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救ってくれたのは超人気俳優でした

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表題作救ってくれたのは超人気俳優でした

雨宮耀(一条院耀仁)
25才,人気俳優,凄腕陰陽師の末裔
六車冬雪
19才→20歳,前世人外の超不幸体質,施設育ち

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ようやく慣れてきた職場が閉店することになり、これからの生活に不安を抱く冬雪。じつはこれまでも、冬雪の勤め先が閉店や赤字になることが続いており、なんなら両親にさえ捨てられている。その原因は、冬雪のまわりにまとわりつく黒い影たち。そんな冬雪が明日の食事代にも困っていた時、昔なじみの先輩がとある仕事を紹介してくれ、喜んで駆けつけると、そこはドラマの撮影現場! しかもそこに現れたのは超人気俳優で……!?

作品情報

作品名
救ってくれたのは超人気俳優でした
著者
釘宮つかさ 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784775529850
4.1

(37)

(15)

萌々

(15)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
150
評価数
37
平均
4.1 / 5
神率
40.5%

レビュー投稿数8

憑き物体質の不憫受け君を応援したくなる!

こちら、今日(8/5)までセールになっているのを先生のXで知り、急いで購入。

読めて良かった〜!!最高にキュンとする現代ファンタジーでした・:*+.
大好きです、このお話。ただ一点、電子版はイラストなしなのが悲しい( ; ; )
表紙のイラストをもとに、脳内妄想で補いました、、

凄腕陰陽師の血を引く人気俳優・耀仁(あきひと) × 生まれた時から憑き物体質の不憫健気受け・冬雪(ふゆき)のカプ。

エキストラのバイト中、憑き物のせいで倒れそうになったところを耀仁に救われた冬雪。このままでは命が危ないと心配され、紆余曲折の末、安全な耀仁の家に同居しお世話になることに。

同居後、悪霊たちを祓い、憑き物体質から解放されるために一番良い方法が「祈祷師に気を注がれること」だと判明し、二人は体を重ねることになりー

と続く、夏にピッタリの(?)現代版祈祷ファンタジーです。


まず、攻め受け両方のキャラが良い〜!!どっちも読み始めてすぐ好きになった◎

攻めの耀仁は、優しいスパダリ気質・溺愛執着の男前。最高✨
受けの冬雪も、親に捨てられ施設育ちで、やっとの思いで掴んだ仕事場も次々潰れ、ネカフェ暮らしな上に憑き物に脅かされる毎日…と幼少期から散々な目に遭っているのですが、変な方にくさくさしない、健気可愛い受け。

で、同居生活が始まりそこに加わるポメ吉の可愛さたるや…!だいぶ愛玩犬寄りだけど、冬雪のピンチに大活躍してくれる、頼もしい相棒。
表紙で冬雪に抱かれてる子ですね。可愛いなあ〜見てるだけで癒される…

ストーリーも面白かった!(語彙力…)

「気を注ぐ=セッ」はBLあるあるなんですけど、何度も繰り返されるその行為を完全に耀仁の善意と勘違いしてる冬雪と、すっかり恋人になったと思い込み満足している耀仁のすれ違い、その際の耀仁の落ち込みように同情しキュンとなってしまったりして。

冬雪がこれほどまでに憑き物体質なそのワケなんかも、ちょっと意外な理由でなるほどね!と思いました。

前半〜中盤にかけては完璧に優しいスパダリな耀仁が、後半にかけて溺愛執着攻め濃度を高めてく様子もニヤニヤしながら楽しみました(。-∀-)
電子版限定のSSなんかは特に良かった〜!耀仁視点で読めるのが嬉しかったです。

こちら、続刊が先月出ているとのこと、そちらも購入したのでこれから読むのが楽しみです。

怖くなく、甘く楽しめる(+ちょっぴり切ない)心霊もの、お気に入りの一冊になりました✨

0

こんな攻めが側にいたら即落ちしちゃうよ

耀仁がめちゃカッコ良すぎてモロどタイプの攻め様。
イケメンだし、優しいし、冬雪の先輩にビシッと物申すところカッケーし、悪いモノ祓えるし、溺愛すごいし、あまあまだし。それに経済力も高い(笑)
演技の才能があるのはもちろん、俳優という仕事にも真摯に向き合う真面目なところも追加すると、ハイパースパダリなナイスガイです。

まいったな……こーゆうスパダリのテンプレ攻めに弱いんです、わたし(〃ω〃)
妖魔に憑かれた冬雪を助け、保護し、そしてグズグズに愛し倒す耀仁にキャーッてなってウフウフしながら楽しみました。

