアノ教師

あらすじ

安藤はゼミの先輩・水沢が苦手だ。しかしある日、水沢が双子の兄に秘めた欲望を持っている事を知ってしまう。秘密を共有した二人の関係は...? その他、兄・亮司のラブストーリーも同時収録!! <P>お前、俺を慰めようなんて百年早いよ───

作品情報

作品名
肉食獣のテーブルマナー
著者
草間さかえ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784862521316
3.8

(65)

(18)

萌々

(23)

(20)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
243
評価数
65
平均
3.8 / 5
神率
27.7%

レビュー投稿数23

テンポも良く、明るくちょっといい話な短編集

◆キス・シロップ
 これは受けが本当に可愛かったです。19歳って未成年だけど高校卒業した歳だから、皆背伸びして大人ぶりたい年頃なんじゃないかと思うのですが(大人から見れば可愛いものですが)、亮司はそういう空気をまったく纏っておらず、とにかく素直な子なんですね。双子の兄の方なのに、弟より純な感じも可愛い。既に同じ部屋に男を連れ込みよろしくやっている弟を最も近い所で見てきて、自分の性的対象に悩む彼。1つ下の階に住む会社員岸田が行動力も勇気も穏やかさも兼ね備えた男なので、彼に亮司が受け入れられたことがとても嬉しかったです。

◆肉食獣のテーブルマナー(表題作)
 亮司の双子の弟の方、聡司の物語。こちらは兄とは違って、19歳に見えないほど大人びていて奔放な子。同じ顔でも性格が違うとこんなに見え方が異なるものなんですね。双子って面白いなぁと思います。ただの遊び人かと思いきや、彼は亮司に兄弟愛を超えた想いを抱えていて。なるほど、拗らせた結果が今か、と。大学の後輩である安藤にこんな相手と対等に向き合う力はまだないんじゃないかと思いつつ、亮司のように素直な安藤になら、聡司の行き場のない想いを昇華させることもできるのかもしれないなと思いました。

0

亮司がかわいい

とにかく絵がすばらしい。
「キス、シロップ」の亮司がかわいい。
ふむ、そういう展開?と思ったけど自然に入っていってた。岸田さんが好きと言って泣いちゃう亮司かわいい。ちゅうシーン最高か。
お話の終わり方もおしゃれ。

表題作の聡司が肉を食べない話の種明かしも秀逸。
朝挨拶する安藤に対しての亮司がめちゃかわ。
またもや(はつこい〜でもそうだったけど本作では)岸田さんがだんだんイケメンに見えてくる。

「ここだけのハナシ」は大河内くんが「囀る鳥は羽ばたかない」の百目鬼ぽくてかわいい。
三田さんもいい。意外性もいい。横顔ステキ。
「みたさん」とひらがなでぎゅうとする大河内くん萌え〜。
される三田さんの顔ww

またまた、あとがきとカバー下漫画が楽しくおまけが充実してお得な気分。

0

みんな余韻が残るお話

草間さんの個性的な絵柄、特徴がありますよね。絵で雰囲気があって。

ただ髪型が似てると見分けがつかなくて。双子じゃなくて亮と岸田さんが。

そっかー、聡司がそういう訳だったのか。それで…。
亮司はまっすぐでいい子で、双子でも似ていなくてでもあるところだけは一緒で。

亮司は岸田とすくすくと愛を育てて欲しいなあ。

聡司はそっちか!安藤くんなら良さそうじゃない!
亮司のお墨付きで。四人でテーブルを囲むのもなかなかいいですね。

春の指先
タツヤが謎です。子供の頃からまこっちゃんの喜ぶ顔が見たくて。可愛いことをやっては逆効果で困らせて。
大人になったらマルチ商法を押し売りして。でもまこっちゃんにだけ。
これは子供の頃からの延長なの?良かれと思ってやってるの?それともカモなの?

