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転生ドクターは聖なる御子を孕む

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表題作転生ドクターは聖なる御子を孕む

リシャール、オッドアイを持つ第一王子
小野里瀬奈(セナ)、転生した日本人の整形外科医

その他の収録作品

  • 誇れるものはただ・・・
  • あとがき

あらすじ

目覚めるとそこは宮殿の庭の中。覚えているのはセナという名だけ。おまえをずっと待っていた――ダークブルーと銀色のオッドアイを持つ美しい王子リシャールと出会ったセナは、身体の奥から湧き上がる欲望のまま激しく抱かれた。やがて森の館に匿われたセナは、己が整形外科医の小野里瀬奈だったことを思い出す。転生前より十歳ほど若返り、瞳も王子と対をなす黒と金色のオッドアイになっていた。謎に満ちた新たな人生が始まり…。

作品情報

作品名
転生ドクターは聖なる御子を孕む
著者
春原いずみ 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532703
3

(8)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
21
評価数
8
平均
3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数5

異世界ドクター・ファンタジー

春原先生のドクターシリーズ、異世界転生オメガバース版。

大人しい性格なので、いつも誰かの下敷きになっていたセナは、
 婚約者に浮気をされて婚約解消
 離島に異動人事を出されて、憔悴
3階から足を滑らせて、階段を転落して気づいたら、異世界の花園に裸で寝ていた

そこにオッドアイの貴公子が登場して、
セナを森の薬師一族の館に連れていく。
薬師の家で、セナは過去の記憶を取り戻し、自分の今の姿を見て驚く

・・異世界で、外科医の技術を活かして活躍するセナ
異世界で幸せと自分の居場所を見つけてハピエン

0

春原先生の書く転生物

春原先生は医療もののイメージが強いので、どんな転生ものを書かれるのか楽しみでした。
現代日本から転生したのは、聖なる番として喚ばれたと同時に、セナが本来の輝きを持って生き直す意味もあったのかな。現代では自分を押し殺していたセナが、自分らしく生きる様子に安心した。
リシャールとは展開の早さにびっくりしたけど、彼と生きる為に共に戦おうとする姿がかっこよかった。
リシャールもセナを得て、王として生きる覚悟ができたのでは。
印象的だったのは王妃で、権力に固執せず、本質に向き合う様が素敵だった。
展開が早いので、それぞれのエピソードをもっとじっくり読みたかった。そしたらもっと面白かったと思う。
イラストが美麗で眼福でした。

1

異世界転生モノですが

今回はオッドアイの第一王子と
転生した日本人整形外科医のお話です。 

受様が攻様の運命の番として攻様の伴侶となるまでと
本編後の短編後日談を収録。

受様は気が付くとマグノリアの花の香りに包まれ
白亜の城の庭園にいました。

そんな受様を見付けたのは
透き通るような長いプラチナブロンドと
シルバーとダークブルーのオッドアイを持つ
美貌の攻様です。

攻様は受様に「おまえはだれだ」
「なぜこんなところにいる」と問いかけてきてますが
受様にはここがどこなのか、自分が誰かもわからず
応えられたのは自分の名前だけでした。

攻様はそんな受様を自室のベッドへと導き
「お前を待っていた」「おまえが欲しい」と触れてきて
受様も拒まなければと思うのに攻様のすべてが懐かしく
素肌を合わせて愛し合いたいと強く思うのです。

翌朝、攻様に深く愛された受様は
結界に守られた森の一族の館に預けられ
そこでけが人の手当てをした事で
自分が何者であったかを思い出すことに。

なんと受様は
疲労から転落死してこの世界に転生した日本人で
整形外科の勤務医だったのです!!

受様がこの国に転生した事の意味とは!?
そして受様を惹きつけた攻様とは何者なのか!?

奇跡の瞳をもつ攻様と異世界転生した受様の
王宮策謀ファンタジーです♪

王族には稀にオッドアイの子が生まれ、
その子が対となるオッドアイの者が番うと
奇跡の子が生まれ、国に大きな繁栄をもたらす
という伝承があります。

攻様は前王妃の生んだ第一王子であり
伝承のオッドアイを持つ者なのですが

現王には現王妃が側室時代に生んだ
攻様と半年違いで産んだ第二王子がおり
第二王子を王にと推す一派もいるのです。

唯一の番と確信する受様を伴侶に望む攻様
長く病に伏す現王をを支える現王妃
母のために王位に狙う第二王子

攻様と共にいる事を望む受様は
いやが上にも権力争いに巻き込まれていき
攻様が受様を王配とするまでハラハラ&ドキドキ
ハピエンまで楽しく読ませて頂きました。

ただ受様が危険な目にあっても
受様が運命の番としての能力を開眼させて助かる、
解決って展開が多くてちょっと都合よすぎるかな。

個人的にはオメガバならすんなり納得したのですが
春原先生はファンタジー作と強調されていて
変形オメガバースではないようなので
「萌」評価としました。

4

お医者さん

きょう先生おっかけで購入。お話は王道、攻め受けとも♡となる箇所を見つけられなかったので中立にしました。本編250P弱+あとがき。攻めがめちゃんこビジュアルキレイなんで、穏やかキレイ王子がお好きな方にはよいのかも。

白い花の中で全裸で横たわった状態で目覚めたセナ。さらさらプラチナブロンドのイケメンに出会ったら、「おまえを待っていた」と言われて本能のまま結ばれて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
シモン(受けをかくまってくれる人、色々強い)、ニコラ(シモンが面倒みている少年)、ジュスタン(第二王子)、ジャック(受けを助けてくれる人)、ベルナデット(王妃)ぐらい?

