電子限定描き下ろし付き
──きみはこれからも〝ともだち〟? それとも──……。
絵柄が好みで表紙買いしました。
ヤクザの次期当主とそのお付という主従関係で結ばれている二人ですが、距離感が友達のような、兄弟のようでなんともほほえましい!
そんな昔馴染みの特権ともいえる「隣にいるのがあたりまえだからこそ、それがあたりまえじゃなくなった時の嫉妬心」が起点となっている作品です。親友の延長線的な展開が好きな人は刺さることまちがいなし!
が…!個人的には受けの「好き(恋愛的)」に至った時の波に乗り切れなかったです。
本自体分厚くないので、描ける部分も限られてきますがもう少し過程が欲しかったのが本音です。そんなすんなり受け入れちゃうんだ、と思ってしまいました。
友達と恋愛の嫉妬はまた違うと思うのでそこの葛藤とか過程があれば、説得力が増すのかなーと。
レビューとしては受け攻めの設定は大好きだけど、読後感の満足感は今ひとつといったところです。
やくざの家の跡取り隆成とその付き人である綾乃とのお話です。隆成はやくざの家業を継ぐ気がないと考えていたところ、おじいさまから別の後継者、円加を後継者候補にしたと聞かされるのです。
はじめはやくざという家業よりも綾乃と離れたくないことを優先して考えていた隆成でしたが、後継者候補としての素質を見る薬の売人捜しをしていくうちに、いつの間にか隆成自身が綾乃の存在を意識していきます。
後半は綾乃目線で隆成との思い出を描いています。綾乃から見て、隆成とは割と早い段階で「友達」ではなくなっていた気がしました。
ヤクザの家に生まれた隆成はずっと"普通の家"に憧れがあり、跡を継いでほしいという祖父の願いも拒み続けていたけれど。
本当に継がないならば幼い頃から「お付き」としていつも側にいた綾乃とも離れなければいけないことになり、跡継ぎに対する考えも綾乃への気持ちも変わっていくという、隆成の揺れる感情がすごく印象的なお話でした。
普通の家に生まれていたらきっと今よりもずっと楽だったはずで、それなりの高校生でいられただろうけど…でもヤクザの家に生まれなければ綾乃との出会いはなかったと考えると、ちょっぴり複雑な気持ちにもなりました。
それでも最後には自分で進む道を決めた隆成はカッコ良かったです。
いつも冷静でにこにこしている綾乃が抑えきれず赤面したり、想いが零れて告白した場面はすごく素敵で大人っぽい綾乃の素が見えてほっこり。さらに数年後のふたりまで見れて大満足でした。
円加くんはトゲも毒もなくただただ良い人。なかなかいいキャラだったのにあまり出番がなかったので、彼がメインのお話も読んでみたいなと思いました。
ヤクザ設定だけどほのぼのしてました。
どっちがどっち?と思いながら読んでましたが、
自分の中の正解カプで良かったです。
途中当て馬っぽい子が出てくるのですが
もう彼がとてつもなく…空気!!
いてもいなくてもこの二人はいつかラブラブになったと思います。
もっとしっちゃかめっちゃかにしていくのかなぁと思ってたけど
案外大人しい当て馬でした。
ヤクザっぽい描写といえば入れ墨くらいかな…
それ以外はそんなにでした。
想像以上にピュアな作品でした。
幼馴染みの身分差!いいですねぇ!!!(*´ω`*)
隆成はヤクザ家系に生まれた子で、綾乃は隆成のお付きの子です。
隆成は家を継ぎたくなくて、それをおじいちゃんに言うのですが、
家を継がないのであればお付き(綾乃)を外すと言われー…。
と言うストーリーです。
当て馬的存在紬がいいキャラしてました!(*´ω`*)
当て馬的存在なんだけど、悪い人じゃないし
むしろすごくいい子なんですよね〜!(*´ω`*)
だから、嫌な気持ちになることがなく最後まで読めました。
二人の幼少期が見れたのが、個人的にすごく嬉しかったです。
なゆた先生の描くショタを見たことない気がしたので、
か、可愛い…としばらく凝視しました。
後、25歳になった二人が描かれていたのも嬉しかったです。
描き下ろしもすごく良くて幸せな気持ちになれました。
なゆた先生の描く作品が大好きだなぁと、再確認することが出来た1冊です(*´ω`*)