まこっちゃんがとうとう思い余って。なのにタツヤはまた現れて。
短いので難しいお話です。

0

肉を食べない理由

草間さかえ先生のCPは割と左右が分かりやすい事が多いのですが、表題作のCPは安藤(表紙右 眼鏡)が受けで、水沢聡司(黒髪 双子の弟)が攻めです。ただ、聡司の内面を知るとスーパー攻め様の色気がすごいですね〜

「キス・シロップ」の岸田(攻め マンションで水沢兄弟の下の部屋)は20代だったのか…。騒音に怒ってる以外は落ち着いた大人感が強いので、草間先生的ちょっと年齢高めの会社員かと思って読んでました。読み直します。亮司(受け 双子の兄)が10代だからより大人に見えるのかも。

「ここだけの話」の大河内(ゲイ)はいかにも草間先生作品に登場しがちなゲイわんこ攻めですが、三田のオタク設定はかなり珍しい気がする。

0

ソフトなBL

 上の階からする騒音にたまりかねた岸田は、管理人に苦情を申し出るも、取り付く島もない。
 そのため、直接、上の階の住人に文句を言おうと思ったところ、その住人・水沢が殴られた現場に遭遇してしまう。
 そういういきさつから、その水沢と食事を共にするようになった岸田……という物語が軸で始まります。
 実は、水沢は双子で、双子の弟の聡司の話。
 また、全然関係のない短編も2つほど入っています。
 割りに、一つの繋がりのある物語で固められた短編集だと思います。
 もっとひどいのだと、チグハグした話になっているものもあるので……
 ほんとしての構成はとてもいいですが、弟の聡司の話が少々中途半端かな……。
 聡司の気持ちはさておき、周囲が盛り上がったところで終わってしまっていて、結局どうなるのかがはっきりしない。

 さらっと読めるエロ本じゃないBLとしては◎ですが、BLコミック独特のしっかり消化できない感も残る作品ではありました。
 それでも他のコミックよりはまとまりがあります。

0

何度でも読める味わい深さ

大きく4つの物語が収録されています。
はじめの2つの物語は双子の兄編・弟編という事でつながったお話です。

「キス、シロップ」前編・後編
はじめに白状しますと、この物語、よくわからなかったのです。
双子の見分けがつかない事がキーなのはわかるんだけど、2週間に及ぶ上階の騒ぎ(毎日亮司と和樹が喧嘩してたって事?)とか、ゲイ設定かどうか定かじゃない岸田さんが半ば強引に飯に来い!と誘うわけとか、和樹の乱暴さとか、弟の聡司がそんな和樹の出入りを許してるところとか。
でも終盤、欲望を告白する亮司は実に可愛いですね。舌に発情って!

「肉食獣のテーブルマナー」
ドSでちょっと鬼畜入ってる弟・聡司の物語。これは「キス、シロップ」の半年後位なんですかね?
ということは、亮司と聡司は20才そこそこ?聡司のハラの座り具合が末恐ろしいな。
飲んで潰れたゼミの後輩・安藤(←なら安藤は未成年か?)をお持ち帰りし、襲う聡司。
安藤も特にゲイ設定はないみたいだけど、聡司の報われぬ片恋を知ってどういう心境か黙ってヤられるところはよくわからなくもあり…
岸田x亮司のCPは甘々で可愛いですね。亮司は岸田と恋をしてはっきりと安定感が出た。
しかし4人で囲む食卓シーンは亮司と聡司、安藤と岸田の見分けがつきづらいぞ〜。(私だけ?)

「ここだけのハナシ」前編・後編
ご同類かと思いきや、まさかの2次元ネコミミっ娘オタの三田さんに恋しちゃったヘタレゲイ・大河内。
これは与謝○晶子の「みだれ髪」ゲイテイスト版かなぁと思いました。あつき血汐にふれも見で……

「春の指先」
幼馴染にずっと恋心を抱いて言えない、言うと何もかも終わってしまうから、という王道。
でも恋の相手はちょっとおバカでマルチ商法を悪気なく売りつけてくる。
ついにもう終わらせようと行動を起こすが…
これはどうなんだろ。恋は成就、でもおバカは直らないような。

草間さかえ先生のお話って、読んで感じる感情を文章で表すのがなんか難しい。解釈もひとつじゃないように思うし。「ワンダーフォーゲル」に感じる難解さの芽がこの作品にすでに出てるみたいな気がします。

1

短編4つ(ネタバレ)

漫画の表紙は表題作の「肉食獣のテーブルマナー」の主役の二人ですね。
このお話の攻めは水沢(兄)と受けは安藤です。ちなみに安藤は水沢(兄)の後輩ですが、眼鏡と髭のせいでなんだか老けて見えました。wまだ二人とも大学生です。話がちょっと切なかったでした。

次が水沢兄弟の部屋の1階下の会社員の岸下さんと水沢(弟)の話です。こちらは兄の話と違って、ちょっとだけシリアスな部分もありましたが、全体的に明るかったです。受けの水沢(弟)が可愛かったです。
(キス・シロップが先で、表題作の肉食獣のテーブルマナーが2番目の話です)

