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最愛の幼なじみは掌のなか

saiai no osananajimi ha tenohira no naka

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表題作最愛の幼なじみは掌のなか

土屋維織,有能なリーマン,8歳→26歳
樋口結人,営業企画部で働く新社会人,4歳→22歳

その他の収録作品

  • 神サマとの密約
  • あとがき
  • おまけイラスト(兼守美行先生)

あらすじ

可愛いな… もっとダメになってよ

新社会人の結人は、4歳年上で眉目秀麗な幼なじみの維織に想いを寄せていた。
ある日、酔った勢いで彼に好きだと告白してしまった結人。
拒絶されると思ったのに、なんと付き合うことに!
戸惑いつつも恋人になれたことは嬉しくて心躍らせるが、
その後も以前と変わらずただただ優しい維織に不安を感じはじめる。
もっと甘く濃密な関係になりたいと思う結人だが…!?

作品情報

作品名
最愛の幼なじみは掌のなか
著者
松幸かほ 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866575674
3.8

(25)

(7)

萌々

(12)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
9
得点
92
評価数
25
平均
3.8 / 5
神率
28%

レビュー投稿数9

ほっこりするけど

 軽い甘々イチャイチャな話が読みたくなって読み終えたが、なんか色々謎のまま終わった。
 一番疑問なのが、なぜ幼い頃から結人ことを好きなのに彼女がいた時期があるのか。彼女いた云々は架空の話なのか?
 泳がせるでもなくハラハラさせるでもなく、結人からの告白をとてもあっさり受け入れ付き合い始めたのも呆気なく感じた。(同性愛によくある葛藤とか難題がないのは良い)
 結人と付き合い始めてから、長い期間手を出さなかった理由は? 神に反発でもしていたのか?
 軽い話がいいなとは思っていたけど、軽すぎたというか内容が薄すぎた。

1

タイトル通り!

松幸かほ先生の作品は初読み。めちゃくちゃ楽しかった!

結人が維織をすごく頼りにしてるのは分かるし、維織のスペックを考えると納得。だけど、裏にあんなに緻密な策略があったとは(笑)

結人には有り得ない展開だけど、仕事に一生懸命で直向きに慕ってくれる結人は、維織にしたら可愛くて仕方ないと思う。溺愛するだけではなく、結人の能力を信じてるのも良かった。

段々と維織のヤバさが浮き彫りになってくのが面白かった。結人は恋を知り、愛されてる事を実感できて良かった。 弟の尚くんや上司が良いキャラで、楽しかったです✧*。

兼守先生のイラストが可愛くて綺麗で素敵だった
♡(❁´◡`❁)

2

面白かった。

初読み作家。
この作品が面白かったら、長編シリーズを読んでみようと思って、選んだ一作。

ペンネームが三つある作家。
松幸かほ(あきた小町)/朱藤まい
自己紹介から・http://paellablog.blog52.fc2.com/blog-category-3.html

賞歴ある実力ある作家、
この作品は伏線の仕込みが面白かったので、長編の狐シリーズも読む事にしました。

維織の結人への察知力は、神がかりの賜物。神社の神霊の加護があったから
結人は、神霊と合体した維織に、守られながら生きている。

それを唯一知るのは、維織の弟。
巻末の弟視点のSSが無ければ、面白みが伝わらないので、
難を言うなら、頁数の兼ね合いだと思うけど、弟視点の描写をもっと増やして欲しかった。

どうして「神社の神霊」が登場するのかなー、と思って著者の作品歴を見たら、
稲荷とか、妖ものが得意な作家なんですね。

3

独占欲か恋愛感情か

溺愛系あまあま執着ラブストーリーとのことで。

謎の多いお話ですね。
結人の恋心は健気で一途で大変良かったですが、ちょっと依存気味かな?何でも頼れるお兄ちゃんに本当に何でも頼ってる感じで。
家族問題もあっての余計甘えてるのかな?

謎の存在維織。
いつから結人をそういう目で?
可愛くて独占欲からとはいえ恋愛感情はあったの?彼女いたのに?
お付き合い始めたのになぜ全く手を出さなかったの?
笑顔でキレて抱きつぶし服から靴まで捨てて逃げられないようにしたときはどう思っての行動だったの?

そんなことされたのに結人は最後は怖がらずに何事もなかなかったようにまた部屋へ通って良かったの?

維織の行動は氏神さまに制約されてたから手を出せなかったの?うーん。不思議です。

結人の職場での不可解な出来事まで口を出す維織もすごいですね。
なにより仕事辞めてもいいよ、なんなら結人を連れて海外へ逃げようねって、すごいなあ。維織なしでは生きていけないくらいぐずぐずにするつもりで。
独占したい渇望は共有ということで永遠に満たされないのかな?

結人の意思は?人権は?
こういう囲い込む系のお話を読むたびに、萌えると共に受けの人権を考えてしまいます。

3

私は好きだなぁ

松幸かほ先生の作品を読むのは「恋知らずのラプンツェル」以来久々だと思います。

今回はタイトルとあらすじに惹かれて購入を決めたんですが、私的には大当たりでした。こういう作品大好物なんです。

穏やかで笑顔なのに怖い攻めって最高じゃないですか!他人に興味が無くて大事なのは結人だけって、私の大好きな執着攻めの集大成のようなキャラが維織でした。兼守美行先生のイラストもピッタリでうっとりしました。

結人を真綿で優しく包み込んでおきながら、横から攫われそうになった時に出てしまったSっ気まで完璧でした。

そんな維織に愛されるのが、成人男子とは思えない無垢さで可愛らしい結人なんです。
なんせ神様に愛されるくらいの純真さだし、維織に大事にされ過ぎてちょっと普通よりズレてても気にならなかったです。むしろ、それで良いと思ってしまいました。

周りも読者さえも維織の結人に対する愛情を疑ってないのに、本人だけが信じられなくて負のループをグルグルしてるんです。
いつ、そこから抜け出すのか、どうやって維織が誤解を解くのか楽しみながら読むことが出来ました。

維織は結人に関してだけ感が働き、結人を守る為なら容赦が無い怖い人物なんですが、それが維織だけの意思なのか凄く気になる点でもあったんです。

でも「神サマとの密約」で維織自身が結人をとても大事にしている事が分かって納得しました。

ほんのちょっとだけファンタジー風味で面白かったです。
でも松幸かほ先生の作品で1番好きなのは「君に触れたら」なんです。あれを超える作品にはまだ出会えてないです。
こちらの作品が神ならあちらは神2ですね。

6

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