電子限定5Pかきおろし漫画付
デザイン事務所の先輩✕後輩のBLです。
お仕事の描写がかなりキッチリしている立派なお仕事BLです。打ち合わせしている場面がとってもリアルです。背景の描写がすごく丁寧で、細部までこだわって設定がなされています。
登場人物のお家の間取り紹介のある漫画が好きなんですけど、この作品の巻末に収録されている間取りは群を抜いていて、わぁすごーい! とリアルに感動のため息が出ました。
ただ、あまり萌えはしなかったです。私の感性の問題かもしれないですが、わぁかわいい! とか微笑ましい〜とか、ここのやり取り一生見てられる〜とか、心に刺さるとか琴線に触れるとかいう部分がなくて、さらっと読み終わってしまいました。
すごく濃厚なシーンもなく、派手なやり取りもなく、
話は淡々と進みますが、ノンケの先輩中野さんと後輩の的井くんが
お互い惹かれ合う様子が丁寧に描かれていて、とても好きな作品です❤️
何より、中野さんと的井くん、2人のキャラが良いです。
どんどん引き込まれて、気がついたら全話読んでいました。
的井くんは、恋愛なんてくだらない、不要なら捨てる冷めた人。
その的井くんに対して、職場の先輩の中野さんが冷めてる的井くんの懐にじわじわと入り込んでいく。
もともと優しい中野さんにとっては、ほっておけない後輩だったのに、自然に翻弄されていく。
的井くんは最近から中野さんには素直で、、、自分がゲイであること、恋愛も初めてであることなど全てかくさず、そしてなによりかわいい。最初の冷めた感じとのギャップも良い。
中野さんも男女問わず包み込む優しさがあって、とても魅力的。
2人がどんどん好きになって、近づいていく姿が自然で、すーっと入ってきて、
とても良かった。何度も読んでいます。
途中、別の短編が入りますが、こちらも優しい雰囲気に包みまれていて、すきでした。
とにかく2人のキャラが好きですし、絵も好きで、もっと続きを見届けたいです。
素敵な作品です‼️
新刊が出たので続刊を読む前の読み返し+読んだ後の二視点でのレビューをしたいと思います
実は、こちら最初読んだ時はサラーっと読んだままの記憶でした
すごくスッキリしていて暑苦しくない、だけれどちゃんとキャラの雰囲気は掴める…「平熱感」のある作品だった印象です
平熱感なので良い所としては掻き乱されずにスッと馴染む良さがあると同時に、反面心を大きく動かされたか?というと返答の前に少し一拍置いてしまうような感覚もありました
具体的には受けの的井くんにとって「なぜ中野さんだけが違ったのか?」という所への明確なアンサーが自分の中で見つけ切らなかった所にあります
好意を持つのに必ずしも明確な理由は必要とする事もナンセンスだとは思っているのですが、この的井くんの場合は別でした
本人自身が「恋愛を不要」と感じていたという始まりがあったからこそ、その変化の裏付けは欲しかったな、、、って思ったんですよね
特に冒頭登場する元セフレの水谷くん、、、彼を拒んだ理由が「彼自身」ではなく「関係性」への感情だったように思えるからこそ、的井くんの中での水谷くんと中野さんの違いは知りたかったな…って思ってました(水谷くん、お試しすら許されない程の特段嫌なヤツに見えなかったんですよね。。。)
番外編含めた続刊を読んだ上で改めてこの1巻に感じる「平熱感」はまた違った温度を感じさせてくれました
ここからは続編と番外編を読んだ上での感想ですが、内容に関しては触れない中でのレビューのします
違った温度…これを上手く説明できるか?が難しい所なのですが…
「平熱感」という印象は変わりません
だけど、大人の平熱だと思っていた基準値が実は子供の平熱だったんだ!という温度の上昇を感じられた感覚です
※子供の平熱は大人の平熱より高いと言われてる、という前提を元にしてます
その温度が上がった分「人肌の温もり」が伝わって来る1巻に感じられました(*˘︶˘*)
1巻を読んだ時点で終わらずに、番外編含めた続刊を読めた事ですごくこのシリーズを読んで良かった!!!って思える作品になりました!!
実は購入当初にレビューがまとめられず評価のみしていた作品です
続きを読んだ今なら「シリーズの始まり」としての評価も込みで「神」評価したかも知れないな、と思いました
そんな気持ちも伝われば、、、!と思い1巻からのレビューをしてみました
デザイン会社を舞台にした、面倒見のよい職場のノンケセンパイ×恋が面倒な今どき男子のお話。
最初、受けの勤務態度がわりとひどくてびっくりしました。
が、そこで出番は面倒見よい攻め。
教育係的なポジションでもあり、次第に受けの心を攫っていきます。
そしてある日、ゲイだと告白しキスまでしてしまい、、、
告白までの一連の流れが、とても自然でした。
それから告白したあとのぎこちない受けの態度もまた恋愛関係において、攻めのことを好きなんだなあ! としみじみ感じいる描写があって、なんだかよかったです。
評価が高いのも頷ける作品です。
またタイトルの「たゆたう」も「琥珀」も、見事に受けそのものを表していて、エモしでいいですよね。
センスのかたまりのような1巻。
こちらがデビュー作なんて、、、(しばし放心)
すごいの一言に尽きます。
そして、今後はどんなお話を描いていくのだろうと気になる所存です。
また後半に収録されていたお話もまたエモしな作品で、エモっ…てなりたいときに丸々全部読みたくなる1冊でした。(雑な説明ですみません。ぜひ読んでみてください。読めばおそらくこの表現が伝わるはず!!ですッッ!!)
新刊+番外編が出ていたので少し長さのある作品がまとめて読めるかな?と思い1巻から購入しました
今の時点では2巻は読んでいません
すごく1巻は作品に漂う空気感が心地よく伝わって来て読み易かったです
元々はこの1巻で完結予定だったのでしょうか?
表題作は「これから」を感じさせた所で終わっていました
始まりも割とスルッと始まった感じで、終わりもサラっとしていた所も読み易さに感じた所かもしれません
続刊を出たタイミングで続きがあって良かったなって思える始まりの巻に感じました
物語の主役は受けの的井君ですが、気になるのは攻めの中野さんです
すごくフラットな男性でとても好感しかないキャラでした
中野さん以外にも的井君が勤めだしたワントーンの人達もみんなすごく良い雰囲気でいいですね
物語としてはサラッとはしてますが雑ではなくって、2人を囲む世界がしっかり「そこにある」という主張はちゃんと感じる作品に感じました
誇張し過ぎないリアルさ、みたいな感じなのでしょうか?
すごく不思議な読み心地ですが居心地は悪くなくて、先にも書きましたが寧ろ心地よかったです
早速続刊を読んでみたいと思います