そして今度はどちらもリーマンのお話です。受けの三田さんにはまさかの秘密がありました。

最後は幼馴染で今は大人になって攻め、達也と受け、真琴の話です。真琴は達也のことが好きなんですが・・・

全部で短編4つでした。少しもの足りない感もありますが、全体的に満足でした。

0

はぁ~かわいい…

短編が4編収録されています。
物凄く大雑把に言うと、①ご近所さん同士、②先輩後輩、③会社の同僚、④幼馴染のお話です。
1話目の受けと2話目の攻めが双子で、そのコントラストがこの作品の大きな魅力の一つかなあと思います。
キャラ設定が個性的でバラエティに富んでいて、クセのあるキャラクター達なのによくあの短いページ内に収まっているなと思いました。

毎回思うのですが、登場人物がとても可愛いです。
最初のやんちゃ受けと最後のおバカ攻め×真面目受けが特に(>_<)
双子とか幼馴染ってやっぱり最高ですね…

私は草間さんの作品を全て読んでいるわけではありませんが、草間作品はモブを含め登場人物がとても可愛いです。
どちらかというとクールな絵柄でそっけなさを感じるのですが、だからこそ可愛さに破壊力があるのですよね。
もちろん物語の面白さは言わずもがなです。
正直、読みずらいと思うことも多いのですが、その読みずらさに愛嬌すら感じます。
どんなにクールでドライに見えるキャラでもボケっとした顔やあたふたしたシーンがあってかわいいなぁと思ってしまうのです。
いい大人がドタバタしてる所に凄く萌えます。
子供の描写もめちゃくちゃ可愛い!

個人的な萌えにすぎないのでお勧めできる根拠にはならないかもしれませんが、ハマってしまったら全ての作品に萌えられるのではないかと思っています。

1

双子の弟が好きだー!!!

■キス、シロップ■
岸田(会社員)×水沢 亮司(大学生・双子兄)

マンションの上の部屋の騒音に文句を言いに行こうとしたところ怪我をしている亮司と遭遇。
今度からは殴り合いになる前に自分の所へ来い、ということでお近所付き合い開始。
でもある日を境に何故か来なくなり?

亮司可愛いーどんどん可愛いと感じちゃう!
なよいんじゃなくて子供っぽいのですよ。

途中、自分の性癖を認められずに岸田さん避ける亮司+その様子を不審に感じた怒りの弟vs岸田さん(岸田さんは戸惑ってるだけですがw)の部分が次の話『肉食獣のテーブルマナー』の伏線でもあるのねー。

ラスト2ページの弟の言葉に物凄くドキ(((*〃゚艸゚))ドキ

■肉食獣のテーブルマナー■
水沢 聡(大学生・双子弟)×安藤(大学生・ゼミの後輩)

安藤はゼミの水沢先輩が苦手。
しかしある日、先輩が双子の兄に秘めた欲望を持っている事を知ってしまい…。

キャーッ(*/ω\*)
ちょっwドSな弟の言動に悶えるっ!!
なんじゃこの人はっ!?
安藤くんは哀れだなw
兄カプとはさむ食卓で食べられちゃってるしwww
そらもぉーがぶがぶと(*´Д`)ハァハァ

でも…切ないねぇー…肉断ちしていた理由を含めた兄への思いがΩÅΩ;
好きだけど…好きだからこそ、今の兄を壊したくないから伝えない…(ノд<。)゜。

いやしかし兄は天然だな-。

カバーのオマケ4コマ…それぞれのキャラ出てるなぁw
弟…黒いよ(*´艸`)
「そりゃ頑丈な方が壊れにくいからね」発言に怯える岸田さん(笑)

■ここだけのハナシ■
大河内(デザイナー)×三田(ネコ耳ヲタな会社員)

ゲイの大河内は自分の力作デザインをたやすく言い当てた三田さんが気になっている。
女の子に人気があるのに彼女を作らない三田に、もしかしたら彼も女性が好きではないのかも?と期待し…。

ちょっと待てw
そうきたか、そうきましたか…( ゜∀゜)・∵ブハッ
うん、これは想定外www

カバー下の漫画見た感じでは大河内さん、うまいこと手綱引きそうだなーファイト Σd(´∀`*)