++攻め受けについて

受けは整形外科医だったんだけど、異世界転生して、攻めの「聖なる番」と言われる方。転生前は激務で疲れ切っていて、自分の居所なんてないんじゃ・・という後ろ向きな考え。異世界いって攻めに大切にされ、攻めのために強くなったっていう感じかな・・?異世界で身体能力がすごく上がった模様で、そこがめちゃんこ羨ましかったでした。

攻めはきらっきらの頭脳派?第一王子。武闘派っぽい第二王子に押され気味なんだけど、やっと見つけた聖なる番をずっとそばにおいておけるように色々頑張ったらしい。レイピアもって戦うシーンもあるんで、強くてかっこいい かもしれないけど、しょっぱなに「出会った瞬間に抱くんかい!」という印象を持ってしまって、ちょっとついていけなかったでした。

受けのことをほんとに大切にしてそうなのは良かったんですけど、いやそこにいたるまでの恋の盛り上がりってのはないのでしょうか・・?と個人的には盛り上がれなかった一冊でした。

4

独創的な世界観には萌えるが。

春原さんはお医者さんを主人公にしたお話が多い作家さま、のイメージが個人的に強いのですが、今作品の主人公・セナ(瀬奈)も整形外科医。が、「医師」というバックボーンはメインではなく、整形外科医が異世界トリップしてしまう、というファンタジーものです。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




気づいたとき、「僕」は全く知らない場所にいた。
そしてそこで彼に声をかけてきたのはリシャールと名乗る男性。警戒心もあらわに「僕」に声をかけてきたリシャールだったが、「僕」の顔を見た彼は自室に連れて行き、そしてそこでリシャールに激しく抱かれてしまう―。

んん?

という出だしで始まる作品ですが、さすがベテラン作家さまと言うべきか。話がどうなるのか気になり一気にこの作品の持つ世界観に引きずり込まれてしまう。そして、全く謎だった「僕」と「リシャール」の関係や、彼らがいる世界について読者にきちんと魅せる手腕はさすがの一言。「僕」の名前がセナであることや、そして彼がどこから来たのか、なぜリシャールがセナを救いそして抱いたのか―、を端的に読ませる。素晴らしいです。

あらすじにも書いてあるのでここでも書いてしまいますが、セナは本来は瀬奈という名の整形外科医。そんな彼が現世で様々な苦境に立たされ、そして異世界トリップしてしまう。たんなる医師ものではなく、異世界トリップものでもなく、バックボーンが複雑に絡んだストーリー。

面白いんですよ、とっても。
リシャールは王子であるということか、それに絡む利権争いとか。
セナがトリップし、そしてリシャールと出会い、その出会いがリシャールを救うとか。てんこ盛りのバックボーンを上手に回収しつつ進むストーリー展開で、伏線の回収の仕方が非常にお上手だからでしょうかね。

が、うーん。
ちょっとご都合主義的な感が否めないというか…。セナやリシャールは様々な理由で襲われたりしますが、そのどれもがシリアス過ぎないのでもう一声ほしいかな、と。まあこの辺りは完全に好みの問題ですかね。

セナはリシャールの運命で繋がった番、なんだそう。
それを証明する一つの指針として描かれているのが、「セナはリシャールに抱かれる時だけ濡れる」(どこが、とはあえて書きませんが)という部分にはちょっぴり萎え萎え。そして、子を孕める、という部分にも。

それではBLである必要性がない気がしてしまった。
オメガバとか、男同士でも子を成せるというバックボーンを持つ作品は沢山ありますが、いやそれでもですね、「濡れる」という描写が個人的には萎えポイントでした。

あともう一点。
女性が複数の男性に性的な凌辱を受けたのであろうとわかる描写があります。
こういう描写は小説には珍しくないですし、ストーリーの動かし方として必要だったということもわかります。直接的な描写もありません。ありませんが、いかんせんこの世界的な情勢。力を持つ男たちが相手を屈服させるために、あるいは己の欲を発散させるために女性を凌辱する、ということが分かる部分は不快感しか感じなかった。

リシャールとセナがもつオッドアイの描写とかは非常に独創的で美しい世界観を持つお話でしたが、二人の間の愛情が「聖なる番」とか「運命」というもので結ばれたものだとしたらちょっと陳腐な感じも否めない。そこに終始してしまっているので、痛い展開になることもありませんしほのぼのベースなお話にはなっているのですが、二人の間の愛情が、もっときちんと育っていく過程があったなら、あるいはもう少し萌える作品だったように思います。

が、この作品の持つ世界観は非常に面白い。ジャックとかシモンといったナイスガイも登場していたので、ぜひとも彼らのスピンオフを読んでみたいと思いました。

評価で悩みましたが個人的萎えポイントがいくつかあったので、萌えより一つ下げて「中立」で。痛すぎるお話が苦手な方にはお勧めかと思います。

3

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