電子限定かきおろし付
(上下巻まとめてのレビューです)
ちょうど一年前に読破。
「恋を信じないイケメンx恋に臆病なクールビューティー」による、DK時代ちょいアリのリーマンBL。
yoshiさん作画と阿賀直巳さん原作のコンビ作品はいくつか読んできてて、絵や設定は好きなのにラストが悲恋だったり、LGBT関連というか海外の挨拶に関する描写がありえなかったり、髪型が残念だったりでどうもハマりきれない自分がいました。
(でも「lie cry like」は良かった!)
本作もなぁ…攻めが本当にヤな奴で、おととし発売なのに古のBLみたいに受けを女性扱いしたり、同性愛者への嫌悪(つまり同族嫌悪ってやつです)もあり、超~男尊女卑だし、人との距離感も言動もおかしく、良いところと言えば仕事で助けてくれるぐらい。
受けはいったい彼のどこを好きになったの?と不思議でならず、正直ハズレだったか?と思いました。
でもお互い不器用で意思表示がヘタクソなのに想い合ってるのは画面からすごく伝わってくるんですよね…これええやん…ってなりました。
こういうカップル、実際にいそうですごく良かったです。
それにyoshiさんの絵が相変わらず美しい!
えrもがっつりあるし、オススメ。
でもいくら徹夜だったからって、レストランで居眠りした人を起こさずにホテルの部屋まで運ぶなんてありえるんですかね?w
酔いつぶれた人ならまだありえるけど、これはさすがにファンタジーが過ぎるw
子ども時代ですら、お出かけの帰りで車内で寝落ちしてベッドまで運んでもらった際、さすがに途中で自分が「あっ、運んでくれようとしてる!」と気づいて、寝たふりしてましたよ私。
(しかもこういう子供時代の話は周りからよく聞く。つまり「子供あるある」)
この描写が出るたびにモヤモヤします。
運んでて起きないレベルなら潜在的な疾患抱えてないか?と。
病院行くべき案件では?とか。
でも毎回そのMr.違和感に右アッパーくらわしてご退場いただき、とりあえず頑張って読み進めてます。
少し前のコミックなのですがレビューしてないなと気が付き再読レビューです(笑)
上下通してになります。
絵があまりにも美しいので購入作画のyoshiさんの絵が神なんです
特に受けちゃんの魅力的な美しさに目が行ってしまって、攻めの良さが最後まで全然わからなかったごめんなさいただのイケメンなだけだった。受けちゃんは攻めさんの何が良かったのだろう?
とりあえずは、攻めさんは受けちゃんに、高校の時からずっと好きでいてくれてありがとう。って感謝してほしいですねだって偶然がなかったら、攻めさんは好きなものを隠したまま砂を噛むような人生歩んでいったでしょうから…
あと異性にだらしない攻めはちょっと無理なんだけど、家庭環境が厳しかったようで元々は男性が好きだったのかな?って思ったけど子供の頃から綺麗なものが好きで、お人形のように美しい浅水に惚れてしまったのかな?そこのとこがよくわからなかったです。
高校時代桜庭グループから浅水の絵をからかわれたクラスメイトにビシッと言い返した浅水はかっこよかった。黙って立ち去ることもできたのに惚れますね。
そして桜庭に向かって好きなものを隠してるやつのほうが恥ずかしいよとビシッと言いますスカッとしました
まぁそんなこと言われたからといって、社会人になっても変わらなかったけど、最後はハッピーエンドだったんですがもやりました
桜庭の魅力が最後までわからなかった
唯一あるとすれば、素直なこと?甘えん坊で可愛らしいとこもあるとこかなぁ
上下巻あるのに展開が急に感じて、あれ?なんかあったっけ?ああ、それか!なついていくのが大変でした。
相変わらず美しい絵ですね。
どのコマもきっちり描かれてイケメンとキレイな二人。
櫻庭の価値観が変わるところが、え?そんなことで?今までそういう機会なかったの?な。本当に勝手だなあ。
浅水にメロメロで大事にしてくっつきたがって。なにこの豹変ぶり?
彼氏力の高さに怒る浅水ですが、逆に櫻庭から男だからとか女だからとかじゃないって言われちゃって。
やっと櫻庭をきらい→から可愛いになりました(だから何様?)
櫻庭も浅水も上巻では見せなかった心からの笑顔をたくさん見せてくれて、満足でした。好きなものを好きと言えない苦しみ、生き辛さは多かれ少なかれあると思いますが、男の子は乗り物や青や黒を好きであるべき、女の子は花やお菓子やピンクを好きであるべきという考え方、もういい加減になくなって欲しいですね。自分の子供が性同一性障害になることを恐れるが故なんでしょうけれど、親がダメと言ったって、好きという気持ちを根本から変えることなんてできませんからね。
櫻庭が両親に反抗できなかった気持ちもよく分かるし、その教育方針が友人との付き合いにも適用されてしまうのもよく分かります。櫻庭が弱い人、というわけではない。家庭の空気はそれぞれ違いますから、子供の育ち方に罪はないと思っています。そんな櫻庭に、もっと自分を解放して生きる素晴らしさを教えたのが浅水なんですね。気付くのが遅過ぎた、ということもないと思います。これから少しずつ、好きなものを好きと声に出せる喜び、人と分かち合う喜びを味わって欲しい。個人的には親に恋人の性別も受け入れてもらえるまで描かれていればすっきりしたかなと思いますが、まずはお見合いを断れただけでも立派な前進でしょう。
櫻庭のなんか繊細なの、実際にこういう人いるだろうなと思った
両親は無神経…少なくともお母さんは無邪気に無神経、お父さんは嫌な奴
きれいなもの、男の子も小さい頃は拾ったビーズ宝物にしたり、花が咲くのを楽しみにしたり、結構好きなもんなんだよね
大阪で元不倫彼氏兼元上司に会っちゃうのだけはちょっと都合良すぎて意味解んなかったんだけど…出張先で相手も帰省で偶然会うなんてのはちょっと出来すぎでしょう
ジェンダー差別について、熱く怒る人が二人もいて良かった
女の同僚に頼み事するくせに仕事は男ばっかりのがやりやすいとか、バカ死ねって感じだもんね
高校生のときだって、浅見が可愛いからじゃなくって、自分が浅見を可愛いと思ったからでしょうに、まったく
恋人になってって告げた側が「本当に?」って聞かれて翻すとか、あっていいわけないから!!!バカ死ね!!
でも、浅見の想いが報われて良かった
不倫男はちょっとくらいバチあたってもいいけど、そんなん知って気分いいかどうかもわかんないしね
引っ越してすぐのとき、櫻庭がいるって知ってるからフード被って家に帰ってたんだと思うとなんかいじらしく思えちゃう