■春の指先■
達也(会社員)×真琴(ピアノ教室の先生) ※幼なじみ

真琴は幼なじみの達也のことが子どもの頃から好き。
隠しているつもりだけど、最近は見透かされているような気がして…。

…親切が斜め方向に暴走気味ですな…。
幼なじみにマルチ商法すなっ(*`Д´)ノ!!!
この攻め…個人的にダメな分類です。(地雷的な意味で)
まこっちゃんは今後も苦労すると思います、はい。

1

コマの隅々まで、眺めて楽しい。

◆「キス、シロップ」・「肉食獣のテーブルマナー」◆

ひっさびさに草間さんの漫画を開いたら、なんだか懐かしさで胸がいっぱいに。
ん?でも、これはひさびさだからなのかな・・・? 
もしかしたら草間さんの絵って、デフォでノルタルジック?
背景の中に必ず、郷愁を誘うアイテムがそっとしのばせてある感じ。
例えばマンションの管理室の窓口の形ひとつにしても。
そしてその窓口から顔を出す管理人さんの、いかにも「らしい」風貌(主に鼻と口の距離が)にも、どこか懐かしいものが。
小さなコマの本棚の上に、ちょこんと招き猫がいたり。
やっぱり好きだ。この世界。

さて。一卵性双子のお話です。一卵性だけに、二人揃ってゲイ。
ところが、一卵性なのに弟のサトシ(表紙右上)はタチで、兄の亮司はネコと、性的嗜好は真逆。
つまり・・・理論的にはこの2人の組み合わせも、可能なんですねぇ。
もっとも、ガチ兄弟ものなんていう生臭いお話ではなく、2人それぞれに恋人がいます。
ただ、やはりと言いますか、弟のサトシのほうは、実は兄の亮司を想い続けていて・・・

「肉食獣のテーブルマナー」とは、一番好きな兄を一番好きであり続けるために抱かないと決めた(それでも兄を想うことはやめられない)弟・サトシの哀しいけじめ。
肉食系だけあってドライに男を食らっていくサトシが、ポーカーフェイスの下に隠した兄への想いが、この作品のベースのトーン。
そんなサトシの想いを知りつつ、彼に惹かれる安藤(表紙左下)。
サトシと安藤、兄の亮司、そして亮司の恋人・岸田の、穏やかだけれど水面下ではざわざわした関係が、淡々と描かれていきます。
岸田×亮司のカプの甘さに較べて、少ししょっぱいサトシ×安藤。亮司たちがそのしょっぱさに気づかないのもまた、ちょっと切ない。

ほとんどの場面がマンションの室内なんですが、さりげなくセンスよく整った部屋に調度品がこまごまと描き込まれていて、まるでインテリアブックを眺めているよう。
いつもながら、絵本としても楽しめました。

◆「ここだけのハナシ」◆

女に興味を示さない男だからって、ゲイだとは限らない・・・というお話。
あー・・・たしかに三次元の女がダメで二次元へ~な人もいるんでしょうね。
しかし二次元で学んだプレイを三次元で受けとして実践、と。
実に無駄がない。
受けに拒絶されて落ち込んでる攻めの横で、モブOLが腰に手あててまむしドリンク一気飲み・・・って、なんかイイ。
草間さんの描く女性は、媚びてなくて好きです。

◆「春の指先」◆

ピアノ教室で知り合った幼馴染みの2人が、漸くもどかしすぎる関係に終止符?
ピアノの先生の家は洋風と相場が決まっていますが、洋風ながらちゃんと瓦屋根なところが、いつもどこかしらに和のテイストが入っている草間作品らしいですね。
何の変哲もない田舎町の風景が、まるでバンドデシネの世界。
やはり草間さんは、風景の達人ですなあ。

3

わー╰(*´︶`*)╯



やっぱり、草間さかえ先生の作品は面白いです


双子ですが、私も読んでて……あれ?あれれ?
となりました。
双子だったとしり納得!

愛のある歪みで大好きです!

亮司くん可愛いですね~
ドSなサトシもめっちゃ萌えました!
サトシがカッコいい(*´˘`*)

まさに肉食獣!!
安藤と末永くよろしくしてる事を願います(๑´∀`๑)
この二人の体格差は萌えます!

亮司の事が大好き過ぎるサトシも切なくて好きです。
サトシは4コマでもドSなんです!

ここだけのハナシも好きです。
三田にそんな趣味があるなんて思いもしなかったです(^ω^;ゞ
表紙裏の生猫に萌える三田、それを見てガッツポーズする大河内がツボでした!