だけども。冬雪がねー…危なっかしくて見てらんないんですわ。
健気でいい子なのはすごく分かるんだけど、耀仁の忠告を聞かずにしょっちゅう危ない目に遭うコマッタチャン。おま……死ぬかも知れないと言われてるのにバカか!(出川風にツッコむ 笑)と言いたい。
ちょっとくらいなら大丈夫だよね、とか謎の自信でまたまた危険な目に遭って、そしてまた耀仁の肝を冷やさせる冬雪にイラっとしなくもなかったですが、ストーリーの盛り上げには必要だから仕方がないかと一応割り切る。
耀仁のフォローが完璧だったからトントンでした^ ^

耀仁への好意に気が付かない鈍感なところもある意味お約束なパターンで。
自分も大好き!みたいなドラマチック両想いなカタチでの通じ合い方ではなかったけど、これから耀仁のことをいっぱい好きになっていけば良いさね、と2人をエールで見送りました。


この作品には続編があって、そこでの冬雪は割と積極的です。今作では受け身一本だけど、続編の冬雪は頑張る姿が可愛くて一生懸命。冬雪のお誘いエッチとか、エエもん見れますので、今作を読んだ方はぜひ続編も合わせて読んで欲しいです。

2

タイトルそのまま

冬雪は不幸体質で、両親に捨てられ、就職しても職場が倒産したり家をなくしたりとギリギリの毎日を送っていて。そんな中、信用している施設出身の先輩から紹介された単発のバイトで超人気俳優の燿仁と出会う。そこで出会った燿仁がただの人気俳優ではなくて、実は陰陽師の家系の人で、冬雪を不幸に導く黒い影が見えることから、冬気を根本的に救ってくれる、というタイトル通りのお話でした。

冬雪があまりにも不幸体質で生活するのにいっぱいいっぱいで芸能人に対して変にミーハーではなかったり、救ってもらいつつも自立心を失わないところが読んでて気持ちよかったです。燿仁の溺愛っぷりも甘くて好きでした。

0

現代もやもやファンタジー

現代物ファンタジー、凄腕陰陽師の血を引く人気俳優×憑き物体質で運の悪い一般人。冬雪の運の悪さに唖然、耀仁も同情したんだろうな。

耀仁に守られ、普通の生活が送れるようになると、冬雪本来の良さが出て、良い子だし癒し系、しかも可愛くて耀仁が惹かれたのも納得。実家と縁を結び直すきっかけにもなっててほのぼのした。耀仁が溺愛して冬雪には勝てない感じが可愛かった。すれ違いも耀仁が気の毒で…遠回りしたけど想いが通じて良かった。

憑き物もおちて、未来も見えて、すごく幸せなラストでした。小禄先生のイラスト美しかった!

3

黒いモヤモヤと陰陽師

電子版購読、挿絵無し、表紙だけだった。残念。
紙版と同価格なのに、挿絵が無い電子版は、いつもは買わないけれど、面白そうなので買ってしまった。

「魔道祖師」翻訳の制作協力をしている釘宮先生の、陰陽師もの。
「魔道祖師」のような武の魔術ではなく、お祓い専門。

六車冬雪は、憑依体質で不幸を呼び込むタイプ。
酷いホラー体質に怯えた両親に育児放棄され、施設で育った子。
可愛い顔の控えめで真面目で優しい性格。
行く先々で起きる不幸現象で仕事を失い、家賃を払えず、ネカフェ暮らし。
黒いモノに憑りつかれて、幸せになれ無い短命人生と諦めている。

エキストラのバイト先で、人気俳優の雨宮耀が光の塊に見えて、無意識に縋りつく冬雪。
この出会いが無かったら、冬雪はあとちょっとで死亡する所だった。

人気俳優の雨宮耀(一条院耀仁)は、視える人。
陰陽師の稼業を継ぐのが嫌で飛び出した、京都の一条院家の後継者。
耀仁は、気の毒な冬雪の世話を焼いているうちに、本気の恋になってしまう。
でも不幸体質の冬雪は、受けた事のない好意に戸惑う、演技の延長とやり過ごす。
このすれ違いが面白い。

冬雪は、雨宮耀の祖父達のお祓いで、不幸現象が止まる。
冬雪の一件で、耀仁は、俳優を引退して陰陽師の修行に戻る決意をする。
耀仁の実家から感謝されたり、冬雪は嬉しい事ばかりが起きるようになって、幸せに。

二人の今後についての続編が、出たら嬉しい。
お祓いって、こんなに効果があるのだろうか??

4

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