1

双子はやっぱりSとM?

草間さんにしては珍しいタイトルだなーと思いながら購入。

「キス・シロップ」前後編
双子の兄と岸田のお話。冒頭のキスシーンはいったい何???と思ってしまいました。後で読み返して納得。岸田に対する気持ちを自覚した亮司がよかった。作者さんの考える可愛い受だそうですが、ほんとにかわいかったです。

「肉食獣のテーブルマナー」
聡司に対する形容がいちいち笑えてしまいました。「寝顔も酷薄そう」とか。安藤が聡司から漂う肉食獣の気配に敏感に反応して苦手、と認識しているのは草食ゆえの本能なのかな?
聡司の気持ちを知って、ぼたぼたと涙をこぼす安藤に萌えました。
カバーでどうしてごついのが好きなのか聡司が答えてますが、さすがの答えで安藤の安否が気遣われました(笑)

「ここだけの話」前後編
ネコミミ好きなオタクだから女っ気がない三田を勘違いして好きになってしまう大河内。大河内君が健気です。三田は今後立派なツンデレネコちゃんに成長することでしょう。先が楽しみです。

「春の指先」
ヘタレわんこと襲い受け。襲ったはいいけれど、そのあとがちょっとナサケナイ。今も昔もワンコの楽天さに救われっぱなし、そして惚れっぱなし、という可愛いお話。


双子兄弟がどちらもおいしかったです。「キス・シロップ」と「肉食獣~」の扉絵が対になっていて、双子の違いがよく表現されているのもよかったです。

1

猫耳よりも大河内くんにはまるといいですよ

表題作は近親相姦もの大好きなんですが、何故か双子がツボでなかったのでいまいち入ってきませんでした。
それよりも、「ここだけのハナシ」できちんとくっつくまでを読みたかったかなあ。
えらい格好いいオタクで、ギャップがたまらないです。
猫耳よりも大河内くんにはまるといいですよ。

「春の指先」はキャラと話も好きですが、主人公の家が!
草間さんは如何してこういう素敵な建築描かれるんでしょうか。
木造家屋の独特な雰囲気にきゅんきゅんしました。

1

いつも不思議な感覚に陥る

草間さんの作品必ず買っているのですが
発売してすぐ購入する事はあまりなく
連載中も、読んだり読まなかったりします。

イラストが独特のため、読む!決めてかからないと
なかなか重いです。

面白くなかった事はなく、作品もBLは全て手元にある。
不思議な距離感です。

好きな作家さんである。
独特のタッチ、顔すらあまり判別できない
それなのに、そこはかとない色気はなんなんだろう

生々しい、綺麗すぎない。
動いてみえる。
なんとも言い難いですが、
蜃気楼をみてるような感覚です。

草間さんのこの作品の感想ではなく
草間さんの作品についての感想になってしまいました。

今回は双子の話。ただえさえ見分けが苦手な私は
どちらなのかわからなくなりましたw

1

肉断ちの訳は。

『キス、シロップ』、『肉食獣のテーブルマナー』
草間さんの作品は本当に大好きなんですが、どうにも微妙に受攻の好みが合いません。
ガッチリ髭受けが駄目な訳では無く……サトシの受けが見たかった。
双子の兄に恋慕していて、その為に肉断ちまでしてしまう、外面は良いが目が笑っていない弟。私の中で、完璧に受けキャラです。
普段はタチ、は全然むしろ良いですが、その上で掘られて欲しかった……(笑
「双子は両側から」には同感なので、むしろ兄カップルも岸田さん受けで良いじゃないかと。
年上・サド受け好きとしては、妄想の中で今後の下剋上に期待です。
シーツ一枚羽織ったサトシの姿がエロい。

『ここだけの話』
オタク受けはそうマイナーでも無いと思いますが、こういうガッツリとオタクなのは新鮮でしたw

『春の指先』
これが一番のお気に入り。
幼馴染みという関係性だとか、ベストとか眼鏡とか……かなりツボりました。
節の長い指が美しすぎて、けしからんです。
それにしても達也、確信犯なら食えない奴ですね……萌えますが。

2

読み返して、ああそうかと気付く

帯『お前、俺を慰めようなんて百年早いよ―』

表題作連作と短編収録。

双子の兄弟がマンションに同居していて、そのマンションの真下の部屋に住んでいるのが会社員の岸田。

「キス、シロップ」
岸田がマンションの上の部屋の騒音に文句を言いに行った所から双子の兄、亮司との付き合いが始まります。
亮司の弟の聡司はゲイで、亮司と比べると大人びていて何を考えているのかちと分かりにくい、外見は似ているけれど中身は似ていない、そんな双子。
けれど亮司は家庭用で作ったカキ氷を楽しんで食べたり、感情が弟に比べると分かりやすくて可愛らしい。
その亮司があるきっかけで、岸田への恋愛感情を自覚してしまい会いに行かなくなる。
ひょんな出会いと些細な出来事、そんな積み重ねでひょっこりと生まれる恋愛、繊細だけれど可愛い話。

表題作の「肉食獣のテーブルマナー」はそのゲイな弟、聡司の話なのだけれど、視点は彼の大学の後輩、安藤を通じて描かれています。
そしてこの話を読んでから、「キス、シロップ」を読み返すとああ、そうだったのかとも思います。
聡司が本当に求めていた相手、けれど決して想いを告げられない相手、それが兄だった。
「キス、シロップ」を読んだ時には分からなかったけれど、この話を読んでから読み返すとその上手さがよく分かる。
話の構成が上手いなー。

草間さんは神にペンが引っかかる様なそんな独特のペンタッチがひじょーに好みです。
枠線を通常の=で描かずに―の一本線で描いてるんだけど、コマ割りがギッチリした感じがしない、その辺も面白い描き方をしてるなあと思うのでありますです、はい。
ストーリーや漫画表現、そのどちらもが興味深い作家さんです。

4

肉食系

昔一度読んでいる作品なのですが、断然今読んだほうが面白かった。
やっぱり年月って好みも多少なりとも変えてくれるのだろうか。

>>キス、シロップ
引っ越してきて早々、マンション頭上の階の住人とひと波乱。
そっくりなくせに性格の違う双子。
ホモ騒動~もろもろ~から生まれる~な恋物語的なお話。
説明がつきにくい。
なのだが、これまた可愛いのです。
お兄ちゃんカワイイヨwお兄ちゃんカワイイヨww
弟があれだけヤってるのに、擦れてないところがなんともかわいらしい。
攻が手の甲についた練乳を舐め取る場面での目覚め。
エロいです。それを思うといてもたっても・・・なそんな貴方が
可愛くてしかたないわっ+(σ´д`。)+゚・キュンv
奪われたキスの話。
これ、読み終わってもいまいちいつのことなのか解からなかったんですが、感想かくために読み返して今わかった。
読み返すってやっぱり大事やね。

>>肉食獣の~
ガツガツやっても壊れそうもない相手を受にするってのがw
なんともツボです。
鬼畜で冷酷で~にみせて、密かに双子の兄を想っている。
けれど決してとげられない想い、禁忌とわかっているからこそ~がちょっぴり切なかった。
肉を食べないようにしていた理由、諸々。
なんだかんだで健気なんだよな。うんうん。
似てない双子、でもきっとどこかで同じ部分ってあるんだとおもう。
安藤くんの髭受wwwナイスでした。
むしろここは、極エロのみなシーンとか、その後~が読みたかったデス。

>>ここだけのハナシ
イメージに似合わず、ネコミミぷりvな女の子のアニメに夢中とかw
ネコミミwwwネコミミwwそんなギャップ萌。
いっそのこと、攻もネコミミかちゅーしゃとかつけたらいいと想うv
カバーウラが可愛すぎて思わず瀕死(v´∀`*)

>>春の指先
幼馴染もの。
攻を押し倒し上で自ら~な眼鏡くん・・・・萌w

1

双子でもこうも違うのね

「キス、シロップ」
水沢兄弟の兄、亮司編です。
純情でかわいかったなぁ~亮司君はww
何かとかまってやりたくなる岸田さんの気持ちがよ~くわかるよ。
一人暮らしの寂しい生活にいつの間にか居ついていた亮司に
素直でかわいらしい弟が出来たような居心地の良さを感じる岸田。
でも、亮司はそんな彼を恋愛対象として見るようになっていた。
その気持ちはきっと岸田にとって迷惑だろうと思う気持ちと、
ゲイ自体を拒絶する気持ちから、彼を避けるようになる...
人のいい岸田さんと純情な亮司君のかわいらしい恋愛にキュンとなり、
聡司(弟)のドSな前フリに妄想膨らむラストでした。
余談ですが、アラサーでもまだアイス手につきますが、何か!?

「肉食獣のテーブルマナー」
水沢兄弟の弟、聡司編です。
兄とはこれまた正反対のドS炸裂の聡司ですが、↑で登場した
名前すらない彼氏(この作品で和樹って名前発覚)とはさっさと別れ、
今度は後輩の草食系気弱ガッチリメガネ君がお相手になります。
お兄ちゃんのことそう思ってたのねぇ~萌えww
でも、手は出さないポリシーみたいで...残念!
その代わり、後輩君(安藤)はどことなく亮司に似ていて、
落ち込む聡司を必死になって慰めようとする...
ガタイのいい受が泣いてる一方で、クールビューティーな攻が
肉食獣のごときガンガン攻める設定がとってもツボでした★

「ここだけのハナシ」
ゲイと美少女エロゲーオタクの恋になる前のアプローチ止まりのお話。
エチがないわりに、浴衣姿の三田をまさぐるだけのシーンが
やけにエロいんだなぁ~
乙女系大河内君は果たして攻なのか、受なのか...
一応、大河内君が襲ってるし、三田さんは気の強いネコだもんなぁ~
ツンデレって感じするから、やっぱ大河内君攻かも...
続編描いてはっきりさせて下さいww

「春の指先」
ん~タツヤってば、天然なのかわざとなのか...
いや、いい年して友達にマルチ商品売りつけるやつはどうかと...
でも、なんか母性本能くすぐるかわいさがあって憎めないんだよ。
そんな自由奔放な男にホレたまこっちゃんは、これからも苦労しそうだ。
まぁ、苦労するのが好きそうなM体質っぽいからいいのかな?

ちなみに、カバー下のマンガと4コマ2本が
め~っちゃいい味出してるのでお忘れなく♪

0

絵柄と空気感がたまりません

昔一度読んでいたのですが、最近草間さんに再はまりしたため再読しました。
この絵柄とお話の空気感が大好きなんだ。

表題作の双子弟のサトシの亮司への想いがなんとも切ないです。
腹黒ドSな弟くん。
双子の兄への気持ちを押し殺したままで恋人をつくるサトシが本当の意味で満たされる日がいつか来るといいなあと思いつつ、食われてしまった後輩くんに合掌。攻めよりごつい受という新たな萌えに目覚めそうになりました。
あ、うん。アリアリ。
一方で兄の亮司は若干アホの子気味で、岸田とのカップルだとなんかとってもかわいい感じ。そんなところまで対称的です。

ゲイ×オタクはなんかちょっと心がえぐられるような妙な痛みを感じながら読みました(ええオタクでスミマセン。ネコ耳とかも大好物です)
これも一種のすれ違いモノ、かなあ。
本編とはそれほど関係ないのですが、草間さんの描くネコ耳っ娘が超かわいくて……うっかりときめいてしまいました。

春の指先
幼なじみ!そしてダメガネ(駄目なメガネ)の襲い受!!
個人的にはとってもツボなお話でした。
真琴のことが好きすぎるんだけどいつも空回りなタツヤがかわいい(大型ワンコ!)です。
ラストの二人の関係性がとても好きです。

3

肉食獣のテーブルマナーレビュー。

ドSな年下に愛されるとこうなります。そんな話でした。

表題作と『キス・シロップ』は、いずれも双子の兄弟、亮司と聡司のシリーズです。表題作は弟聡司の、『キス・シロップ』は兄亮司のお話。
他に、『ここだけの話』(デザイナー×ネコ耳オタ)と『春の指先』(幼なじみ同士)を収録。

全部ハッピーエンドで、重過ぎないシリアス加減がバランス良いです。エロは少ないですが、しっとりとした雰囲気の作品なので視線を合わせるだけのシーンとかでも十分満足出来ます。

表題作、安藤はゼミの先輩・水沢が苦手だった。だがある日、その水沢が双子の兄に秘めた欲望を持っている事を知ってしまう。
秘密を共有した2人の話。
葛藤とか、そういうのはリアルゲイっぽい雰囲気でした。この絵柄だからこそそう感じるのかもしれないけど。筋肉の描き方とか、見せ方とか。
日常、それもマンションだったり居酒屋だったり本当に身近な日常で話が進んでいきます。エロエロドS鬼畜攻なサトシの、プラトニックな想いが切な過ぎて苦しかった。

好きなのに、好きなのに、誰よりも近くに居て誰よりも知っているのに。
報われない想い。
暴走しそうな位愛しているのに、大事にしたいからプラトニックを通す。
痛い恋、報われない恋。癒しを何に求めるのか。
見た目受っぽいのに、ドSな攻。サトシのキャラが素敵でした。

2

弟サイコウ

初草間作品でした。
絵柄がネックで読まなかったのですが、なんでこんなに素敵な作品を読まなかったのか!!
独特な絵柄の方にハマった時の衝動はハンパないw

表題の主人公は双子の弟、ドSです、歪んでいます、なのになんて純粋な想いなの!!(でも多数の男と寝てますがw)

確かに双子なのに、兄と弟見た目からして違う。
弟は色香漂う美人。
兄を想い、大切に思うからこそ、律儀に関係を守ります。
肉を絶つ理由なんて、本当は何の意味もないと分かっていて、希望を込めて罠をはる。
あの兄は一生気づかないでしょう。それでも愛してしまったら、どうしようもないんですね。

双子、親近、ドS、わたしの大好きが詰まった素敵な作品です。

5

雰囲気がエロス!

双子、それぞれの恋模様。
…切ねーっっっ!!!

兄・亮司は受。ゲイの弟・サトシに手を焼いている。
でもそんな亮司も、とあるきっかけに知り合った階下の岸田に欲情してしまい、自分自身戸惑って…。
お相手・岸田はリーマン。ノンケ。世話焼き体質。
兄を溺愛しているサトシに邪見にされている哀れな人(笑)
でも亮司にはかなり愛されてるからいいと思うよ。

そして表題作「肉食獣のテーブルマナー」。弟・サトシの話。
亮司の話のラストでサトシは超攻様であることが判明。どう見てもドSな彼。
「肉食動物は主に体臭で近親者を判別するだろ」
兄を抱きたいと思っているサトシ。そんな理由で肉断ちをしているサトシ。
でも亮司には岸田が現れ、ある飲み会でついに肉断ちをやめてしまう。
その飲み会でお持ち帰りした安藤に、自分の亮司への想いを語るサトシはとても切ない。
手を出したくても、相手を傷つけるだけだかた一生できない。
自分はその思いを抱いたまま一生暮らすことになるだろう。
思わず安藤も涙を流してしまうくらい、本当に悲しい。
でも安藤ならサトシの亮司への想いも含めつつ受け止めてくれる気がする(天然バカだし)。
そして安藤にその話をしたサトシ自身も重荷を共に担いでくれる相手ができて、心が楽になったんじゃないかな。
んーそれにしてもサトシ・エロス…!!
あの顔で潔癖性なのも、ドSなのも、あの目つきも、肉断ちしてるのも、全てがエロス!
他の方もおっしゃられてますが、ホント雰囲気がエロス!なんです。

そのほか、ゲイ×ネコミミオタクな「ここだけのハナシ」もうまく行きそで行かない、焦れったくも、乙女な彼らが可愛いお話。
カバー裏ではちょっと進展している…??是非、ここまで読んでください!

5

ごつい受けが萌え!

近親モノに印ははいってますけど、二人にはなにもありません。
属性や状況には、表題作以外のものも入ってます。
メインは大学生の双子の、兄・弟それぞれのお話です。

表題作は大学生の双子の弟・サトシの話。
サトシはある日、焼肉家で肉を食べます。実はそれまで、ずっと肉を食べてなかったんですが、その理由に後輩・安藤はちょっと不思議なものを感じます。
結局安藤はサトシにお持帰りされ、やられてしまうわけなんですが・・・
普段はなんだか鬼畜なサトシの恋心が切ないです。
サトシ、見た目受けっぽいのに攻めなのが萌え! かなりごつめ狙いなのも、その理由も萌える!

他に、同じマンションのリーマンと双子の兄の話と、デザイナーと二次元オタクとの話、幼馴染の話が入ってます。
どれもエロは少なめなんですが、雰囲気がエロいんですよね、色々。
日常のしぐさや行動がエロかったりして、行間がエロいから私は好きですね。
好みもあると思いますが、この人の絵の雰囲気も好きです。
ちょっと和風の古きよきものを感じる。
野暮ったいという意味ではなく、逆に今にしてみると粋な感じで好きなんですよね。
この方の作り出す作品の雰囲気に物凄く合ってます。
買ったらぜひカバーはめくってくださいね。

6

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